少し早いですが、関東学生連合だけ、第95回箱根駅伝2019への向けての
戦力分析と最終区間オーダー予想となります。
(だって、昨年1万m記録会の後数日後に、暫定オーダーが記事で上がって予想も何もできなかったんだもん!)
予選4位相当の走力!久々”駅伝”へ
関 東 学 生 連 合
エントリー選手紹介&独断戦力分析
4点:主要区間で区間上位でいける選手
近藤秀一(東京大④)29分13秒71≪18:予47位、17:予20位、16:予58位、15:予73位≫
米井翔也(亜細亜大④)29分21秒58≪18:全5区15位、予31位、17:予191位、16:予160位≫
国川恭朗(麗澤大③)29分24秒20≪18:予42位、17:予151位、16:予134位≫
鈴木大海(創価大②)29分23秒57≪18:予54位、17:予156位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
相馬崇史(筑波大②)29分27秒77≪18:予67位、17:予69位≫
小林彬寛(専修大③)29分34秒99≪18:予55位、17:予121位≫
西沢晃佑(駿河台大④)29分23秒60≪18:予61位、16:予284位、15:予186位≫
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
鈴木悠太(平成国際大④)29分41秒28≪18:予92位、17:予149位、15:予237位≫
田中健祐(東京農業大④)29分45秒72≪18:予72位、17:予231位、16:208位≫
鈴木 陸(明治学院大④)29分50秒89≪18:予130位、17:予394位、16:予171位、15:予278位≫
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
古林潤也(防衛大④)29分42秒06≪18:予168位、17:予248位、16:予315位、15:予318位≫
石井闘志(流通経済大①)30分39秒83≪18:予119位≫
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
関口大樹(関東学院大③)29分42秒46≪18:予142位、17:予189位、16:予200位≫
永瀬 孝(桜美林大②)30分19秒66≪18:予158位、17:予384位≫
外山正一郎(上智大⑤)30分46秒89≪18:予136位、17:予205位、15:予332位、14:予428位≫
鈴木優斗(東京経済大③)30分30秒89≪18:予154位、16:予181位≫
上位10人合計:31点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
・4年生主力選手多し、走力面は昨年を上回る
3年前、11位相当の結果がありましたが、ここ2年間はなかなか駅伝の流れに乗れていない関東学生連合。今年こそ、しっかりと流れに乗って襷を繋いでいきたいところ。今年は、前回より全体的に走力が高く、更に学年構成も4年生が非常に多く占めるオーダーになりそうです。
まずは4年間選ばれ続けている東大・近藤選手。3年目で一気に走力はつけたものの、インフルエンザに泣いた。最後のチャンス、しっかり走りたい。そして、今年春からブレイクして各大会安定している亜大・米井選手が予選で一番成績が良かった選手。この2人の4年生が往路主要区間でしょうか。
これに予選次点となった麗澤大のエース3年国川選手に、創価大で今年大きく伸びた2年鈴木選手、またハーフマラソンで非常に堅調な走りを複数回見せていた駿河台大4年西沢選手、箱根予選に非常に強い専大3年小林選手あたりまでが脇を固める存在でしょうかね。予選のタイムも64分を切っています。中堅の選手層は昨年より厚いかな?
