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出雲駅伝2024【駒澤大学】戦力分析&区間エントリー予想

2024/10/13 駒澤大学, 出雲駅伝

いよいよ、三大駅伝の開幕戦！出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。

駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。

ラスト！
主力の故障も！王者の意地、若手の成長は！
駒澤大学です

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出雲駅伝2024【駒澤大学】戦力分析&区間エントリー予想

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝の前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更も認められています。

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エントリーメンバーと戦力分析

エントリーメンバー

出：出雲駅伝、全：全日本駅伝、箱：箱根駅伝、高：高校駅伝、予：箱根予選、全予：全日本予選、IC：インカレ

篠原倖太朗④13分15秒70/27分35秒05≪24日本1万6位、箱1区1位、23全3区2位、出1区1位、箱3区2位、22全5区2位、関東IC1万m8位、21:出1区8位、日本IC5千m2位≫
金谷紘大④13分47秒40/28分56秒03≪24関東IC5千15位≫

帰山侑大③13分37秒54/29分17秒19≪24箱6区12位≫
伊藤蒼唯③13分44秒49/28分28秒15≪24関東IC1万、23全5区2位、出4区3位、関東IC1万8位、箱6区1位≫
山川拓馬③13分56秒32/28分36秒92≪24箱4区6位、23全8区1位、出3区3位、関東IChalf2位、箱5区4位、22全4区1位≫

島子公佑②13分50秒82/
安原海晴②13分53秒99/29分05秒31≪24関東IC1万≫
工藤信太郎②13分59秒70/≪24関東IC1500m8位≫

桑田駿介①13分39秒47/28分59秒87≪24関東IC5千5位、24全国1区10位、23高校4区1位≫
谷中　晴①14分00秒33/

5千m日本学生新！篠原選手を中心に、復調どこまで

　3連覇を狙っていく駒澤大。9月末の記録会で、ある程度主力選手たちの調子が上がってきていることを確認、さらに4年生篠原選手が5千m13分15秒70の室外日本人学生新記録を樹立！エースがさらに強くなったと思われましたが、

　3年佐藤選手が、海外合宿帰りに故障を発生。2連覇に大きく貢献していた選手だけに痛手。さらに、ロードに強い山川選手が、現時点で万全ではないとのこと。練習を止めるのに苦労するくらいの練習量はこなせるのですが…。故障とも紙一重なのかもしれません。

　その中での戦いになります。上級生は篠原選手以外は、金谷選手が着実に記録会で結果を残していて、5千m13分47秒まで距離短縮。勢いもあって、デビューが迫っているか。

　3年生は、エントリー上は伊藤・山川・帰山選手の主力選手が登録。山川選手がどうなるかわらかないものの、伊藤選手と帰山選手は、日体大記録会でともに13分台をマーク。帰山選手は13分46秒とさすがの成績、伊藤選手は主要区間もそろそろ走らせても…というところ。今回彼らがどこまで通用するかは大事になる。

　2年生に関しては、前半戦からある程度走れていた島子・工藤選手がまず登録。特に島子選手は直近で13分50秒を出して好調。工藤選手は春シーズン1500mなどにも取り組んだ効果が出てくるかどうか。

　そして注目選手もエントリー。今年の箱根7区を走った安原太陽選手の弟、安原海晴選手がエントリー。関東IC付近で一時離脱があったものの、今年はぐっと自己ベストを短縮中。5千m13分53秒のベストで、ひとまず弾みがついているはずだ。

　1年生は桑田選手はどんどん成長中。全国高校駅伝4区1位の好成績は勿論ですが、大学に入ってからさらに成長中。関東IC5千5位入賞を自己ベスト、その後U-20日本選手権5千、直近の日体大記録会で13分39秒まで更新。出雲駅伝は前半区間のどこかだろう。

　このほか、谷中選手も試合出場がない中で登録。このパターンで、駒大の選手の1年生が覚醒していたパターンは過去にもあるので、一部盛り上がってますが果たして…？今回は、思い切ったオーダーもあるのかどうか。

