【総合記録・結果】第95回(2019)箱根駅伝/当日変更・優勝校・シード校・来年の展望予想など!

第95回箱根駅伝の総合結果まとめ記事です。

区間オーダーの当日変更

ちょっとした寸評

来年の箱根駅伝(2020)のことも書いていきます。

ページコンテンツ

第95回箱根駅伝2019総合・まとめ

日本テレビ公式HP(http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html)
箱根駅伝公式HP(http://www.hakone-ekiden.jp/s/)
関東学連HP(http://www.kgrr.org/)

マスコミ
Number WEB箱根駅伝(https://number.bunshun.jp/list/hakone/2019)

自サイト

箱根駅伝2019当日変更オーダー(確定)

往路

復路

箱根駅伝2019往路展開速報

こちらをご覧ください(https://hakonankit-fd.com/article/post-6954.html)

箱根駅伝2019復路展開速報!~シード争いも~

6区

1位東洋、2位東海1分08秒、3位駒大4分20秒、4位國學4分49秒、5位青学5分15秒
6位法大5分23秒、7位帝京7分31秒、8位順大7分58秒、9位拓大8分31秒、10位中学9分03秒

11位明大9分12秒、12位早大11分20秒、13位中大11分28秒、14位日体11分34秒、15位日大11分35秒
16位国士12分22秒、17位東国12分52秒、18位神大14分27秒、19位城西17分01秒、20位大東18分20秒
21位上武20分01秒、22位山学21分03秒、OP連合19分36秒

青学大小野田選手が57分57秒の区間新記録!順位も5位へ上げた。東洋今西も58分12秒、東海中島58分06秒と出したので、優勝戦線には大きな動きはなかった。

シード権争いは拓大が終盤ペースダウン、明大が終盤に挙げてきて、10位中学大に僅か9秒差に。後ろでは早大が12位に浮上したが、まだ2分以上の差がある状況。

7区

1位東洋7:28:28、2位東海4秒、3位青学3分48秒、4位駒大4分32秒、5位法大5分57秒
6位國學5分59秒、7位帝京8分14秒、8位順大8分51秒、9位拓大10分18秒、10位中学10分48秒

11位明大11分15秒、12位早大12分31秒、13位日大12分31秒、14位日体12分35秒、15位中大12分48秒、
16位東国13分35秒、17位国士15分03秒、18位神大15分41秒、19位大東19分08秒、20位城西20分27秒
21位上武22分46秒、22位山学23分20秒、OP連合20分32秒

トップ東洋・小笹選手のペースがそれほどあがらず、スピードのある阪口選手が一気に4秒差へ!復路にきて優勝戦線が分からなくなった。

青学大は林選手が昨年の自身の記録に秒差に迫る快走で3位浮上!3分台にまでトップとの差をつめてきた。

シード権争いは、明大小袖選手が一時中学吉田選手を交わして逆転するも、終盤にためていた吉田選手が再度逆転。最終的に11位明大と27秒差とした。後ろは12位日大ら集団で2分以内まで追い上げた。

8区

1位東海、2位東洋51秒、3位青学4分29秒、4位駒大5分29秒、5位法大8分32秒
6位國學8分59秒、7位帝京10分53秒、8位順大11分55秒、9位中学12分55秒、10位拓大13分27秒

11位明大14分34秒、12位早大15分20秒、13位日大15分22秒、14位中大15分24秒、15位日体15分53秒
16位東国16分04秒、17位国士18分30秒、18位神大18分57秒、19位大東22分58秒、20位城西24分28秒
21位山学26分50秒、22位上武27分58秒、OP連合23分07秒

東海小松選手がピタリと東洋鈴木選手の真後ろについてずっとレースが続く。15㎞過ぎ、遊行寺坂の手前で小松選手が仕掛け単独トップに!小松選手はそのまま押し切りトップ中継!しかも63分49秒22年ぶりに区間記録を更新する快走!2位東洋51秒差、3位青学大は追い切れず4分29秒差となる。

シード権争いは中学大大濱選手が好走し9位へ。10位拓大白髪選手が落ち、11位明大が1分06秒差に。見える範囲に12位早大らの集団がなだれ込む展開となった。

また、後方では城西大と上武大が繰り上げスタートとなってしまった。

9区

1位東海、2位東洋3分35秒、3位青学3分43秒、4位駒大6分35秒、5位法大9分52秒
6位國學10分30秒、7位帝京11分17秒、8位順大13分23秒、9位中学15分04秒、10位拓大15分32秒

11位明大16分01秒、12位早大16分44秒、13位中大16分48秒、14位日体17分01秒、15位日大17分57秒
16位東国19分10秒、17位神大19分39秒、18位国士20分53秒、19位大東24分55秒、20位城西26分36秒
21位山学29分、22位上武33分44秒、OP連合25分18秒

東海大湊谷選手が非常に安定したペースでトップをひた走る。東海大が初優勝へ向け初めてトップで襷リレー!東洋中村選手は苦しい表情で失速に。3分35秒まで差が開き、直後区間賞獲得の青学吉田選手が8秒差に縮めていました!

