いよいよ、三大駅伝の開幕戦!出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。
駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。
いよいよ優勝候補!
前回優勝校!史上初の2年連続3冠向けて、譲れない初戦の出雲駅伝!駒澤大学です。
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エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝の前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更も認められています。
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、高:高校駅伝、予:箱根予選、全予:全日本予選、IC:インカレ
鈴木芽吹④13分24秒55/27分41秒68≪23日本5千10位、箱4区3位、22出6区1位、箱8区18位、21日本1万3位、箱5区4位、20:全3区5位≫
安原太陽④13分37秒01/29分08秒88≪23関東IC5千7位、箱7区5位、22全6区4位、出5区1位、関東IC5千m11位、箱3区16位、21:全6区2位、出2区3位≫
花尾恭輔④13分51秒89/28分29秒82≪22全8区1位、出1区2位、関東IC2部half2位、箱4区9位、21:全8区4位、出雲3区4位、箱7区4位、20:全2区11位≫
赤星雄斗④13分57秒55/30分07秒21≪23関東IChalf1位、箱8区4位、21:全4区4位≫
篠原倖太朗③13分34秒28/27分43秒13≪23箱3区2位、22全5区2位、関東IC1万m8位、21:出1区8位、日本IC5千m2位≫
庭瀬俊輝③13分58秒02/30分27秒61
佐藤圭汰②13分22秒91/≪23アジア5千4位、日本5千4位、22全2区2位、出2区1位、21高3区4位、IH5千m4位1500m2位≫
伊藤蒼唯②13分44秒49/28分28秒15≪23関東IC1万8位、箱6区1位≫
山川拓馬②13分56秒92/30分27秒22≪23関東IChalf2位、箱5区4位、22全4区1位≫
安原海晴①13分56秒45/≪23全国5区13位、22高校3区8位、国体5千m15位、IH1500m17位≫
さて、連覇、そして2年連続大学駅伝三冠を目指す駒澤大の10人のエントリーです。唐澤選手ら一部有力選手が外れましたが、故障明けで先を見据えているということ。逆に、前半シーズン顔を出さなかった選手が戻ってきてもいます。全体的にも5千m13分20秒台~40秒台が多くて、やはりスピード面は他校から、一枚も二枚も上手に見えます。
4年生は整っていますね。鈴木選手が、長い怪我から復帰して、今年の箱根駅伝からはほぼフル回転。5千mベストを13分24秒に短縮して、日本選手権も5千m10位と健闘しています。昨年も故障明けの状態で6区区間賞で優勝に華を添えました。調子が上がっているなら、エース区間で勝負を決めに行くくいらいの選手です。
調子がいいのが、今年の箱根7区8区でタスキを繋いだ安原・赤星選手。安原選手は、持ち前のスピードに磨きがかかって、留学生が多かった関東IC5千mで7位、その後5千13分37秒の自己ベストをマークしています。赤星選手は、関東ICハーフに出場、ラストの学内の選手の争いにも勝って優勝。ロードであれば、間違いなくプラスアルファが出てくる選手だ。
そして嬉しいのが花尾選手の復帰。前回難しい展開になった出雲駅伝1区を担当し、区間2位で流れを作った立役者の一人。全日本まで絶好調でしたが、その後体調不良などもあり箱根は欠場。春も元気なかったのですが、ここにきてエントリー。状態が分かりませんが、選手層が厚い駒大で、エントリーに入ってきたということは、状態が上向いていると思います。
3年生からは、学生ハーフ優勝などロードでずば抜けた成績を残していた篠原選手が無事エントリー。1万m27分台の走力だけでなく、高いレベルの選手と競り合うとプラスアルファが出てくるのも魅力。主要区間、どの区間でも対応してきそうだ。
