2019年4月14日(日)は大事な記録会が行われますね。
第28回金栗記念選抜陸上中長距離大会が行われます。
金栗さんは大河ドラマ”韋駄天”でも有名ですね。
もうすぐ第1回箱根駅伝の様子を再現してくれるはずでです。
その金栗さんの地元熊本県で行われる中長距離記録会です。
Honda設楽選手など有力ランナー、さらに箱根駅伝出走者もた数エントリーされています。
上位選手と、大学生の選手を中心とした結果と、駅伝ファンとしてコメントを付記します。
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15時05分:男子高校生5000m最後の組(6組)
15時55分:男子1500m最後の組
18時05分:女子5000m最終組
18時45分:男子5000m最終組
となっています。
生放送が行われます
下記は、男子中長距離の結果の詳細とコメントです
1組
1位森谷公亮(大阪教育大)3分49秒50
2位冨田三貴(西鉄)3分51秒42
3位岩崎裕也(大阪ガス)3分51秒51
4位三津家貴也(筑波大大学院)3分51秒99
5位楢﨑辰登(鹿屋体育大)3分53秒28
6位千原康大(環太平洋大)3分54秒01
7位田中佑典(札幌学院大)3分54秒26
2組
1位松枝博輝(富士通)3分44秒46
2位清水鐘平(NDソフト)3分45秒53
3位楠 康成(阿見AC)3分45秒95
4位戸田雅稀(サンベルクス)3分46秒30
5位大竹康平(広島経済大)3分46秒72
6位中村信一郎(九電工)3分47秒28
7位河村一輝(明治大)3分47秒68
8位林竜之介(SGHグループ)3分49秒72
9位秦 将吾(大塚製薬)3分52秒19
2組は中々のレベルでの決着になりましたね!スピードは日本人トップレベルの松枝選手が3分44秒の好タイムで全体のトップ!また、NDソフト新人の清水選手が3分45秒!学生の時より一回り強くなっていますかね。クラブ所属の楠選手も、しっかり実力をつけています。
また、日清からサンベルクス移籍で話題になった戸田選手が続いて入りました。少し違う環境での走りとなっていくと思いますが、デビューはまずまずでしょうか?
これらに広島経済大の大竹選手が食いついて3分46秒マークはびっくり!実力者の中村・河村選手らを振り切っています。
1組では森谷選手や三津家選手と言った、大学院生が頑張りました。
1組
1位山本雄大(マツダ)14分06秒26
2位坂田昌駿(中央発條)14分06秒46
3位鈴木大貴(YKK)14分09秒64
4位有村優樹(旭化成)14分10秒27
5位赤﨑 暁(拓殖大)14分11秒62
2組
1位吉里 駿(駿河台大)14分09秒20
2位石橋安孝(SGHグループ)14分09秒96
3位山岸宏貴(GMOグループ)14分11秒15
4位野中優志(大阪ガス)14分11秒72
5位山田泰史(日本文理大)14分12秒29
6位後藤 敬(西鉄)14分13秒80
7位藤曲寛人(順天堂大)14分13秒96
8位鈴木太基(ラフィネ)14分14秒39
1組から14分一けた決着でいい感じでスタートしましたね。マツダ山本選手は年齢が上がるごとにアベレージが増してきていると思います。中央発條の坂田選手はすっかり主力。YKK鈴木選手も安定していますね。
2組は駿河台大の吉里選手が一着!先週の世田谷記録会で13分台を出していましたが、今回は重要な記録会で勝ち切りました!この経験は自信になるのでは?