シード権争いは9位中学、10位拓大がペースを上げきれず、11位明大が視界に捉えられる範囲に。12位集団も早大を中心にじわりと縮めてきてまだまだ目が離せない展開!

後ろでは、出場3回目の東国大が初めて繰り上げなしでタスキを繋いだ一方、城西・上武に加え、国士大・山学大が新たに繰り上げスタートになってしまいました。

10区

1位東海、2位青学3分41秒、3位東洋5分54秒、4位駒大8分56秒、5位帝京11分01秒
6位法大11分48秒、7位國學13分23秒、8位順大16分26秒、9位拓大17分01秒、10位中学17分14秒

11位中大18分30秒、12位早大18分30秒、13位日体20分08秒、14位日大21分16秒、15位東国22分33秒
16位神大23分42秒、17位明大24分33秒、18位国士24分47秒、19位大東27分39秒、20位城西27分48秒
21位山学32分40秒、22位上武39分05秒、OP連合29分42秒

東海大郡司選手が非常に安定した走り、ビクトリーロードを突き進みゴールへ!見事、初の総合優勝を決めました。青学・鈴木選手が懸命に追いかけた青学は総合2位、復路優勝は確保し、負けてもなお強しの印象。3位東洋大は11年連続3位以内確保。

また、7位から5位にあげた帝京・星選手が区間賞獲得!7位國學院は大学史上最高位に。シード権争いは9位拓大が浮上、10位は2年連続中央学院大。追い切れなかった中大と早大それぞれ11位と12位。早大は13年ぶりにシード権喪失。後ろは東京国際大が15位と大学最高位、9区終了時11位だった明大はアンカーがブレーキで17位にまで後退しました。

第95回箱根駅伝2019総合結果

全結果(http://www.hakone-ekiden.jp/pdf/95_Record_fukuro.pdf)

決まりましたね!

見事、箱根に所縁の深いあの大学が初優勝を飾りました!

映像:毎日新聞

※表の見方
区間名前学年区間順位区間タイム[総合順位]トップとの差

シード校

1位東海大学10:52:09

1区鬼塚翔太③6位62分43秒[6]0:08
2区湯澤 舜④8位68分05秒[5]0:41
3区西川雄一朗③7位63分02秒[4]1:13
4区館澤亨次③2位62分37秒[2]2:48
5区西田壮志②2位71分18秒[2]1:14
往路2位5:27:45

6区中島怜利③2位58分06秒[2]1:08
7区阪口竜平③2位62分41秒[2]0:04
8区小松陽平③1位63分49秒★[1] MVP
9区湊谷春紀④2位69分36秒[1]
10区郡司陽大③3位70分12秒[1]
復路2位5:24:24

区間賞はMVP小松選手一つも、高い総合力で初優勝!

…見事でした!出入りの激しい序盤をスピードのある鬼塚・西川選手とロード強い湯澤選手で乗り切ると、4区館澤選手で総合2位浮上してから流れができましたね!

その後5区西田選手2位、6区中島選手2位、7区阪口選手2位と高レベルのタイムで前を追っていくと、東洋大が眼前に!

ここで大学駅伝初登場小松選手が駆け引きの末、遊行寺坂で仕掛けて鮮やかにトップへ!まさかの8区22年ぶり区間記録を打ち立てる走り。あとはスタミナ型の湊谷・郡司選手が安心のビクトリーロードでした。

10時間52分台の見事な大会新!両角監督も黄金世代がいるうちに、というプレッシャーがあったと思いますが、ついに地元東海大の念願叶いました。減量の甲斐もありましたね!

初優勝おめでとうございます!

2位青山学院大学10:55:50

1区橋詰太慧④3位62分41秒[3]0:06
2区梶谷瑠哉④10位68分30秒[8]1:05
3区森田歩希④1位61分26秒★[1]
4区岩見秀哉②15位64分32秒[3]3:30
5区竹石尚人③13位74分52秒[6]5:30
往路6位5:32:01

6区小野田勇次④1位57分57秒★[5]5:15
7区林 奎介④1位62分18秒[3]3:48
8区飯田貴之①2位64分34秒[3]4:29
9区吉田圭太②1位68分50秒[3]3:43
10区鈴木塁人③2位70分10秒[2]3:41
復路1位5:23:49

負けてもなお強し!復路区間賞3つ、2位2つで猛追!

往路は3区森田選手の区間記録で一気に行けるかと思いきや…4区の準エース区間に初駅伝の選手は少し荷が重く、5区でも予想外のブレーキ。5連覇の夢は往路でほぼついえました。

しかし、これで崩れないのが青学大でした。6区小野田選手が57分台区間新!林選手が昨年の自分とほぼ同タイム区間賞!オーバーペースにならず、力を出し切り追い上げムードを作ったのは凄い!

