29日に区間エントリーが発表され、いよいよ迫ってきましたね。
箱根駅伝2023は2日3日と、少し日があるので、
予想合戦が一番白熱するときです。
当サイトでも、箱根駅伝2023がどうなるか、区間エントリーが発表されたところで、
改めて、分析してみたいと思います。
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2強+3校になります
1区(21.3km)円 健介④
2区(23.1km)田澤 廉④
3区(21.4km)吉本真啓② ⇒ 佐藤?篠原?
4区(20.9km)鈴木芽吹③
5区(20.8km)金子伊吹③ ⇒ 僅かに山川あり?
6区(20.8km)帰山侑大①
7区(21.3km)安原太陽③
8区(21.4km)花尾恭輔③ ⇒ 僅かに赤星あり?
9区(23.1km)山野 力④
10区(23.0km)青柿 響③ ⇒ 篠原?
補欠:小野恵祟④、赤星雄斗③、篠原倖太朗②
伊藤蒼唯①、佐藤圭汰①、山川拓馬①
全員万全なら、8区花尾選手は適材適所
ほぼほぼ万全に見える駒大のオーダーで、お?となったのが、8区花尾選手。今年の出雲駅伝は1区、全日本大学駅伝8区(アンカー)で、区間2位・区間1位大活躍。前回の箱根は準エース区間と言われる4区に入っていた選手。
一瞬、え?と思うのですが、他の区間は、ほぼオーソドックス。1区に上尾ハーフ61分台新戦力円選手、2区は大エース田澤選手、3区は補欠からスーパールーキー佐藤選手が入る可能性が一番高いか。4区は、復活なったと思われる鈴木選手。5区山登りは、前回好走の金子選手。
6区は、秋から試合に出ていないので候補と思われる帰山選手。7区は、駅伝経験豊富で下りが得意な安原選手。8区花尾選手も駅伝経験豊富で上りは比較的得意、9区は走れば3年連続の山野選手、10区は前年出走者の青柿選手ですが、篠原選手との交代もありか。
自然でもあるんですよね。前年の出雲3区で、気温が高い条件でも、粘れるというのは、証明済み。単独走も攻めていけますし、スタミナはあります。8区は適任なのも確かなので…、
以前の、8区が繋ぎ区間というフィルターさえなければ、普通に考えられるオーダーでもあったり…。84回大会の時に、当時エース格だった深津選手を起用したのも、あるので、やっぱりあるのかな?そうだとしたら、本当に強いです。
3区篠原7区佐藤選手の可能性は?
もう一つ、佐藤選手の補欠もちょっと気になりました。適性を考えると、3区そのままエントリー。鈴木選手あたりを、1区2区何かあったように補欠にして、当日4区エントリーは分かる。でも、佐藤選手にしたのはなぜなのか。
篠原選手を当日に3区に入れて、佐藤選手を復路で比較的下り基調の7区にする可能性もなくはないなと。篠原選手も、実業団ハーフで61分少しで仕上げたこともある実力者。大八木監督も、性格的に往路タイプという。
佐藤選手は、期待のスーパールーキー。出雲・全日本の、圧勝劇は、半分以上彼の功績だ。とはいえ、本来は中距離が主戦場。箱根の序盤区間、3区も走れるけど、長距離専門の選手に任せて、攻め区間として7区に登場する可能性も十分にありだ。
一瞬、花尾選手の8区にえ、と思いましたが、6枠交代可能なところ、主力の多くがエントリーしている駒澤大。やはり盤石と思った方がいいでしょうか。
1区で先手、5区で上回れるか
青学大も攻められるだけ、攻めるオーダーを組んでいると思います。出雲・全日本ともに1区担当の目片選手を、三度1区。大エース近藤選手は、2年連続2区に。
3区スピード区間に横田選手ですが、出雲・全日本は2区、4区出走。特に全日本4区は前を追走していますので、そのままかな。4区には、1万m28分30秒台をマークしたばかりの有力ルーキー黒田選手ですが、ここはエース級の4年岸本選手な気がするかなぁ…。
