第29回出雲駅伝2017総合結果速報!!【東海大学10年ぶり優勝!青学大は2位敗れる】

大学駅伝2017-2018の初戦!

第29回出雲駅伝の結果です!!

ついに青山学院大学の大学駅伝連覇が止まりました!

制したのは韋駄天・東海大学です。

ページコンテンツ

出雲駅伝総合結果

東海大学(総合1位/2:11:59)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 阪口竜平② 23分16秒 区間賞 1位 ーーー
2区(5.8㎞) 館澤亨次② 16分07秒 区間2位 1位 ーーー
3区(8.5㎞) 松尾淳之介② 25分11秒 区間4位 3位 5秒差
4区(6.2㎞) 鬼塚翔太② 18分12秒 区間賞  1位 ーーー
5区(6.4㎞) 三上嵩斗③ 19分15秒 区間賞 1位 ーーー
6区(10.2km) 關 颯人② 29分58秒 区間賞  1位 ーーー

主予想:1位★
多くの方の予想通り圧勝でした!1500mのスピード抜群の阪口選手が見事なロングスパートで区間賞で最高のスタート!2区3区で一時追いつかれますが、4区鬼塚選手の配置が的中!一気に後続に差をつけると、あとは横綱相撲。5区三上、6区關選手共に後半素晴らしい走り!最終的には圧勝で10年ぶりの優勝を飾りました!

これで3冠への挑戦権は東海大のみ。距離への不安は指摘されていますが、分厚い選手層を誇る東海大、次もやってくれるでしょう!

総合優勝おめでとうございます!!

青山学院大学(総合2位/2:13:32)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 梶谷瑠哉③ 23分54秒 区間8位 総合8位 38秒差
2区(5.8㎞) 田村和希④ 15分47秒 区間賞 3位 18秒差
3区(8.5㎞) 下田裕太④ 24分48秒 区間3位 1位 ーーー
4区(6.2㎞) 小野田勇次③ 18分31秒 区間2位 2位 14秒差
5区(6.4㎞) 神林勇太① 19分38秒 区間3位 2位 37秒差
6区(10.2km) 橋詰太慧③ 30分54秒 区間6位 2位 1分33秒差

主予想2位★
戦前から次点予想…覆すことはできませんでしたが意地は見せました。1区梶谷選手が、ラストで余力がなくなりアクシデント気味にリレー。その中で暑さ克服した田村選手と下田選手の4年生2人が懸命に追い上げ一時東海大の前へ。4区以降は相手の選手層の前に屈しましたが、橋詰選手の最初の突っ込みは前回王者の意地を見ました。それでも全日本以降まだまだやれそうな気配がありました。

日本体育大学(総合3位/2:14:39)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 吉田亮壱④ 23分44秒 区間6位 総合6位 28秒差
2区(5.8㎞) 山口和也② 16分39秒 区間9位 7位 1分00秒差
3区(8.5㎞) 小町昌矢④ 25分17秒 区間6位 6位 1分11秒差
4区(6.2㎞) 三原卓巳③ 19分00秒 区間8位 7位 1分54秒差
5区(6.4㎞) 冨安 央④ 19分19秒 区間2位 5位 1分58秒差
6区(10.2km) 辻野恭哉④ 30分40秒 区間3位 3位 2分40秒差

主予想8位
これはいい意味での波乱でしたね。全日本駅伝の予選落ちした日体大が3位と表彰台入りです!1区吉田選手がうまく滑り出すと、その走りが4年生にどんどん波及していきましたね。3区小町選手がしっかり区間6位、5区主要区間の経験もある富安選手が2つ順位を上げると、アンカー辻野選手が2人抜き3位!バランスの取れたオーダーでしたが、見事な前半戦からの巻き返しです!

順天堂大学(総合4位/2:15:00)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 清水颯大① 24分46秒 区間15位 総合15位 1分30秒差
2区(5.8㎞) 野口雄大① 16分44秒 区間11位 14位 2分07秒差
3区(8.5㎞) 塩尻和也③ 24分17秒 区間賞 8位 1分18秒差
4区(6.2㎞) 栃木 渡④ 18分52秒 区間6位 6位 1分53秒差
5区(6.4㎞) 野田一輝② 19分38秒 区間3位 7位 2分16秒差
6区(10.2km) 橋本龍一② 30分43秒 区間4位 4位 3分01秒差

主予想5位
1区が出遅れると取り返せないという定説を覆してしまいました。期待をもって起用された1年清水選手が出遅れてしまい、2区終了地点で2分以上の大差。だが、ここからだった。3区エース塩尻選手が区間賞の走りで6位人抜き8位へ、息を吹き返すとアンカー起用の橋本選手が区間4位で3人抜き!2年生の収穫がありましたね!