これで8区ルーキー吉田選手は立派な64分台、9区吉田選手は一人だけ68分台で三大駅伝全て区間賞、10区鈴木選手は風で区間記録は阻まれたものの区間2位にまとめました。

復路は区間賞3つ、区間2位2つ…2位以内は不可能と思われたのですが、10区で東洋大を捉え2位まで浮上!前回までの連覇チームの強さを見せてくれました。また、来期チャレンジャーとして面白い戦いを見せること間違いなしです。

3位東洋大学10:58:03

1区西山和弥②1位62分35秒[1]
2区山本修二④4位67分37秒[2]0:05
3区吉川洋次②4位62分33秒[2]0:08
4区相澤 晃③1位60分54秒★[1]
5区田中龍誠②8位72分52秒[1]
往路1位5:26:31

6区今西駿介③3位58分12秒[1]
7区小笹 椋④3位63分45秒[1]
8区鈴木宗孝①3位64分44秒[2]0:51
9区中村拳梧④19位72分20秒[2]3:35
10区大澤 駿②10位72分31秒[3]5:54
往路5位5:31:32

エース躍動で往路2連覇!復路は選手層で力尽くも3位

往路凄まじかったですよね。西山選手が自身の調子を見ながら区間賞!2区山本3区吉川選手とトップ付近に付け優位にレースを進めます

すると、故障明けで4区回った相澤選手が会心の走り!2位を3分近く突き放すと、5区田中選手も72分台で昨年よりパワーアップ。前回より貯金を得ての往路2連覇!総合優勝も見えました。

復路、6区今西選手はハイレベルの走りで後ろを寄せ付けませんでしたが、総合力上回る相手に7区8区で逆転されてしまいました。トップを走っていたのに、どこか苦しそうだったのが印象的で、総合優勝には選手層薄かったですかね…。

流れを失い、9区10区は区間二けた、3位に後退したのは残念でしたが、3位以内は11年連続と継続。爆発力ある選手は多く、選手層の底上げができれば、充分また優勝を狙えます。

4位駒澤大学11:01:05

1区片西 景④7位62分44秒[7]0:09
2区山下一貴③9位68分09秒[7]0:47
3区中村大聖③5位62分40秒[3]0:56
4区加藤 淳②11位64分03秒[4]3:57
5区伊東颯太②5位72分23秒[4]3:28
往路4位5:29:59

6区中村大成③6位59分04秒[3]4:20
7区小島海斗②4位63分57秒[4]4:32
8区伊勢翔吾④4位64分50秒[4]5:29
9区堀合大輔④5位70分42秒[4]6:35
10区下 史典④11位72分33秒[4]8:56
復路4位5:31:06

3強倒せずも、4位の高順位でシード権復活

評判通りの成績はしっかり収めることができたのではないでしょうか。序盤襷渡しでタイムロスがありつつ総合7位で乗り切ると、3区起用中村大聖選手で3位に進出、3強に割って入ります。

4区5区の2年生も懸命に襷を繋ぐと、6区中村大成選手が再び3位に!W中村選手が一時3位に浮上したのも面白いですね。7区さすがに交わされますが、区間5位以内と堅実なリレーを見せましたね。

10区下選手も何とか繋いで総合4位。”平成常勝軍団”の平成最後の箱根駅伝、上位で終えることができました。

5位帝京大学11:03:10

1区竹下 凱④11位63分09秒[11]0:34
2区畔上和弥④14位69分16秒[14]2:19
3区遠藤大地①3位62分32秒[6]2:20
4区横井裕仁④3位63分05秒[5]4:23
5区小野寺悠②16位75分28秒[9]6:59
往路9位5:33:30

6区島貫温太③5位58分44秒[7]7:31
7区岩佐壱誠③6位64分28秒[7]8:14
8区鳥飼悠生②9位66分32秒[7]10:53
9区小森稜太③3位69分59秒[7]11:16
10区星  岳②1位69分57秒[5]11:01
復路3位5:29:40

往路もたくつくも復路見事な継走!星選手爆発!
1区2区のスタートが全日本のようにうまくはいきませんでしたが、3区遠藤選手が62分32秒区間3位の会心の走りで8人抜き!やっぱり凄まじいルーキーです。横井選手も区間3位で波に乗りここで5位に浮上します。ただ、5区がもう一ついききれず順位ダウン。往路9位となってしまいます。

昨年と同じ展開かなぁと思われましたが、復路見事でしたね。6区島貫選手が58分台と波に乗せると、7区岩佐選手以降は区間一桁を継続させます。9区小森選手が70分を切る見事な走りを見せると、10区秘密兵器の星選手が区間賞大爆発!遠く離れていた國學・法大を捉え、帝京大歴代2位の総合5位でフィニッシュ!今年は例年以上に駅伝ができましたね。

6位法政大学11:03:57

1区佐藤敏也③5位62分43秒[5]0:08
2区坂東悠汰④12位69分01秒[11]1:38
3区岡原仁志③14位64分24秒[13]3:31
4区狩野琢己④10位63分59秒[12]6:28
5区青木涼真③3位71分29秒[5]5:05
往路5位5:31:36

6区坪井 慧③4位58分30秒[6]5:23
7区土井大輔④5位64分19秒[5]5:57
8区鎌田航生①7位66分28秒[5]8:32
9区大畑和真④7位70分55秒[5]9:51
10区鈴木亮平④8位72分09秒[6]11:48
復路6位5:32:21

