続いて、
5年連続39回目
シード権獲得への執念!
拓殖大学
エントリー選手独断ランク付け
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
W.D.タソ③28分19秒16≪17:予50位、箱2区2位、16:全2区3位、予6位、箱2区11位、15:予2位≫
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
西 智也④28分45秒44≪17:予18位、箱1区14位、16:全8区7位、予71位、15:箱4区11位≫
戸部凌佑③29分34秒46≪17:予15位、箱5区11位、16:箱7区15位、15:予63位≫
4点:主要区間で区間上位でいける選手
馬場祐輔③28分43秒72≪17:予41位、箱6区7位、16:全1区14位、予111位、箱5区15位、15:予45位≫
赤﨑 暁②29分16秒04≪17:予19位、箱10区12位、16:全5区11位、予72位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
中井槙吾②30分07秒96≪17:予64位≫
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
石川佳樹①29分22秒57
鈴見侑大③29分34秒07≪17:予98位、16:予162位≫
苅田広野④29分34秒85≪17:箱7区14位、16:予54位、15:予225位≫
土師悠作④29分38秒68≪17:予102位、箱9区19位、16:全3区9位、予98位≫
白髪大輝③30分09秒53≪17:予91位≫
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
硴野魁星③29分40秒61≪17:予135位≫
吉原遼太郎①29分43秒70
清水崚汰①29分44秒01≪17:予184位≫
長田悠太郎③29分47秒75
藤井拓実②30分31秒60≪17:予198位、16:予313位≫
上位10人合計:30点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
毎年、往路まではシード権争いを繰り広げるも、復路で遅れてしまい、届かないレースが続いていました。そんな中、今大会こそ…と力を込めて言えるくらいの戦力が整ってきました。
全日本予選こそ2年連続通過はできませんでしたが、箱根予選は前回より一つ上の順位で通過。そして内容が見事でした。エースのデレセ選手が2週間前に脚を痛めて、本来の走りができない中、戸部・西・赤崎の3選手が59分台で走破!馬場選手も続き、デレセ選手も希薄のゴール、大きな柱が5選手できました。
選手層はやや薄いですが中井・白髪・鈴見選手が台頭、更に11月末に前回7区の苅田選手が復帰、土師選手も復調気配を見せ、10人入りはきわどいながらも石川選手ら1年生が元気です。4大会ぶりのシード権獲得へ戦力が充実してきています。
拓殖大を見ているとどうも6区が苦手なんですよね。6区でシード権争いから後退してしまい、7区以降は追い上げる展開になり、拓大の良さである後半の粘りが出せない展開になっています。
前回は主力選手である馬場選手を6区に起用して善戦したものの結局じり貧に泣きました。でも今回は往路から主力をどんどん投入して堂々と勝負できるのではないでしょうか。
まず2区と5区はアクシデントが無い限りは決定的ですね。2区は前回区間2位の好走で10人抜きをしているデレセ選手。一時チームを4位に引き上げたのですよね。箱根予選以降は、怪我の治療に専念する為か試合に出ていませんが、しっかり合わせてくると信じています。ここはリードしたい。
また5区は前回区間中位で走っている戸部選手。入り乱れが激しい中自分の走りをしていた印象です。身についた走力で区間一桁は充分いけると思います。
さて、他の平地区間もどんどん投入します。1区は岡田監督が「馬場か西」と話されていますが、自分は馬場選手がいいと思います。西選手は競り合うより自分でガンガン行くタイプ。馬場選手は色んな状況でそつなく走ってくれるイメージです。
馬場選手は全日本予選3組で、いいレースをしています。引っ張ったうえで上位集団で踏みとどまっていました。今回引っ張る必要はないかもですが、前が見える位置で繋げそうです。
2区デレセ選手でぐっと浮上し、西選手が加速。そして4区は赤崎選手でしょうか。淡々と刻んでいくイメージですが、走力が飛躍的に向上しています。こういう区間で活きるかもしれません。5区戸部選手と合わせて、往路一桁順位は充分に可能性がありそうですね。
さて鬼門の6区ですが、ここは箱根予選10番手の硴野選手が立候補しているようですね。180㎝の長身ランナーは90回大会好走の大島選手と重なりますかね。しっかりとした準備をして走ってくれれば。ここで絶対に総合10位以内は死守…です!
そうできれば、前半抑えて後半上げる駅伝の鉄則を落ち着いてできます。7区苅田選手は元々走力が高い選手ですから、故障明けですがしっかり区間中位で粘っていける選手です。今度こそ力を出してほしい。
このオーダーでは、8区以降はやや選手層が薄いですがひたすら粘っていく形になります。まず箱根予選でいきなり頭角を現した白髪選手を試したい。時々これまでほとんど見なかった選手がポンと出てくる拓大らしい選手です。ロードの粘りを見せたい。
9区は前回の経験者の土師選手がいますが、箱根予選64位と大きく伸びた中井選手で。トラックでは苦戦していますが、ロードに強いですね。いきなり主要区間ですが、力を出し切りたい。
最後は鈴見選手と最後まで迷って、4年土師選手の粘りにかけるかなと思いました。駅伝の経験は複数ありますし、今年苦しみましたがちょっとあがりかけていますかね。うまく走ってくれればと思います。
まあ、総合順位はともかく、往路に全部主力を投入した時にどこまでいけるのだろうかという楽しみは確実にありますよね。それくらい主力選手は育ってきていると思います。噛み合えばシード権は狙えます。
最近はトラックなどスピードの強化が進んで、また少し今までとは違ったカラーになりつつあります。そんな中、個人がどんな走りをして、チームとしてどうシード権争いに加わってくるのか注目校になってきています。