第101回(2017年)日本陸上競技選手権大会【男子5000m:絶好調!富士通・松枝選手が制す、男子200m:18歳サニブラウン選手が2冠達成】

速報
女子10000m:松田瑞生(ダイハツ)が世界陸上内定!
男子400mH:安部孝駿(デサントTC)が世界陸上内定!
男子400m:北川貴理(順天堂大)が世界陸上内定!
男子100m:サニブラウン ハキーム(東京陸協)が世界陸上内定!多田修平・ケンブリッジ飛鳥選手も濃厚!?
男子110mH:高山峻野(ゼンリン)が世界陸上内定!
女子5000m:鍋島莉奈(JR日本郵政グループ)世界陸上内定!
男子走り高跳び:衛藤 昴(AGF)が世界陸上内定!
男子三段跳び:山本凌雅(順天堂大)が世界陸上内定!
男子200m:サニブラウン ハキーム(東京陸協)が世界陸上内定!
平成29年6月23日(金)~25日(日)に
第101回(2017年)日本陸上競技選手権大会が開催されます。
というか、この記事投稿時点でもう始まっているのですよね。
ひとまず、男子長距離を中心に、結果を記載しコメントを付ける予定の種目の日程です。
なお、全日程はこちらです(http://www.jaaf.or.jp/jch/101/schedule/)。
  • 1日目
男子1500m予選(17時35分~:3組×3着+2)
1位田母神一喜(中大2)3分45秒71 Q 2位中川智春(トーエネック)3分45秒76 Q
3位的野遼大(MHPS)3分45秒95 Q 4位野口雄大(順大1)3分45秒96
5位監物稔浩(NTT西日本)3分46秒33 6位關 颯人(東海2)3分46秒49
7位高橋佑輔(兵庫高)3分46秒68 8位森田佳祐(筑波4)3分46秒95
9位高田康暉(住友電工)3分47秒13 10位阪口竜平(東海2)3分47秒17
11位冨原 拓(中大2)3分47秒99 12位中西玄気(愛三工業)3分48秒19
13位酒匂郁海(日体3)3分52秒82 14位西岡喬介(中電工)3分58秒98
1位館澤亨次(東海2)3分49秒88 Q 2位廣瀬大貴(大阪ガス)3分50秒40 Q
3位牟田祐樹(日立物流)3分50秒49 Q 4位林竜之介(SGHグループ)3分50秒75
5位秦 将吾(大塚製薬)3分51秒09 6位加藤 光(JR東日本)3分51秒33
7位遠藤清也(NDソフト)3分52秒55 8位戸田雅稀(日清食品G)3分53秒10
9位浜田泰輔(関西学院大)3分54秒90 10位秋本優紀(山陽特殊製鋼)3分55秒81
11位服部 俊(コニシ)3分56秒26 12位神谷天地(関西学院大)3分57秒67
13位安齋 宰(埼玉医科大AC)3分59秒41 14位黒河一輝(環太平洋大)4分03秒34
15位横川 巧(中学2)4分08秒19  
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1位木村理来(東海2)3分42秒20 Q 2位遠藤日向(住友電工)3分42秒98 Q
3位河村一輝(明大2)3分43秒31 Q 4位楠 康成(小森コーポ)3分43秒98 q
5位岡崎達郎(大阪ガス)3分44秒19 q 6位服部弾馬(トーエネック)3分44秒24 q
7位小林航央(筑波3)3分46秒92 8位今崎俊樹(大阪ガス)3分47秒24
9位高橋尚弥(安川電機)3分47秒90 10位前田恋弥(明大3)3分49秒81
11位石川聖也(早大同)3分49秒95 12位三木啓貴(GMO)3分52秒75
13位井上弘也(上武4)3分55秒52 14位保坂拓海(明大4)4分07秒55
15位仲村尚毅(関西学院大)4分11秒53  
   
 この組のレベルはすさまじかったですね。明大の保坂選手がハイペースにして、それに木村・楠選手が乗り、ラストは木村選手が抜け出し、それを遠藤・河村選手が追いかける展開となったようです。なお、木村選手は東海大記録だそうです。
女子10000m決勝(19時00分~)