青木&坪井の山強し!復路も堅実継走で昨年と同順位に
山はやっぱり強かったですね。青木選手は昨年の自分とほぼ同じタイムで7人抜きで昨年と同じ往路5位へ。初6区となった坪井選手も前回経験者を上回る58分30秒の快走で波に乗りました。それまでも前回経験者の佐藤選手が1区5位好発進、2区からは混戦に巻き込まれるも、大崩れせず12位で山に入れたのは昨年より良かったです。

復路は土井選手区間5位で5位にあがると、その後も7位7位8位と堅実なリレー。目標の5位は、ゴール残り5㎞を切ってから交わされるも、安定して6位。ルーキー鎌田選手の8区7位も大きな収穫です。

7位國學院大學11:05:32

1区藤木宏太①10位62分57秒[10]0:22
2区土方英和③7位67分53秒[6]0:44
3区青木祐人③6位63分01秒[5]1:14
4区茂原大悟③14位64分30秒[6]4:42
5区浦野雄平③1位70分54秒★[3]2:44
往路3位5:29:15

6区江島崚太④13位60分17秒[4]4:49
7区蜂屋瑛拡④12位64分55秒[6]5:59
8区殿地琢朗①12位66分53秒[6]8:59
9区長谷勇汰④12位71分06秒[6]10:29
10区小中駿祐④13位73分06秒[7]13:23
復路12位5:36:17

躍進の往路3位!総合も7位で、最高記録で7年ぶりシード権!
往路は本当にすごい継走でした。5区浦野選手にどの位置で来れるか気になっていたのですが、1区藤木選手がペース変動激しい中62分台で繋ぐと、2区土方選手が67分台の快走!青木選手も踏ん張り、上位争いの6位で5区に。その浦野選手は現行コース初の70分台で往路3位でゴール!大躍進ですよね。

復路は鬼門の山下りを、主力の江島選手が凌いで、残りは堅実なリレー。区間12位から13位で全ての区間をまとめて総合7位。シード権獲得は7年ぶり3度目ですが、過去2度はどちらも10位。過去最高順位でのゴールとなりました。

8位順天堂大学11:08:35

1区澤藤 響②19位64分40秒[19]2:50
2区塩尻和也④2位66分45秒[9]1:19
3区橋本龍一③12位63分44秒[8]2:32
4区小林 聖④19位64分57秒[11]6:27
5区山田 攻④4位71分59秒[7]5:34
往路7位5:32:05

6区清水颯大②15位60分35秒[8]7:57
7区藤曲寛人③9位64分39秒[8]8:51
8区金原弘直④13位66分57秒[8]11:55
9区吉岡幸輝④11位71分04秒[8]13:23
10区鈴木雄人③14位73分15秒[8]16:26
復路13位5:36:30

一けた順位3区間も要所で攻めて2年ぶりシード権確保!
一人一人の区間順位だけ見ているとヒヤヒヤする展開でしたが、攻める所でうまく稼ぎました。往路は1区と4区が予定の主力選手交代してしまい、そこは区間19位に。そんな中、4年連続2区の塩尻選手が大快走!66分45秒は、20年ぶりに日本人最高記録を1秒更新する走り!10人抜きで9位に浮上すると、3年連続5区の山田選手がしっかり区間4位で往路7位にまとめました。

復路は清水選手、7区藤曲選手がうまく走り総合8位に、そのとは箱根初出場の上級生が区間11位から14位と大崩れせず走り切り、後ろからの追い上げをしのぎました。服風主力欠場で万全じゃなかった中、適材適所の配置で2年ぶりシード権確保です。

9位拓殖大学11:09:10

1区赤﨑 暁③18位64分26秒[18]1:51
2区W.D.タソ④6位67分47秒[12]2:07
3区馬場祐輔④8位63分10秒[10]2:46
4区石川佳樹②13位64分13秒[9]5:57
5区戸部凌佑④6位72分32秒[8]5:37
往路8位5:32:08

6区硴野魁星④18位61分06秒[9]8:31
7区吉原遼太郎②17位65分32秒[9]10:18
8区白髪大輝④14位67分02秒[10]13:27
9区清水崚汰②14位71分41秒[10]15:32
10区松岡涼真②5位71分41秒[9]17:01
復路15位5:37:02

悪い流れも、2区デレセ主将10区松岡殊勝の走り!初の連続シード権!
出雲のようにはいかず苦しい駅伝でした。1区の選手がペースアップに付けず18位と出遅れます。デレセ・馬場・戸部選手の主将と副主将が懸命に前を追いかけ、往路8位でゴールします。さらに稼ぎ区間と思われた6区で脚が痙攣のアクシデント。主力を全部投入しおえて9位という順位でした。

7区からはヒヤヒヤの継走。区間15位前後の走りが続き、総合10位に。9区終了時で11位の背中が見える位置にまで後退します。そこで殊勝の走りを見せたのが主要大会初出走10区松岡選手。うまくペースメイクして、後ろ詰めさせないと、終盤に9位に浮上!拓大史上初の2年連続シード権獲得、勇退される岡田監督に華を添えました。

10位中央学院大学11:09:23

1区川村悠登③14位63分14秒[14]0:39
2区髙橋翔也②16位69分41秒[16]2:49
3区栗原啓吾①13位64分07秒[15]4:25
4区有馬圭哉③6位63分22秒[13]6:45
5区高砂大地③9位73分08秒[10]7:01
往路10位5:33:32

6区樋口 陸④12位60分14秒[10]9:03
7区吉田光汰①16位65分30秒[10]10:48
8区大濱 輝③5位66分00秒[9]12:55
9区釜谷直樹④15位71分44秒[9]15:03
10区石綿宏人②9位72分23秒[10]17:14
復路10位5:35:51

3年生の奮闘!しぶとく戦い5年連続シード権獲得!