そして5区。その黒田選手や脇田選手といった選手が候補に上がりながら、2年連続若林選手。怪我で離脱していましたが、前年以上に早いタイムで駆け上がりそうなところまで仕上がってきたそうです。
連覇を狙うにあたり、駒大は意識しないといけないでしょう。1区目片選手がまずポイントになるでしょう。出雲・全日本ともに1区を走り、全日本は区間2位好走。しかも最初の1㎞を2分40秒で突っ込んで、一時独走状態を築いたうえでの粘りでした。
しかもこの時、駒大の1区は円選手。集団内で脚を溜める余裕はあり、かなり追い上げましたが区間4位。僅かながら、目片選手が上回って襷リレーすることに成功するのでしょうね。
今回、目片選手がどう走っていくかは読めません。六郷橋まで脚をためておくか、それかどこかで自分のリズムで走るかというのは、分かりませんが、いずれにせよ、今回も、しっかり駒大を上回ることが大事です。
近藤選手がどんどん強くなっていますが、現状田澤選手の方がまだ少し格上です。ここは、近藤選手に先にタスキを渡して、数㎞して田澤選手が追いついてくる展開がいいですね。
こういう展開になれば、競り合って区間タイムは伸びるかもしれませんが、田澤選手でそれほど駒大が前に行くのは、阻止できるかもしれません。これで、3区横田・4区岸本選手ら強い4年生が追走できる形にできるはず。
なお、原監督は、1区2区3区の出足は自信ありということなので、2区でいかれても、3区で追いついておきたいところか。多少やらかしているのが、4区予想の選手でなければいいのですが…
そして、5区若林選手が、しっかり駒大を上回る走りができるか。前回青学若林選手が区間3位70分46秒、駒大金子選手が区間4位71分19秒と、僅かに上回っているのですよね。
故障明けで、どうかなというところですが、原監督は、前回よりも早いタイムを出せると強気です。駒大に対して大きくリードを獲れる可能性の区間ですが、ここはそれぞれの予想になるのかなぁ?総合優勝の為に、往路優勝はしたい。
先手は勿論、駒大が前哨戦で経験していない、追う展開にしたいところです。
7区佐藤選手は変更あるかも
復路の出だしは、事前のリークでは、青学・駒大共に58分前半が目安ということで、順当ならここで差はあまり変わってこないはず。7区でしっかり、差を付けたいところ。
7区には、駅伝男佐藤選手がエントリー。万全なら面白いですが、万全なら3区か4区の選手。MARCH対抗戦と直前の合宿の映像には映っていないので、100%の状態ではないかなぁ…。ここは、前回3区で優勝の立役者になった、2年太田選手が入ってくる可能性もありますね。可能性は低いですが、9区区間記録保持者中村選手前倒しの可能性もなくはないか。
いずれにせよ、62分半を切っていける選手を配置できれば。このあたりは青学大の選手層を活かしたいところ。8区も、ハーフ62分台を連発している田中選手が入れれば、うまくいけば区間記録を切るところまでいけるか。
9区と10区は、区間記録保持者の中村・中倉選手が、間に合ったとみていいのかな?ここまでに駒大にリードすることができていれば、逃げられる2名のはずです。
両校の鍔迫り合いが、大会新記録、そして夢の10時間40分切りに到達していくのかどうか、このあたりも見所です。
國學院大
1区(21.3km)木村文哉② ⇒ 青木?
2区(23.1km)川崎康生④ ⇒ 平林?
3区(21.4km)山本歩夢②
4区(20.9km)鶴 元太② ⇒ 中西?
5区(20.8km)伊地知賢造②
6区(20.8km)島崎慎愛④
7区(21.3km)上原琉翔①
8区(21.4km)高山豪起① ⇒7区8区どちらかに藤本?
9区(23.1km)坂本健悟④
10区(23.0km)瀬尾秀介③
補欠:中西大翔④、藤本 竜④、佐藤快成②
平林清澄②、青木瑠郁①、嘉数純平①
2区中西選手あるか…5区伊地知選手で一発逆転は!?