東洋大学(総合5位/2:15:36)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 西山和弥① 23分40秒 区間5位 5位 24秒差
2区(5.8㎞) 相澤 晃② 16分23秒 区間6位 5位 40秒差
3区(8.5㎞) 山本修二③ 24分29秒 区間2位 2位 3秒差
4区(6.2㎞) 吉川洋次① 18分44秒 区間4位 3位 30秒差
5区(6.4㎞) 今西駿介② 20分25秒 区間10位 3位 1分40秒差
6区(10.2km) 渡邉奏太② 31分55秒 区間11位 5位 3分37秒差

主予想7位
1区西山・2区相澤選手が5位で滑り出すと、3年生エースとなった山本選手がやりましたね。じわじわ先頭へ近づくと、残り500m地点で一時トップへ!最後は抜かれましたが大きな見せ場を作りました。ここからは新戦力でしたが4区の吉川選手がよくやったなと思います。

神奈川大学(総合6位/2:15:45)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 山藤篤司③ 23分18秒 区間2位 2位 2秒差
2区(5.8㎞) 荻野太成② 16分22秒 区間5位 2位 17秒差
3区(8.5㎞) 鈴木祐希④ 25分40秒 区間10位 4位 51秒差
4区(6.2㎞) 越川堅太② 18分55秒 区間7位 5位 1分29秒差
5区(6.4㎞) 宗 直輝② 20分02秒 区間9位 6位 2分16秒差
6区(10.2km) 大塚 倭④ 31分28秒 区間9位 6位 3分46秒差

主予想4位
1区山藤選手が最後まで先頭を追う好スタート!2区荻野選手が2位をキープして面白いと思わせたのですが、3区以降はジリジリとトップから引き離されてしまいました。初の主要区間の4年鈴木祐・大塚選手も今回は跳ね返されてしまいました。距離が長くなる次でどうか。

駒澤大学(総合7位/2:16:12)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 加藤 淳① 24分27秒 区間13位 総合13位 1分11秒差
2区(5.8㎞) 下 史典③ 16分15秒 区間3位 9位 1分19秒差
3区(8.5㎞) 工藤有生④ 25分35秒 区間7位 10位 1分48秒差
4区(6.2㎞) 堀合大輔③ 18分46秒 区間5位 8位 2分17秒差
5区(6.4㎞) 小原拓未① 19分56秒 区間7位 8位 2分58秒差
6区(10.2km) 片西 景③ 31分13秒 区間7位 7位 4分13秒差

主予想9位
1区がややアクシデント気味の区間13位の後、心配されていた下選手の区間3位はびっくりでしたね!記録会からぐっと調子を上げてきていたのでしょう。3区6区両エースが区間7位ともう少しでしたが、繋ぎの堀合・小原選手は後ろを突き放すなど収穫がありました。

中央学院大学(総合8位/2:16:14)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 大森 澪④ 23分29秒 区間3位 3位 13秒差
2区(5.8㎞) 横川 巧② 16分16秒 区間4位 4位 22秒差
3区(8.5㎞) 高砂大地② 25分38秒 区間9位 5位 54秒差
4区(6.2㎞) 廣 佳樹③ 18分41秒 区間3位 4位 1分18秒差
5区(6.4㎞) 髙橋翔也① 19分48秒 区間6位 4位 1分51秒差
6区(10.2km) 福岡海統③ 32分22秒 区間14位 8位 4分15秒差

主予想3位
大森選手が好スタートを切った時は前回の4位以上の成績が期待できる感じでしたが、ちょっともったいなかったですかね。前回の立役者の高砂選手がもう一つ動かず、アンカー抜擢の福岡選手は実力不足でしたかね。その中、4区廣5区髙橋選手が2人で3位へ迫ったのは収穫です。

早稲田大学(総合9位/4:16:24)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 太田智樹② 23分54秒 区間7位 総合7位 38秒差
2区(5.8㎞) 光延 誠④ 16分25秒 区間7位 6位 56秒差
3区(8.5㎞) 永山博基③ 25分56秒 区間11位 9位 1分46秒差
4区(6.2㎞) 新迫志希② 19分41秒 区間10位 9位 3分10秒差
5区(6.4㎞) 藤原滋記④ 19分45秒 区間5位 9位 3分40秒差
6区(10.2km) 安井雄一④ 30分43秒 区間4位 9位 4分25秒差

