3日後に迫ってまいりました全日本駅伝予選会(関東地区)。というか今週で関東地区・関西地区・九州地区と一気に3地区決まるのですよね。関西地区はいつもより少ない3枠、九州は2強による1枠の対決だけそちらも注目です。
ひとまずは関東地区の1万持ちタイム上位5位~8位のチームの戦力分析をしていきます。
昨年秋以降に行われたスピード強化で持ちタイムが一気に向上し、平均タイムは通過圏内に付けた中央大。ここで結果を残したいところです。
最も、関東ICを見る限りは不安要素は大きいのですが、それ以降は若手を中心に結果が出始めているような感じです。2組にその1年生が入りましたね。春から自己ベストをだして好調の加井選手と、故障で出遅れていましたが先日1万29分台を出した期待一番手のルーキー畝選手。補欠にも自己ベストが更にいい池田選手がいますね。どこで出走はあるのか。1組は持ちタイムは一番手の二井選手とこつこつ積み上げ関東ICハーフで粘走した蛭田選手です。二井選手はここのところ苦しいレースが続いていますが1組のペースならある程度来れるかもしれません。あとは補欠の神崎選手も3障でしっかりベストを出して好調です。好走する選手が出てきて欲しいところです。
さて、気になるのが3組4組。持ちタイム上は稼げるチャンスに見えますが、故障上がりと関東ICは不本意な結果となった選手たちです。2年連続主将となった舟津選手は関東ICが底と思ってますが戦えるところまで上がれるか。中山選手はどこまで状態を上げあれるか。4組は上級生の堀尾・竹内選手。竹内選手は記録会は安定してきたのですが関東ICは上位に行くことはできませんでした。堀尾選手は故障明けながら関東IC踏ん張っていましたので、3週間で上げてこれるかもしれません。
ここ2年の予選は18位とか17位とか予選通過に遠い結果に終わっていますが、今年はちょっと違うぞと思えるような結果となってほしいですよね。
関東ICはハーフを中心に大苦戦…ただ、全日本予選はずっと通過を続けているちょっと不思議な大東文化大学です。なのでやっぱり通過候補には上がってくる大学です。
補欠に主力選手が入っているのをどう見るかですかね。関東ICハーフというのは原・谷川・川澄選手ですが、一番走力の高い原選手を補欠にして、谷川・川澄選手は組にエントリー。まあ、ハーフは例年全日本予選にあまり相関してはいないので、あまり気にしなくてもいいかな。最も、原選手がどこに入るかは考える必要はありますかね。4組は関東ICで健闘していた斎藤選手、自己ベストを出した林選手がそのままエントリーしたのでここには入らないか。3組もメンツ的にはあまり変えたくはないところ。2組や1組に入ってよい流れにする役割になりそうな感じがしますかね。
あとはポイントとなりそうなのは3組奈良・川澄選手の2年生ですかね。持ちタイムは稼ぐ役割が期待できるのですが、主要大会での結果となると集団で走った箱根予選のみなんですよね…。特に3組はおそらくペースが上がってくる中、どれだけ焦らず対応ができるか。谷川選手もどちらかというとスタミナ型の選手なだけにポイントとなる組になりそうか。あとは1組ですかね。選手層は厚い方なのでここで上位に取りたい。稼ぐチャンスの山本選手と記録会好調の奈須選手(ここは交代の可能性ありか)でしっかりスタートダッシュを切りたいです。
まあ、色々書きましたが、全日本予選はとても相性がいいのでやはり仕上げてくるのかも??全日本予選好走経験があり、1500mで好結果の渡辺選手がいなくてもやれるチームなのかもしれません。
1万の持ちタイムは29分半ばで固まっているチーム。やはり穴のないオーダーを組めていますし、ここに来てエース候補も出てきていて、ちょっと面白いチーム構成になってきます。
1組2組は毎年着実に自己ベストを更新してきた松永・磯邊・河野選手に、スピードのある若手の青木選手がオーダーに入っています。このままでもある程度計算は立ちますが、補欠に更に力のあるランナーが入っています。昨年秋に活躍し最近復調してきた土方選手、ここのところ各大会安定した成績を残している國澤選手。万全でどこかに入れるならタイムを稼げる組にできるかもしれません。
あとはエース不在と言われるチームですが、3組4組も戦える可能性が出てきています。3組江島選手は関東IC5千で入賞まであと少しでしたし、熊耳選手は1万で29分半ばで走り切っています。中位以上はくるような気がします。4組は要注目の存在となる選手がいますね。関東IC1万8位入賞し5千は9位も積極果敢な走りを見せた浦野選手はやはり稼げる選手に成長しているのかも?それより持ちタイムがいい向選手も好調は意地しているでしょうか。今の勢いなら中位以上はいけるはずで、3組までが順調であれば落ち着いて勝負ができる組になるはずです。
持ちタイムランキングは細かくあてにならないことも多いですが、各組全員が20位以内に入っていて、通過にはいいチームになっているのかなという印象です。
久しぶりに全日本予選に回ることになった明大、楽しみな若手がズラリと並んでいますね。ただ、最上級生がおらず選手層も薄く、不安と期待の入り混じるオーダーとなった印象です。
4組や3組は今の主力ランナーですね。関東ICで大復活を遂げた坂口選手が4組に満を持してエントリー。5千欠場が気になっていましたが、またしっかり合わせてきますかね。相方が阿部選手ではなく中島選手だったのが意外でしたが、中島選手の主要大会の強さを取ったのかもしれませんね。その阿部選手は3組。関東ICで5千1万とも崩れずに走れていましたし、しっかり稼げるかもしれません。相方の三輪選手が関東ICハーフ棄権でしたが、最初から最後尾だったのでややアクシデント気味だったので気にしなくてもいいでしょうかね。しっかり上中位は取りたい。
さて、序盤の組がいけるかどうかはポイントになってきます。2組ルーキーの酒井選手が2組の中では一番楽しみ。ただ、他の選手は実績を見る限りちょっと危うい感じでしょうか。東島選手は持ちタイムはいいですが、3障からの仕上げということ。1組の岸・村上選手はまだ1万30分台。村上選手は5千の実績からするともう少しいけるかもですが、このあたりどうなるか。補欠からは最近5千13分台を出した田中選手がエントリー。どこかに投入してくるかもしれません。
最も関東ICはそれほど下馬評が高くない中でかなり健闘を見せていました。全日本予選にもしっかり合わせてきて連続出場を続けるかもしれません。