【長距離結果】第107回日本陸上競技選手権大会(2023年6月1日~4日)

2023年6月1日(木)~4日(日)に、
第107回日本陸上競技選手権大会が行われますね。

日本のトップ、
さらにブタペスト世界陸上を目指して、多くの選手が出場します。

主な結果のまとめと、駅伝ブログらしく長距離種目の中心をまとめていきます。

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【長距離結果】第107回日本陸上競技選手権大会

競技日程【長距離抜粋】
6月1日(木)
13時05分:U20男子1500m予選
13時30分:女子1500m予選
13時55分:男子1500m予選

16時35分:U20女子5000m決勝
17時05分:U20男子5000m決勝
19時00分:女子3000m障害決勝
19時30分:男子5000m決勝

6月2日(金)
15時40分:U20女子1500m決勝
15時55分:U20男子1500m決勝
16時20分:U20男子3000m障害決勝

19時10分:男子1500m決勝
19時32分:男子3000m障害決勝
20時30分:女子1500m決勝

4日(日)
15時30分:U20女子3000m決勝
15時55分:U20男子3000m決勝
18時05分:女子5000m決勝

1日2日にかなり多く行われています。

なお、10000mは、5月上旬に行われています。
こちらのページ下部に記載

https://hakonankit-fd.com/article/post-21071.html

男子長距離結果

1500m

予選1組
 800m2分04秒、トーエネック竹内選手や東海大安倍選手が引っ張る。残り1周、山陽特殊製鋼片山選手も加わっていく。1200mは3分05秒、バックストレートでトーエネック野口・河村選手が出てきて1位2位。さらに最後の直線で阿見ACの飯島選手らが出てきて3分45秒付近で、続々とフィニッシュした。

1位野口雄大3分44秒99 トーエネック Q
2位飯島陸斗3分45秒17 阿見AC Q
3位河村一輝3分45秒73 トーエネック Q
4位中野倫希③3分45秒93 中央大 Q
5位片山直人3分46秒01 山陽特殊製鋼 Q
6位市村朋樹3分46秒39 サンベルクス q
7位小林航央3分46秒55 新電元工業 q
8位井上大輝3分46秒83 大阪ガス
9位宇田川瞬矢②3分47秒76 青山学院大
10位竹内大地3分48秒70 トーエネック
11位大野聖登①3分8秒97 順天堂大
12位山﨑優希3分53秒00 KAGOTANI
13位安倍優紀④4分01秒85 東海大

予選2組
 400m1分04秒、筑波大井内SUBARU森田選手らが引っ張るも一塊の集団。800mは2分09秒、1組よりスローペースとなった。残り600mで接触があり、IPUの選手が内側に入ってしまうシーンも。

 1200m3分06秒、バックストレートで北海道大高橋・日体大高村選手ら5名ほどで激しい先頭争いに。残り100mで5人の集団が抜け出し、高橋選手らを中心にゴール。その5名が決勝進出となった。

1位高橋佑輔(M2)3分46秒90 北海道大 Q
2位高村比呂飛③3分47秒32 日本体育大 Q
3位館澤亨次3分47秒78 DeNA Q
4位森田佳祐3分47秒79 SUBARU Q
5位才記壮人3分48秒20 富士山の銘水 Q
6位馬場勇一郎④3分50秒47 明治大
7位山田俊輝④3分50秒86 中央大
8位松本颯真②3分52秒66 東海大
9位伊藤健太3分53秒15 アスリートエージェント
10位栗原直央③3分53秒85 城西大
11位井内優輔(M2)3分54秒57 筑波大大学院
12位森谷公亮3分59秒85 Resistance.Sol
13位髙嶋荘太4分06秒81 環太平洋大

 トーエネック野口選手が引っ張る展開。800m通過は、1分58秒とまずまず。残り1周、北海道大高橋選手を中心に4名でスパート争い。残り150mにでトーエネック河村選手が先頭へ、SUBARU森田・高橋選手が追うが、河村選手が2年ぶり優勝へ!3分38秒のシーズンベストをマークした。

