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箱根駅伝2026予選会【展望&戦力分析①】非強化校の予選出場&連合挑戦応援企画!

10月に入り、大学駅伝モードになってきていますね。

箱根駅伝2026予選会のエントリーも近づいてきています。今回は、こちらの都合でエントリー発表前から行っていきます

①非強化校の予選出場&連合挑戦応援企画 ☜

②強化中堅&下位チームの現況は!?
③20位付近をめぐる争いは!?
④トップ通過するのはどこか!?
⑤連続出場か、逆転出場か!?
⑥次に向けて、一発に期待!? 
以上の、6つに分けて、
各大学の紹介や戦力分析をしていこうと思っています。

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箱根駅伝2026予選会【展望&戦力分析①】非強化校の予選挑戦&連合出場応援!

なお、展望&戦力分析するにあたり、

ハーフマラソンの狙えるタイムに分けた

独自のランキングを行っています。

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(100回:1-2位、84回:1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(101回:1位、100回:3位、99回:1位)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(101回2位、100回:4-8位、99回:なし)

S(7点)61分40秒~62分19秒(101回3-5位、100回9-15位、99回:2-5位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(101回:6-7位、100回:16-38位、99回:6-13位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(101回8-12位、100回:39-74位、99回:14-36位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(101回13-20位、100回:75-145位、99回:37-69位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)

G候補

上位10名得点:

参考:過去3年間(101回、100回、99回)
トップ通過:17点、49点、36点
10位通過:7点、44点、28点

近3年の99回・100回・101回大会の予選を基準に設定。なお、99回は湿度高め、100回は比較的好条件、101回は酷暑の条件でした。

※エントリー前ですので、実際のエントリー者と違う場合があります。箱根予選参加を最後まで狙うチームも含めています。

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[前回36位]東京大学

【過去3年間チーム記録】
101回36位12:03:21
100回38位11:25:40
99回35位11:50:04

A(6点)62分20秒~62分59秒(101回:6-7位、100回:16-38位、99回:6-13位
秋吉拓真④28分53秒28≪25関東IC1万12位、箱8区7位相、24予77位、関東IC5千14位、23予54位、22予345位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)
大森 智③29分34秒09
≪24予467位≫

G候補
渡邉慶大③30分59秒14
≪24予287位≫
森 祥真④31分39秒88≪24予337位、23予531位≫
大宮夏輝②5千15分17秒96
山田望仁②5千15分14秒91
鈴木晴陽①5千15分10秒43

 今年の箱根駅伝は、学生連合での東大リレーが話題になりましたが、まずは学部生から。その時8区区間7位相当の好走をした秋吉選手が最終学年。今年度は個人での活躍を誓い、東京六大学や関東ICなどでも存在感を示していました。

 そんな中朗報が入ります。学生連合の規約の改定があり、「出場が1回までの選手」となったため、なんともう一度チャンスが到来!チーム内トップで、今回も上位に入ることができれば、箱根駅伝で彼の姿をもう一度見れることになります。今度こその区間賞に燃えているでしょう!

 なお、さすが東大と言えますが、なんとチーム内にもう一人ライバルが登場しています。3年大森選手が、大幅に自己ベストを更新して29分34秒へ!例年なら、彼が注目されるはずくらいの成績です。箱根予選はここまで目立ってませんが、ロードでどこまで行くか。

 この他にも、昨年チーム2番手の3年渡邉選手に、9月に1万m31分39秒と自己ベストを更新した5千m持ちタイムがいい大宮・山田選手の成長も楽しみ。高校時代にタイムを出したことのある鈴木選手も、学内の選考レースをギリギリ勝ち取ったようですね。次の秋吉選手を探すのも楽しみです。

[前回37位]東京大学大学院

【過去3年間チーム記録】
101回37位12:13:59
100回41位11:31:26
99回34位11:35:18

(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)
本多健亮(M2)29分18秒13≪23予223位、22予298位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)
西田大晟(M1)30分28秒52≪24予311位、23予295位、22予387位、21予411位≫

