EKIDEN News様より「あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド!2019」をいただきました。
ありがとうございます!
これを熟読して箱根駅伝に臨みます! pic.twitter.com/M8ZLiSJqlu— 法政大学体育会陸上競技部 (@hoseiTF) November 17, 2018
出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。
箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。
万全でなくてもシード権のチーム力!
法 政 大 学
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出雲&全日本振り返り
出雲駅伝
12位法政大学2:16:14
区間(距離)名前学年[区間順位]区間タイム(総合順位)トップとの差
1区(8.0㎞)坂東悠汰④[15]24分14秒(15)59秒差
2区(5.8㎞)岡原仁志③[11]17分08秒(12)1分41秒差
3区(8.5㎞)大畑和真④[5]25分35秒(9)1分55秒差
4区(6.2㎞)土井大輔④[7]18分21秒(9)2分16秒差
5区(6.4㎞)坪井 慧③[4]19分00秒(7)2分28秒差
6区(10.2㎞)増田蒼馬③[15]31分56秒(12)4分16秒差
全日本大学駅伝
7位法政大学5:20:21
1区(9.5㎞)青木涼真③5位27分34秒(4)0:06
2区(11.1㎞)鎌田航生①15位33分19秒(11)1:07
3区(11.9㎞)佐藤敏也③8位35分02秒(11)2:00
4区(11.8㎞)岡原仁志③5位35分02秒(9)2:24(シード権に0:05)
5区(12.4㎞)狩野琢己④10位37分12秒(9)3:11(0:21)
6区(12.8㎞)坂東悠汰④6位38分07秒(6)3:36(-1:14)
7区(17.6㎞)土井大輔④15位54分13秒(8)6:02(-0:28)
8区(19.7㎞)大畑和真④9位59分52秒(7)7:10(-0:16)
新戦力候補好走!そしてロード型4年生
正直、出雲・全日本とも万全でなかったのですよね。出雲は青木・佐藤選手が欠場、坂東選手が1区で遅れる波乱。全日本は青木選手はともかく佐藤選手はまだ8割ほど、坂東選手は貧血もあってエース区間は回避していた。それでいて、出雲は新戦力候補の選手が追い上げる走り、全日本に至っては、17年ぶりとなるシード権を獲得したのだ。
まずは新戦力候補が躍動したともいえる。エース区間に起用しようかという話も合ったくらいの3年岡原選手、出雲こそ低順位で手すきを受けた影響で、2区区間11位に留まったものの、全日本ではシード権争いがかかる中、4区区間5位の好走。シード権に眼前にまで迫りました。
また、駅伝デビュー組も良かったですね。特に出雲5区坪井選手が区間4位の快走!新・山下り6区の噂がある中、大きな収穫でした。出雲6区増田、全日本2区鎌田選手はそれぞれ力不足というところでしたが、次の経験に生かしていきたい。
それから、4年生に安定したロードタイプがいるのも好材料ですよね。出遅れた出雲駅伝は本当に助かりました。特に大畑選手が今年の箱根で粘理の走りを見せて以来あがってきていて、出雲3区5位で流れを引き寄せました。土井選手も下級生時ほどの勢いではないにせよ、堅実に走っています。
主力不調も適材適所の配置で
そして、今のチーム状態でうまく配置したのは全日本ですよね。調子があがってきていた青木選手を、今までになかった1区起用。びっくりですが元々は3障で有名、スパート争いは得意なんですよね。しっかり区間5位。次のエース区間の2区にあえて1年鎌田選手を抜擢。ただ、距離が短くなったので、こういう起用も一つありなんですよね。
うまく繋ぐと3区佐藤4区岡原選手をひとまとめでぐっとシード権ラインに近づきます。その流れで4年生にして初駅伝となった狩野選手も、前が見える位置で踏ん張ります。そしてポイントとなった6区坂東選手。区間6位ながら、9位から3人抜きで一気にシード権内へ突入します。このあたりエースの意地を見ました。
7区土井選手が6位集団を引っ張る形になり、体力を消耗してしまいましたが、何とかシード権内をキープ。アンカー大畑選手が、明大のランナーと駆け引きしつつ、後ろから少しずつ詰め寄られる難しい展開でしたが、最後まで安定した走りで7位でゴール。秒差のシード権争いでしたが、各選手の粘りもありますし、采配のうまさも光りました。
箱根駅伝2019へ向けて・展望
決して万全ではなかった中で、全日本大学駅伝のシード権獲得はチームに自信は付くはずです。主力は青木選手はもう問題なさそうですし、佐藤・坂東選手も原因はわかってますのでこれからあがってくるかなと。
また世田谷ハーフでは、先のメンバー以外で駅伝経験豊富な上級生が上位を占めました。上尾ハーフでは初の駅伝を狙う2年生、過去主要大会で失速してしまった3年の選手がlリベンジの機会を狙う力走を見せました。今回もいいメンバーが揃っています。上位に挑戦しての総合5位、射程圏内です。
全員万全なら往路優勝を狙う!?