主力の4年生が出れず、2人出場した4年生も12位・15位…。その中で往路10位、復路10位の総合10位で5年連続シード権獲得。この落ちそうで落ちないしぶとさは今回いかんなく発揮されました。1区~3区力不足も区間15位前後でまとめると、4区有馬選手が他校のエースと競り合い区間6位!そして大復活の高砂選手が往路10位浮上!これはびっくりしました。

復路は7区吉田選手が一旦11位に落とすも、終盤に抜き返す粘りで流れを保つと、出場すると思ってなかった8区大濱選手が区間5位の快走!ここでシード権ラインをかなり離しました。最終的には10位となりましたが、高いとは言えなかった戦力で見事な継走。全体的に3年生がチームを救いましたね。

それ以外・オープン参加

11位中央大学11:10:39

1区中山 顕④2位62分36秒[2]0:01
2区堀尾謙介④5位67分44秒[3]0:13
3区三須健乃介②16位64分59秒[9]2:42
4区池田勘汰②9位63分43秒[7]5:23
5区岩原智昭②20位76分24秒[12]8:55
往路12位5:35:26

6区舟津彰馬③17位60分45秒[13]11:28
7区関口康平④15位65分05秒[15]12:48
8区矢野郁人②8位67分29秒[14]15:24
9区苗村隆広④8位70分59秒[13]16:47
10区川崎新太郎②6位71分55秒[11]18:30
復路8位5:35:13

2本柱で首位争い!山の失速に泣くも、復路8位で次点へ浮上
シード権を逃したチームの中では一番のいい意味でのサプライズでした。中山・堀尾選手の2本柱を最初の2区間に投入し、1区終盤から2区終了まで常に首位争いをして駅伝ファンを沸かせました。ただ、前回経験者を置けなかった山で、大きく失速してしまい、6区終了地点で13位に。

厳しくなったシード権でしたが、ここから追い上げます。集団走に恵まれたこともありますが、しっかり食らいつき8区矢野9区苗村選手が連続で区間8位。10区川崎選手は区間6位の力走、シード権には届かずも次点でゴール。前回の15位から4つ浮上。チームに確かな手ごたえが残るはずです。

12位早稲田大学11:10:39

1区中谷雄飛①4位62分42秒[4]0:08
2区太田智樹③21位71分08秒[18]3:44
3区千明龍之佑①10位63分30秒[17]4:43
4区清水歓太④3位63分05秒[14]6:46
5区大木皓太③17位75分41秒[15]9:35
往路15位5:36:06

6区渕田拓臣②11位59分57秒[12]11:20
7区真柄光佑③13位64分56秒[12]12:31
8区太田直希①10位66分42秒[12]15:20
9区新迫志希③9位71分00秒[12]16:44
10区小澤直人④7位71分58秒[12]18:30
復路7位5:34:33

粘り強く戦い抜くも…要の区間・2区5区のブレーキに泣く
前哨戦の結果やチーム状況からするとやはり届かなかったですね…。2本柱の片方は起用できず、出走した太田選手は2区で前回より3分遅いタイムで区間21位、5区も直前のアクシデントで予定の選手と交代し区間17位。往路の要区間が厳しい結果でした。

その中、1区ルーキー中谷選手はさすがの走りで区間4位、18位でもらった3区千明選手も攻めの走りで流れを戻すと4区清水主将が区間3位の激走で往路15位で凌ぎました。復路は渕田選手で12位に上がると、新迫選手らが集団で頑張って繋ぎ、10区小澤選手が諦めない走りで前を追い続けました。現状で精いっぱい戦い抜いたと思います。

13位日本体育大学11:12:17

1区池田耀平②12位63分10秒[12]0:35
2区山口和也③13位69分11秒[13]2:15
3区岩室天輝②17位65分09秒[18]4:53
4区廻谷 賢③18位64分46秒[18]8:37
5区室伏穂高④11位74分17秒[16]10:02
往路16位5:36:33

6区濵田 諒③9位59分44秒[14]11:34
7区志賀康太④11位64分46秒[14]12:35
8区森田諒太③16位67分11秒[15]15:52
9区林田元輝④6位70分44秒[14]17:00
10区中川翔太③16位73分20秒[13]20:08
復路9位5:35:44

4年生とエース選手奮闘するも…中堅選手乗り切れず
序盤は「お」と思わせたのですよね。1区池田選手が役割を果たすと、2区山口選手が69分少しでまとめあげ大健闘!2区終了時13位で期待が持てました。ところが、前哨戦活躍した3区4区の選手がまさかの失速…18位にまで転落します。

