【長距離に自信!最後のV4校の復活は!?】第94回箱根駅伝区間エントリー予想【駒澤大学】

続いて、
52年連続52回目

長いロードで結果が続出!王座復権へ!

駒澤大学

エントリー選手独断ランク付け

7点:エース区間、山で貯金が望める選手 

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
工藤有生④28分23秒85≪17:全2区4位、出3区7位、箱2区6位、16:全1区3位、出3区4位、箱2区4位、15:全2区2位、出3区4位、箱4区2位、14:全5区2位≫
片西 景③29分30秒73≪17:全1区2位、出6区7位、箱9区4位、16:全6区6位≫

5点:エース区間で区間中位以上いける選手

4点:主要区間で区間上位でいける選手
下 史典③28分56秒24≪17:全4区7位、出2区3位、箱3区8位、16:全4区4位、出4区2位、15:全5区8位≫
山下一貴②5千14分09秒57≪17:全8区7位≫
伊勢翔吾③half63分10秒≪17:箱7区12位、16:全7区6位≫
堀合大輔③half63分32秒≪17:全6区1位、出4区5位、箱10区6位≫

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
高本真樹④29分11秒68≪16:出2区6位、箱4区9位、15:全7区9位≫

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
中西亮貴④29分03秒27≪16:全5区8位≫
中村大成②29分12秒72
白頭徹也③29分19秒62
小原拓未①29分27秒32≪17:出5区7位、都5区10位、16:高1区13位、国体5千14位≫
中村大聖②29分53秒08≪17:全7区5位≫

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
紺野凌矢④29分38秒62≪16:全3区12位≫
加藤 淳①29分48秒87≪17:全5区7位、出1区13位、都1区8位、16:高1区6位、国体5千7位、IH5千6位≫

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
伊東颯太①5千14分14秒19≪16:高1区11位≫
大坪桂一郎②half65分55秒

上位10人合計:37点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)

昨年9位に沈んだ元常勝軍団の駒大が、今年密かに、そして確実に復活への道を歩み進めています。出雲駅伝は1区が出遅れてしまい、流れを引き寄せることができずに8位に終わりますが、下馬評が高くなかった全日本は味のある走りを見せました。1区起用された片西がハイペースの中、持ち味の粘りを発揮し1区2位と好発進。5区で優勝争いから脱落しますが、6区堀合選手が単独走の中、区間賞を獲得!また、7区8区で初出場の2年中村大聖・山下選手が粘りの走りを見せ、3位の背中を追いかけながらの4位。中堅選手に不安は残りましたが、今後に繋がりそうな結果でした。

エース級が2本いますね。片西・工藤選手がどちらとも箱根2区で区間一桁で走り切る力があります。勢いは片西選手の方があり、距離が延びる方が強いです。工藤選手は脚が抜ける症状に苦しんでいますが、ロードで安定感があり、箱根駅伝にはあわせてくる選手です。中堅選手は堀合選手が大きく成長し柱に。これにハーフで力をつけた山下・伊勢選手も面白い存在になりました。これに下・高本選手が勢いづくと分厚い主力の選手層が築き上がりますかね。

あとは10番手争いはいろんなタイプの選手がいますね。既に大学駅伝デビューしているルーキー加藤・小原選手、スピードのある中西選手、ロードで地道に鍛えている紺野・白頭選手。名前が似てて話題になった2年中村大聖・中村大成選手もそれぞれ軌道に乗り始めています。メンバー選びが楽しみになってくるレベルになりつつあります。

区間エントリー予想
片西 景③-工藤有生④-下 史典③-伊勢翔吾③-山下一貴②
中西亮貴④-小原拓未①-白頭徹也③-堀合大輔③-高本真樹④

ただ、最初2本柱をどうするかというのは非常に悩みました。どちらも長距離ロードでアップダウンも行ける選手なので本当は2区と4区に置きたいのですよね。ただ、工藤選手がどうしても絶好調ではない、3番手がちょっと差が離れている、ということで考えてしまうのですよね…。

予想では結局全日本と同じ順番。好調が続く片西選手を2区にしたいけど、工藤選手を難しい展開になりそうな1区にするわけにもいかず、確実に先頭付近で繋いでくれそうな片西選手を1区。工藤選手は経験で2区を乗り切ってもらいたい。本人は67分台を目標にするということで、ある程度はいける感じでしょうかね。しっかりと上位の流れに乗せていきたいところです。

続く3区は伊勢選手と迷いましたが、2年連続下選手にしました。流れに乗っていくことを重要視しました。5千・1万のスピードという点では下選手がありますからね。昨年の記録をしっかりと上回ってこれば、前へいけると思います。

そして4区に伊勢選手。上尾の63分10秒は風もあった中なので価値があると思います。4区は向かい風が吹く可能性もあります。そして前回は裏の7区を経験をしていますので、コースも知っているかなと。自信をもって走ってもらいたいところです。ちなみに堀合選手と迷いましたが、総合順位も考えて残してます。

さて、問題は山…ですね。前年の5区出走者は卒業、6区出走者はまさかのエントリー漏れ…。5区は今回は74分台で区間真ん中あたりを考えられているようですが果たして?メンツ的には紺野・大坪・伊東選手が準備している気もしつつ、長い距離に強い山下選手で予想します。特別登り向きではないと思いますが、安定してまとめてくれそうな感じはしますかね?

6区が本当にわからない。黒姫駅伝で好走していた高本主将もちょっと考えつつ、スピードがある4年生中西選手にしてみました。準備しているかどうかは分かりませんが、最初で最後の力にかけてみたいです。

復路の7区8区はハーフの距離で自信を深めていそうなせんしゅをおきます。7区には上尾で63分台で走り切った1年小原選手を置きます。比較的1年生でも好走が多いかなと思います。8区は世田谷ハーフで64分台を出した3年白頭選手が面白いのかなともいます。風もありアップダウンもありの条件の中なので価値がある結果と思います。終盤うまくまとめてくれればと思います。

9区10区は総合順位を上げる力のある選手を残しています。先述の堀合選手を満を持してここに。全日本の6区区間賞には本人が一番びっくりしていたそうですが、夏の走り込みが活きたのではないでしょうか。前回は10区で順位を落とし悔しく思い、リベンジを狙います。気象条件にもよりますが69分台で区間賞候補になりえるかと。

アンカーには、4年間もう少しというところで苦しみ続けていた高本選手で。今年の駅伝も出場できていないですが、上尾63分台で一つ起用の目途が立ったのではないでしょうか。何とか有終の美を飾ってほしいと思います。


どうでしょうね。もし5区が主力じゃなくて専門の選手を準備していれば、例えば4区堀合7区伊勢9区山下選手など更に平地が充実してきそうな感じですかね。

前回は中盤で区間18位が2つ出てしまい、上位で勝負することができませんでしたが、それ以外は結構良かったのも事実。長い距離に強い選手が増えてきているのはタイムに表れてきています。元平成王者で最後の4連覇チームの意地が今年は見られるかもしれません。

参照サイト

駒大・堀合大輔「箱根駅伝で味わった悔しさは、箱根駅伝でしか返せない」

残り5校…明日は3強の登場!

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。