國學院大は、往路気になるんですよね。5区山登り出走者の中で、おそらく平地の走力が抜けているんですよね。出雲6区2位・全日本8区2位、いずれも、表彰台以上を争ってのハイレベルのもの。そして、ロード力と上りも…結構強い印象です。
95回大会に、平地エースだった浦野選手を5区山登りに大抜擢して、70分54秒の当時の区間新記録で駆け抜けたことがあります。あの時は、走力の高い選手が、山登り区間を走った…というのが、自分の持っている印象です。
伊地知選手は、全日本8区では、2年連続終盤の上りで順位を上げていく走りをしていますし、今年の箱根駅伝2区では、権太坂以降で他校エースと対等に走っています。そう考えると適性はやはりあると思いますね…。69分台、それよりもっと早いタイムで駆け抜けることがあれば、往路優勝争い…どころか総合優勝争いに波乱がでます。
あとは、往路の全体的に配置ですね。1区と2区が明らかに偵察要員、3区は2年連続山本選手が濃厚、4区は上尾ハーフで62分少しで好調の鶴選手なので、僅かながら出走の可能性がありますが、やっぱり交代要員なのかなぁ…。
おそらく1区に中大吉居大選手がくるかどうか。その場合は、中西大選手を突っ込むんじゃないかとも感じましたが、さてどうするか。基本的には…青木選手かな?
2区は基本的には平林選手だと思いますが、甲佐10マイルがとても良かった中西大選手の2区も少しあるか。とはいえ、差がついてくる4区に投入するのが、盤石でしょうか。5区に好位置に繋ぐのに、直前まで考えそうです。
僅かに1区吉居大選手の可能性を残している
中央大も、波乱を起こす可能性のあるチーム。往路で好位置につければ、復路の選手は、駒大青学の2強に勝るとも劣らないのですよね。偵察要員と思われる2区と3区に中野・吉居大選手を入れて、上位校に食いつき、5区山登り阿部選手に繋いでいく形。
復路は、2年連続58分台で走っている若林選手、8区中澤9区湯浅選手は前回区間3位で走っている選手。これに7区には、往路でやれるスピードのある千守選手、10区は上尾ハーフ62分台の選手や、全日本2区の山平選手との争いが激しく、復路は凄いです。
こうなると、どうやって往路で好位置を獲るかになります。勿論、1区溜池、2区中野選手混戦で繋いで、3区吉居大選手で勝負をかけていく…のもいいんです。
でもね…、僅かに1区吉居大選手の可能性を残してきているのですよね…。12月頭に1万m28分20秒台、そして駅伝でも結果を残している溜池選手が変わる可能性は低いとはいえ、1区吉居大選手がきてもおかしくもない。
調子は区間記録を出した前回より上、そして各大学はメンバー的には予想通り、昨年並み…。各チーム警戒しても、圧倒した走力で、前回並みのリードは獲れるかもしれません。
そのうえで、2区中野3区千守選手は、前年よりパワーアップしています。2強の追い上げに遭っても食らいつき、4区吉居駿選手で繋ぎ、5区阿部選手で往路優勝勝負…この可能性もありえるのですが、さてどうでしょう??
三浦選手を1区にするか2区にするか見極めているか
順天堂は、明確な固定区間があって、3区伊豫田選手4区石井選手。前回区間3位と区間2位で、17位から6位まで大幅に順位アップしていました。そのまま出走すれば、3年連続同区間出走。知り尽くした区間で、強く攻めに行くことになります。
さて、偵察区間かなぁ?と思うところが、1区2区、9区10区。そして5区は上りの控えと思われた神谷選手が入り、四釜選手は補欠…。なんだか昨年も、おや?という配置で、出遅れながら、最終的に総合2位にまとめてきたのですが…。
1区を、ハイペースと見て三浦選手と見るか、果てはスローと見て別の選手を入れて、2区三浦選手にするかで様子見でしょうか。四釜・西澤・野村・三浦選手に+浅井選手で5名主力選手が補欠ですが、6名交代できるので、いかように考えられるのが予想難しいところかなぁ?
浅井選手の調子が非常に上がっていて、1区浅井2区三浦選手、5区四釜選手、9区西澤10区野村選手とか、総合力勝負を狙ってくることもあるのかなぁ…と思ったりもしましたが、考えすぎでしょうか??
オーソドックスに三浦・野村選手で2区、9区西澤、10区浅井選手の方が無難でしょうかね?
ひとまず、優勝候補や、表彰台候補チームを5チーム取り上げてみました。予想の参考になったのかな?
優勝予想校と何人かの持ちタイム上位選手らを並べました。基本的には中央大が握っていますかね。溜池選手のままなのか、区間記録保持者の吉居大選手が入るか、それか千守選手ら別の選手が入ってくるか。
吉居大選手がきたならば、もうついていくのか、それとも逃がすか。ついていって貯金を稼ぎたいチーム、駒大に対して貯金が欲しい青学目片選手あたり、ついていくかどうか??