主予想6位
 無念ですね。鬼門の1区を太田選手が無難に走り切ったのですが、春から不調だった永山・新迫選手が実質間に合っていませんでした。終盤区間で藤原・安井選手と言った4年生がチームに渇を入れる走りをしたのが救いです。

IVYリーグ選抜(総合10位/2:19:02)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) J.マン
ブラウン大
25分05秒 区間17位 17位 1分49秒差
2区(5.8㎞) B.エイミスタッド
コーネル大
17分17秒 区間16位 16位 2分59秒差
3区(8.5㎞) W.ゲイケン
ハーバード大
26分05秒 区間12位 14位 3分58秒差
4区(6.2㎞) J.ヘニンガー
ダートマス大
19分34秒 区間9位 12位 5分15秒差
5区(6.4㎞) H.スターリン
ダートマス大
20分27秒 区間11位 12位 6分27秒差
6区(10.2㎞) B.デハーン
コーネル大
30分34秒 区間2位 10位 7分03秒差

主予想13位
びっくりしましたね。17位スタートだったのですが、じわじわ順位を上げてくるとアンカーのデハーン選手が区間2位の好走!青学大の寮で過ごした効果もありましたかね?

関西学院大学(総合11位/2:19:15)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 石井優樹② 24分06秒 区間10位 総合10位 50秒差
2区(5.8㎞) 川田 信① 17分10秒 区間14位 12位 1分53秒差
3区(8.5㎞) 野中優志④ 25分36秒 区間8位 11位 2分23秒差
4区(6.2㎞) 小嶋一魁③ 19分59秒 区間12位 10位 4分05秒
5区(6.4㎞) 中谷一平② 21分04秒 区間15位 11位 5分54秒
6区(10.2km) 坂東 剛③ 31分20秒 区間8位 11位 7分16秒

主予想12位
1区石井選手が区間10位で粘ると、3区野中選手が区間8位と追い上げ、4区で一時10位に浮上します。アンカー起用の坂東選手も調子が良かったですね。主要区間での健闘が光りました。

北海道学連(総合12位/2:20:20)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 滋野聖也③
星槎道都大
24分14秒 区間12位 12位 58秒差
2区(5.8㎞) 酒井洋輔②
北海道大
17分09秒 区間13位 13位 2分00秒差
3区(8.5㎞) 松舘悠斗②
星槎道都大
26分36秒 区間16位 13位 3分30秒差
4区(6.2㎞) 舛澤 凌③
札幌学院大
20分15秒 区間16位 13位 5分28秒差
5区(6.4㎞) 齋藤正輝④
釧路公立大
20分37秒 区間12位 13位 6分50秒差
6区(10.2㎞) 原 由幸④
星槎道都大
31分29秒 区間10位 12位 8分21秒差

主予想14位
よくやりましたね。滋野選手が区間12位と役目を果たした後、2区酒井選手が流れを継ぎましたね。ここから少しずつ後ろが迫りますが、5区釧路公立大の斎藤選手が踏ん張ると、アンカー原選手が区間10位の熱走!12位に入り、来期の北海道地区の枠を2に増やしました。

立命館大学(総合13位/2:21:45)

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 辻村公佑③ 24分08秒 区間11位 総合11位 58秒差
2区(5.8㎞) 村武慎平⑤ 16分37秒 区間8位 10位 1分22秒差
3区(8.5㎞) 岩﨑祐也④ 26分22秒 区間13位 12位 2分38秒差
4区(6.2㎞) 森 太一③ 20分38秒 区間17位 11位 4分59秒差
5区(6.4㎞) 今井崇人② 19分58秒 区間8位 10位 5分42秒
6区(10.2km) 桝本剛史④ 34分02秒 区間19位 13位 9分46秒

主予想10位
2区村武選手の走りで一時総合10位に浮上したのですが、主要区間に入った選手がちょっとうまくいかなかったでしょうか。最後はちょっと危なかったですが、5区今井選手の作った貯金で辛くも13位。関西枠は3つに増えます。