G候補
中根美七海(D1)30分55秒08≪24予446位、23予518位、22予414位、21予360位、20予420位≫
高橋拓未(M2)31分33秒65≪24予456位、23予489位、22予436位≫
瀬川莉玖(M1)29分55秒55≪22予332位、21予398位、20予365位、19予333位≫
越川剛暉(M1)31分24秒48≪24予475位、関東IC3障、23予430位、22予385位、21予422位≫
浜崎航太郎(M3)31分34秒59≪24予370位≫
小森康太郎(D3)32分27秒90

 時折学部生より好成績を残すことがある東大大学院。昨年はギリギリ10名での出場となったので、41位に留まったものの、今年は標準切りが14人以上にもなっていて、非常に分厚い選手層を気付いていて、総合力は今回は院生の方が上のように見える。

 その中で、エースは本多選手。昨年は不出場も、学部時代に223位まで成績を伸ばしたことがある選手。その彼が、今年の春先に1万m29分18秒の好記録。ロードの適応次第では、今年も東大大学院生が、箱根駅伝メンバーに名前を連ねる可能性があって、非常に注目だ。

 そして、前年まで学部生だった選手がかなり多く入部。昨年出走の西田・越川選手が5月に1万m31分台をマークしていて、調子をキープできていそう。さらに、4年間300位台と非常に安定した成績を残していた瀬川選手がどこまでいるか。このあたりの選手たちが選手層を引き上げている。

 さらに、昨年院生として箱根予選を走っている選手も好調。30分台を経験したことがある中根選手も5千m15分10秒台をマーク、ハーフの成績なら一番安定している小森選手はD3年でも堅調、中距離の越野選手も箱根予選でまとめてくる力がある。

 また、院生になってから東大にやってきた浜崎選手が絶好調。前回も酷暑の中、1時間11分11秒で走り切っている選手だが、9月に1万m31分34秒の大幅自己ベスト。今年はかなり好成績を残しそうな院生が大勢。個人も総合も楽しみなチームだ。

[前回39位]東京理科大学

【過去3年間チーム記録】
101回39位12:29:22
100回49位12:03:59
99回39位12:35:36

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)
中山 輝②30分29秒42≪25関東IC3障、24予466位、23予457位≫

G候補
浅見咲哉③31分40秒48≪24予390位≫
野崎佑太④32分46秒74
原 脩平①32分46秒86≪24予DQ≫
瀧沢奏太④32分58秒90≪24予409位≫

 東京理科大も毎年上位に名前を連ねますよね。夏の時点で標準突破者は10名以上いる模様です。その中で一人持ちタイムが突出しているのが4年中山選手。1万m30分29秒の走力を持っていて、さらに今年は関東IC3障に出場。予選通過はあと一歩でしたが、9分09秒の好走を見せています。

 直近では、絆記録会で1万m30分30秒台の記録で、暑さの残る中まずまずの結果。箱根予選は2年時に68分台で走っていますが、最後の年に大きな躍進があるかもしれません。

 続くのは、前回の予選でワンツーの3年浅見、4年瀧沢選手あたりでしょうか。特に浅見選手は、そののちに1万m31分40秒の自己ベストを出していて、走力は高い。それから、前回完走できなかった野崎選手も32分台、今度こそチームに貢献できるか。

 また、1年生で高校時代に5千m15分28秒を出している原選手は、今年5月に32分48秒を記録。走力も保っていて、もしかすると上位かも。選手層は比較的厚いので、今回も楽しみです。

[前回40位]一橋大学

【過去3年間チーム記録】
101回40位12:30:34
100回50位12:14:28
99回NM(完走者9名)

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)
有川紘樹③29分54秒93≪25関東IC5千、24関東IC1500m、23予469位≫

G候補
後藤隆志④32分30秒18≪24予478位、23予635位≫
梶岡拓真③32分57秒03≪24予472位、23予587位≫
小堺隆弘④33分02秒61≪24予425位≫
横木 心④33分07秒86≪24予452位、23予617位≫

 堅実な出場が続く一橋大は、早い段階で標準突破者は10名以上で、今年はさらに上位を望めるチーム力が整っています。その中で、飛びぬけて走力が高いのは3年有川選手。昨年12月に1万m29分54秒のベストを出すと、丸亀ハーフで64分58秒の好記録をマーク。もしかすると学生連合も見える成績だ。

