【3強!V4へ、箱根だけは譲れない】第94回箱根駅伝区間エントリー予想【青山学院大学】

今日は、3強シリーズ!③

10年連続23回目

前回王者は全員駅伝への道、ハーモニーを響かせろ!

青山学院大学

エントリー選手独断ランク付け

7点:エース区間、山で貯金が望める選手 

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
田村和希④28分18秒31≪17:全2区1位、出2区1位、箱7区11位、16:全2区1位、出2区1位、箱4区1位、15:全3区2位、箱4区1位≫
小野田勇次③29分59秒31≪17:全7区3位、出4区2位、箱6区2位、16:全5区1位、箱6区2位≫

5点:エース区間で区間中位以上いける選手
鈴木塁人②28分31秒66≪17:全8区4位、16:出1区5位≫
森田歩希③28分44秒62≪17:全4区3位、箱4区2位、16:全6区1位≫

4点:主要区間で区間上位でいける選手
下田裕太④28分33秒77≪17:全5区4位、出3区3位、箱8区1位、16:全1区8位、出3区4位、箱8区1位、15:全5区1位、出4区6位≫
梶谷瑠哉③28分52秒94
≪17:全3区4位、出1区8位、箱1区4位≫

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
橋詰太慧③28分56秒06≪17:出6区6位≫
林 奎介③29分05秒97
竹石尚人②5千14分05秒40≪17:全6区4位≫

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
橋間貴弥③29分08秒85
吉永竜聖④29分10秒65≪16:全3区5位≫
吉田祐也②29分17秒48
山田滉介③29分21秒74

近藤修一郎④29分42秒94
神林勇太①13分59秒14≪17:出5区3位、都1区30位、16:高4区2位、国体5千6位、IH5千4位≫

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
中根滉稀②5千14分14秒10

上位10人合計:42点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)

前回3冠、青学大が前哨戦は苦しんだ。出雲駅伝は東海大との争いに敗れ2位、全日本駅伝は優勝争いにもあまり加われないまま3位に留まりました。エースが卒業生したこと、他校の対青学のパワーアップが凄いにはあると思います。ただ、青学もちょっと万全でないチーム状況というのは影響していました。

主力は沢山いるのですが、まずは4年生2人ですね。暫く故障や体調不良に苦しんだ田村選手が今は絶好調ですね。両駅伝とも区間賞でチームを盛り立てています。下田選手が出雲で出来て足裏の肉刺の影響で本調子ではないですが、2年連続で区間賞を獲得している箱根には合わせてくるでしょうか。

続く選手で最も安定しているのは森田選手。駅伝では決して外さないです。3年になって強さもつきつつあるところです。それからまだ大学駅伝は2度しか走っていないですが、ハマると本当に強い鈴木選手。彼が絶好調になると頼もしいはず。それから梶谷・橋詰選手あたりが続く選手でしょうか。彼らの状態が上がれば主要区間がうまります。

忘れてはならないのは小野田選手の存在。6区で2年連続58分台をマーク、一つアタックポイントになります。5区の経験者がエントリーから外れただけに大事になります。他、ロードで結果を残している林・吉田・竹石・近藤・神林選手ら繋ぎ区間を走る人材は充実。V4へ向けて足並みをそろえたい。

区間エントリー予想
鈴木塁人②-森田歩希③-田村和希④-梶谷瑠哉③-吉田祐也②
小野田勇次③-橋詰太慧③-下田裕太④-林 奎介③-竹石尚人②

…もう1区の人選ですよね。結局出雲・全日本で負けたのって1区で出遅れて取り返すのに時間がかかってしまったのが一番の要因です。箱根1区も難しい展開になりそうですし、手は抜けないですね。

ここはもう、そして長距離ロードで粘りを発揮する鈴木選手でいきましょう。本当は適性は4区なのでしょうが、トップ付近で中継する可能性が高い選手を置きたい。田村選手らまで使ってはいけないですし…。彼でしょう。

なお、橋詰選手が絶好調なら彼が1区。これで4区鈴木、7区梶谷選手とかなり余裕のある区間編成ができると思うのですが、果たして?