決勝
🥇河村一輝3分38秒45 トーエネック
🥈高橋佑輔3分38秒69 北海大大学院
🥉森田佳祐3分58秒75 SUBARU
4位才記壮人3分39秒58 富士山の銘水
5位館澤亨次3分40秒38 DeNA
6位野口雄大3分41秒15 トーエネック
7位飯島陸斗3分44秒00 阿見AC
8位高村比呂飛③3分44秒22 日本体育大

9位小林航央3分45秒41 新電元工業
10位市村朋樹3分48秒02 サンベルクス
11位片山直人3分49秒03 山陽特殊製鋼
12位中野倫希③3分54秒48 中央大

1500mは早いスピードで展開し、最後は実力者の三つ巴に。勝ったのは、日本記録保持者のトーエネック河村選手!3分38秒45のシーズンベストで、また大会記録でもありますね。記録保持者だけでなく、最後の切れ味でも、確かに日本トップレベルの選手です。また、何かの記録会で、日本記録・世界陸上標準を狙っていけると思います。

 これについていけた選手も非常に多かった!ここ数年上位常連となっている北海道大学院高橋選手が、なんとトップと僅かな差3分38秒69の学生歴代上位となるナイスパフォーマンス!タイトルこそ手にできないものの、いい脚を長く使える選手。そして、確実に競技力増していっていますね。

 さらに、3位と4位に入ったのが、筑波大OBの選手。SUBARU森田選手が2位争いを繰り広げた中、3位3分38秒75。4位争いは、最後の叩き合いで才記選手が入りました。なお、9位新電元工業の小林選手も筑波大OB。箱根を目指す過程でスピードを強化していた時期の選手たちが、ここにきて全員結果を残しているのは、ちょっと注目かな?

 そのほか、今年また安定感が増してきたDeNA館澤選手が3分40秒で5位、チーム内の実力者に挑戦しに行ったトーエネック野口選手、おなじみ阿見AC飯島選手、さらに関東IC優勝の日体大高村選手も8位に食い込んでいます。みんな、いいタイムですよね。

5000m

 留学生2名がペースメーカーと引っ張り、序盤から縦長の展開になる。積極的に前に行くのは、立教大監督上野選手と、中大吉居駿選手、SUBARU清水選手。最初の1000mは2分40秒も、標準記録相当の2分37秒とまではいかず。

 2000m5分20秒でほぼフラットペース。いいペースでPMが引っ張る。上野選手が2人のPMの間に割って入る。さらに清水選手・富士通塩尻選手が位置取りを上げてくる。大迫選手は後ろから5人目、遅れている選手も2人ほどでる。

 先頭、上野選手がPMの前に出て引っ張りだす。ペースが安定せず、苦しそうな表情の選手も増えてくる。3000m7分57秒で通過後、上野選手が苦しそうな表情で後退。今度は、塩尻選手がPMの前に出て引っ張りだす。PMを含めて12人ほどの集団に絞られてくる。

 PMの間に塩尻、遠藤・清水選手ら。中大吉居・駒大佐藤選手もついている。また、3800mほどで大迫選手がレースを止める場面も。サバイバル展開。4000m10分46秒を過ぎて、塩尻選手がロングスパート!単独先頭に立つ。2位集団には、遠藤選手が出てきて10mほどの差。塩澤・清水選手らも続く。

 残り1周12分19秒、遠藤選手らとは4秒ほどの差に広げる。バックストレート、遠藤選手が切り替えて、清水選手と一緒に追い上げにかかる。塩尻選手が逃げる、遠藤・清水選手がじりじり詰め寄ってくるが、塩尻選手が逃げ切り13分20秒を切る好タイムで優勝!最後の1000mは2分33秒の素晴らしいスピード!3連覇かかった遠藤選手は2着、清水選手が3着、後ろ4位争いは数名の選手が雪崩れ込んだ。

