新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、
中野新監督体制!好発進!
神奈川大学です
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突き抜けそうで突き抜けられなかった。前年の4年生の世代が強く、箱根駅伝のシード権ラインに迫ったこともあったが、ここ2年はうまくいかなかった。2年前は全日本予選はトップ通過するも、箱根予選はまさかの敗退、そこから中々歯車がかみ合わなくなった。
昨年度は、全日本予選は通過できず。箱根予選は慎重に走り7位通過。本戦前に、長く率いてきた大後監督が退任を発表、集大成となるレースで、12月途中までの段階では、シード権奪取に密かに自信があったそうです。
でしたが、大事な時期に体調不良者が続出、何とかオーダーを組んだ状態でした。往路は22位でゴール、復路は6区で好スタートを切れたこともあり、繰り上げは回避。アンカー酒井選手が区間8位で走れたのが数少ない収穫となりました。
一転、新年度になり中野新監督が就任。大量の主力の卒業があり、箱根予選の通過も心配されたのですが、前哨戦の全日本予選はびっくり!序盤の組から見せ場を作ると、3組終了時点で通過ラインにあと僅かの8位につけます。エース宮本選手らが競っていた明大を競り落としてサプライズ通過。7月には自己ベストが続出!何か流れが良くなった神奈川大、戦力をまとめ直します。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
中原優人④28分47秒66/13分46秒84≪24関東IC5千、23全予1組14位、関東IC5千、22全6区14位、予302位、関東IC1500m3位、21:予199位≫
中西良介④28分55秒81/14分34秒80≪24全予2組8位、23予274位≫
飯塚 厚④29分12秒65/14分10秒08≪23全予1組32位≫
園田 勢④29分30秒18/14分01秒08
菅野涼介④29分35秒75/14分27秒74
長谷川舜④29分44秒50/14分25秒11
小原快都④29分54秒60/14分10秒23
石口大地④30分08秒13/14分26秒54≪22予215位≫
4年生が、チームが好調になっている中、最後にどこまで上がるか。注目は、高校時代から有力スピードランナーだった中原選手。基本的には1500mや5000mなど関東ICトラック中心で戦っている選手ですが、下級生の頃に箱根予選会に出場したことはあります。少し苦戦気味とはいえ、持っているスピードは、やはりシード権奪取に必要なもの。秋シーズンの動向が気になる選手です。
このほか、4年目になって成長を見せているのが中西選手。全日予選で2組8位の健闘を見せると、記録会で1万m28分55秒の成績!箱根予選など今まで目立っていなかったのですが、これは一気に主力化としそう!まずは箱根予選での活躍に期待がかかります。
その他の選手が、どこまで勢いが戻るか。高校時代の実力者の園田・小原選手もいますし、石口・菅野選手のように少しずつ力をつけてきている選手もいます。石口選手は一度箱根予選を経験していますね。走れる4年生が多くなってくると、チームがさらに良くなっていくと思います。
宮本陽叶③28分33秒32/14分06秒75≪24全予4組17位、関東IC1万、箱4区21位、23予49位、全予4組27位、関東IC1万、22全3区16位、予132位、全予1組2位≫
酒井健成③28分50秒21/13分56秒62≪24全予3組20位、箱10区8位、23関東IC1万、予146位≫
高潮 暎③28分59秒02/14分05秒57≪24全予3組23位≫
山田基貴③29分17秒41/14分17秒53≪22予144位≫
塩田大空③29分47秒63/14分18秒57
赤池 祥③29分55秒70/14分29秒17
松崎圭佑③30分15秒52/14分17秒88
横浜凛太朗③30分29秒44/14分35秒98
中野蒼心③30分57秒94/14分35秒14≪24関東IChalf20位≫
3年生にエース格が集まっていますね。洛南高時代に高校駅伝で活躍した宮本選手、2年目までは伸びつつももう少し弾けなかったところが、ここにきてぐっと成長。全日予選4組ではボーダー争いのプレッシャーがかかる中、最後まで上位集団について、逆転の通過に導きました。さらにその後、1万m28分33秒まで更新。ついに、本格化してきそうな感じがします。