そして、上位に挑戦…具体的には、往路優勝を狙ってみてもいいのかもしれませんね。だって、前回5区区間賞の青木選手が、平地の走力もさらにつけているのですから…。
もちろん狙うには、坂東・佐藤選手ら勿論、他往路ランナーが絶好調というのは条件ですが、流れに乗れれば面白いことになると思います。
箱根駅伝区間オーダー(例)
1区岡原仁志③
2区坂東悠汰④
3区佐藤敏也③
4区大畑和真④
5区青木涼真③
6区坪井 慧③
7区土井大輔④
8区松澤拓弥③
9区狩野琢己④
10区矢嶋謙悟④
1区から4区の順番などはだいぶ迷いましたが、1区は全日本好走見せた岡原選手を抜擢。5000mも14分一けたとスピードを付けてきていますし、ある程度前が見える位置につけれるはず。2区は走れれば一番強いだろう坂東選手。貧血は対策さえ取れれば大丈夫だと思うので、69分切を狙いたい。
そして前回ストロングポイントとなった3区に、山下りから佐藤選手を下ろします。全体的に3区は下りですし、平地1万m28分台の走力は付けています。一気に流れを呼び込みたい。登りに繋ぐ大事な4区には大畑選手を配置し、流れを引き継いで青木選手へ…。
どうでしょう、うまくいってトップと3分程でしょうか。往路優勝となると多分88年ぶり??往路3位でもあの強風の77回大会以来となりますが…4強は崩したいところです。
復路はコマ数は揃っていますね。1年時からエントリーされ続けている坪井選手が満を持して6区、どのくらい走れるでしょうか?7区は流れを考えて土井選手を前倒し起用、そのあとは選手争い激しいですが、全日本出走の狩野選手、世田谷ハーフ上位の松澤・矢嶋選手が有利でしょうか。
まあ、言っても3年連続シード権となると確か復路優勝した82回大会以来13年ぶり?目標総合5位以内達成すると80回大会の総合4位以来、15年ぶりにもなるのですよね。法大に新しい歴史を刻むチャンスは充分に近くにありそうです。
コメント
法政大学がここまで順調なのは21世紀になって初めてだと思うので、むしろ予想するのがちょっと怖いくらいです。失礼かもしれませんが、シード権獲ってくれたらもう十分です。
私が考えるオーダーは土井ー坂東ー佐藤ー岡原ー青木、坪井ー大畑ー久納ー鈴木ー狩野です。管理人さんの仰るとおり、あわよくば往路優勝をと考えたのですが、堅実に3年連続シード権を狙ってほしいという願望が勝った配置です。3区佐藤選手が実現したら、62分50秒~63分20秒を期待したいです(暑さが苦手みたいなので、もしかしたら62分台はちょっと厳しいかなと)。
大畑選手を7区に配置したのは、坪井選手の流れを加速するために、復路メンバーでは一番重要な役割だと捉えています(もし6区でブレーキの場合は流れを取り戻す役割を)。8区久納選手は先日の日体大記録会で1万メートル29分台を出して、今回のメンバーで1、2年生が少ないために、来年以降を見据えて。最後に近年駅伝を経験していない4年生を重要区間に配置するサプライズをやって、ことごとく成功しているので、今年は鈴木選手が出てくるのでは?と願望込みで密かに期待します。
5位以内は、80回大会の総合4位以来ですので15年ぶりになるかと思われます。
佐藤選手6区からはやっぱり降りるのかな。正直坪井選手がどこまで下れるかというのはとても疑問なんです。山で稼げるのは大きなアドバンテージになりますし、58分台なら最低でも区間5位以内には入るタイムです。佐藤選手の6区は勿体無いと思いますけど。なので皆さんが予想されないであろう佐藤選手を6区に固定した予想を敢えてします。