それでも、3年ぶり5区室伏選手、6区濱田選手が奮闘し14位に浮上すると、9区林田主将の頑張りもあり、シード権と1分少しまで追い上げます。10区前年好走選手が当日変更で入るも、残念ながら前回のような走りが出来ず…4年ぶりに立川からの立て直しとなりました。

14位日本大学11:13:25

1区横山 徹②17位64分24秒[17]1:49
2区P.M.ワンブイ④1位66分18秒[4]0:36
3区野田啓太②20位66分22秒[16]4:27
4区武田悠太郎②8位63分35秒[15]7:00
5区鈴木康平①14位74分58秒[13]9:06
往路13位5:35:57

6区宮崎佑喜②16位60分41秒[15]11:35
7区加藤拓海④10位64分41秒[13]12:31
8区松木之衣③11位66分44秒[13]15:22
9区阿部 涼③18位72分10秒[15]17:56
10区金子智哉③17位73分32秒[24]21:16
復路17位5:37:48

“インカレ枠”出場からも…復路終盤までシード争い
2区ワンブイ選手が歴代2位となる66分18秒の快走で4位浮上も、3区で逆噴射し16位に後退。やはり厳しいかと思われたここからでしたね。4区準エース区間で武田選手が区間8位と粘りの走りを見せると、鈴木・宮崎選手と若手を起用した山も無難にまとめあげます。

7区8区もスタミナに自信のある加藤・松木選手も集団走で食らいつき、総合13位前後をキープし望みをつなぎます。9区投入の阿部選手が不調で惜しくも後退しますが、最後までしっかり戦い抜きました。不振脱出の光は見えたのではないでしょうか。

15位東京国際大学11:14:42

1区タイタス モグス③8位62分50秒[8]0:15
2区伊藤達彦③11位68分36秒[10]1:20
3区真船恭輔③11位63分37秒[7]2:26
4区相沢悠斗③17位64分35秒[10]5:59
5区加藤純平②21位67分37秒[17]10:44
往路17位5:37:15

6区河野 歩④14位60分20秒[17]14:27
7区芳賀宏太郎①6位64分28秒[16]13:35
8区山瀬大成③6位66分21秒[16]16:03
9区浦馬場裕也④21位72分42秒[16]19:09
10区内山涼太③18位73分36秒[15]22:33
復路16位5:37:27

往路シード権内突進!山後退も一本の襷で過去最高位!
収穫は多かったですね。話題となった1区モグス選手はいききれませんでいたが、伊藤・真船選手らが流れを受け継ぎ、4区終了時までシード権内で戦い抜きました。予定の選手が組めなかった5区で大きく後退してしまい、シード権はこの時点で厳しくなります。

それでも総合力は確実に上がっていました。7区抜擢ルーキー芳賀選手が区間6位、8区成長株山瀬選手も区間6位の力走で駅伝を継続させます。復路終盤は厳しかったですが、繰り上げにかからず、3度目の出場で過去最高の15位へ、来季への手応えは充分掴めたのではないでしょうか。

16位神奈川大学11:15:51

1区山藤篤司④15位63分22秒[15]0:47
2区越川堅太③15位69分19秒[15]2:35
3区井手孝一②9位63分29秒[14]3:33
4区枝村高輔④21位65分34秒[17]8:05
5区小笠原峰人②22位77分57秒[18]13:10
往路18位5:39:41

6区荻野太成③7位59分29秒[18]14:27
7区多和田涼介④14位64分59秒[18]15:41
8区安田 響①15位67分10秒[18]18:57
9区北﨑拓矢②4位70分17秒[17]19:38
10区佐久間勇起④20位74分16秒[16]23:42
復路11位5:36:10

今年も山登りで後退…3年生以下に収穫あり

エース投入の序盤で少し躓くも3区井手選手の走りで少し流れが傾いたと思われました。ただ、4区が力不足で順位を落とすと、5区選手が失速。この区間2年連続の最下位で往路18位、この時点でシード権は遠のきましたかね…

ただ、前回その5区最下位だった荻野選手がまさかの6区登場!途中まで区間トップの快走で59分台をマーク。また、復路エース区間9区で北崎選手が区間4位の快走!3年生以下に健闘があったのが収穫です。

17位明治大学11:16:42

1区鈴木聖人①13位63分11秒[13]0:36
2区中島大就③19位70分26秒[17]3:30
3区阿部弘輝③2位62分07秒[12]3:07
4区三輪軌道③7位63分28秒[8]5:33
5区酒井耀史②15位75分02秒[11]7:43
往路11位5:34:14

6区前田舜平②8位59分41秒[11]9:12
7区小袖英人②18位65分48秒[11]11:15
8区角出龍哉④16位67分11秒[11]14:33
9区村上純大②10位71分03秒[11]16:00
10区坂口裕之④22位78分45秒[17]24:33
復路21位5:42:28

