いよいよ、三大駅伝の開幕戦！出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。

駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。

今年も3大エース！長距離区間でまた旋風！？
城西大学です

出雲駅伝2024【城西大学】戦力分析&区間エントリー予想

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝の前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更も認められています。

エントリーメンバーと戦力分析

今年も揃っている3大エース！3位の昨年同様の戦いができる！
　城西大が今年も非常に面白い戦力を持っていますよね。昨年も伏兵候補ではあったとはいえ、上位予想をしていた方は多くはなかったでしょう。それがエース格の選手区間配置の良さも相まって、最終的に総合3位！城西大が初めて大学駅伝で表彰台に上がりました。そして、今回も似たような戦いは十分可能です。

　4年生から、今年もエースが出てきましたね。平林選手が、前半戦絶好調！春先に5千m13分39秒のベストを出すと、関東ICでは留学生キムタイ選手を交わしてのチームトップの28分03秒。長い距離には元々長けていて、箱根は2年連続9区を走っている選手。アンカーに温存できるような選手です。

　他の4年生も、準部員から逞しくなってきた久保出選手がエントリー。夏前に5千m13分49秒まで伸ばしていて、総合力が付いてきました。箱根以外にも登場シーンが出てもおかしくない選手。そして駅伝など各種主要大会経験豊富な林選手。前回の出雲駅伝も4区3位の好走、今年はどこまで上がってくるか。この2人が繋ぎ区間を走る可能性は十分あります。

　そして、3年生に2大エースがいるんですよね。齋藤選手とキムタイ選手。前回も1区と3区をこの2人が担当。齋藤選手はこの時は転倒もあり区間10位となりますが、後に1万ｍ27分台をマーク！秋シーズンに調子をあげてくるんですよね。今年は、ある意味上積みがあると言える状況です。

　キムタイ選手は、昨年区間賞獲得！このあたりから、駅伝慣れして本格的に城西大駅伝部のエースになっていったのですよね。今年も関東IC1万ｍは3位、5千ｍは1位。勝負強さとタフネスぶりを兼ね備えています。この齋藤・キムタイ・平林選手を合わせて3大エースとなります。

　3年生は、他も仕上がっていそう。2年時までは中距離を中心に活動していた山中選手が、満を持して距離を伸ばしてきています。学生ハーフも64分台では走っていて、この時点である程度対応していました。距離には不安ないでしょうから、どのくらい走るか。そして、駅伝で粘り強い桜井選手、ポテンシャルは今のエースと変わらないだろう鈴木選手もついに復調。今回は走るかは分かりませんが、楽しみになってきます。

　下級生は、2年生がエントリーしなかったのが心配ですが、春先からいい動きをしていた1年生がエントリー。勢いはこちらの方があったのかもしれませんね。既に1万ｍ29分台のベストを持っている三宅・小林選手がエントリーしています。夏合宿の伸び次第ではこちらも出番はあるかも？？いずれにせよ、上級生のエースが強いので、今年もダークホース候補に当然上がってくる戦力です。

区間オーダー予想

　何事も無ければ、1区3区6区はほぼ決まりでしょうかね。非常に戦いやすいと思います。夏合宿後に主力選手が記録会に出ていない。エントリー外で5千m13分台、5㎞ロード14分00秒が出ているので調子は非常にいいはずです。

　おそらく勝負をかけてくるんじゃないでしょうか。

1区平林選手…勝負をかけるなら、4年平林選手をアンカーではなく、1区にするのがいいと思います。全日本7区・箱根9区と後半ロング区間を走ってきている選手ですが、関東IC1万mを見ると、競り合いでこそ本領発揮できるのではと思うくらいでした。トラックのスピードもありますので、区間賞争い絡めるはずですよ。

2区林選手…最短だけど大事な2区は、もう4年生の林選手に踏ん張ってもらう形になると思います。昨年の出雲駅伝4区3位で、大きく注目を集めました。春先は出遅れていましたが、夏前には復帰。駅伝走りもできる選手なので、前でもらったら粘るんじゃないか。

3区キムタイ選手…非常に強くなってきたキムタイ選手が3区。昨年はこの区間で大きく挽回して2位争いにまで顔を出しました。ただ今年は、本気でトップを狙っての走りになることは間違いありません。1区2区での出だしし次第では面白いですよ。

4区山中選手…トップ付近にいる前提で秘密兵器を投入するのではないでしょうか。3年山中選手に、4区で持っているスピードを爆発させてほしい。高校駅伝2区での抜群の走りでした。いよいよ、大学駅伝で見れるかもしれません。

5区久保出選手…この区間は迷いましたが、他に大きく伸びている選手がいなければ、4年久保出選手ではないでしょうか。5千m13分49秒まで伸ばしてきていますし、出雲駅伝でもこのあたりの区間では単独走も十分考えられます。いい流れでアンカーにタスキを渡してくれると思います。

6区齋藤選手…この男をアンカーに残しておきます。前年の全日本駅伝4区区間賞、箱根駅伝は2区で67分台を出している選手です。今年の6月には5千m13分33秒で、さらに高い走力を身に付けています。上位で流れていて、今選手にタスキが渡れば、何かが起こるかもしれませんよ？

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　あとは、よほど絶好調なら山中選手をいきなり2区に抜擢して、前年4区3位の林選手にもう一度4区へ…も考えてみました。

　いずれにせよ、昨年の出雲駅伝は1区でアクシデントもあっての総合3位、1区で区間賞に近い位置で繋ぐことができれば、あとは上振れしかないチームでもあります。

PR　城西大駅伝部とスポンサー契約している新田ゼラチン様

まとめ

　何か起こせるチームとしては浮上してくると思います。4年平林選手と、3年齋藤キムタイ選手が、3本柱として非常に頼りになる選手になっています。順番はともかく、おそらく1区3区6区のはずです。

　他の選手も強くなっていて、前回総合3位のメンバーでは4年林選手と3年桜井選手が残っていて、ポテンシャルは彼らを上回っている3年山中・鈴木選手らもいます。特に山中選手は、中距離もしながら、この夏スタミナ強化を図っています。満を持してデビューするかもしれません。

　昨年の総合3位は、区間配置は的中していますが、全員が完璧な走りをしたわけではなく、1区は出遅れていますし、5区で2位争いから脱落しています。上積みはあります。正直、歴史を動かしてもおかしくないはずです。