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【箱根駅伝2019へ展望】中央学院大、複数主力欠場で力負け…5年連続シード権への挑戦は…!?~出雲&全日本振り返って

出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。

箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。

爪痕残すも主力の状態に不安

中 央 学 院 大 学

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出雲&全日本~連続シード権へ可能性を見せたか?

【出雲駅伝】
6位中央学院大学2:15:04
区間(距離)名前学年[区間順位]区間タイム(総合順位)トップとの差
1区(8.0㎞)川村悠登③[4]23分31秒(4)16秒差
2区(5.8㎞)栗原啓吾①[9]17分03秒(5)53秒差
3区(8.5㎞)髙橋翔也②[8]25分57秒(6)1分29秒差
4区(6.2㎞)吉田光汰①[6]18分20秒(6)1分49秒差
5区(6.4㎞)青柳達也①[10]19分22秒(6)2分23秒差
6区(10.2㎞)石綿宏人②[8]30分51秒(6)3分06秒差

【全日本大学駅伝】
14位中央学院大学5:22:18
1区(9.5㎞)髙橋翔也②6位27分37秒(5)0:09
2区(11.1㎞)廣 佳樹④10位32分56秒(9)0:47
3区(11.9㎞)栗原啓吾①9位35分05秒(9)1:43
4区(11.8㎞)吉田光汰①14位36分17秒(12)3:22(シード権に1:03)
5区(12.4㎞)藤井雄大③13位37分35秒(13)4:32(1:42)
6区(12.8㎞)石綿宏人②10位38分49秒(14)5:39(1:52)
7区(17.6㎞)釜谷直樹④12位53分58秒(14)7:50(1:48)
8区(19.7㎞)有馬圭哉③11位60分01秒(14)9:07(1:49)

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初出場者、好走者も多い

秋シーズン最初は何といっても注目選手は川村選手でした。夏前から主力選手のタイムを次々追い抜くと、エース格として出雲駅伝に登場。1区区間4位の力走を見せます。チームもその後、3区髙橋選手以外は初出場ばかり、アンカー石綿選手や3人の1年生が粘って総合6位。ここは見事でした。

その川村選手がまさかの欠場者となった全日本大学駅伝、1区を任された髙橋選手が5位でスタートすると、駅伝経験豊富な4年生廣選手が主要区間で繋ぎの役割を果たします。

そして、両駅伝で一番の収穫と言えたのが栗原選手。両駅伝とも前半の激しい流れの中を走り共に区間9位。出雲は1区の流れを守り、全日本はシード権ラインに食いつきました。ある意味、中央学院大が目標とする、落ちそうで落ちない走りを体現。粘りの走りを見せました。

例年以上に故障者が出ていますが…

ただ、今年は例年以上に故障者に苦しんでいるのですよね。先の川村選手以外に、3年生のエース格、横川・高砂・藤田選手は両駅伝とも出れず、また4年生エース格の市山選手もまだ未登場なんですよね。

距離が長く、区間が増えた全日本はさすがに苦しかった。4区吉田選手が流れを切ってしまうと、藤井・石綿・釜谷選手ら経験の浅い選手が奮闘しましたが、前を追い上げることは叶いませんでした。このへんはやはり主力でないと辛いですね。

アンカーは長い距離で安定感を見せる有馬選手でしたが、どこも長い距離に自信があるランナーを投入。あと一歩順位をあげられず、総合順位では出雲駅伝からかなり順位を落とす14位となってしまいました。

箱根駅伝2019展望~川崎マジック起こせるのか

5年連続のシード権獲得に挑む。中央学大に見る“弱者の兵法”。
ナイスタイミングで中央学院大の川崎監督についての記事があがりましたね。最近でこそ少し高校時代実績ある選手が入る事もありますが、結構個性的な選手も多い中、育成でチームを作り上げてきています。

ただ、現状では故障者が多く苦しい状態。”横川・高砂選手はいないもの”として今年度の箱根駅伝は考えていくそうです(横川選手は上尾ハーフに出場予定となってしますが果たして??)。個人的には川村選手の状態が気になるのですがどうでしょうか…。

中央学院大・箱根駅伝区間オーダー(例)

1区髙橋翔也②
2区有馬圭哉③
3区栗原啓吾①
4区廣 佳樹④
5区市山 翼④

6区樋口 陸④
7区福岡海統④
8区藤井雄大③
9区石綿宏人②
10区釜谷直樹④

区間9位以内を揃えて

とりあえず、横川、藤田、川村選手は入れないで考えてみました。復帰できればオーダー編成はもちろん楽になるのですが。1区は全日本で起用成功の高橋選手をそのまま、2区は全日本アンカーを走った有馬選手を抜擢。安定感で戦えるか。

3区には、ここまでいい走りを続ける栗原選手、4区に繋ぎのレベルが上がってきた廣選手。まずはこんな感じかなぁ。もし、川村選手が戻ってきていれば4区あたりにいれて、廣選手を復路温存にしたい。

山は、これという選手はいるのですよね。市山・樋口両4年生の選手。全日本だけでなく秋から試合出ていないのが気がかりですが、箱根の山に向けて温存していると思いたい。

復路は予想がつきにくいですが、7区と9区をアクセントポイント。4年福岡選手と2年石綿選手を入れときます。8区と10区は今調子いいだろうと思う選手、藤井・釜谷選手としています。

10人選手はひとまず揃っているのですが、流れを変えられる選手があまり多くないために、一旦流れが切れた時に、浮上のきっかけをつかみ損ねる可能性があることが、怖いのかなぁ。

各個人粘り強い走りで区間9位以内を目指しつつ、流れを変えられるエース級の選手の復帰を待ちたいところです。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。