続いて、
10年連続10回目
予選会からの脱却の弾みへ
上武大学
エントリー選手独断ランク付け
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
坂本佳太④28分43秒91≪17:予10位、箱1区10位、16:予49位、箱10区20位、15:予26位、箱3区16位、14:全2区20位、予65位≫
4点:主要区間で区間上位でいける選手
太田黒卓③29分24秒46≪17:予22位、箱3区10位、16:予30位、15:予138位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
橋立 旋②30分23秒94≪17:予61位、箱7区17位、16:予132位≫
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
井上弘也④29分30秒05≪16:予256位、箱4区20位、15:予68位、箱1区19位、14:全3区8位、予288位≫
大森 樹③29分37秒54≪17:予67位、箱8区15位、16:予128位≫
関 佑斗③29分58秒85≪17:予73位、16:予117位≫
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
関 稜汰③29分37秒09≪17:予150位≫
熊倉優介③29分45秒35≪17:予81位≫
松下恭一郎③30分08秒15≪17:予112位、16:予303位≫
佐藤駿也④30分14秒08≪17:箱9区17位、16:予62位≫
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
川原 巧②29分55秒20
佐々木守②30分06秒02≪17:予144位≫
塩川香弥④30分09秒76
石井 僚③30分15秒55≪17:予163位≫
鴨川源太②30分33秒86
久保田直生③30分39秒66
上位10人合計:22点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
昨年は初めての往路一桁順位、初めて中盤過ぎまでシード権争いに加わる収穫がありました。その後、新チームになってから全日本予選が19位に終わるなど、連続出場を危ぶむ声もありましたが、今年も無事に通過!10回目の節目を迎えました。
坂本選手が箱根予選で一時日本人集団から抜け出るなど逞しく成長、続く太田黒・橋立選手もロードに強いところを見せました。また、大森・関佑選手がしっかり個人順位を前年から上げるなど上武大らしい育成力も垣間見えました。トラックタイプと思われた熊倉選手の走りも光ります。
予選9位通過ということもあり、戦力的にはそれほど高いわけではありませんが、エースがいるのはいいことですね。予選後には前回9区出走の佐藤選手が戦線復帰、1500mで関東IC優勝の井上選手が1万29分台を出せるまでスタミナ強化。シード権を目指せる陣容に近づきつつあります。
区間オーダー予想
坂本佳太④-太田黒卓③-井上弘也④-大森 樹③-橋立 旋②
佐々木守②-熊倉優介③-関 稜汰③-関 佑斗③-佐藤駿也④
序盤2区間で出来るだけ流れに乗せたいですね。チームトップの坂本選手を2区にするのが基本…なのですが、前回は坂本選手が1区で粘ったことにより往路の流れが出来ました。また太田黒選手はロードで粘りが効く選手です。
なので1区坂本2区太田黒選手の方がいいかなぁと。坂本選手が一桁順位でターンできれば、前回3区で終盤粘りの走りを見せた太田黒選手が持ち味を生かしやすくなると思います。しっかり中位集団にくらいついていきたい。
次の3区で博打をかけたい。井上選手のスタミナが間に合うことにかけて、この3区に投入。彼がここには入れれば往路に主力を入れつつバランスのいいオーダーが組めるかと。タイムは気候もありますが65分前後以内を出せるところまであがれば流れを継続できますかね。
4区はこれまた長い距離でぐっと伸びてきた大森選手。前回8区で上り基調の区間を経験しているのは強み、その経験を4区で活かしてほしい。山登りは将来的に”化ける”かもしれないと言われている橋立選手。トラックのタイムは低いものの箱根予選はチーム3番手。得意という登りで山のスペシャリストになれれば面白い位置で往路を終えられると思います。
さて復路の出足の6区ですが、ここが上武大は鬼門なんですよね…。過去9年間で最高で61分30秒というのは何とかしないといけない。実際、ここで置いていかれて復路も勝負できないケースもあります。
メンバーを見る限り佐々木・塩川・鴨川選手あたりが6区の候補かなぁと思いますが、いずれにせよ上武記録とは言わず、60分前半や区間10位以内の成績を出せる選手が出てくれれば…ここはシード権確保に必要だと思います。
次の7区に予選二けた順位でロードに適応してきたスピードランナーの熊倉選手を投入。復路で流れを載せてほしい。続く8区は予選9番手ですが、1万29分37秒とベストを出して5区希望(陸マガ増刊号)の関稜選手で。上がった走力で凌いでいきたい。
復路終盤には長丁場が得意そうな選手を残しています。箱根予選で成長を見せていた関佑選手が9区適任かなぁと。アンカーに復調してきた佐藤選手に有終の美を飾ってもらう…自分はこういうオーダーが一番シード権に近づけるかなと思います。
とにかく流れに乗っていくことなのかなと思います。往路2区までと復路の6区、ここでしっかり戦えれば、充分他校にくらいつていく戦力は備わっていると思います。
前回は往路8位の好成績に、復路の選手が気後れしてしまう場面もあったそうですが、一つ上のレベルに手が届きかけた経験は大きな財産でしょう。今度こそ、チーム一丸となってシード権を手繰り寄せたいところです。