長くなってまいりましたので、続きになります。
前回の予選では33位と34位の間があいていましたので、34位以下でまだ紹介していないチームとなります。
です。
個人の紹介はいつもしている予選の戦力分析準拠(SS:58分59秒以内、S:59分00秒~59分29秒…G:62分30秒~62分59秒、G候補:63分台)します。
G以内が誰もいない場合は、G候補にて特定の種目で特筆すべき成績を残しているorそのチームの主力選手を最低2名紹介します。
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前回ぐっとタイムを縮めてきた千葉大は、そのメンバーが4人抜けた中、総合力で勝負する。前回1番手で65分台で走った山田選手で、今年も対抗戦に出場し5千15分台を安定してマークしており、今年も主力となりそう。他、3年奥村・2年成松選手も安定した成績で推移それからルーキーの三塚選手も入学後からPB連発で好調だ。それから前回2番手の3年鎌田選手が3障で関東IC出場、また前回4番手の今江選手も記録会で関東IC標準切りをするなど成長している。他、16分後半にシーズンベストが固まっている。秋までの伸び次第では10番手前後の選手層が厚くなってきそう。そうなれば充分に前回越えの可能性も出てきそうだ。
【過去3年のチーム記録】
93回:35位11:22:19
92回:46位11:40:56
91回:46位11:59:25
防衛大はここ最近の2大会連続で、大幅に総合タイムを短縮に成功!前回65分30秒の松元選手ら70分切りの選手が6人残っている今回も縮めるチャンスだ。その松元選手は6月に5千ベストを更新、予選のタイムも短縮できるかもしれない。また1500m3分55秒のスピードがある古林選手が日本学生ハーフで66分台、スタミナもつき頼もしくなってきた。他、4年宇田、3年松本・泉野目・河地選手らも5千15分台はマークしある程度目途が立ってきている。10番手前後の選手が春はまだ16分半まではいっていなかった。16分後半は何人も出ているので、秋までに成長があれば久しぶりに11時間10分台に乗せてくることもできそうな感じだ。
前回の予選は大きくジャンプアップに成功した首都大学東京はまずはこのあたりの位置を確保したい。昨年1年生ながら予選を走っていた高橋・阪本選手が急成長。共に6月の13大学対抗で5千15分10秒台で走るまでになった。まずはこの2人が柱となりそうだ。その他、3年川島・上甲選手が5千15分台を何度かマークするなど好調。前回1番手の4年中村選手は1500m中心ながら5千も16分を切る実力をキープ。また、1年生も試合に出始めており、木村選手らが標準を切るタイムをマーク、少しずつ戦力アップしている。まだ今年4月以降での標準切りは、10人に満たないが16分後半は複数出ている。秋にタイムを上げて予選に臨みたい。
世界選手権でOBが活躍した学習院大は毎年安定した成績を残している。そして今年はもう少し上にもいけそうか。エースは4年藤村選手、毎年着実にタイムを縮めて、前回は63分19秒の好記録をマーク。今年も関東ICハーフで67分台をマークするなど好調、学生連合入りへの挑戦も視野に入りそう。これに5千14分台の経験のある4年曲直瀬選手や前回予選3番手からしっかり力を保つ2年中島選手や今季1万32分台を出した2年土門選手らが続く。また、ルーキーも麻田選手らが入学後からコンスタントに標準切り、前回より選手層が厚いのは間違いない。ここ数年出ていない11時間10分台は充分に狙える陣容になってきそうだ。
昨年は約半数が1年生の中、予選会に挑んだ東京理科大だが、38位で踏ん張った。今年伸びる選手が多ければ多いほど総合タイムが縮まる。トラックではM2の島田選手が引っ張る中、前回4番手の2年中村選手が一気に伸びて今春驚きの5千14分台をマーク。一気に主力の一人となった。また5千15分10秒で前回2番手の2年森選手と予選走っていない2年余川選手の状態が良く、対抗戦で15分台を連発している。また、山田選手が1500m4分切りしている。他5千15分台選手もいるなど、チーム全体では4月以降で標準切りが10人を超えて上々の状態。この夏次第では、2大会前の記録より一つステージの上に到達もありえそうだ。
※現在、標準突破数9人
ここ3年やや総合タイムを落としてしまった東京学芸大は今年巻き返したいところ。主力となるのは3年生の川口選手で昨年に5千15分05秒をマーク。今年も対抗戦などで堅実な成績を残している。今年も稼ぎ頭だろうか。これに今年1万32分台をマークした入野選手あたりが主力だ。あとは1500mを中心に頑張る3年鈴村・2年中島・3年山口選手は4分00秒~4分03秒をマーク。彼らも見逃せない存在だ。チームとしては標準記録突破者がまだ9名だが、6月に16分30秒を記録した1年生もおり、秋には揃いそうだろうか。メンバー的に4年生が1人くらいになりそうなので、今年浮上することができれば、次の年が面白くなりそうだ。
ここ最近1500mの躍進が目立つ東京工業大、3分51秒35と日本ICの標準記録を破った3年河合選手を初め4年箱崎・江頭選手も3分55秒前後を記録している。彼らにも予選は走る選手はいそうだが、長距離は彼ら以上に速く走れそうな選手がいる。3年塩田選手は、昨年予選で63分43秒の好タイムをマーク、その後1万でも29分49秒を記録する躍進を遂げた。今年はまだ目立った記録が少ないがどこまで合わせてくるか。また、前回2番手の2年多田選手が5千14分53秒と大幅ベスト、2本目の柱となりそう。他にも前回予選で中盤だった井上・奈良選手らもタイムを伸ばしており、総合力はアップ。大エースがいた前々回のタイムを抜けるかもしれない。
G(0点)62分30秒~62分59秒(93回:150-181位、92回:191-226位、91回:164-190位)
外山正一郎④1万31分34秒60≪15:予332位、14:予428位≫
G候補
山下晃一朗②14分50秒03≪16:予499位≫
【過去3年のチーム記録】
93回:46位11:44:40
92回:47位11:43:38
91回:47位11:59:45
昨年は大幅にタイムを短縮する…と思われたが、直前で故障者が続出、悔しい結果となった。ただ、主力選手はまだ在籍、もう一度30位台を狙いたい。その主力選手は2年連続関東ICハーフに出場の4年外山選手。昨年走れなった選手の一人だ。関東ICは昨年は72分だったが、今年は68分半ば。気象条件を考えると予選で63~64分台で走っても不思議ではない。また2年山下選手が学生ハーフで前回予選チームトップより速いタイムを出した後、5千14分50秒をマーク。勢いに乗る選手だ。他にも前回9番手の4年三浦選手が5千15分半ばのベストで面白い。昨年上位者小関・飯田選手が上がればぐっと総合タイムが縮まるはずだ。
夏真っ盛りに箱根予選初出場を決めた大学がある。東京都世田谷区に本部を置く成城大学だ。昨年から本格的に挑戦し春の時点で9名、8月14日の流経大記録会が気候に恵まれたこともあり10名に達した。なお、途中入部した2年生の選手が標準切りしたそうでなんだか感慨深い。主戦力は2人、春の記録会で15分10秒を記録した1年の高橋選手と対抗戦や長い距離でしっかり走る作美選手だ。上位陣は面白い。総合力としては10名ギリギリなので楽な戦力ではないが、17分前後をマークしている選手が2名いる。秋に走れる人数を増やして戦えるようにしたいところだ