1位  松田瑞生  ダイハツ  31分39秒41 
2位  鈴木亜由子  JP日本郵政G  31分41秒65 
3位  上原美幸  第一生命グループ  31分48秒81 
4位  一山麻緒  ワコール  31分55秒48 
5位  堀 優花  パナソニック  31分59秒80 
6位  関根花観  JP日本郵政G  32分23秒83 
7位  井上 藍  ノーリツ  32分35秒33 
8位  棟久由貴  東京農業大  32分36秒97 
 熱戦になりましたね。中盤までに鈴木・松田・一山・関根選手の4人に絞られ、そこから鈴木亜由子選手が再三仕掛けた中、松田選手のみが食らいつく展開になりました。終盤になって鈴木選手の表情が歪み始め、徐々に松田選手の方が余裕のある走りになっていきました。案の定、残り100mで松田選手が渾身のスパート。一気に鈴木選手を追い抜いていき、見事に優勝を果たしました。2位は鈴木選手、3位は最後に追い上げた上原選手が入りました。松田選手は世界陸上内定ですね。少しでもいい走りができるようになることを願いたいですね。
男子10000m決勝(20時00分~)
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1位 大迫 傑 Nike ORPJT 28分35秒47
2位 上野裕一郎 DeNA 28分37秒34
3位 市田 孝 旭化成 28分39秒00
4位
佐藤悠基
日清食品G 28分45秒16
5位 横手 健 富士通 28分45秒28
6位 大石港与 トヨタ自動車 28分46秒25
7位 鎧坂哲哉 旭化成 28分47秒96
8位 浅岡満憲 日立物流 28分49秒96
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9位大六野秀畝 旭化成 28分50秒60  10位服部勇馬 トヨタ自動車  28分54秒91 
11位早川 翼 トヨタ自動車  28分57秒53  12位猪浦 舜 八千代工業 28分58秒02 
13位小椋裕介 ヤクルト  29分01秒50  14位一色恭志 GMO  29分01秒59 
15位設楽悠太 Honda  29分03秒63  16位青木 優 カネボウ  29分06秒23 
17位茂木圭次郎 旭化成  29分11秒56  18位村山謙太 旭化成  29分24秒04 
19位鬼塚翔太 東海大 29分29秒72  20位神野大地 コニカミノルタ  29分36秒05 
21位寺内將人 愛知製鋼  29分43秒25  22位佐藤達也 警視庁  30分13秒33 
23位松本 稜 トヨタ自動車  30分27秒47  24位星 創太 富士通  30分41秒34 
1000m2分55 5000m14分35秒通過
 序盤は一色選手が引っ張るも暑さのためかスローペース。だいたい2分55秒のペースで進むも4000m~5000mが2分58秒へ。しびれを切らすように大六野選手が抜け出し次の1000mは2分48秒に上がるも6000mを過ぎてまたペースは落ち着いてくる。このあたり横手・市田選手あたりが前を引っ張るようになる。7000mを超えるあたりで設楽悠選手がスルスルと前に出てきて、周囲を見ながらスパート。人数を削るためか。大六野・服部勇選手も前に出てくる。
 少しずつペースが上がっていく中、8600mで市田孝・大六野選手がスパート!早川選手がすぐに反応、その後じっくり大迫・上野選手が追い上げ、2番3番手に。9000mまでに市田孝・大迫・上野選手の3人に絞られる!9200mで上野選手がスパート、大迫選手がすぐ反応し並びかけるも上野選手が譲らない。市田孝選手も苦しい表情ながら、食らいつく!その状態のまま残り1周に入る。動きがあったのは残り250m、大迫選手が強烈なラストスパート!一気に2選手を突き放していく!上野選手が一時追い上げようとするもほとんど差は詰まらず、大迫選手がそのまま逃げ切り優勝!見事連覇を飾りました!