他、登りに非常に強いと言われ、2年連続選出の筑波大2年相馬選手、今年の予選大幅ベストを出した農大4年田中選手ここまで8人。24日(土)記録会で決まったのが平国大4年鈴木選手、そして大学として初出走が濃厚となった明学大4年鈴木選手。復路で4年間の成果が出せそうな選手です。
前回は区間エントリー後に、主力が2人走れなくて補欠から2人出ています。1番手は1500mのスピードが、5千・1万でも活きている防衛大4年古林選手、唯一1年生から選出の流経大・石井選手。このあたりまでは出走の可能性はあるか(1万m記録会に2人正選手が出場していない)。
その後序列は、東経大・鈴木選手、桜美林・永瀬選手、大学として初選出の上智・外山選手、関学・関口選手、多くは長距離ロード型の選手。復路ならという選手もいますが、ひとまずは盛り上げ役でしょうか。16大学16選手の集まり、今年はどんなオーダーになるでしょうか。
最終!区間エントリー予想
1区鈴木大海(創価大②)
2区米井翔也(亜細亜大④)
3区近藤秀一(東京大②)
4区国川恭朗(麗澤大③)
5区相馬崇史(筑波大②)
6区田中健祐(東京農業大④)
7区鈴木悠太(平成国際大④)
8区鈴木 陸(明治学院大④)
9区西沢晃佑(駿河台大④)
10区小林彬寛(専修大③)
・序盤区間と山下りをどう乗り切るか
とにかくここ2年間は、理由はともあれ、1区と6区で出遅れて、後ろでの単独走で自分の走りができずという状況になっています。繰り上げで他校と一緒にスタートするようになってからは、成績が良くなるので、力がないわけではないと思います。そのあたりも考えながらオーダーを練りました。
とはいえ、序盤区間はすごく悩みました。パンチ力は正直ちょっと薄いかなぁ…というところ。まずは安定感ということを重視して、伸び盛りの創価2年鈴木選手を1区、亜大4年米井選手を2区予想してみました。鈴木・米井選手とも各大会1年間安定していましたので、彼らかなぁと思います。
次の3区に、箱根ファンに4年間話題を提供し続けた東大・近藤選手。マラソンに挑戦したり、記録会上位組に出場したり、レース経験は一番豊富だと思います。序盤2区間の流れがどうなるか読めないところがあります。レース経験値の高い彼で流れを作り直せればと思います。
その流れで4区と5区は攻めの区間。主要区間4区は麗澤大3年国川選手で。1年時からロードに高い適性を見せていて、今年の予選で63分半ばまで記録を縮めました。満を持してのデビューとなるはずです。
5区は昨年も出走予定だった相馬選手。トラックで今年もう少しなのが気がかりですが、走りが変わるという登りで、しっかりとまとめあげてほしい。
6区は結局誰か分からないのですが…。学連記録会出走しなかった2人、亜大米井選手と農大田中選手から田中選手にしていますが。どうなりますかね??
ここは今回率いる麗澤大・山川監督の眼力に任す感じでしょうかね。箱根駅伝経験ない方だからこそ、とても采配が気になるところ。流れを考えると、非常に大事になる区間なので慎重に選びつつ、早く準備したい区間です。
7区と8区は学連記録会でつかみ取った2人。2年時からぐっと走力があがっていた平国大4年鈴木選手が7区。いよいよというところ。そして8区明治学院大の4年鈴木選手。ロード型でしたが、29分台のペースに食いつきました。黒姫駅伝登り区間で好走しています。遊行寺の坂がある8区は適任かなと。なお、8区→9区の戸塚中継所のそばにキャンパスがあるそうです。
終盤の9区10区に予選63分台の選手を残しておきます。9区は今年ハーフで何度も好走している駿河台4年西沢選手。3月学生ハーフ4月焼津ハーフ5月関東インカレと暑い時期に成績を残していますし、復路エース区間9区適任かなと。10区は専大・小林選手。予選での安定感を、本戦でも発揮できればと思います。
どうでもいいですが、一部の学連ファンで、16人の中に”鈴木”姓が3人いると話題になりましたが、怪我やアクシデント無ければ、3人とも出走ですかね?とにかくこれまでを見てきた4年生、来年初出場かかるエース選手など話題事欠かない選抜チーム。今年こそ、チームでいい成績が撮れればと思います。
NEW【箱根への道】関東学生連合・鈴木陸、母校・明学大の誇りと元箱根ランナーの父の想い
12月11日の明学大・鈴木選手の記事ですが、この記事では学生連合全体にも触れていて、1区近藤、2区西沢選手、米井選手が調整不良で10区に回るとの記事。
踏まえて、予想し直します。
近藤選手は2年越し1区、2区緊急抜擢となる西沢選手にうまく繋げられるか。西沢選手はスピード面での勝負は厳しい、後半勝負に徹したい。
3区鈴木選手は流れキープし、4区国川選手5区相馬選手反撃で順位浮上。6区は唯一希望の専大小林選手に予想変更、7区鈴木陸選手と元ライバルの両親の息子リレー。
あとは長い距離強い田中選手9区で鈴木悠選手8区、主将米井選手に繋いでいく流れになるでしょうか。どういうオーダーでも力を出し切りたい。