3区エース阿部選手で流れ乗るも…復路低血糖に泣く

3区にエースを投入した明大。その阿部選手が区間2位で17位から12位に浮上すると流れに乗ります。実力ありながら怪我に泣いていた酒井・前田選手も粘ってシード権に秒差に迫ります。

ところが7区の選手が一旦10位に浮上も低血糖で急失速、9区村上選手がもう一度流れを作り直すも、10区の選手も低血糖で大失速…全日本に引き続き、勿体ないレースでした。

18位国士舘大学11:16:56

1区住吉秀昭④9位62分54秒[9]0:18
2区ライモイ ヴィンセント①3位67分12秒[1]
3区多喜端夕貴④18位65分22秒[11]2:51
4区戸澤 奨④22位66分04秒[16]7:53
5区鼡田章宏③12位74分21秒[14]9:22
往路14位5:35:53

6区高田直也④19位61分12秒[16]12:22
7区長谷川潤①20位66分26秒[17]15:03
8区藤江千紘④18位67分19秒[17]18:29
9区石川智康③17位71分59秒[18]20:52
10区加藤直人②19位74分07秒[18]24:47
復路20位5:41:03

2区ライモイ選手活躍!46年ぶり”突進の国士舘”!

1区住吉選手が区間9位といい位置でタスキを繋ぐと、2区新エースライモイ選手が殊勲賞と言える走り!オーバーペースにならないペースで前を追いかけ、トップが見える位置に付けます。

そして勝負どころの不動坂でフォームを変えてスパート!国士館大46年ぶりの戸塚トップ通過で”突進の国士舘”再現しました。このレース巧者ぶり凄い!その後は順位を落としますが5区鼡田、9区石川選手の健闘がありました。

19位大東文化大学11:19:48

1区新井康平④22位71分15秒[22]8:40
2区川澄克弥③22位71分22秒[22]12:31
3区齋藤 諒④15位64分34秒[22]14:34
4区奈良凌介③5位63分14秒[22]16:46
5区佐藤弘規③7位72分42秒[21]16:36
往路21位5:43:07

6区藤岡謙蔵②10位50分56秒[20]18:20
7区三ツ星翔②8位64分33秒[19]19:08
8区片根洋平①20位67分43秒[19]22:57
9区谷川貴俊④13位71分33秒[19]24:54
10区中神文弘④12位72分57秒[19]27:39
復路14位5:36:41

スタート30秒で悲劇…3区以降懸命の巻き返し

1区でスタート直後に転倒し、いきなり脚を引きずる…絶句してしまった場面ですが、それでもいけるならいくのが、競技としての駅伝…懸命に繋ぎました。とにかく今は早く回復することを祈ります。

2区で繰り上げにあいますが、3区で流れが変わると、4区奈良5区佐藤6区藤岡7区三ツ星選手らで19位まで浮上する怒涛の追い上げでした。3年ぶり駅伝の10区中神選手も有終の美でしたね。

20位城西大学11:19:57

1区鈴木勝彦④16位63分55秒[16]1:20
2区金子元気④20位70分55秒[19]4:44
3区中島公平④21位66分39秒[19]8:52
4区西嶋雄伸③15位64分32秒[19]12:22
5区服部潤哉④10位74分09秒[19]13:39
往路19位5:40:10

6区松尾鴻雅①21位61分34秒[19]17:01
7区雲井崚太②22位67分11秒[20]20:27
8区大石 巧④21位67分54秒[20]24:28
9区中原佑仁③15位71分44秒[20]26:36
10区大里凌央②4位71分24秒[20]27:48
復路18位5:39:47

区間15位以下が8区間…悪い意味でのサプライズに

ここまでの低迷は予想付かなかった。前哨戦でゲームチェンジャーとなった選手を欠いたとはいえ、ここまで流れが悪くなるとは…。

その中で往路復路の後半区間はあがきましたかね。4区西嶋選手の攻め、服部・中原選手が粘り、10区大里選手は区間4位の力走でした。もう一度、チームを作り直しですね。

21位山梨学院大学11:24:49

1区清水鐘平④21位66分33秒[21]3:58
2区永戸 聖④17位70分03秒[21]6:30
3区中村幸成③22位66分56秒[21]10:55
4区宮地大輔③20位65分03秒[21]14:56
5区久保和馬④17位75分41秒[22]17:45
往路22位5:44:16

6区池田眞臣④20位61分30秒[22]21:03
7区川口竜也③19位66分02秒[22]23:20
8区山田大輔③19位67分23秒[21]26:50
9区森山真伍②20位72分23秒[21]29:37
10区片山優人④14位73分15秒[21]32:40
復路19位5:40:33

エース欠き、非常に苦しい駅伝に 4年生に収穫

もともと厳しいチーム力の中、エース選手欠いては勝負になりませんでした。2区永戸、5区久保、10区片山選手ら4年生が僅かに他校の選手と戦える状況で、最下位脱出がやっとでした。

22位上武大学11:31:14

1区齋藤 優③20位66分08秒[20]3:33
2区太田黒卓④18位70分19秒[20]6:21
3区鴨川源太③19位65分43秒[20]9:33
4区石井 僚④12位64分05秒[20]12:36
5区橋立 旋③19位76分11秒[20]15:55
往路20位5:42:26

