新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2023年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、昨年度はまさかの悪夢…今年こそ大ブレイクを！神奈川大です。
ページコンテンツ
昨年度は、飛躍の年になるはずだった。3年生に主力が多い中、ロードに強い4年生もいた。実際、全日本予選はトップ通過。箱根予選も、通過すると思われました。
ところが、秋になってから、主力選手の故障など誤算が続き、まさかの次点の予選落ち。予選巧者の印象もあり、言葉が出なかった。
今年度は、主力が4年生の年。春から勢いに乗りたかったところてしたが、昨年トップ通過だった全日本予選は通過ならず。
1組で失速した選手が出た以外は、そつなくまとめたものの、エース勝負になりやすい全日本予選では、追い上げきれなかった。それでも、過去主要大会好走者が多い神大。一度、戦力をまとめてみたい。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
小林篤貴④28分21秒10/13分50秒33≪23全予4組17位、関東IC1万15位、22全8区12位、予56位、全予3組2位、箱9区9位、21:予112位≫
巻田理空④28分43秒65/13分59秒06≪23全予3組15位、関東IC1万、22箱1区11位、21:箱予29位≫
尾方馨斗④28分49秒71/14分10秒61≪23関東IC5千、22全5区15位、予148位、全予2組9位、関東IC5千m決勝≫
宇津野篤④28分51秒68/13分58秒28≪23全予2組10位、22予46位、全予3組5位、箱3区13位、21:箱予65位、箱6区12位、20:予54位≫
高橋銀河④28分57秒71/13分57秒31≪23全予3組8位、関東IC5千19位、21予132位、箱9区20位、20:予50位≫
佐々木亮輔④29分10秒90/14分23秒64≪23全予2組9位、関東IChalf6位、22予89位、21:箱10区2位、20:予68位≫
大泉真尋④29分16秒77/14分13秒35≪23関東IChalf、22予240位、箱8区10位、21予156位≫
小林政澄④29分17秒33/14分09秒98≪22全4区7位、予189位、箱4区10位、21:予123位≫
大岩歩夢④29分47秒40/14分12秒48
加藤聡太④30分13秒64/14分10秒54
原 賢吾④30分22秒70/14分33秒82
谷本星輝④30分37秒45/14分25秒28
やっぱり、この4年生は層が厚いのですよね。多くの選手が台頭してきましたが、昨年から小林篤選手が大きく抜け出してきて、チームのエースと選手に。
今年の4月に、1万28分21秒の自己ベストを出すと、関東ICと全日予選4組で他校のエースとがっぷり四つ。2年時に箱根9区を中位で走っていて、ロードも強い。今年の箱根予選も上位期待の選手。
続いて、2年時に台頭し、一気にエース格となった巻田選手も健在。足踏みの時期もありましたが、全日予選では、3組を担当。一定の安定感はある選手だ。
さらに、1年時に箱根を走って話題になった宇津野·高橋·佐々木選手の足並みが揃ってきた。特に佐々木選手が調子が上がってきて、関東ICハーフで6位入賞！1年時の箱根10区2位を思い出した駅伝ファンは多かったはずだ。
その後の全日本予選は、2組宇津野·佐々木選手、3組高橋選手が揃って出場。ある程度、上位にまとめた。秋以降、揃っての快走が見たい。
他にも2年時に、箱根往路4区で好走した小林政選手。同じく2年時に、叩き上げの星と言われた大泉選手。昨年関東IC5千決勝進出する等スピードのある尾方選手ら、有力選手はまだまだいます。
やはり、彼らの躍動で、神大が上位を疾走する姿が見たくなる。
中原優人③28分47秒66/13分46秒84≪23全予1組14位、関東IC5千、22全6区14位、予302位、関東IC1500m3位、21:予199位≫
飯塚 厚③29分12秒65/14分10秒08≪23全予1組32位≫
中西良介③29分26秒41/14分34秒80≪23関東IChalf≫
園田 勢③29分30秒18/14分01秒08
長谷川舜③29分44秒50/14分25秒11
小原快都③29分54秒60/14分10秒23
倉本晟伍③30分13秒53/14分32秒44
石口大地③30分24秒21/14分26秒54≪22予215位≫
菅野涼介③30分25秒51/14分27秒74
