出雲駅伝2025【中央大学】戦力分析&区間エントリー予想

いよいよ、三大駅伝の開幕戦!出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。

駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。

続いて、
スピードランナー勢ぞろい!
中央大学です

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出雲駅伝2025【中央大学】戦力分析&区間エントリー予想

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝の前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更も認められています。

 
 

エントリーメンバーと戦力分析

エントリーメンバー

出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、高:高校駅伝、予:箱根予選、全予:全日本予選、IC:インカレ

吉居駿恭④13分22秒01/27分44秒48≪25全予2組1位、箱1区1位、24全7区14位、箱7区1位、23全1区3位、出3区11位、日本5千、箱4区5位、22全3区8位、出6区4位≫
溜池一太④13分25秒11/27分52秒38≪25全予4組4位、関東IC5千4位、箱2区9位、24全1区20位、関東IC1万4位、箱1区19位、23全4区3位、出5区3位、箱1区4位、22出5区2位≫

本間 颯③13分32秒77/27分46秒60≪25箱3区1位、24全3区6位、23全5区5位≫
藤田大智③13分34秒30 /28分29秒98≪25全予3組2位、箱10区4位≫

岡田開成②13分34秒09 /28分08秒51≪25全予4組11位、箱7区7位、24全2区6位、予24位、関東IC5千6位、全国5区4位、23IH5千11位≫
佐藤大介②13分34秒57 /28分24秒7225全予1組3位、関東IC1万7位、24全6区7位、予47位≫
並川颯太②13分48秒65/28分32秒15≪24予126位、関東IC5千20位、23高校4区3位≫
七枝 直②13分49秒99 /29分09秒08

濵口大和①13分31秒62≪24高校1区4位、IH5千7位・1500m2位≫
三宅悠斗①13分53秒24 /29分23秒84≪25全予2組5位、全国5区3位、24高校4区2位、IH5千11位≫

濵口大和①13分31秒62 ≪24高校1区4位、IH5千7位・1500m2位≫
三宅悠斗①13分53秒24 /29分23秒84≪25全予2組5位、全国5区3位、24高校4区2位、IH5千11位≫

 総合優勝へ向けて、いよいよ役者が揃いましたね。4年生は2大エース吉居・溜池選手がエントリー。吉居選手は5000mで世界を目指しながら、大学駅伝でも活躍。箱根駅伝1区区間賞で、往路の5区途中まで先頭で走る流れを作った。出雲駅伝からそのスピードを見ることができるかどうか。

 ロードや駅伝で大きな頼りになっているのが溜池選手。特に今年は、箱根駅伝は先頭を悠々走れたとはいえ2区66分台の区間9位、最終学年になり、関東IC5千4位、全日予選4組4位と高いレベルでの安定感を誇っている。首位争いでアンカーで待ち受けていれば、心強いランナーだ。

 繋ぐだろう3年生以下も充実している。3年生は箱根駅伝で好走した本間・藤田選手がエントリー。本間選手は、3区で日本人記録に迫った1万m27分台のスピードランナー。春は出番が少なかったですが、戻ってきたのは非常に心強い。藤田選手は、箱根10区区間4位好走して、もう一つ逞しくなった選手。どの区間でも走れる印象だ。

 2年生以下がエース候補がずらり。1万m28分08秒のスピードを誇るお方だ選手に、全日予選で活躍した佐藤選手、高校時代から全国レベルの活躍をしていた並川選手に、大学に入って一気に伸びてきた七枝選手の4人がメンバー入り。5㎞ロードーレースは岡田選手が早くもフル回転で13分41秒、七枝・佐藤選手らも好走している。並川選手は絆記録会で自己ベスト、誰が上位に割って入ってもおかしくない。

 1年生もどこまで食い込むか。トラックもロードも活躍して、超高校級の濵口選手が、ついに戦列に戻ってきて絆記録会で13分46秒と主力の中に割って入ってくる好記録。三宅選手も13分53秒でまずまず食い下がっている。チーム全体が走れている中、出雲駅伝を迎えます。

区間オーダー予想

 中央大は、吉居選手をどこで起用してくるか。普通に1区でもいいですが…。

1区(8.0km)岡田開成②13分34秒09
2区(5.8km)濵口大和①13分31秒62
3区(8.5km)本間 颯③13分32秒77
4区(6.2km)吉居駿恭④13分22秒01
5区(6.4km)佐藤大介②13分34秒57
6区(10.2km)溜池一太④13分25秒11

1区岡田選手…高いポテンシャルを徐々に安定して出せるようになってきた岡田選手を1区へ。前年MARCH対抗戦で、上級生に食いついて1万m28分一桁の記録をマークしていましたが、9月5㎞ロードは最後に抜け出して13分41秒。もうエンジン全開、区間賞で勢いづけたい。

2区濵口選手…楽な区間でのデビューも考えた濵口選手ですが、だいぶ状態が上がってきているので、思い切って最短区間ながら大事な2区へ。いきなり通用してもいいポテンシャルはありますので、いい流れで3区に繋いでいければ。

3区本間選手…最近留学生も多く、エース区間化している3区は、今年の箱根駅伝3区で快走を見せている本間選手が適任と見ます。今回は接戦になると思いますが、それでも高い走力とレースセンスでいい位置で襷リレーすると思います。

4区吉居選手…順調なら比較的いい位置にいると思いますが、留学生のいるチームがどうなっているか分からないので、ここに吉居選手を投入して、他校に差をつけられればと思います。優勝争いの中心にいられるか。

5区佐藤選手…今年の箱根8区を出走した佐藤選手を5区へ。アップダウンも多い区間なので、スピードもつけてきた中、適任区間ではないかなと思います。13分34秒の自己ベストを持っている選手が、出場ボーダー付近なのですから、極めて中大駅伝チームのスピードは高いと思います。

6区溜池選手…駅伝で不動のエースの立ち位置を築き上げたのが溜池選手。今年の箱根2区好走から、自信もついたように見えて、各大会ハイレベルでの好走が続いている。昨年、5000mも13分25秒のスピードもつけているので、トップ付近で襷が渡れば、中々他のチームが食い込む隙はないと思います。


 とはいえ、正攻法の方がいいでしょうか。1区吉居2区岡田3区本間4区濱口選手が一番戦いやすいか…。

まとめ

・メンバー5千13分20秒台~13分30秒台のベスト
・5㎞ロードレースで岡田選手ら13分40秒台
・吉居&溜池選手、最終学年で機運整うか

 自己ベストを並べるだけで、中央大の充実ぶりがうかがえる。4年生エース吉居&溜池選手は5千m13分20秒台&1万m27分台のスピードを箱根1区2区でフルに発揮し独走。当然、スピード駅伝の出雲駅伝も大きな武器になってくる。この2人は前哨戦には出ていませんが、本調子なら怖い。

 そして追いつけ追い越せの3年生以下が一気に追いついてきている。本間選手も1万m27分台のスピードを持ち、さらにロード駅伝でも強い。2年生以下は岡田・佐藤選手らが勢いがあり、怪物ルーキー濵口選手も勢いづいてきました。

 トラックのタイムは、駅伝でイコールではないと言われ、中央大も度々調整に失敗していました。ですが、スピードを生かす駅伝ができるケースも増えてきました。今年度の、駅伝ロードの準備は、万全に見えます。一気に総合優勝まで突き抜けてもいいでしょう。

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hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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