 関東ICにも、昨年は1500m、今年は5000mに出場するなど精力的に動いている。実は箱根予選は昨年は出走することができなかったので、今年はどこまで上位に挑めるか、本当に楽しみな年。ここでも64分台が出れば本物だ。

 その他、昨年の箱根予選堅実にまとめている選手が中心になりますかね。前回チーム上位3名は卒業していますが、続いた小堺・横木選手が健在、32分台を持っている梶岡選手は本業800mながら長い距離も対応している選手だ。

 さらに、5千m15分台を持っているルーキー選手が、9月末の記録会でしっかり1万m33分台と標準記録を突破。出走者12名以上を争うところまできている今年はやはり楽しみな年。

[前回41位]千葉大学

【過去3年間チーム記録】
101回41位12:34:39
100回53位12:24:09
99回不出場

E(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)
添田大葵④29分54秒87≪25関東IChalf、24予307位、23予486位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)
川村駿斗②30分28秒81≪24予436位≫

G候補
水谷峻太朗①5千15分39秒82
山内彬徳③32分03秒42≪24予445位≫
曽賀大登③33分32秒14≪24予412位≫

 一時不出場が続くも、ここにきて部員数が多くなり、非強化の中でもトップクラスの選手層になってきた千葉大。そしてエース格も出てきた。4年添田選手が、春先に1万m29分54秒を出すと、関東ICハーフは66分台で走破。前年酷暑の予選会でも69分台で走っていましたが、今年はどこまで上位に食い込んでいけるか。

 若手の選手では川村選手に勢いがあり、1万30分28秒に自己ベストを短縮。さらに1500mで3分53秒をマークするなど関東ICに出場するレベルのスピードを磨いていて、今年予選会でどこまで伸ばせるか楽しみな選手だ。

 他にも3年山内選手が、昨年から1分以上自己ベストを縮めて、9月国公立大対抗1万で32分03秒をマーク、この勢いで箱根予選も楽しみに。他にも、トラックでコンスタントに成績を残す儘田選手、前回予選2位の曽賀選手、高校時代5千m15分39秒マークの水谷選手など、勢ぞろい。9月末も33分台の自己ベストが続出し、もしかすると非強化トップも見えてきたか…?今年大躍進しそうだ。

[前回42位]防衛大学校(10人到達?)

【過去3年間チーム記録】
101回42位12:50:47
100回51位12:14:57
99回不出場

G候補
井川大我③31分59秒39
≪24予430位、23予504位≫
森谷 翔③33分17秒90≪24予349位≫
松下竜大③32分27秒01≪24予382位、23予563位≫
南風盛蔵丸③32分59秒61≪24予461位、23予613位≫

 現3年生の世代に主力が揃っていて、その躍進もあり、この2年出場している防衛大。上位陣は安定している。1万m31分59秒を出している井川選手を中心に、2年連続で箱根予選を走っている選手も多く、森谷・松下・南風選手らが安定。昨年は酷暑の中、森谷選手が70分台で走り切っている。

 とはいえ、連続出場できるかどうかという推移の防衛大。手元の集計では、9月28日の東海大記録会で、2年生の選手が33分55秒を記録し、おそらく10名ギリギリ揃ったところかどうかか。学校柄もあり、ノーマークの選手が急に標準切りをする場合もあるところだ。

 昨年は12名出走で、時間通り完走は10名。84分時間制限の中、10人目の選手が83分55秒で走り切り、総合で記録を残しています。今年は、もう一つ上のレベルで走れるかどうか、注目です。

[前回43位]埼玉大学

【過去3年間チーム記録】
101回41位12:53:33
100回52位12:19:19
99回記録なし

C(4点)63分40秒~64分19秒(101回13-20位、100回:75-145位、99回:37-69位)
牧野冴希④29分53秒66

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)
樋熊悠翔③31分39秒82≪25関東IC3障6位、24予345位、関東IC3障9位≫

G候補
澁谷優斗③31分56秒36≪24予423位、23予592位≫
土谷飛羽④32分22秒1524予431位≫
新村芽久①5千14分39秒81≪24IH5千m予選≫
関根大和①32分21秒34≪94回予396位≫