岡原→坂東→大畑→土井→青木
佐藤→鎌田→松澤→狩野→矢嶋
1区は岡原選手。第2集団で来てくれれば合格点だとおもいます。2区は説明を省きます。
3区に大畑選手の起用は、昨年の上尾ハーフをヒントに。比較的フラットで後半に強い風が吹くコースなので。また前回8区を走ってるので走りやすいかなと思います。4区は土井選手。好走経験ありでアドバンテージになるかと。因みにここまでで5位想定です。
で説明不要の山を終えて、7区。ここには上尾ハーフで好走の鎌田選手。田辺選手と迷いましたが東洋酒井監督と坪井監督は仲良いので坪井監督も困ったら下級生にするかなと。こじつけですが。8区は前回4区の松澤選手。アップダウンも対応でき、気温適性も大丈夫だと思います。後の2人はそれぞれ全日本出走と世田谷ハーフ組で固めました。
基本大型ランナーの2区は絶好調ではない限り起用は怖いんですよね。実際に大型ランナーで2区快走した選手の記憶があまりないです。坂東選手は長身だからこそペースが落ちてきた際にストライドがかなり広い分どんどん前から落ちてくるランナーを捉えられるのが武器なので3区の方が良いかなと思います。2区は順当にいけば佐藤選手ですが大畑キャプテンの抜擢があるかもしれません。唯一両駅伝で重要区間を任されたランナーでもあり結果も残しています。つなぎ意識で青木選手に繋ぐことが重要なので差がつきやすい区間で粘ることが重要になるはずです。
1区がどうしても前で渡すのが厳しい法政の場合2区は自分のペースで走れるランナーの方が強いと思います。
大型ランナーですと、80回大会2区で区間賞を取った東洋の三行選手辺りでしょうか?あとは、80回、81回の2区で好走した亜細亜の岩崎選手ですかね。
ただ、坂東選手クラスの長身選手は比較になる選手は国内にも居ないレベルですのでなんとも。2区は経験値もけっこう重要なイメージがあるので、坂東選手が2区を走れればプラスは大きいようにも。昨年も2週間で合わせた&10km付近で腹痛があってのタイムですし。
あと、イメージ以上に上りは強いです。
逆に、良く名前が上がる佐藤選手は上りトライアルでは青木選手と4年生主力メンバーに後れを取っているので、1区か3区の方が良さそうな気もしますね。
あとは、ライバルとなるであろう、帝京、城西、拓殖などと比べて、新戦力の台頭がいささか弱いようにも。大畑、岡原の両選手は昨年も出走してる&堅実型ですから、城西の荻久保選手や帝京の遠藤選手のようなカンフル剤的なタイプでは無いですね。
戦力の厚みが増している反面、走ってみないと分からないタイプの選手も多そうなのが、意外な弱点になるかも知れません。
今年は確実に総合3位を狙って欲しい。
①佐藤②坂東③大畑④岡原⑤青木
⑥坪井⑦土井⑧松澤⑨東福⑩矢嶋
往路優勝は決めて頂きたい。
但し、スローになると①佐藤は勿体無い様な気がしますが?
①佐藤②坂東③大畑④岡原⑤青木
⑥坪井⑦土井⑧松澤⑨東福⑩矢嶋
矢嶋⇌東福
残念だけど、坂東選手は、期待に反した結果となりました。
往路5区までに、5~6位にでもいれば、復路何とかなるかもしれないが。
来年で青木君も4年生で卒業だし、2020年の箱根で期待したいね。
2020年以降、新人でやっぱり5区に誰か出てこないかね。
とにかく2020年が、一つのピークかもね。
OBとしては、生きている内に、優勝見たいけど。