第95回箱根駅伝2019予選会【日程・出場資格・変更点・ルール】

箱根駅伝も来年の2019年は第95回箱根駅伝記念大会を迎えます。

95回大会のみの変更点として出場枠の増大(予選会での増枠、関東インカレ枠での決定(日大)))があります。

また、95回大会以降の箱根予駅伝予選会での変更点もあります。

予選会の距離変更出場資格の変更など…

もう一度、第95回箱根駅伝予選会2018のまとめをして、

私的に思うことを書いていきたいと思います。

エントリーが出ました!

こちらにまとめてあります

第95回箱根駅伝2019予選会【出場校・エントリー・戦力分析&軽く予想】

ページコンテンツ

第95回箱根駅伝予選会2019について

関東学連サイト:http://www.kgrr.org/

要項:http://www.kgrr.org/event/2018/kgrr/95hakone-yosenkai/youkou.pdf

こちらを参考にしています。

日程・場所

エントリー期日:2018年10月1日(月)9時30分

スタート:2018年10月13日(土)9時35分スタート

場所:陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園

※前半は駐屯地で平坦で走りやすいが、終盤は細かなアップダウンが続くコースとなっている。

出場資格・ルール

出場資格

チーム
第94回箱根駅伝のシード10校(青山学院大・東洋大・早稲田大・日本体育大・東海大・法政大・城西大・拓殖大・帝京大・中央学院大)以外

関東地区(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木・山梨)の大学及び大学院のみ

エントリーできる選手は、本戦及び予選のエントリー回数が4回までの選手(大学院に進めばリセット)

平成29年1月1日(日)~平成30年9月30日(日)までに10000m34分以内の選手を10名以上揃えていること

ルール

動画:日テレ公式チャンネル

ハーフマラソン(21.0975㎞)の1発タイムレースを行う(×駅伝形式)

1校最大14名エントリー12名出走し、上位10名の合計タイムの短さで競う

合計タイムの短い順に上位11校に本戦出場権を与える

変更点

記念大会での変更

・枠の増大⇒2枠(本戦出場は22校+関東学生連合)

うち、関東インカレ枠(5年間の関東インカレの得点の合計(長距離だけでなく陸上全体))で、予選からの出場の日本大が獲得

予選では通常の10枠⇒11枠に!

今回から変更

①出場資格:5000m16分30秒以内or10000m34分以内の選手を10名以上⇒10000m34分以内の選手10名以上

②距離変更:20㎞⇒21.0975㎞(ハーフマラソン)

ここ、自分のコメントをします。

①について
出場資格が変更になります。10000m34分以内のみになり、予選に出場する難易度が上がります。やはり、5000mより長い10000mの方が体力的に厳しいです。また、消耗が激しいこともあり、何度もチャレンジできません。このあたりが難しくなる要素です。

最も、箱根駅伝を本気で狙えるようなチームは特に関係ありません。そういう大学はエースは1万28分台以内、10番手は悪くても30分前半台ですので。

このあたりは、箱根駅伝予選会への出場できるかできないかのチームへの打撃が大きいでしょう。最近の出場校は50校近くにも及びましたが、やはり今年に関しては少し参加校が減って、39校となってしまいました。

そして、それは関東学生連合にも影響を及ぼし始めています。例えば、今年連合チームにて出走した芝浦工業大は、9名まで揃えましたが、最終的にあと1人足りませんでした。1人連合チームに加われる力のあるエースがいても、10名34分以内の選手が10名揃わなければ予選への参加もできません。

スポーツ推薦などで長距離を強化していない大学はより厳しい戦いになってきますが、何とか智慧を絞って総合力をつけていくことを強いられることになりますね。

②について

こちらは、本戦出場を本気で争うチームには大いに関係がありますね。僅か1.0975㎞ではありますが、体力ギリギリの勝負をしている中での1.0975㎞の伸びはかなり変わります。

第94回箱根予選コース図 と 第95回箱根予選コース図 を見比べてください

中心部の駐屯地が変わりますね。コース序盤の平坦部分が増えています。

つまり、路面がよく非常に走りやすい部分を序盤多く走ることになります。

一見、良くなっているように見えますが違います。

序盤が走りやすく、スピードが出せる部分が長くなる分、後半のカーブが多く、アップダウンがある公園内に入るまでの脚に蓄積されるダメージが増えます

今まで以上に15㎞以降でのチームでの総合力が問われることになるのではないでしょうか。

展望&予想~戦略面で思うこと

予選に出場する有力チームの監督のコメントが載っている記事がありました。

 順大(前回本戦11位)長門俊介監督「エースの塩尻和也(4年)は1時間2分前半、できれば1時間1分台を期待したい。チーム10番手は1時間5分切りが目安になるでしょう」

駒大(同12位)大八木弘明監督「主力は1時間2分台、10番目の選手でも1時間3分台にまとめたい。夏にそういうチームをつくります」

神奈川大(同13位)大後栄治監督「1・1キロの延長分は3分20秒と計算すると、突破するためには最低限、平均64分前半が必要でしょう」

国学院大(同14位)前田康弘監督「外国人留学生が増えているのでハイペースのレースになるのでは。主力の浦野雄平、土方英和、青木祐人(いずれも3年)には果敢にチャレンジして1時間2分台を期待している。中間層は1時間3分台、10番手は1時間4分台が目標になります」

中大(同15位)藤原正和監督「主力の中山顕、堀尾謙介(いずれも4年)、舟津彰馬(3年)らは1時間2分台で走ってもらいたい。10番手は1時間4分台。シードの上位校には1時間2分台が6~7人いますので、少なくとも、3~4人は1時間2分台で走らなければ本戦で勝負はできません」

大東大(同16位)奈良修監督「主力の3人は1時間2分台、あるいは1分台を目指します。10番手ではなく12番手が1時間3分台。それくらいのチーム力でなければ本戦では上位で戦えません」

創価大(前回予選会12位敗退)瀬上雄然監督「ムソニ・ムイル(3年)は1時間2分前半を期待したい。1時間3分30秒以内で何人が戻って来られるかが鍵になります。10番手は1時間4分台でまとめてもらいたい」

参照サイト:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00000167-sph-spo

どこの監督も具体的なタイムを話されていますね。

だいたい今までの予選の個人タイムより+3分20秒前後ほどかかる計算になります。

58分00秒⇒61分20秒
59分00秒⇒62分20秒
60分00秒⇒63分20秒
61分30秒⇒⇒64分20秒
62分00秒⇒65分20秒
※ただし、後ろの選手ほど、ラップタイムがもっとかかるかも

上位10人の合計タイムなので全体として33分20秒以上はかかる計算になりますね。

気象条件が非常に良かった前回が、10時間10分ほどなので、

通過ラインは10時間45分前後くらいでの決着になるでしょうか。暑いと10時間50分あたりまで下がるでしょう。より長丁場の戦いとなります。

有利になる大学

予選に出場する大学でもスピード型、スタミナ型とあります。スタミナ型の方が明らかに有利になります。

スタミナ型と言える大学:駒澤大学、國學院大學、大東文化大学、山梨学院大、上武大学、創価大学、麗澤大

どちらとも言えない大学:神奈川大、東京国際大、日大

スピード型と言える大学:順天堂大、中央大、国士舘大、明治大、専修大、東京農大

人によって違うかもですが、大まかにこんな感じでしょう。

もしかすると上記のチームが僅かに有利になるかもです。

皆さんはいかがでしょうかね?

また、予選の日が近づいたら、改めて展望してみますね!

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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