 4年連続出場を目指している埼玉大。結構色濃い選手が揃っている。チームのエースと言えるのは3年生の樋熊選手で、昨年の予選も酷暑の中70分19秒で走破。なお本職は3障で、なんと関東ICで6位入賞!日本ICでも8分台を出すなど確実に力をつけてきている。長い距離も対応できるのは凄い。

 この他に、1万m32分きりの経験がある3年澁谷選手に、関東ICにも出場している大澤選手らが続くか。4年生の土谷選手も1満32分台経験者で心強い存在だ。まずは彼ら上級生だ。

 これにジョーカーが2人いる。元々市民ランナーとして有名だった牧野選手が38歳で4年生に。過去3年予選への出場はないものの、大阪ハーフで63分台を出すなど走力は高く、今年は27大対抗駅伝に出場し6区区間賞、最後に出てもらえるのかどうか?さらに、94回予選で東京情報大にて出場経験のある関根選手が入部しているのもびっくりの事実だ。

 出場ラインは夏の時点ではおそらく足りていなかったが、高校時代に5千m14分39秒を出してインターハイにも出場している新村選手を初め、9月のMKディスタンスで33分台ラッシュ!一気に出場ラインを突破してきた。色んなタイプの選手の融合チームの頑張りも面白そうだ。

↓ 有名Youtuberさんより、埼玉大の箱根予選挑戦の様子↓

【奇跡再び】箱根予選会プロジェクト最終章&ガチで3000mに出場!!最後は感動の結末に…。

ここからは!10月4日(土)に箱根予選参加
チャレンジをかけているチームを紹介!

[2年ぶりへ]群馬大学(あと1人)

【過去3年間チーム記録】
101回不出場
100回56位12:48:48
99回不出場

吉井奎登④32分28秒84≪23予650位≫
牛久賢哉④32分26秒67≪23予542位≫
中林 俊⑥33分20秒25≪25関東IC3障、24日本IC3障6位、関東IC3障、23予615位、20関東IC3障≫

 第100回記念大会の箱根予選で、14年ぶりに出場した群馬大。医学部の選手らと力を合わせての突破でした。昨年は惜しくも届かなかったですが、今年は現時点で9人標準突破と、出場のチャンスが訪れています。

 エース格は、1万32分台の経験がある吉井・牛久選手か。牛久選手は今年の学生ハーフも69分台で走っていて走力はむしろ上がっているか。吉居選手も何度も33分台を出していて、記録会で安心して引っ張っていける力がある。これに3障をこなしながら、医学部6年を全うしようという中林選手。今年も関東IC3障に出場し9分12秒と頑張っています。

 他の選手の頑張りもあり、じわじわと標準切り。5千m15分53秒ベストの1年塚田選手も早々と標準切りをして9人。34分台ベストの選手が2人おり、10月4日(土)国士大記録会にてラストチャンスをかける。2年ぶり歓喜なるか、注目だ。

[7年ぶりへ]東京都立大学(あと1人)

佐藤 森②5千m15分40秒91
齊藤陽翔①10㎞32分28秒
瀧本皓太①5千m15分25秒72

 校名が首都大学東京だった95回予選以来の出場を目指している東京都立大。1万mの標準にも苦戦していたが、徐々に体制を整えてきて、あと1人にまできて、7年ぶり出場にあと一歩まで迫っている。

 主力は比較的下級生になってくるか。対抗戦で5千m15分40秒をマークしている2年佐藤選手に、1年生にも高校時代に5千m15分台経験者のランナーが入ってきたのが心強い。特に高校駅伝10㎞区間を32分28秒で走った経験のある齋藤選手は早くも突破。9月末には15分44秒ベストの清水選手が標準切りをしていて、これで手元集計9名となっている。

 上級生は学業もあるか、試合出場が少ないですが、荻原・上兼選手らが昨年33分台をマークしていて、おそらく備えていると思われる。こちらも10月4日(土)国士舘大記録会に15人ほど大量エントリー。9月下旬に34分台を出している選手に、高校時代に15分25秒を出した瀧本選手らが、エントリー。7年ぶりの悲願なるか。

[5年ぶりへ]茨城大学(あと3人)