この世代も高校時代の有力ランナーは多い方なんですよね。関東IC全日本予選ともに走った中原選手もその一人。スピードはチーム屈指で、1500mでも勝負できる選手です。
他にも、園田選手や小原選手も素質は抜群の選手。昨年、1万29分台は出していました。神大は、昨年の4年生のように、3年目の秋に一気に台頭して、エース格になることがある。ここは、夏での本格化を期待だ。
また、春になって、飯塚選手が29分11秒、中西選手が29分26秒をマーク。飯塚選手は、全日予選にも出場。やや苦しい戦いなりましたが、きっと箱根予選に活きてくるはず。
他にも、昨年の箱根予選に出場した石口選手や、長谷川選手も一時期ベスト更新か多かった。この世代が勢いづいてくれば、チームが上昇気流に乗るはずだ。
宮本陽叶②28分48秒63/14分06秒75≪23全予4組27位、関東IC1万、22全3区16位、予132位、全予1組2位≫
高潮 暎②28分59秒02/14分05秒57
山田基貴②29分17秒41/14分17秒53≪22予144位≫
酒井健成②29分24秒14/14分08秒87
赤池 祥②29分55秒70/14分29秒17
塩田大空②30分11秒42/14分18秒57
松崎圭佑②30分15秒52/14分17秒88
横浜凛太朗②30分29秒44/14分35秒98
入学してしばらくは、即戦力といわれた宮本選手の一強でしたが、ここにきて伸びてくる選手が多くなっていますね。
その宮本選手は、各試合コンスタントに出場。各大学のエースと渡り合うのはもう少しも、今年1万28分台で2度自己ベスト。確実に、力はついてきている。次の箱根予選で、チームの貯金を稼ぐことができるか、非常に注目の選手。
そして、今年になって伸びてきているのが、高潮・酒井選手。高潮選手は、今年4月に5千m14分05秒のベストを出すと、7月に1万m28分59秒と、28分台を達成！主要大会は出ていなかったですが、一気にブレイク候補！
さらに酒井選手も、同大会で4月に5千m14分08秒、7月に1万m29分24秒と伸び盛り！ほかにも持ちタイムは29分17秒と上回る山田選手など、徐々に名前を見る選手が増えてきています。ロードにも対応できるようなら、箱根予選が楽しみになってきます。
※持ちタイムは4月1日時点
今年もある程度の新入生を確保しましたね。13分台～14分前半の選手が数名入学していきます。全国駅伝の経験がある選手も結構いますね。
その中で、突出しているのは滝本・新妻選手になりますね。滝本選手は、IHと国体でも5千m上位で戦いきり、高校駅伝は留学生の多い3区で区間10位の好走。トラックもロードでも結果を残しています。新妻選手も、高校駅伝で4区区間6位。ともに主要区間で戦っています。
この2人が7月夏季記録会に出場。滝本選手が29分32秒、新妻選手が29分46秒の記録。やはり非凡のものを持っているのではないかと感じる2人。箱根予選でも主力の一員として走るかもしれませんね。
他の選手も、駅伝主要区間で戦っている平川・森・近藤選手、持ちタイムは同じくらいになる大岩選手、14分23秒とベストを出した阿部選手など、早くから台頭を表す可能性が高い選手も多いですね。秋以降の大会に注目です。
とにかくまずは4年生が大所帯なんですよね。エースとなった小林篤選手に、2年以降に一気に主力となった巻田選手、1年時に箱根を走った中で、
佐々木選手が関東ICハーフで復活、さらに宇津野・高橋選手に、2年時に箱根を走った小林政・大泉選手らもいます。彼らの足並みが揃うなら、今年は箱根予選通過するはずです。
いや、通過するだけじゃないはずのチーム。3年生以下にも有力選手はいます。2年生は、エース候補の宮本選手のほか、高潮選手が28分台をマークし、一気に主力となりそうな勢い。
1年生は、高校駅伝でも主要区間で上位に入っている滝本新妻選手が1万m29分台を早くもマークして、いきなり主力なりそうな勢い。
あとは、中原・飯塚選手などがいる3年生世代の突き上げがもっとあれば、かなり総合力も高くなり、チーム内競争もレベルが上がってきそうです。秋になって勢いのあるteamになっていれば！
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も！】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ：風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】