出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。
箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。
日 本 体 育 大 学
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【出雲駅伝】
9位日本体育大学2:15:31
区間(距離)名前学年[区間順位]区間タイム(総合順位)トップとの差
1区(8.0㎞)池田耀平②[14]24分11秒(14)56秒差
2区(5.8㎞)宮﨑勇将④[7]17分02秒(11)1分32秒差
3区(8.5㎞)山口和也③[11]26分11秒(13)2分22秒差
4区(6.2㎞)廻谷 賢③[3]18分08秒(10)2分30秒差
5区(6.4㎞)岩室天輝②[5]19分04秒(9)2分46秒差
6区(10.2㎞)林田元輝④[10]30分55秒(9)3分33秒差
【全日本大学駅伝】
12位日本体育大学5:21:39
1区(9.5㎞)池田耀平②13位27分45秒(12)0:17
2区(11.1㎞)中川翔太③17位33分35秒(15)1:34
3区(11.9㎞)宮﨑勇将④13位35分37秒(14)3:02
4区(11.8㎞)林田元輝④11位35分43秒(14)4:07(シード権に1:48)
5区(12.4㎞)志賀康太④11位37分17秒(14)4:59(2:09)
6区(12.8㎞)岩室天輝②3位37分58秒(12)5:15(1:28)
7区(17.6㎞)廻谷 賢③4位53分02秒(9)6:30(0:28)
8区(19.7㎞)山口和也③18位60分42秒(12)8:28(1:10)
出雲と全日本はともに上位に食い込むことはできなかった日本体育大ですが、個々の走りを見ると、面白いのですよね。まず2年生の活躍、出雲&全日本では1区を任された池田選手が著しい成長。出雲は跳ね返されましたが、全日本ではトップと17秒差に抑えてしっかりと役割を果たしています。
また、同じ2年生で岩室選手が非常にいいのですよね。出雲5区出走、総合10位と苦しい位置ながら区間5位と前を追いかけると、全日本6区では総合14位で襷鵜を受けると区間3位の快走で2人抜き、シード権との差を大きく追い上げました。
そしてびっくりな成長なのが3年廻谷選手。今年の箱根山下りで初登場もこの時は順位を落とします。そして春はあまり試合に出れませんでした。それが秋になって復活…だけではありませんでした。
出雲4区起用されると区間3位で3人抜きの快走!全日本はエース区間7区抜擢も区間4位で3人抜き!シード権ラインに大きく迫りました。・・・いつの間にかチームのエース選手に??
他にも下級生の頃、主力になりかけたのちに苦しんだ4年宮崎選手が復活。出雲では区間7位の粘りの走り、出雲3区はそれまでの悪い流れを引き継いでしまったものの、貴重なスピードランナーの復帰でした。
それでも上位に行けなかったのは、先の7区廻谷選手以外、主要区間で上位に食い込めていないからなんですよね。今年主軸になると思われた中川・山口和選手が記録会では悪くないのですが、駅伝で力を発揮できない状態が続いています。
2人とも出場した全日本では2区中川選手が区間17位で3つ順位を落とし、シード権に迫った8区では山口選手が区間18位で3つ順位を落としてしまいました。気負いとかもあるかわかりませんが、ここまでは成績を残せていないですかね。
他、主力選手では、駅伝経験豊富な室伏選手がここまで駅伝未出走。初登場となった4年林田・志賀選手は区間二桁、このあたり長い距離になった箱根で引っ張ることができればだいぶ違うでしょうか。
繋ぎ区間は強く、また室伏選手はここにきてついに復調傾向、他にも29分台出走者や全日本駅伝予選で活躍している選手がいますので、少なくとも出走する選手は揃っているのですよね。
なので選手の復調など調子を見極めながら、主要区間に誰を走ってもらうか。そして、この調子だとおそらく廻谷選手が往路に回りそうなので、山を誰が出走するかというところが、ポイントとなりそうです。
箱根駅伝区間オーダー(例)
1区池田耀平②
2区廻谷 賢③
3区宮﨑勇将④
4区岩室天輝②
5区室伏穂高④
6区小松力歩③
7区林田元輝④
8区山口和也③
9区中川翔太③
10区山口晟弥④
1区は、今年度に関しては池田選手に頑張ってもらう感じになるのかな?全日本予選の3組で好走しているというのもポイント高いでしょうか。2区は、現時点では廻谷選手抜擢でしょうか?あれだけ競り合いで勢いある走りできるなら抜擢かなでいいかと。
3区はスピードのある宮崎選手に繋いでもらい、4区は急成長の岩室選手ですかね。最もこの辺は林田選手や、山口・中川・室伏選手の状態次第でもだいぶ変わるかもしれませんかね。このあたりの、メンバー争いも面白い。
今のところ、8区9区10区の理想は前回のまま、山口・室伏・中川選手で行ければと思っているのですよね。前回好走区間で一気にシード権内へいければと。
最も5区6区が分からないので、今のところ5区は経験者の室伏選手に、10区はハーフ強い山口晟選手を入れます。6区は分かりませんが、3障得意の小松選手あたりが走れればと思います。
ここ数年、箱根へ向けてのピーキング・戦略はピカ一でした。首脳陣が急遽変わりましたが、その部分はうまく引き継がれていければと思います。