続いて石橋選手や山岸選手、野中選手が僅差。ひとまうずはスピードを保っているというところでしょうか。
3組
湊谷春紀(DeNA)14分00秒94
國行麗生(大塚製薬)14分01秒42
野村峻哉(安川電機)14分03秒84
中村高洋(京セラ鹿児島)14分04秒58
清水颯大(順天堂大)14分05秒85
橋本 峻(GMOアスリーツ)14分08秒04
橋爪孝安(SGHグループ)14分08秒99
大塚 倭(NTT西日本)14分09秒07
吉田亮壱(九電工)14分10秒08
廣瀬 岳(武田薬品)14分10秒53
今井祟人(立命館大)14分11秒40
松本 葵(大塚製薬)14分12秒56
前川紘導(立命館大)14分14秒76
14分15秒以内が13人も出て実力拮抗のレースとなりました。勝ったのは新人の湊谷選手!マラソンを目指すという事ですが、まずは持ち前のスピードを見せつけましたね。一つ上の先輩國行選手にも勝ち切りました。
その次、大学時代怪我が多かった野村選手が着々と実績を積み上げています。また30代市民ランナーで話題になっている中村選手が相変わらず高い走力をキープ、13分台まだいけそう?
他には、順大清水選手が好調キープの14分一けた、MGC獲得の橋本選手もあまりイメージの無い5000mで力走。橋爪・大塚・吉田選手キープ。NY駅伝常連ではない武田薬品の廣瀬選手も力走を見せています。
この組から実業団や大学生の留学生が登場して、一気にトップ者のレベルが上がりまいたね。そしてその中で勝ち切ったのは東京国際大の新留学生のビンセント選手。どんなものかと思いきや、13分30秒はモノが違うというか…。
他にもアンドリュー選手やキプケモイ選手といった有力実業団留学生、卒業したばかりのワンブイ選手、現役大学生のジェームス選手にも勝ち切って、これは底が知れないですね…。とんでもない留学生取ってきました。
日本人は少し離れましたが、ヤクルトの武田選手が高いレベルをキープ、また八王子・クロカンと好走が続く黒崎播磨の田村選手がシーズンインも順調ですね。
上位は留学生でしたね。九電工のベナード選手やNDソフトのアレクサンダー選手が強かったです。このあと大混戦の中、トヨタ自動車のスピードランナー田中選手が最後まで食らいついて13分40秒の好タイム。これはお見事でした。
そのあとは少し離れてしまいましたが、早大中谷選手や九電工大塚選手と言ったロードが強いランナーが奮闘、13分台をマークしています。
6組
坂東悠汰(富士通)13分32秒59
ビーター ランガット(SGHグループ)13分33秒13
ジョエル ムァゥラ(黒崎播磨)13分34秒70
相澤 晃(東洋大)13分34秒94
設楽悠太(Honda)13分35秒70
浅岡満憲(日立物流)13分40秒62
橋詰大慧(SGHグループ)13分50秒08
阿部弘輝(明治大)13分52秒36
ジョナサン ディク(日立物流)13分52秒50
市川孝徳(日立物流)13分53秒15
岡本雄大(サンベルクス)13分53秒85
柳 利幸(日立物流)13分54秒96
藤川拓也(中国電力)13分55秒42
服部勇馬(トヨタ自動車)13分57秒59
驚いたのは最後の組ですね!日本人の多くの有力選手が出場したとはいえ、日本人ランナーが留学生に勝ち切りました!