6区佐々木守③22位62分18秒[21]20:01
7区坂本貫登②21位66分30秒[21]22:46
8区岩崎大洋②22位69分05秒[22]27:58
9区松下恭一郎④22位75分21秒[22]33:43
10区大森 樹④21位75分34秒[22]39:05
復路22位5:48:48

2年連続最下位…4区石井選手の健闘が救い

往路はなんとか20位でしたが、今年も6区で失速。復路は全部区間21位以下で2年連続最下位でした。往路4区で石井選手が区間12位で一矢報いたのが救いでした。

(21)関東学生連合11:21:51

※個人・総合順位は○○位相当です

1区近藤秀一(東大④)(22)67分08秒[22]4:32
2区西沢晃佑(駿河④)(21)70分57秒[22]7:59
3区鈴木大海(創価②)(20)65分58秒[22]11:26
4区国川恭朗(麗澤③)(21)65分29秒[22]15:53
5区相馬崇史(筑波②)(13)74分45秒[23]17:46
往路(23)5:44:17

6区古林潤也(防大④)(12)60分02秒[21]19:36
7区田中健祐(農大④)(11)64分41秒[21]20:32
8区鈴木悠太(平国④)(7)66分27秒[20]23:06
9区鈴木 陸(明学④)(16)71分47秒[20]25:17
10区米井翔也(亜大④)(21)74分37秒[21]29:42
復路(17)5:37:34

往路はスピードに乗れず、オール4年の復路健闘

スピードランナーが少なかったこともあり。往路序盤が非常に厳しかったですね。大きな失速が無かった中、4区繰り上げは悔しかったでしょう。

それでも5区相馬選手が区間13位で走ると復路は健闘。16番目から逆転出場の古林選手が6区でうまく滑り出すと、8区鈴木悠選手が区間7位健闘、9区大學初出走の鈴木陸選手も奮闘。オール4年の復路は17位と戦うことができました。

区間賞一覧

1区西山和弥(東洋大②)62分35秒
2区P.M.ワンブイ(日本大④)66分18秒
3区森田歩希(青山学院大④)61分26秒 ★区間新
4区相澤 晃(東洋大③)60分54秒 ★区間新
5区浦野雄平(國學院大③)70分54秒 ★区間新

6区小野田勇次(青山学院大④)57分57秒 ★区間新
7区林 奎介(青山学院大④)62分18秒
8区小松陽平(東海大③)63分49秒 ★区間新
9区吉田圭太(青山学院大②)68分50秒
10区星  岳(帝京大②)69分57秒

凄まじいですね。序盤ローペースだった1区以外は記録ラッシュ。2区で歴代2位と20年ぶりの日本人最高記録が出ると、3区は7年ぶり区間新、4区は現コースだけでなく旧4区の20年前の記録も更新!5区70分台もハイレベルな記録です。

それだけでは終わらず、6区は現行距離で初の57分台!7区も区間記録と秒差、更に8区22年間更新されていなかった記録が大学駅伝初出走の選手が颯爽と更新…何が起きたのかというところ。

9区の68分台もまだそんなに量産する記録じゃないです。10区は途中から向かい風がある中で69分台です。天候もよく、練習メニューの工夫、シューズの性能など言われていますが、総合的に高速化が進んでいるのかなと思います。

視聴率も初めて30%超えましたが、見る方としてもかなり魅力的な大会だったと思います。

来年、箱根駅伝2020に向けて

都道府県対抗駅伝後くらいにまた詳しく登校しますが…

基本的に東海大1強、3冠挑戦できるシーズン

だと思います。黄金世代と言われる3年生が”地獄の練習”を乗り越えて、距離に対する不安がなくなり、またロード型の選手の育成もますます進んだように思います。

勿論、要区間2区4区9区がいなくなる(4区は館澤選手が1500m世界選手権出場できれば)ので、そこの課題はあります。

それでも、今回怪我明けで出場できなかった有力選手がいますし、箱根に関しては山に非常に自信があります。怪我などなく調整できれば、3冠を狙うビッグチャンスです。

また、箱根2位~5位のチームを見てみると、2位東洋大は選手層の面の課題があります。3位青学大は強力な4年生が何人も抜けチームの作り直し、4位駒大も4年生が結構多いですね。そういう意味でも東海大は大きなチャンスです。

3位以下の争いは混戦

5位以下のチームでは結構面白いチームがいます。5位帝京は4年生の穴はあるものの、3区3位と復路3位メンバーが残ります。6位法大は3年生が強力だし山は優勝校並みです。7位國學院は往路3位のメンバーが全員残ります。ここは楽しみですね。

シード落ちチームでは、明大がチーム総合力は非常に高いですし、早大も有力下級生多く今年は1年かけて戦い方考えてくるはずです。中大も柱が抜けますが自信は得たかな?

神大・大東大・日大も光るもの張りますし、新興勢力では東国大が山さえ乗り越えれれば面白くなってきます。箱根駅伝2020、これから1年間もまた注目していきます。


本年もよろしくお願いいたします。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。