さらに、箱根アンカーでまずまず好走していた酒井選手に、昨年の今頃に1万m28分台を出していた高潮選手が成長。全日予選は3組を担当し、上位からは少し離されるも20位付近に粘り、ボーダーラインに食い下がる活躍。高潮選手は、直前に何とか間に合った感じだっただけに、よく粘っていた。ロードシーズンも期待がかかる選手です。
このほか、1万m29分台が増えてきて、さらにロード特化といえる中野選手が、ハーフで63分台をマークし、関東ICハーフで対抗戦の経験を積んでいます。このあたり、箱根予選での秘密兵器にもなってきそうで、密かに注目している選手。この学年が元気になってくると、ぐっと選手層が厚くなってきます。
滝本朗史②28分49秒40/13分56秒56≪24全予1組3位≫
三原涼雅②28分53秒12/14分26秒84≪24全予2組11位、23予141位≫
新妻玲旺②28分54秒78/14分01秒35≪24全予4組34位、箱7区18位、23関東IC5千≫
花井 創②29分02秒42/14分21秒05
近藤大智②29分26秒14/14分25秒63
山本琉楓②29分47秒44/14分25秒81
阿部倫久②29分50秒31/14分07秒75
山本琉楓②29分57秒63/14分25秒81
荒谷洋輔②30分09秒87/14分22秒91
大岩 蓮②/14分11秒33≪24全予1組7位≫
びっくりしましたね。全日本予選では、この世代が大活躍しました。1組に、もともと高校時代から5千m13分台を出していた滝本選手に、今年14分11秒を出して伸びてきていた大岩選手のコンビ。滝本選手は、思い切った飛び出しを見せて、見せ場を作り、最終的に3位に粘り込みました。大岩選手も7位に続いて、非常に神大は好スタートを切ったのが大きかったですね。滝本選手は、その後に1万m28分台を出していて、一気に主力になりそう。
さらに、前年度の箱根予選を走った三原選手は2組に、箱根本戦7区を走った新妻選手は、既に1万m28分54秒を持っていて、最終組に抜擢!三原選手は堅実にまとめ、新妻選手は最後一杯一杯ながら、明大の2人目とはそれほど差がないように何とか踏ん張りました。こういうのを経験して、エースへの階段を上っていくでしょうか。
他には、全日本予選にエントリーしていた花井選手が29分02秒の好記録!近藤選手も29分26秒のベストをマークしています。なんだかもう全体的に、新体制ロケットスタートです。夏も順調なら、一気にみんな主力に成長しそうな勢いを感じますね。
小林亮太①14分15秒90
野間黎矢①14分17秒62/30分33秒45≪24全国4区25位、23高校2区25位≫
太田宗一郎①14分25秒89≪24関東IC1500m、全国4区22位、23高校7区20位≫
遠藤優裕①14分26秒17
上田航大①14分32秒44≪24関東IC3障≫
小池翔大①14分34秒31
浅田 龍①14分35秒12≪24全国4区42位、23高校7区39位≫
千守尋大①14分35秒77≪24全国4区20位≫
安部爽仁朗①14分36秒43
柳生琥珀①14分52秒17≪23高校2区28位≫
1年生に関しては、基本的にじっくりと育成していく形になるのでしょうか。関東ICで、太田選手が1500m、上田選手が3000m障害で出場、7月の大会では野間選手が1万mにトライしていしましたが、まだそこまで目立たなかったでしょうか。
幸いにも上級生に勢いが出てきているタイミングになりますので、この夏合宿、喰らいつけるところで走れれば、かなり伸びる選手が出てきそうです。
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3年生と2年生の勢いが凄い。その中で3年生は宮本選手が全日予選最終組で他校のエースと最後までわたり合う活躍で通過に導くと、1万m28分33秒の効果ありましたね。箱根アンカーの酒井選手も成長、昨年1万m28分台の高潮選手も戻りましたね。
2年生は本当に主力候補の塊。全日予選は1組で滝本選手がナイスファイトとなる走り、大岩選手も続きました。さらに前年度ロード主要たい秋を経験している三原・近藤選手が上位組で揉まれました。他にも記録を出している選手がいて、一気に上がってきています。
こうなると4年生がどこまで行くか。トラック型の中原選手に、ここにきて1万m28分55秒のベストを出した中西選手らが少しずつ上がってきましたね。長期離脱している選手もいますが、どこまで戻ってくるか。
それにしても、今年度になって一気に勢いが出てきました。箱根予選は、経験者が一気に少なくなった面の怖さはありますが、ここまでの上昇気流を思うと、ちょっと楽しみになってきます。
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