法政大学

区間 名前学年 区間タイム 区間順位 通過順位 トップ差
1区(8.0㎞) 坂東悠汰③ 23分55秒 区間9位 総合9位 39秒差
2区(5.8㎞) 福田兼士③ 16分39秒 区間9位 8位 1分11秒差
3区(8.5㎞) 青木涼真② 25分11秒 区間4位 7位 1分16秒差
4区(6.2㎞) 強矢涼太②
5区(6.4㎞) 佐々木虎一朗② 20分19秒 10位相当
6区(10.2km) 矢嶋謙悟③ 32分07秒 12位相当

主予想11位
坂東選手が早い段階で遅れだし、これはまずいと思いましたが最終的に区間9位。その後、アクシデント続出の1区を見るととても冷静でした。その後3区青木選手が他校のエース相手に区間4位の好走!これは面白いと思ったのですが、4区強矢選手に何かしらアクシデントがあった模様です…。全日本でもう一度上位陣と粘りの走りを見せてほしいです。

その他・総合順位

14位広島経済大学2:22:10
15位第一工業大学2:22:11
16位日本文理大学2:23:09
17位東北学連2:24:11
18位北信越学連2:27:13
19位環太平洋大学2:28:59
4区DNF法政大学
1区DNF岐阜経済大学
広島経済大と第一工大のアンカーが2人で前を追ったのですが惜しかったですね。中四国と九州地区はともに来季1枠に減ることになってしまいました。他、1区で大きく出遅れた初出場の環太平洋大学は無事ゴール。同じく初出場で1区で棄権となってしまった岐阜経済大も2区以降オープンで精いっぱい走ったようです。1区武隈選手の早い回復を祈ります(というか、もっと早く助けろ!!)

その他・好走選手

区間 名前学年 大学名 区間タイム 区間順位
1区(8.0㎞) ジェフリ ギチア③
福田裕大③
第一工大
金沢大(北信越)
23分34秒
24分42秒
区間3位
区間14位
2区(5.8㎞) 酒井洋輔 東北大(東北) 17分08秒 区間12位
3区(8.5㎞) 與儀達朗④ 日本文理大 26分23秒 区間14位
4区(6.2㎞) 松田隆宏④ 日本文理大 19分57秒 区間11位
5区(6.4㎞) 西田將太郎③ 第一工大 20分47秒 区間13位
6区(10.2km) 堀尾和弥④ 広島経済大 32分08秒 区間12位

第一工大はギチア選手はやはりというところでしたが、5区西田選手の好走は意外でしたね。全日本へ弾みがつくか。また、これが最後の日本文理の4年生の意地もありました。また、序盤区間は北日本地域の選抜が頑張っていました。

区間賞

区間 名前 大学学年 タイム
1区8.0㎞ 阪口竜平 東海大② 23分16秒
2区5.8㎞ 田村和希 青山学院大④ 15分47秒(区間新) 
3区8.5㎞ 塩尻和也 順天堂大③ 24分17秒
4区6.2㎞ 鬼塚翔太 東海大② 18分12秒
5区6.4㎞ 三上嵩斗 東海大③ 19分15秒
6区10.2㎞ 關 颯人 東海大③ 29分58秒

最終的に東海大が4つ。強かったですね。波乱があった中でしたが、区間賞に関しては元々強いと言われていた選手が獲得したように思います。

全日本に向けて

 主の予想としては東海・青学以外は散々(苦笑) やっぱり気象条件が悪くなると予想が難しいです。

全日本もその東海・青学の2強対決がさらにクローズアップされそうですね。こういう条件が悪くても崩れずにトップ争いするのは強いです。そして…全日本も東海大が本命でいいでしょう。距離が長くなるのが一抹の不安がありますが、持っているスピードや選手層に関しては東海大が上回っています。東海大はまだ4年生もいますからね。ただ、青学も田村・下田選手のパワーアップはプラス材料になりそうです。

その他としては、日体大は全日本でないので残念。中央学大・東洋大・神大が次のグループかなぁ。中学大と東洋は育成から本気モードにシフトするでしょうから、そこが楽しみ。神大も距離が長くなってよくなるかも?駒大や早大もメンバーや配置を入れ替えて浮上する可能性はありか。

箱根予選組は調整が難しいですが、帝京・國學・大東・山学は核となる選手がいて上位争いに絡んでくるかもしれません。いずれにせよ、次も楽しみですね!

※上記でも書きましたが、棄権された選手、アクシデントがあった選手の早い回復を祈ります。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。