 とまあ、大方の予想通りですかね。やはり一人だけ余裕が違うという感じで大迫選手。記録の面は序盤の牽制と暑さのため伸びませんでしたが、4月にマラソンを走ってからしっかり合わせてこられるのはやはり力があるのかなと思います。ただ、日本の現状世界陸上に誰も行けない状態は何とか避けたいので、どこかで記録を狙って世界陸上に出てほしいです。他、上野選手が最近非常に良かったことが駅伝ファン嬉しい所でしたね。
おまけ:男子100mは盛り上がっていますねぇ。”3強”にあがっていなかったサニブラウン選手が予選・準決勝と連続で10秒一桁代、桐生・ケンブリッジ選手もまずまずときています。明日の決勝はとても盛り上がりそうです!!
  • 2日目
男子1500m決勝(18時10分~)
1位
館澤亨次 東海大2 3分49秒73
2位 遠藤日向 住友電工 3分50秒46
3位 廣瀬大貴 大阪ガス 3分50秒84
4位 牟田祐樹 日立物流 3分51秒20
5位 楠 康成 小森コーポ 3分51秒32
6位 的野遼大 MHPS 3分51秒45
7位 田母神一喜 中央大2 3分51秒68
8位 中川智春 トーエネック 3分51秒73
9位岡崎達郎 大阪ガス 3分51秒86 10位木村理来 東海大2 3分53秒03
11位服部弾馬 トーエネック 3分53秒19 12位河村一輝 明大2 3分56秒22
 非常にゆったりしたペースとなった1500mは中盤から仕掛けが始ります。トーエネックの中川選手が前に出ると、すぐに東海大の木村選手が反応しペースが上がっていきます。残り1周になって前に出たのは本命ともいわれていた東海・館澤選手、抜け出して後ろをじりじり引き離します!住友電工の遠藤選手が懸命に追い上げますが、舘澤選手が逃げ切り!これでGGN・関東IC・個人選手権・日本選手権全てで勝利!本格的に始めたのは今年なのに凄いです!
男子800m決勝(19時20分~)
1位 川元 奨 スズキ浜松AC 1分47秒00
2位 村島 匠 順天堂大4 1分47秒68
3位 三武 潤 TSP太陽 1分47秒97
 密かに記録を期待しつつ見ていましたが、もう少しでしたね。その中でやはり川元選手は安定して強かった!石井隆士さんに並ぶ5連覇は本当に凄いと思います!リオ五輪は準決勝にあと少しまでいった選手ですので、何とか標準を切る機会があれば…。それからもう一人の注目の村島選手も2位にしっかり入りましたね。残り200mで4位に後退したときは調子悪かったのかなと思ったのですが、やっぱりラスト100mは鬼ですね!彼ももっと伸びてほしい選手です!
女子3000mSC決勝(20時25分~)
1位 森智香子 積水化学 9分49秒41
2位 三郷実沙希 スズキ浜松AC 9分53秒42
3位 高見澤安珠 松山大 9分57秒23
 リオ五輪代表の高見澤選手が最初から引っ張り、いいペースで推移。怪我の影響が心配されましたが、積極的に標準を狙っていきます。そしてこのペースに中盤過ぎまでに森・三郷選手と前回のトップ3に絞られます。レースが動いたのは残り3周、森選手がすっと交わしていき単独トップに!前回2位の森選手がトップに立ちます。前回は高見澤選手が転倒し、残り3周でトップに立ったのですが交わされました。その悔しさを胸にトップをひた走ります。そしてそのまま優勝!見事にリベンジを果たしました!なお、世界陸上標準は9分42秒00、チャンスは少ないですが何とか世界陸上の切符を取ってもらいたいです!