そうでなければ、わざわざ引っ張りに行く選手がどれくらい出てくるか…。基本的には、まずはトップと僅差で繋いでいく形になるはずですが…。ここは、全日本で飛び出した目片選手あたりをマークする形になると思います。その中で、目片選手が仕掛けていくかどうか…。そういう1区も見応えがありそうですね。
1区で縦長になるかどうか。中大吉居大選手がきていなければ、比較的混戦で襷が渡るはずです。きていれば、中野選手を、各チームのエースが追いかけていく形でしょうか。秋シーズンの体調不良からの回復が分かりませんが、持ち前のスピードで、結構逃げるはずです。
さて、混戦になったならば、実績通りなら、青学近藤の少し後ろで駒大田澤選手がタスキを受けるという、駅伝ファンがゾクゾクッ!とする展開になるかもしれません。他大のエースも強いですが、基本的にはここで2強になっていくのではないでしょうか。
競り合う展開が増えれば、タイムという面では短縮されていくはずです。2人での66分切りなんて場面も見れるのでしょうか??
3区
早稲田・井川龍人④27分59秒74
順天堂・伊豫田達弥④28分06秒26
青学大・横田俊吾④28分24秒78
東国大・白井勇佑②28分27秒45?
國學院・山本歩夢②28分41秒59
中央大・吉居大?千守?
駒澤大・佐藤圭汰①?
4区
駒澤大・鈴木芽吹③27分41秒68
中央大・吉居駿恭①28分06秒27
創価大・嶋津雄大④28分14秒23
順天堂・石井一希③28分48秒45
國學院・中西大翔④28分17秒84?
青学大・黒田①?岸本④?
万全なら2区終了時で基本的に駒大が先頭付近。僅差で青学大が追っていくのでしょうか。駒大は当日変更で佐藤選手か篠原選手どちらかがオーダーに入るはず。佐藤選手は突っ込んで粘っていく駅伝走り、篠原選手はもう走力で押していけると思います。
青学大は、3区は自信があるという横田選手。ここは純粋に力が付いている選手ということだそうです。追走は、過去の駅伝をみても、得意なので、さらに追っていけるか。
これを、少し後ろから、國學院大山本選手や、吉居大選手がここの場合は追いかけてくる。もう少し後ろら、順大伊豫田選手や早大井川選手と言った、持ちタイムトップレベルの選手が追いかける。見ごたえある展開になるか。
4区はもう、まずは駒大鈴木選手がどのくらい走るかどうか。出雲駅伝時以上の調子なら、もう走力で他校をジリジリ引き離していくか。青学大が絶好調の岸本選手で追っていけるかどうかではないでしょうか。ただ、両者調子が分からないので、このあたりどうなるか。
2強以外も、中大が吉居駿選手、順大石井選手・國學院大は中西大選手か、このあたりも急追し、何とか、トップと僅差で繋いで、5区山登りに控えるか。上位校食い筆頭と言われる創価大も、嶋津選手をこの区間に投入して、しっかり流れについていくか。
流れが分からなくなるのが、山登り。ここは2分3分とあっという間に差が付く場合があります。2強で見れば、青学若林・駒大金子選手と、前回の区間3位と4位の選手が、現時点ではそのままエントリーされています。まずは70分台でしっかりいきたいところです。
そして、これを、平地の走力では、彼らを上回るメンバーが追いかけていきます。前回も走っている中大阿部・順大四釜選手は前回よりパワーアップして上ってくるでしょう。
注目は、國學院大伊地知選手ではないかと個人的に思っています。平地走力だけでなく、上りやタフな条件に非常に強いのではと思っています。ここで、いい意味の波乱があるのかどうか。
後方から追走だと思いますが、2大会前に区間6位で走っている城西大山本選手、さらにまさかのエントリーとなった東洋大前田選手。確かにどこでもこなせるけど人材不足なのか??と思いきや、OBの相澤選手が、上りの練習で宮下選手より強かったと明かしたり…
今年も山から目が離せないですね。
往路の軽くシュミレーションしてみましたが、ワクワクする場面が多そうです!
順位予想もしようと思ったのですが、時間の都合上、やっぱり分けます。まずはニューイヤー駅伝を楽しみましょう。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
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