区間オーダー予想

　迷いに迷いました。実質抜けたエースは篠原選手、これにルーキー桑田選手が続く状態。篠原選手は3区や6区を希望していましたが…、最終的にこうしました。

1区(8.0km)篠原倖太朗④13分15秒70
2区(5.8km)桑田駿介①13分39秒47
3区(8.5km)伊藤蒼唯③13分44秒49
4区(6.2km)帰山侑大③13分37秒54
5区(6.4km)金谷紘大④13分47秒40
6区(10.2km)安原海晴②13分53秒99

1区篠原選手…最終的に大エースとなる篠原選手を1区としました。総合優勝を狙うならバランスとして3区でトップに立って、逃げ切りに掛かる…なんですが、全日本以降を見据えて篠原選手の負担も考えました。13分15秒のパフォーマンスの反動も考えて、集団で走れる1区へ。最終的に区間賞獲り切れれば。

2区桑田選手…今回の駒大で一番楽しみになってくるのが桑田選手の駅伝デビュー。高校時代から強かったですが、駒大に入学して走るごとにどんどん自己ベストを更新していっているのですよね。これでロードの方が強いくらいの選手なので、出雲駅伝ガンガンいくんじゃないでしょうか。篠原選手3区なら1区もあるというところ。2区のスピード区間でも十分通用すると思います。

3区伊藤選手…今年の箱根駅伝を欠場してから、中々調子に乗れなかった前半シーズン。それでも秋口には、5千m13分50秒を出していて十分に力を出せる状態になってきました。ここで、一度主要区間の経験を積ませるのはどうでしょうか。早くから1万m28分半ばの走力を有するも、駒大の選手層に阻まれて繋ぎ区間になっていました。ここで一つ3区どうでしょうか。

4区帰山選手…スピードと言う面ではとても楽しみになってくる帰山選手。前年12月頭に5千m13分37秒のベストを出した時は、駅伝ファンみんなびっくりしたのではないでしょうか。今回セカンドベストとなる13分46秒を出してきていますし、調子は上がっています。後半区間の一つ目として勢いづける走りができると思うし、駅伝にプラスの印象も持たせれば。

5区金谷選手…試したい選手色々いますが、4年金谷選手にそろそろ走ってほしいですね。3年生の頃からぐっと自己ベストを短縮してきて、5千mを中心に安定した成績を残しています。夏合宿終えてまた自己ベスト、個人的には起用してほしい選手です。

6区安原選手…前半に主力を固めて、山川選手を温存となると、アンカー候補になってくるのは安原選手ということになるでしょうか。春先に1万m29分05秒ベスト、そこから一頓挫ありましたが、また復活してきて、この2年生世代の中では実力は筆頭といってもいいでしょう。どれくらい勝負なるか。

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　王道なら1区桑田3区篠原6区伊藤選手あたりになってくるのでしょうか。2区は帰山選手に頑張ってもらう形になるか。選手の状態によってだいぶオーダーが変わってきそうです。駒大としては、佐藤・山川選手を無理させず全日本以降に起用すると思うので、次も見据えながらオーダーを組むと思っています。

 

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まとめ

・4年篠原1年桑田選手をどこに起用するか
・3年伊藤&帰山選手復調でオーダーは組める
・金谷選手ら新戦力の起用は

　駒大としては出雲駅伝が非常に戦いやすかったはずなのですが、佐藤選手離脱、山川選手も調子が微妙ということで、どう戦ってくるかですね。夏合宿以降に、調子が上向いてきて、走れている選手はいい記録が出ていますね。

　やはり4年生篠原選手がどの区間で、そしてどういう順位で襷が渡るのかというのが大事になってきそうです。3連覇を狙うということだとそうなります。他にルーキー桑田選手が大きく伸びてきているようなので、前半3区間のどこかでの起用になってくるでしょう。

　また、3年生は伊藤・帰山選手が自己ベストに迫るタイムで概ね好調。今回のメンバーなら主要区間に抜擢される可能性も出てきていますね。このほか、持ちタイム上では、金谷、島子、安原選手ら拮抗しています。ロードで化けている選手がいるかもしれませんし、このあたりには注目したいところ。まずはどういうオーダーになるかですね。