話題になっているのが、前回2区区間新区間賞で、大八木前監督「優勝の立役者」と言われた現2年佐藤選手。走りに磨きがかかっていて、日本選手権5千4位のパワーアップしました。ただ、昨日にアジア選手権に出場、中4日で出雲駅伝に臨むそう。このあたり、コンディションがどうなるか気になるところです。
カバーできる選手は揃っていて、同学年の伊藤・山川選手も、走力面でかなり高いレベルで仕上がっています。山川選手は、ロードでプラスアルファが出ていますので、困った区間における選手です。伊藤選手は、箱根山下りで好走して一気に株を上げました。関東IC1万mでも8位入賞、島根県出身ランナーとしてだけでなく、優勝を決める一手として大事になってきます。
このほか、春にハーフ63分台を出している3年庭瀬選手や、安原太選手の弟の安原海選手が、ルーキーとして唯一のエントリーに名前を連ねました。全体としては、優勝を目指して機運は高まってきていると思います。連覇を目指すオーダーを考えていきます。
懸念としては、アジア大会から中4日の佐藤選手ということになりますかね。敢えて外してみて、優勝の流れを作るオーダーを組めるか考えてみます。
1区花尾選手…1区だけ迷ったのですが、状態が上がっているのであれば、2年連続1区起用したいですね。単独走の区間も走れますが、ラストもキレるんですよね。前半戦は疲労骨折などが続いていましたが、夏から練習できた模様。花尾選手なら、好位置で襷を繋げるはず。
2区安原選手…もし佐藤選手がいけなければ、代役2区はおそらく4年安原選手ではないでしょうか。2大会前にも経験していて、酷暑の中臆せず突っ込んでいったのは記憶に残っています。その時より、走力は非常に上がってきています。十分に流れを作れるはず。
3区篠原選手…先頭付近にいながらも混戦と思っています。ここで競り合いながらどんどん上がっていけそうな篠原選手。留学生選手もいるかもしれません。前回は、ここでしっかり他校に差をつけることができましたが、今回もリードを獲っていけるかどうか。
4区伊藤選手…地元島根県出身の2年伊藤選手ですが、優勝へ向けての切り札として、堂々の出走あると予想します。繋ぎ区間の4区に5千m13分44秒・1万m28分28秒のスピードランナーを置けるのですから、凄い選手層だと思います。このオーダーなら、この伊藤選手で決めていく展開あると思います。
5区山川選手…さらにロードや駅伝で非常に強い2年山川選手で畳みかけていきます。決して、トラックのスピードランナーではないですが、タフな区間でもガツンと突っ込んでいける力があります。走力も高くアップダウンのこなしは、この区間でも光ると思います。
6区鈴木選手…盤石の態勢で、2年連続アンカー鈴木選手と予想。出走するとなると、故障明けだった前年よりも、遥かにいい状態で襷が渡ります。トップで襷が渡るなら、もう決まりでしょう。中大などどこか前にいても、最後まで追っていけると思います。
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これで2区佐藤選手がきたら、本当に盤石以外何者ではないのではないでしょうか。安原選手は2年連続5区で畳みかけていくスタイルになるのかなと思います。とはいえ、これだけメンバーが揃うなら、佐藤選手温存で勝っていきたいところかも?
一部故障明けの選手を除いて、かなり高いレベルの選手をエントリーしてきた駒澤大。箱根往路3区4区を繋いで、1万m27分台の走力を誇る4年鈴木・3年篠原選手は勿論のこと、前年度出雲と全日本で活躍した4年花尾選手が復活エントリー。夏からは練習できたそうなので、昨年並みの状態まで上がっているかどうか。
他にも、5千m13分37秒まで伸ばしてきた4年安原選手に、その弟さん。さらに箱根山を担って、将来のエース候補と期待の2年山川・伊藤選手もしっかりエントリー。伊藤選手は、地元島根県出身からの優勝メンバーの期待もかかっています。
これに、昨年2区で区間賞区間新で、総合優勝に大きく貢献した2年佐藤選手がいるんですよね。アジア大会の直後ということもあって、欠場の可能性もありますが、前回と同じ2区なら頼もしくなってきます。
連覇とか2年連続3冠とかかかってきますが、今回の大会としては優勝候補に堂々上がる戦力だなと、まざまざと感じました。まずは区間オーダーに注目ですね。
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