山田康太④32分20秒33
椎葉威風④33分30秒39
大場桜平③33分41秒56

 97回大会予選、コロナ禍で2年前の5000mの記録が認められた時に出場を果たした茨城大。それ以来の5年ぶりの出場に迫っている茨城大。10000m標準はネックになっているが、残り1週であと3人はまだまだチャンスはある。

 エースは4年生の山田選手、関東地区を中心に3000m障害で活躍が続いているが、1万mでもチーム最上位の32分20秒の持ちタイムを持っている。4年椎葉選手も夏に5000m15分台のタイムを出していて、27大駅伝で安定している大場選手あたりが主力でしょうか。

 全体的に上級生が主力で、標準突破候補にも、9月27大OPで34分前半を記録した4年生の選手らになってくるか。過去33分台を経験している選手も複数いるので、いかにもう一度合わせられるか。10月4日(土)国士舘大記録会で12名程エントリー、何とか流れに乗って、10人に持っていきたい。

[8年ぶりへ]横浜国立大学(あと3人)

遠藤礼偉③31分50秒36
砂川遼太④33分47秒66
稲川温健③half72分32秒

 横浜国立大は94回大会出場が最後。95回大会に5千mの標準記録が無くなって以降出場できない状態が続いています。とはいえ、今年はこの時点で標準突破7人となり、例年以上にチャンスがある。

 上級生で、24年1月に1万m31分50秒をマークした遠藤選手に、日本学生ハーフで予選のコースをある程度のタイムで走れている稲川選手や、27大駅伝対抗戦で健闘がある砂川選手が中心。他、800mや1500mで大きな大会に出ている3年石井・4年吉澤選手も標準切りをしている。

 10月4日(土)国士舘大記録会には院生も含めてだが、大量15人もエントリー。冬にロード10㎞で33分台を記録している選手や、800m専門ながら34分台は経験のある選手、さらに1年生で3000m8分台をマークしている選手など、意外と候補は多い。8年ぶりに箱根予選に横浜国立大の名が戻ってくるか。

[10年ぶりへ]東京農工大学(あと3人)

佐藤慶之④half71分02秒
会田凛太郎③33分36秒62
渡邊光毅②32分45秒42

 箱根駅伝黎明期に本戦出場がある東京農工大。箱根予選の近年の出場は少なく、92回予選を最後に遠ざかっていた。一時期は、対抗戦の小さな駅伝を組むのも苦戦するほどまで部員が減少、1万m標準突破も1人~2人ほどの状況だった。それが、前年に1年生が大量に入部。昨年の10月に、2025年の箱根予選に出場します!と力強く宣言した。

 エース格はまず上級生。昨年ブロック長の4年佐藤選手が、日本学生ハーフで71分02秒の記録をマークすると、今季ブロック長の3年会田選手が27大戦などで堅実に結果を残す。

 上級生の頑張りに下級生も徐々に応えはじめ、高校時代に32分台の経験のある2年渡邊選手が早々突破、さらに今年の春先に1万m33分台ラッシュ!有言実行へ歯車は確実に噛み合ってきた。

 10月4日(土)世田谷記録会に10人以上がエントリー。春先に1万m34分台を経験している選手や、学生ハーフで78分台で走っている選手選手など、この夏の取り組み次第では、突破のチャンスがある選手は大勢いる。昨年の今頃は突破者は1名、そこからの出場は中々カッコいい。

[2年ぶり]高崎経済大学(あと5人)

【過去3年間チーム記録】
101回不出場
100回記録なし
99回40位12:38:08

蓑輪行太朗④31分04秒71≪23予622位、22予493位≫
大須賀悠樹①31分51秒40
池田蒼和④32分51秒1523予625位≫

 一時期は箱根予選常連となっていた高崎経済大ですが、昨年途切れてしまった。こういうのは、やはり早く箱根予選に出れるレベルに戻さないと伝統が途切れてしまうことがある。現時点で、標準突破は5名だが果たしてどうか。

 まず強い上級生がいて、4年蓑輪選手がこの一年で一気に成長!昨年33分台だったのが今や31分04秒。先日の27大対抗戦でも31分46秒の記録で5位入賞。一人飛びぬけた成績だ。これに、2大会前予選を経験している池田選手がまず主力。