男子100m決勝(20時38分~)
1位
サニブラウン ハキーム 東京陸協 10秒05
2位 多田修平 関西学院大 10秒16
3位 ケンブリッジ飛鳥 Nike 10秒18
4位 桐生祥秀 東洋大 10秒26
5位 川上拓也 中央大 10秒38
6位 山縣亮太 セイコー 10秒39
7位 高橋周治 愛知医科大 10秒43
8位 九鬼 巧 NTN 10秒45
気象 風:追い風0.6m 天気:雨  
 直前で土砂降りになりどうなるかと思われた中、何とか小康状態になったところでスタート。スタート一瞬多田選手が前に出ますが、30m程で絶好調の18歳サニブラウン選手が並びかけ、あとは一気に突き放していきました!!記録は10秒05と自己ベスト更新!追い風でしたが雨が降る中、とてもハイレベルな走りを見せてくれました(ブレイクした2年前より体が一回りも二回りも大きくなっていましたね)!!しかも本命は200mの選手なので恐ろしい!もしかして明日の200mは19秒台…そんなことも思わせる成績でした。
 2位には本当5月に急に名前を聞くようになった多田選手が入りました!ケンブリッジ飛鳥選手は桐生選手といった注目選手の追い上げを凌いだのは本物か!いやはや、面白いランナーが出てきました。なお、3位はケンブリッジ飛鳥、10秒一桁を何度も出していた桐生選手は個人での代表はなくなる…きわめてレベルの高い争いでした。
おまけその1:男子400mリレー予想⇒多田-飯塚-サニブラウン-飛鳥(or桐生)…こちらも楽しみですよね。てか日本国内が一番盛り上がるだろう種目です。スターターは今の時点では多田選手ですかね、勢い二重丸、そして直線早い飯塚選手とサニブラウン選手の200mで繋いで最後は前回と同じ飛鳥選手…がいいかなぁ。でもプレッシャーから解き放たれた桐生選手も捨てがたい!といった感じです。メンバー争いも盛り上がりそうです!
おまけ:女子100mは福島千里選手…ではなく、市川華菜選手(ミズノ)が11秒52(-0.2m)で優勝!!今年好調でしたが勝つのは凄いです!得意の200mがますます楽しみ!福島選手は100分の6秒差で2位となり、連覇は7で途切れました。自分が言うことではないですが、吹っ切れて前に進んでもらえたらと思ってます。
  • 3日目
男子3000mSC決勝(16時05分~)
1位 潰滝大記 富士通 8分38秒20
2位 松本 葵 大塚製薬 8分41秒22
3位 山口浩勢 愛三工業 8分42秒46
4位 石橋安孝 SGHグループ 8分43秒42
5位 三上嵩斗 東海大3 8分44秒34
6位 小室 翼 東洋大2 8分48秒52
7位 宮城一成 かねひでAC 8分48秒87
8位 打越雄允 埼玉陸協 8分52秒01
9位梅枝裕吉 NTN 8分56秒53 10位市田 孝 旭化成 8分59秒44
11位矢ノ倉弘 山梨学大4 9分02秒77 12位市田 宏 旭化成 9分06秒97
13位大野雄揮 FIVETOOL 9分13秒92    
 大野選手が引っ張り、比較的ゆったりしたペース。1000mを過ぎた後、山口選手が前へ。そして市田孝選手がぐっとペースを上げにかかる。ただ、ハードリングが不安定なこともあり大きくは抜け出せない。1500mを過ぎて何とか間に合わせたという3連覇を狙う潰滝選手が前に出てくる。そして2200mあたりで潰滝選手がスパート。2位グループの松本・石橋選手らを一時5mほど突き放す。残り1周に入ったところで松本選手が潰滝選手の背後に迫り一騎打ちの様相。3位山口選手は5m程の差。このあたりからハードルに脚をかけずに飛び越え一気にラストスパートへ。1位と2位の差は一時なくなったもののじりじりと開き始め、最後の障害で松本選手がバランスを崩したところで勝負あり、潰滝選手が今シーズン初戦ながら見事に優勝!そして3連覇を果たしました!
