最終日の3日目。最後の長距離種目3000mSCの決勝が行われましたね。
あの選手が1年ぶりに3障を走っています!
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予選は2組、上位5人とタイム上位2人が決勝に進出します。
塩尻選手がスタート直後から先頭を引っ張る。これに帝京の田村選手や東海の三上選手らが続くが、すぐに縦長になっていく。1000mまでには9人がほぼ縦一列で続く展開となった。
縦長はさらに長くなり、1500m付近では塩尻、田村、三上選手の3選手のみに。後ろは山学・矢ノ倉、早大・吉田、同志社の宇野選手ら。
1600m付近から塩尻選手が独走し始める。特別仕掛けたわけではないが、2000m5分50秒ということで全体的な走力が上のようだ。
2位争いは変わらず三上・田村選手の2人、塩尻選手とは2~3秒の差だ。その後ろは単独4位で吉田選手が走る展開。その状態でラスト一周へ。
塩尻選手はそのままペースを保ったまま、トップでゴール。2位三上選手3位田村選手、4位吉田選手、5位野田選手まではタイム通過。6位矢ノ倉、7位宇野選手は2組の結果を待つことになった。
法大の青木選手や道都大の滋野選手が先頭付近を引っ張るが1組ほどはペースはあがらず、1000mmではほぼ一団となってレースが進む。
その1000mを3分02秒で通過する当たりから、青木選手が一人で引っ張るようになる。つくのは滋野選手、関西学院大の小嶋、筑波の才記選手だが、かなり縦長になっていく。
1600mまでには青木、滋野、小嶋、才記、中大の萩原選手の5名に先頭集団が絞られる。単独6位に山学大の比夫見選手が続いている。
2000mは6分00秒ちょうど。そのころには萩原選手は遅れ始め4人の先頭争いに。青木選手がずっと引っ張り続け4人でラスト1周へ。5位争いがし烈で比夫見選手が萩原選手と競り合っている。
トップはバックストレートで滋野選手が先頭へ。そのまま小嶋、才記選手も前へ。3人がほぼ並ぶような感じでゴール。青木選手は少しペースを落としながら4位でゴール。5位争いは萩原選手が制しここまでが着順。直後に比夫見選手がゴールし9分06秒。
7位は離れていたことから、1組2組それぞれの6位の選手(くしくもどちらも山学大勢)がタイムで拾われる形となった。
スタートしてすぐに順大・塩尻選手が先頭へ。そのままハイペースで引っ張りだす。500mほどでついていくのは道都大・滋野選手、東海大・三上選手、筑波大・才記選手の3名に。
1㎞2分49秒で通過。ついているのは道都大の滋野選手のみ。三上選手と才記選手は少しずつ離れていく。
その滋野選手も1200mを過ぎてから遅れだし、三上選手に吸収される。才記選手は単独4位に下がり、その後ろから法大・青木選手が追いかけてくる。
先頭の塩尻選手は独走で2000mを5分41秒で通過。大会記録を上回るペースというアナウンスがあるほどペースが良い。
8秒差で東海の三上と滋野選手、単独4位にあがった法大・青木選手が追いかける。その後ろは才記選手を捉えた帝京の田村選手が続く。
塩尻選手は最後も切り替えて、独走のままゴール。約1年ぶりの3障を8分34秒80の好タイムで優勝した。2位争いは三上選手がスパートをかけ、滋野選手との争いを制す。青木選手が4位で続いた。
映像(aoshinさん):ttps://www.youtube.com/watch?v=PEqvtD_r_7A
2位には関東ICで2位の三上選手が引き続き2位!それでも負けた相手が昨年のオリンピック代表ですので、関東ICの2位よりも価値があると思います!終始2位争いをして、爆発的なスパートで制しました。スピードはピカ一ですね。
また、今シーズンぐっと力をつけてきていた道都大の滋野選手もやはりというべきか表彰台にきましたね。ホクレンでいい記録を出していましたが本物でした。関東IC優勝の青木選手が後半追い上げるクレバーな走りをした中で逃げ切っていたのでレベルの高い争いだったと思います。
その後ろは大混戦になっていましたが、帝京・田村選手が終始5位あたりをキープ。関東ICでは2部2位の選手でしたが、日本ICは8分台でゴールしたところに成長を感じます。 6位の早大・吉田選手は関東ICは期待されながらも予選落ちしていましたが、日本ICでしっかりリベンジしましたね。最後に切り替えるクレバーな走り、順大・野田選手も安定していますね。
筑波の才記選手は調子がよく勝負をかけましたが待たなかった感じでしたかね。それでも実力ある山学大の2人から逃げ切り得点したのはナイスです。