🥇塩尻和也13分19秒85 富士通
🥈遠藤日向13分20秒84 住友電工
🥉清水歓太13分21秒18★ SUBARU
OPベナード コエチ13分24秒14 九電工
4位佐藤圭汰②13分24秒29 駒澤大
5位田村和希13分24秒38★ 住友電工
6位塩澤稀夕13分24秒44★ 富士通
7位小袖英人13分25秒93 Honda
8位吉居大和④13分27秒72 中央大

OPクレオファス カンディエ13分28秒59 三菱重工
9位小林 歩13分30秒39 NTT西日本
10位鈴木芽吹④13分31秒78 駒澤大
11位鈴木塁人13分33秒35 SGホールディングス
12位西川雄一朗13分33秒76 住友電工
13位松枝博輝13分35秒83 富士通
14位吉岡大翔①13分36秒85 順天堂大
15位伊藤達彦13分38秒12 Honda
16位浦野雄平13分38秒65 富士通

17位荻久保寛也13分39秒74 ひらまつ病院
18梶原有高13分40秒50 コモディイイダ
19池田耀平13分40秒89 Kao
20位森山真伍13分42秒00 YKK
21吉居駿恭②13分42秒96 中央大
22位服部大暉13分50秒01 トヨタ紡織
23石原翔太郎④13分53秒16 東海大
24坂東悠汰13分54秒47 富士通
25上野裕一郎14分00秒20 セントポールクラブ
26田村友佑14分04秒48 黒崎播磨
27阿部弘輝14分13秒54 住友電工
28横田玖磨14分20秒23 トヨタ自動車九州
DNF大迫 傑 Nike

 PMが引っ張ってくれたとはいえ、13分20秒前後が優勝タイムと、かなり締まったレースになりましたね。その中で強さを発揮したのが、今季絶好調だった富士通塩尻選手。この種目は住友電工遠藤選手が連覇中。しっかり中盤以降に、優勝争いの中に割って入りましたが、

 4000mから塩尻選手がロングスパート!これは不意を突かれたか、その差がじわじわと広がり、残り1周で4秒ほどの差に!ここから遠藤選手と、SUBARU清水選手が懸命に追いかけるものの、いい脚を使い続ける塩尻選手には届かず!見事に優勝!これで、3000m障害と5000mをそれぞれ優勝経験があるという…凄い日本人ランナーになりました。標準記録も、もう少し…見えてくるかな?

 遠藤選手も負けて直強しという印象。さすが昨年世界を経験しただけあります。スパートは見事。このスパートに食らいついて13分21秒のSUBARU清水選手の成長もすごい!1万m27分台をマークしていますが、5000mのスピードもついてきて、いよいよ脂がのってきた感じです。

 さらに、大学生も健闘し、駒大佐藤選手が、大混戦となった4位争いを制しました!自己ベストとはいかずも、勝負レースでしたが、とても価値が高い4位。確実に階段を上っていっています。駒大としても、関東ICに続いて、表彰台独占と強さを見せています。鈴木選手も頑張っていますね。

 それから、怪我から復活した田村選手が13分24秒自己ベストで5位、概ね順調に推移した富士通塩澤選手も6位、Honda若手の一人小袖選手も、トラックで強いところを見せています。また中大吉居兄弟とも出場。序盤吉居駿選手が積極的な走りを披露、挑戦できたのが収穫かな?兄貴は終盤まで食らいつき、一つ維持を見せた形だ。

 なお、佐久長聖レジェンド組はそれぞれの結果。佐藤悠選手は欠場、大迫選手は途中棄権、上野選手は3000mまでPMとともに7分を切るタイムでレースを引っ張り、その後は苦しくなりましたかね。とはいえ、いい背中を見せてくれましたね!大迫選手は、無言を貫いていますので、また次の試合など、情報を待ちたいです。

3000m障害

 最初の1周で三浦選手が先頭に出てきて、引き離そうとする姿勢。すぐ後ろにHonda青木選手実力者や青学大小原選手がついていく。1000mは2分47秒ほど、縦長の集団で脱落者や棄権する選手も出てくる。