勝ったのは富士通に入社したばかりの坂東選手!もともとスピードランナーでしたが、13分32秒の大幅自己ベスト!長身ランナーが身体が出来て着たら本当に強くなってきますが、本当に波に乗っていますね。
2位3位留学生選手で、4位争いも厚かった。現役東洋大生相澤選手と東洋大OBでマラソンのイメージが今は強い設楽選手との争い。非常に力を付けてきた相澤選手が今回は僅かの差で上回りましたが、13分35秒前後のレベルの高い戦いでした。
一方設楽悠選手は、確か12月の福岡国際マラソン以来のレースですね。発熱でNY駅伝を欠場して以来、身体のコントロールに時間がかかったようですが、復帰戦でさすがのタイムでしたね。また、次のレースで強さを見せてくれるでしょうか。
日立物流の浅岡選手も持っているスピードはキープ、SGHグループの橋詰選手もまずまずでしょうか。他、日立物流組はやはりスピード高い。サンベルクス岡本選手も13分台。藤川選手は東京マラソン以来で好走。服部選手も久々に姿を見ましたね。
★は自己ベスト、5000mのみです
自己ベストという点で見ると、1組が良かったのですよね。拓大の赤崎選手が大幅ベストで14分11秒。あと少しで組みトップという事でスピードもついてきています。日大の野田選手もトラックでしっかり存在感を見せています。
2組も吉里選手が組みトップを獲得する充実ぶり、順大藤曲選手も3月から状態がいいですね。日大はルーキー勢が出場、序盤引っ張らざるを得なかった展開もあり今回はやや苦戦か。若山選手が一番良かったです。
また、熊本で行われているだけあって、中四国・九州地区の学生も参加。日本文理大の山田選手は凄いと思いきや実はセカンドべスト。彼もポテンシャル高いはず。1組の実近・廣山選手も頑張ったと思います。
3組
清水颯大③14分05秒85 順天堂大
今井祟人④14分11秒40 立命館大
前川紘導③14分14秒76 立命館大
高畑祐樹④14分36秒82 立命館大
橋本龍一④14分38秒89 順天堂大
4組
テゴン キベ ビンセント①13分30秒51 東京国際大
ブヌカ ジェームス②13分42秒80 駿河台大学
三浦拓朗②14分13秒12 中央大
3組は順大と立命館大の選手が走ったのですよね。清水選手が3月末の記録会に続き今回も好走。中々2戦続けてしっかり走れることが少なかったのでこれは良かったです。橋本選手は関東ICに合わせられるかどうかでしょうか。
立命館大は、今井選手や前川選手がうまく走ったのではないでしょうか。今井選手は状態キープ、前川選手が14分10秒前後が本物の実力になってきていると思います。
4組は留学生だったのですよね。ビンセント選手が、先述の通り凄まじい日本デビュー。しかも全体のトップのタイムでした。なんかもう日本の大学生レベルの選手ではないような…。もっと長距離もそのうち走るでしょうがどこまでいけるか。
駿河台大のジェームス選手が13分42秒。自己ベストではないもののまずまず実力キープでしょうか。チームは故障者が多くて、シードがあった焼津ハーフに出場できなかったようですが、まずは引っ張ってほしい。
桜美林大のキサイヤ選手が13分39秒の好タイム。初戦でまずまずです。箱根予選の成績などから日本大学生では敵なしと思われましたが、他校が強力な選手を入れてきてさてどうなる。
早大中谷選手は、日本選手権の標準切りを目指していたそうですが、2000m付近から先頭集団から後退。得意のラストスパートで13分台に乗せてきたのはさすがですが、ちょっと悔しいレースでしたでしょうか?
東国大でもともと発表されていた留学生のムセンビ選手は14分16秒で、今回はやや消化不良のレースでしたかね。次のレースに向けて調子が上がっていけば。
相澤選手は今やトラックでもロードでもどちらも強いですね。ロードからどんどん出てきていた印象ですが、5000mでも13分34秒と一気にベストを更新してきました。日本選手権での勝負が楽しみ!
明大の阿部選手もそこまではいかずとも13分台。このあたりで安定していたら学生としては相当強いはず。相澤選手とも関東ICで再度激突する可能性もあるのでこのあたりの争いにも注目です。
その他の記録会も、箱根駅伝に関連する大学生の結果はこちらに記載します。
山梨中銀スタジアムで行われました
大澤智樹③9分10秒10
新家裕太郎①9分16秒72
3障で創価大の選手が出場。大澤選手とルーキーの新家選手が、関東インカレに出場できる記録をマークしました。
3障
境 勇樹③9分06秒26
田村丈哉④9分17秒82
細谷翔馬②9分29秒88
吉田尭紀④9分33秒05
経験者の田村選手は勿論ですが、3年境選手が素晴らしい記録ですね!独走状態でこの記録は価値があると思います。