2区は今年の調子なら森田選手が一番いいかもしれませんね。安定感だけでなく強さも身に付きつつあります。確実に68分半前後では走ってくれそうです。ひとまずエースがいるチーム以外はこれで逃さずに食らいつけるのではないでしょうか。

そして3区、おそらく優勝候補に挙がるチームでは神大が一抜けていることでしょう。ここに駅伝男・田村選手を投入。流れを変える目的です。脱水の件は対策も進めているようですのでおそらく大丈夫でしょう。一気にトップが見える位置にいきたいですね。

その流れの中、4区は梶谷選手で。単独走にやや不安はありますが、ただアップダウン、特に上りはそんなに苦手な感じはしませんでした。準エース区間ですがしっかり走れる潜在能力はあるはずです。

さて、経験者がいなくなった問題の5区。エントリー時には下田選手5区もあると原監督はおっしゃられていました。確かにそうしたいのですが…他校は復路に下田選手がいると思う方が嫌なんじゃないかなぁと思い、結局辞めました。

そこで世田谷ハーフで2年連続安定した成績を残して、5区希望していた吉田選手に託します。ひとまず前回のタイムを上回り区間5位あたりはほしいがどうでしょうか。有力校の中に「山の神がいたら白旗」と話されているので、このあたりのタイム想定でしょう。いないなら、往路2分差がギリギリの範囲かと思います。

6区は小野田選手。トップじゃなかった時の走りが分かりませんが、追うのは出雲と全日本の平地区間で経験していますかね。3年連続58分台を出すことができれば、充分にいいスタートになるはずです。

さて、畳みかけて攻めたい7区に調子を戻している最中と思われる橋詰選手。状態が戻っていれば積極的な走りで前半から飛ばしていける選手です。こういう選手を7区におけるのは青学の強さのはずです。

そして勝負をかけて下田選手を3年連続8区へ投入。往路勝負のチームが多い中、こういう選手を残しておいてオーダーを組めるのは青学(と東海)くらいでしょう。前回以上のタイムにいけるかは微妙ですが、1分程のビハインドならここで跳ね返せると思います。そういう状況に持っていけているかどうか。

9区には世田谷ハーフ日本人トップの林選手を残します。初の大学駅伝ですが、復路での秘密兵器的存在になりますね。前半のアップダウンもビル風もしっかりと対応してくれると思います。トップに立っていれば逃げられる選手です。

アンカーは全日本6区でいい走りをしていた竹石選手を残しています。選手選考など、ここというポイントでしっかりとまとめてくる選手ですので、確実さをここで発揮してほしいです。ここは近藤・吉永選手ら4年生の可能性もあるでしょうが、温情なしでの上位10人(あくまで11月末までの記録会での私見)でいきましょう。V4に必要だと思います。


ひとまず箱根駅伝はV3を達成したチームは、100%のV4を達成できているという、青学にとってはありがたいデータがありますが、そう言っていられるほどの余裕はないかもですかね。

ただ、ここまで19チーム行った私的の点数では一番高くなっていますね。実際、原監督のいうように「ハーモニー」を奏でられれば、総合優勝に一番近いチームです。

自分で思う理想は1区橋詰2区森田選手が万全で組めること。これであれば1区でどんなに離れても30秒、2区で2分までに抑えられます。これで3区田村、4区鈴木選手で一気にトップ付近へ浮上。そして5区下田選手で他チームに山の神がでなければ往路優勝。6区小野田7区梶谷選手で駄目押しできますのでね。

ご覧の通り、綺麗なハーモニーだと思います。出雲・全日本の悔しさからどのような仕上がりになっているか、楽しみです。

参照サイト

青学大・原監督、真面目なあいさつに終始「今回は苦戦が予想されます」

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。