 ここにきて、先頭集団が絞られて、三浦・青木・愛三工業新家選手の3名に…なったかと思われましたが、アクシデント。青木選手がハードルの飛越に失敗。競技は続けているが、大きく遅れてしまった。

 中盤、三浦選手が単独先頭に、最後までついていた新家選手も2位に後退、3位争いも粘っていて富士通潰滝選手・プレス工業滋野・早大菖蒲選手が、新家選手を追い上げようとしている。

 2000m5分36秒通過後、三浦選手が完全に単独先頭へ。2位争いは新家選手を吸収。滋野選手が単独2位に浮上し、3位争い菖蒲・潰滝・新家選手に。

 残り1周、単独先頭の三浦選手はさらにギアチェンジ。ハードルを足を駆けずに超えていく。最後の水豪少しバランスを崩すも大丈夫。8分21秒の好タイムで世界陸上内定。2位に滋野選手・3位に菖蒲選手が8分30秒以内で食い込んだ。

🥇三浦龍司④8分21秒41 順天堂大【ブタペスト世界陸上代表内定
🥈砂田晟弥8分26秒36 プレス工業
🥉菖蒲敦司④8分28秒16 早稲田大
4位小原 響④8分32秒05 青山学院大
5位潰滝大記8分32秒41 富士通
6位新家裕太郎8分34秒92 愛三工業
7位青木涼真8分37秒39 Honda
8位滋野聖也8分37秒97 プレス工業

9位松本 葵8分41秒68 大塚製薬
10位村尾雄己②8分43秒32 順天堂大
11位楠 康成8分45秒58 阿見AC
12位浦田優斗③8分53秒97 中央大
13位吉田光汰8分57秒30 埼玉医科大G
14位中込 空④8分57秒74 山梨学院大
15位大吉優亮④9分09秒41 帝京大
DNF荻野太成 旭化成

 三浦選手やっぱり強いですね!3000m障害は今季2戦目となりましたが、それでも他の選手を圧倒するスピードでした。2000mまでに単独先頭に立つと、残り1周ギアチェンジも確認。最後の水豪で少しバランスを崩すも、すぐに立て直すと、8分21秒41とまずまずの好タイムで優勝!今大会のブダペスト世界陸上代表内定第1号となりました!そして…3年連続で世界の舞台へ、大学生の間というのもすごい!海外では2度目となるので、次こそアウェイでの決勝舞台に立ちたいところ。

 2位争いも激しかった。対抗本命だったHonda青木選手が、途中でハードルにぶつかるアクシデントがありましたが、愛三工業の新家選手が、三浦選手にトライして、最終的に8分34秒で6位。青木選手も遅れて7位に入っていましたので、本当に頑張りましたね。少し首や足などに痛みはあるそうなので、ゆっくり休んで、世界陸上にかレンジしてほしい。

 そして最後に抜け出したのがプレス工業の砂田選手と早大菖蒲選手!ラストスパートの掛け合いの中、8分26秒と8分28秒の高パフォーマンス!砂田選手は、元々短中距離をやって、400mなどで世代トップの経験も。そこから少しずつ距離を伸ばしてきた異色のランナー。ここにきて3000m障害で中心的存在になっていきそうな勢い。早大菖蒲選手も、昨年よりもしっかり勝負できるところまで記録を伸ばしています。今後楽しみ。

 若手が徐々に伸びてきている中、ベテランの領域となってきた大塚製薬松本選手が健在ぶりをアピール。8分41秒68の好タイムで、9位。入賞とはなりませんでしたが、こういうところも注目ですね。

U20男子長距離結果

1500m

🥇尾熊迅斗3分47秒34 東京実業高
🥈髙田遙斗①3分47秒58 立教大
🥉寺田向希3分47秒68 國學院久我山高
4位宮本 凪①3分48秒13 城西大
5位吉倉ナヤブ直希3分48秒26 早稲田実業高
6位加世堂懸①3分48秒57 明治大
7位乙守勇志①3分49秒19 明治大
8位梅原悠良3分49秒47 上田西高