 下級生にも勢いがあり、高校時代に5千m15分19秒を出したことがある高須賀選手は、7月伊勢崎ナイターで8分36秒を出すなど、ブランクどころか成長も感じる成績。他に突破したルーキーもいて、何とか機運は保っているか。

 10月4日(土)国士舘大記録会に、10人以上の部員がエントリー。春に34分台半ばで走っている選手は何人かいるので、この夏にどこまで整えることができたか。経験者のいる4年生、非強化大学にしては強い1年生がいる今年に復帰したい。

[前回38位]東京科学大学※あと2人

【過去3年間チーム記録】
101回38位12:23:49
100回記録なし
99回37位12:04:04

岩田和大④30分11秒12≪24予397位、22予425位≫
仙波祐太④5千15分44秒31
大澄謙真③5千15分53秒13

 東京科学大と東京科学大大学院ともに、箱根予選出場を目指しているものの、今年は学部生が出場できるかどうかか。昨年10人ギリギリながら総合38位に入る底力をを見せたが、なんと飛び級で院に進む選手が出て、ただ大学院もメンバーがそこまで揃っておらず…

 大エースは、1万m30分11秒の自己ベストを持っている4年岩田選手。学生ハーフでも67分19秒と好記録を見せるなど、幅広く活躍している。これに、前回75分で走り切った2年大澄選手が5千m15分台へ成長、中距離ブロックからの助っ人仙波選手あたりが主力選手だ。

 夏の時点で、突破者は5名と厳しい状況だったが、とはいえここから粘っていくが東京科学大。9月の記録会で、5千m15分12秒のルーキー明平選手を含む3名の選手が標準を突破し、一気に8名にまで増やしてきた。9番手10番手は36分付近となってしまったが、

 ここまで来たら分からない。10月4日(土)世田谷記録会は比較的涼しい条件になりそうで、一気の突破はあってもいい。なお、大学院チームは、なんと99回100回箱根駅伝で法政大のアンカーを務めている高須賀選手を引っ張り出してきたようで。飽くなきチャレンジは続きます。

[6年ぶりへ]東京学芸大学※あと5人

漆崎広陽④32分47秒89
鈴木颯真①33分41秒47
清田康貴①33分45秒39

 長く箱根予選の常連、20位台にも食い込んで非強化の最上位につけたこともある東京学芸大が、実は近年出場できておらず。96回予選を最後に姿を消している。標準突破5名付近に留まっているが…今年はちょっと面白い。

 エース格は4年漆崎選手で、1万m32分47秒の成績に、3000mでも8分53秒とまずまずの走りを見せている。さらに1年生も比較的力のある選手が入学し、夏前に鈴木・清田選手が標準突破。清田選手はその勢いで5千m15分台に突入している。

 ここまでは5名だが、残りのメンバーに注目。夏前に34分台を出しているルーキーもいるし、国公立27大戦競歩で1位を獲った3年吉迫選手も助っ人として協力してくれる模様。また短距離ブロック所属も5千m15分台経験のある選手、さらに同好会で1万m34分台の記録を持つ選手も集まり、10月4日(土)国士舘大記録会にて、大勝負をかける。一気に突破してもおかしくなさそうだ。

[初出場へ]電気通信大大学院※あと4人

山下煕莉杏(M1)30分31秒24
冨井陸矢(D3)31分53秒11
名手海人(M2)32分23秒36

 思わぬチームが初出場を目指している。電気通信大大学院がなんと6名も標準突破して、箱根予選出場する体制を整いつつあった。

 エースは、山下選手で、学部生時代に1万m30分31秒の好記録を樹立、院生に進んだ今年も27大対抗戦で15分13秒の全体2位の好記録をマークしている。他にも冨井選手が同対抗戦で15分25秒の8位に入るなど、エース格の記録は結構なものがある。

 さらに学部生の話になると、4年生に31分台を出している平林選手などもいて、少数精鋭で走れる選手がいる感じだ。院生の部員数はおおよそ9名程なので、今回の出場は難しそうだが、今の学部生の進路先の選択肢が増えればと思います。

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コメント

  1. 金沢 より:

    KIPRUNと契約した関東学院大学の特集も見てみたいです!

    • hakonankit より:

      >金沢さん
      ありがとうございます!
      今回は非強化チームです。関東学院大もまた、行いますね!