 というわけで、潰滝選手がやっぱり強かったですね。故障明けでも8分40秒切りでまとめてくるあたりポテンシャルは本当に高いですね。松本・山口選手のベテラン勢も健在、5位に学生最高で三上選手が8分44秒、これも中々でしょう。またどこかで標準切りの機会があればいいなと思います。
女子5000m決勝(16時50分~)
1位 鍋島莉奈 JP日本郵政グループ 15分19秒87
2位 鈴木亜由子 JP日本郵政グループ 15分20秒50
3位 小笠原朱里 山梨学院高 15分23秒56
4位 一山麻緒 ワコール 15分26秒25
5位 阿部有香里 しまむら 15分28秒62
6位 松崎璃子 積水化学 15分29秒74
7位 木村友香 ユニバーサル 15分34秒64
8位 森田 香織 パナソニック 15分36秒19
アン カリンジ 豊田自動織機 15分19秒62
 いいレースでしたね。序盤こそゆったりで標準突破は苦しいのかなと思われたのですが、後半徐々にペースがあがり、残り2周で鈴木選手が、残り300mで鍋島選手とOPのカリンジ選手が大きくペースを上げ、最終的に鍋島選手が自己ベストで初の標準切りで即内定に!鈴木選手も突破、1万からの連戦でしたが粘れたレースに見えました。そして、驚いたのが残り1周まで先頭についた高校生の小笠原選手、どうやらU20での日本記録のようで、彼女も今後注目の選手になりそうです!
男子5000m決勝(17時15分~)
1位 松枝博輝 富士通 13分48秒90
2位 大六野秀畝 旭化成 13分50秒07
3位 中村匠吾 富士通 13分50秒91
4位 上野裕一郎 DeNA 13分53秒30
5位 市川孝徳 日立物流 13分53秒30
6位 鎧坂哲哉 旭化成 13分53秒87
7位 設楽悠太 Honda 13分54秒71
8位 平 和真 カネボウ 13分58秒70
9位横手 健 富士 14分06秒85 10位服部弾馬 トーエネック 14分14秒24
11位牟田祐樹 日立物流 14分19秒78 12位秦 将吾 大塚製薬 14分28秒88
13位伊藤弘毅 東京陸協 15分08秒89 ※ンガンガ ワウエル 興國高 14分02秒02
2分50-5分45-8分27-11分15~20?-13分48
 鎧坂選手が引っ張りますが、2分50秒とそれほど早い展開にならず。一時、OPのワウエル選手や上野選手が前に出ますが、あまりペースは上がらず、1周70秒のペース。勝負のレースになっていきます。2000m5分45秒で通過後、上野選手が右手をあげやや前へ、ペースをあげる合図だったか。1周も65秒に上がる。2位に牟田・3位松枝選手が続き、また鎧坂選手も上がってくる。3000m通過し今度は松枝・中村・横手選手の富士通の選手3人がトップ3に、じきに鎧坂選手も割ってくる展開。先ほど先頭だった上野選手は集団の最後尾に下がります。
 このあたりから目まぐるしい展開、4000m手前になってきてまた上野選手が前に出て腰ベルトを外してロングスパート態勢、2位は苦しい表情にはなったが松枝選手、鎧坂選手が続く。大きくレースが動いたのは残り500m、富士通の横手選手が一気にスパートをかけ、2位集団を5m突き放す!残り1周、中村選手がそのままトップで入るもバックストレートで大六野選手が、残り200mになってから松枝選手がじりじりと追い上げ始める。残り120mで3選手が並ぶと抜け出したのは1500mでも強い松枝選手が抜け出す!そのままトップでゴールし初優勝を飾りました!
 松枝選手は今期絶好調でしたが、その勢いそのまま出ましたね。残り1周の勝負では今の日本人の中ではかなり凄い方でしょう。素晴らしいスピードでした。2位大六野選手は毎回上位入賞の常連ですが、ついに表彰台にまで来ました。どこかで勝ってほしい選手ですね。中村選手も見せ場を作り、勝つためのスパートのタイミングしてはいいところだったと思います。ひとまず松枝選手はホクレンなどで記録を狙ってほしいところです。
男子200m決勝(17時50分~)
1位 サニブラウン ハキーム 東京陸協 20秒32
2位 藤光謙司 ゼンリン 20秒47
3位 飯塚翔太 ミズノ 20秒55
 100m制した際ブラウン選手がやはり強かったですね。序盤からしっかりとトップに立つと残り100mは悠々引き離していきました。18歳のランナーが2冠、時代が変わりますね!なお、2位は飯塚選手ではなく、藤光選手が復調!ただ、僅かに世界陸上標準には届かず…。経験豊富な選手なだけに何とか突破するチャンスがあってほしい。ところで、リレーのメンバーの争いが分からなくなりそうです。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。