9位中村晃斗3分50秒09 志學館大
10位皆渡星七②3分50秒75 青山学院大
11位小坂悠太①3分52秒62 芝浦工業大
12位谷本昂士郎3分54秒26 大牟田高

 U-20でも3分47秒前後とタイムが上がってますね。

3000m
🥇大濱逞真8分08秒21 仙台育成高
🥈高森そら①8分09秒80 東海大
🥉青木丈侑8分12秒30 東農大二高
4位七枝 直8分14秒48 関大北陽高
5位櫨元優馬8分16秒02 鹿児島城西高
6位安東海音8分17秒12 和歌山北高
7位原田望睦8分17秒59 東農大二高
8位徳本 陽8分19秒81 東農大二高
9位岡村享一8分21秒69 城西高
10位青島大陸8分23秒30 仙台育英高
11位服部哩旺①8分27秒59 東海大
12位鈴木愛音8分30秒74 城西高
13位田所夢太郎①9分08秒31 立教大

5000m
 序盤、明大綾・早大山崎選手が引っ張っていく。終盤、國學院青木選手が独走、続いて國学院大野中選手を中心に3名。青木選手がそのまま先頭でゴール。14分を唯一切るタイムだった。2位には創価織橋選手が続いた。

🥇青木瑠郁②13分59秒79 國学院大
🥈織橋 巧①14分04秒83 創価大
🥉野中恒亨①14分06秒73 國学院大
4位綾 一輝①14分07秒74 明治大
5位辻原 輝①14分14秒57 國学院大
6位山崎一吹①14分16秒77 早稲田大
7位滝本朗史①14分18秒33 神奈川大
8位後村光星①14分25秒09 國学院大

9位大湊柊翔①14分33秒43 明治大
10位新妻玲旺①14分41秒78 神奈川大
11位熊井渓人①14分54秒69 青山学院大
12位大西裕翔①14分55秒19 専修大

 國学院大2年の青木選手が敢えて、U20に出場。前回2位でリベンジも兼ねていたようですね。力的に抜けているのは、昨シーズンの活躍で分かっていましたが見事な勝利でした。

 さて、今回は大学1年生ばかりのエントリーでしたが、その中で創価大織橋選手がラスト勝負で勝ち切っていますね。國学院大野中選手もよくて、明大綾選手が4位。現時点でのこの世代の力比べがある程度わかり、

3000m障害
 1000m3分00秒、2000m6分03秒のペース。法大の選手が引っ張り、ペースを作る。残り1周、玉野光高黒田選手ら3名の集団に。水豪を超えてから、浜松開誠館高辻本選手がスパートし、これに中大柴田選手が食らいつく展開。最後の障害で、柴田選手がさらにスパート、逆転して優勝した。

🥇柴田大地①8分55秒30 中央大
🥈辻本桜寿8分55秒64 浜松開誠館高
🥉黒田 然8分57秒50 玉野光南高
4位湯田陽平兵①9分01秒88 法政大
5位矢嶋大悟9分02秒65 東京農大二高
6位林 祐正①9分03秒05 法政大
7位小林周太郎①9分04秒10 明治大
8位南葉聖琥①9分06秒66 山梨学院大

9位山室陽太①9分08秒04 日本大
10位加藤竜聖①9分08秒91 東海大
11位鬼塚大翔①9分15秒20 明治大
12位片桐貫太9分15秒28 十日町市陸上競技協会
13位原田颯大①9分25秒51 立教大
14位天瀬海斗①9分56秒99 日本体育大

女子長距離結果

女子1500m

予選1組
 3連覇中のニューバランス田中選手が引っ張る展開。その田中選手が徐々に後方を振り切り、単独トップ。2番手集団は、立教大道下選手が引っ張る。800mは田中選手が2分15秒で通過。

 残り1周、田中選手がトップをキープ。そのまま悠々と走り切り4分15秒ほどでゴール。続いて豊田自動織機薮下・ワコール井手選手が、最後に追い上げて2番手3番手でゴールしました。トップ通過田中選手は「最後の1周、力みが出てしまいましたが、決勝へ余力を残せました。明日は世界に通用する走りがしたい」とのこと。

1位田中希実4分15秒19 New Balance Q
2位薮下明音4分16秒95 豊田自動織機 Q
3位井手彩乃4分18秒27 ワコール Q
4位信櫻 空4分19秒65 パナソニック Q
5位道下美槻4分20秒06 立教大 Q
6位正司瑠奈4分20秒68 環太平洋大 q
7位近藤希美4分24秒52 東海大相模高
8位柳樂あずみ4分30秒35 名城大
9位康本花梨4分39秒47 ユニクロ

予選2組

1位山中柚乃4分16秒49 愛媛銀行 Q
2位出水田眞紀4分16秒85 第一生命G Q
3位保坂晴子4分17秒06 日本体育大 Q
4位後藤 夢4分17秒35 ユニクロ Q
5位樫原沙紀4分17秒52 筑波大 Q
6位澤田結弥4分17秒96 浜松私立高 q
7位吉川侑美4分22秒12 ユニクロ
8位平井見季4分27秒15 ユニクロ
9位溝上加菜4分33秒72 エディオン
10位保坂野恋花4分35秒21 埼玉医科大G

決勝

 豊田自動織機の薮下選手が飛び出して単独先頭、田中選手は1秒ほど離れて2位集団の先頭。400m68秒で通過、じりじり田中選手ら2位集団が追いつて、薮下選手を吸収しにかかる。

 残り2周になったところで、ついに田中選手が単独先頭、800mは2分19秒通過、ギアチェンジしペースを上げにかかる。2位集団との差は、一気に30mほどの差がついてくる。

 残り1周3分07秒、さらにきりかえて、ピッチがあがってくる。圧倒的なパフォーマンスを見せて、4連覇!4分08秒ほど、ラスト1周60秒!2位争いはユニクロ後藤選手が4分17秒ほどで入る。

🥇田中希実4分08秒29 New Balance
🥈後藤 夢4分17秒66 ユニクロ
🥉信櫻 空4分18秒02 パナソニック
4位井手彩乃4分18秒51 ワコール
5位保坂晴子4分18秒76 日本体育大
6位出水田眞紀4分19秒76 第一生命G
7位道下美槻4分19秒83 立教大
8位樫原沙紀4分21秒01 筑波大
9位籔下明音4分21秒11 豊田自動織機
10位澤田結弥4分22秒82 浜松私立高
11位山中柚乃4分26秒25 愛媛銀行
12位正司瑠奈4分27秒38 環太平洋大

5000m
 序盤非常にゆったりとした流れ。パナソニック渡邊選手が引っ張り、注目の田中選手は2番手、日本郵政の廣中選手は、それをマークするように3番手、少しずつ縦長になる。2000m6分09秒、世界記録標準ペースの6分05秒よりは少し遅れてきた。

 中盤、1番手渡邊選手変わらず。2番手に積水化学森選手が浮上、他に第一生命小海選手ら多くの選手が前をうかがう形。田中・廣中選手は中盤付近待機となる。ペースがまた落ちてきて集団が膨れる形に。

 3000mは9分20秒通過、ここで田中選手が先頭に出て引っ張り始める。まだ大きくペースが上がってないが、廣中選手が後方に下がっていく。2番手には資生堂五島選手や小海選手、ダイハツ加世田選手らが上がってくる。

 3600m付近で、先頭集団が5人となる。田中・五島・加世田・小海・森選手の5名。6位争いはユニクロ川口選手ら。さらに先頭集団から田中選手が抜け出し、ついに単独先頭へ。加世田選手が呼応するが、少し差がつく。

 4000m12分23秒で通過。田中選手先頭、2番手加世田、3番手小海、4番手五島、5番手森選手と転々とする展開に。残り1周、一気に切り替えてペースを上げに掛かる。腕の振り、ピッチが力強くなる。

 そのままぐんぐん伸びて連覇達成!15分10秒付近、最後の1000m2分47秒でマーク、2位加世田選手・3番手小海選手が15分20秒前半、4位は最後にまた渡邊選手が浮上した。

🥇田中希実15分10秒63 New Balance
🥈加世田梨花15分21秒72 ダイハツ
🥉小海 遥15分23秒98 第一生命
4位渡邊菜々美15分29秒94 パナソニック
5位森智香子15分30秒39 積水化学
6位五島莉乃15分30秒60 資生堂
7位下田平渚15分30秒91 センコー
8位山本有真15分31秒83 積水化学

9位川口桃佳15分34秒68 ユニクロ
10位樺沢和佳奈15分35秒18 三井住友海上
11位楠 莉奈15分35秒37 積水化学
12位吉川侑美15分39秒10 ユニクロ
13位山中柚乃15分41秒67 愛媛銀行
14位大森菜月15分45秒12 ダイハツ
15位菅田雅香15分46秒50 JP日本郵政G
16位信櫻 空15分49秒88 パナソニック

女子3000m障害
 1000m3分15秒、最初の1周はゆっくりも、吉村選手がペースを上げ、この時点で、吉村・森・西出選手の3人の争いに。そこから、吉村選手が徐々に単独トップに。森・西出選手も、それぞれ2位・3位と単独走へ。

 2000m6分29秒、最初の1000mと同じようなタイムで推移。単独先頭を吉村選手がキープ。3秒差で森選手が食らいついていく。3位西出選手は徐々に離れていき、吉村・森選手のマッチレースに。

 残り1周、吉村選手がキープも森選手が1秒差で続く。吉村選手も切り替えて、差が縮まらなくなる。最後の障害もしっかり足を駆けずに飛び越えた吉村選手がそのまま優勝!9分46秒のタイム。2位に森選手、3位西出選手が続いた。

🥇吉村玲美9分46秒65 CramerJapanTC
🥈森智香子9分48秒70 積水化学
🥉西出優月9分58秒45 ダイハツ
4位西山未奈美10分10秒31 三井住友海上
5位川瀬真由10分10秒61 大東文化大
6位山田桃愛10分11秒85 玉川大
7位小池彩加10分13秒74 エフアシスト
8位赤堀かりん10分14秒26 東京メトロ

U-20女子長距離結果

1500m
🥇川西みち4分25秒08 自由ケ丘高
🥈中後心晴4分25秒56 市立船橋高
🥉田島愛理4分25秒65 順天堂大
4位松本未空4分25秒67 鈴鹿高
5位鈴木美海4分26秒19 順天高
6位瀬木彩花4分26秒23 名城大
7位鈴木天華4分27秒52 ニトリ
8位吉田莉帆4分28秒06 豊田自動織機

3000m
🥇小川陽香9分19秒55 立教大
🥈瀬木彩花9分22秒76 名城大
🥉多田妃奈9分23秒29 ヤマダHD
4位長岡みさき9分23秒49 仙台育英高

5000m
🥇野田真理耶16分05秒72 大東文化大
🥈太田咲雪16分06秒47 立命館大
🥉蔦野萌々香16分13秒24 大東文化大
4位荒田悠良16分15秒26 立命館大
5位鈴木瑠夏16分18秒41 仙台育英高
6位石川 苺16分19秒02 城西大
7位白木ひなの16分22秒14 城西大
8位長島奈南16分23秒39 城西国際大

3000m障害
🥇佐藤柚優10分26秒84 仙台育英高
🥈武田莉奈10分32秒47 東北福祉大
🥉白川朝陽10分33秒45 大塚高

その他目立った種目

ブダペスト世界陸上代表内定者


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。