箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。
関東15校を中心に、
全日本大学駅伝2022の区間オーダー予想をしていこうと思います。
続いて、
不完全燃焼だった出雲駅伝、強いエース復活で、強い順大復活なるか順天堂大学です。
ページコンテンツ
まずは、出雲駅伝の振り返りになります。
5位順天堂大学2:10:50
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップとの差 |
1区8.0㎞ | 5位 | 野村優作④ | 22分51秒 | 5位 | 0:19差 |
2区5.8㎞ | 2位 | 三浦龍司③ | 15分31秒 | 3位 | 0:14差 |
3区8.5㎞ | 8位 | 伊豫田達弥④ | 24分16秒 | 4位 | 0:40差 |
4区6.2㎞ | 5位 | 油谷航亮② | 18分30秒 | 5位 | 1:01差 |
5区6.4㎞ | 7位 | 西澤侑真④ | 19分37秒 | 6位 | 1:34差 |
6区10.2㎞ | 6位 | 四釜峻佑④ | 30分05秒 | 5位 | 2:18差 |
1区野村選手…中盤区間を担当することが多かった野村選手の、1区は考えてなくてびっくりしたオーダー。三浦選手が控えだったので、変わるかなぁと思ったら、とんだ失礼でした。最初の1㎞から、2分40秒近い早い展開でしたが、しっかり最後まで戦い抜いて区間5位で中継。しばらく調子を落としているかなというところですが、ここ1年で一番良かったような感じがしました。
2区三浦選手…ついに地元島根県出身の三浦選手が、出雲駅伝出走へ。7月世界陸上から、9月までダイヤモンドリーグで3000m障害をしていた中、何とか調整間に合ったようですね。トップと19秒差が中々縮まりませんでしたが、青学大など2校を交わして単独3位へ浮上。区間2位は相手が強かったですが、トップが見える14秒差で中継しました。
3区伊豫田選手…順天堂の3区といえば、伊豫田選手が思い浮かぶほど、3区で活躍する伊豫田選手。出雲では初めてですが、関東IC1万m優勝などエース対決が楽しみな一人でした。後方から追い上げた青学大と並走になるも、途中から後退。さらに後続に追い上げられますが、懸命に凌いで4位中継。区間8位は悔しいところかな?ここでトップと40秒差となります。
4区油谷選手…関東ICなどで1500mに出場して活躍していた油谷選手が、直前で5千m13分台を出して出雲駅伝に出場!個人的に驚いたオーダー。自慢のスピードを生かして、國學院大のランナーと前を追い上げます。ただ、中盤でつけなくなり、単独走になってからは向かい風に苦戦しましたかね。区間5位で、トップと59秒差。目標の優勝はちょっと苦しくなりましたかね。
5区西澤選手…長い距離程持ち味が出る西澤主将ですが、出雲駅伝から参戦。アップダウンの続くコースと向かい風の中、持ち味が生かせるか注目でした。青学大と並走しながら前を追いますが、中々前が見えてきません。終盤突き放され、法大にも交わされて6位中継。区間7位と悔しい走りになりました。
6区四釜選手…アンカーには、2年連続となる四釜選手がエントリー。ロードでの安定感はぴか一ですね。すぐ前にいた法大との競り合いを5㎞地点で決着を付けると単独5位へ。すると、今度は後方から創価大が追い上げに遭い、8㎞付近から激しいたたき合い。残り500mで一旦前に出られますが、最後の直線でもう一度抜き返すのは伝統校の意地か。何とか総合5位でゴールします。
大学駅伝三冠を掲げてのスタートでの5位は悔しいところですが、主力石井選手を欠いていました。もう一つ流れを掴めれば、かなり好成績を上げられた気もします。次は、前回優勝争いに絡んだ全日本大学駅伝です。
※11月3日に暫定オーダー提出
※当日朝に、補欠から最大3名入れ替え可能
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝
伊豫田達弥④28分06秒26/13分43秒71≪22:出3区8位、関東IC1万m1位、箱3区3位、21:全3区5位、出1区5位、箱3区5位、20:全2区14位、予24位≫
野村優作④28分19秒01/13分40秒49≪22:出1区5位、関東IC1万m10位、箱9区13位、21:全5区2位、出3区16位、箱2区10位、20:全4区3位、予12位、19:出5区13位≫
四釜峻佑④28分36秒03/13分52秒90≪22出6区6位、関東IChalf7位、箱5区5位、21:全8区2位、出6区4位、20:予75位≫
西澤侑真④28分45秒39/14分08秒26≪22出5区7位、関東IChalf11位、箱7区6位、21:箱8区10位、20:全8区12位、予31位、箱8区9位、19:全6区3位≫
平 駿介④28分48秒40/13分59秒10≪22:箱1区18位、21:全1区11位、出2区2位≫
荒木勇人④28分48秒87/14分16秒70
堀内郁哉④29分21秒91/14分09秒53
三浦龍司③28分32秒28/13分26秒78≪22:出2区2位、世陸3障、日本3障1位、関東IC5千m1位、箱2区11位、21:全2区1位、五輪3障7位、日本3障1位、箱1区10位、20:全1区1位、予5位≫
石井一希③28分48秒45/13分46秒94≪22:関東IC1万m12位5千m9位、箱4区2位、21:全4区14位、出5区4位、箱4区5位、20:全5区5位、予21位≫
内田柾冶③29分12秒79/14分11秒60≪21:予30位≫
斎藤舜太③29分22秒64/14分19秒05
藤原優希③29分27秒90/14分07秒72
浅井皓貴②28分45秒31/14分00秒12
海老澤憲伸②28分49秒49/13分55秒97≪22:関東IChalf14位≫
油谷航亮②29分49秒70/14分11秒70≪22出4区5位、関東IC1500m9位≫
前回の全日本大学駅伝は6区まで優勝争いに絡んだうえでの総合3位。その時のメンバーも6人残っています。何とかして総合優勝を狙っていきたいですよね。
出雲に引き続き、4年生中心のチーム。伊豫田・野村・四釜選手の3本柱はそれぞれ味がある選手。それぞれどこの区間に入るか。さらに持ち味が出そうな西澤選手。前回1区の平選手もエントリーに間に合い、荒木・堀内選手も虎視眈々と狙っています。
これに強い3年生に勢いある2年生ですね。前回2区区間賞の三浦選手はさらに走力アップ、出雲を欠場した石井選手は、直近の1万mで28分48秒自己ベストで復帰。レガシーハーフで長い距離叩いた内田・藤原選手に、新戦力候補の斎藤選手がいます。
2年生は、先に出雲駅伝に出走した油谷選手に、今年関東IC出走して1万m28分49秒のベストを出した海老澤選手に、1万mベストでは上回る浅井選手、戦力は充実してきていると思います。1年生は今回はなしですね。
戦力的には優勝してもおかしくないところ、流れを掴むオーダーを考えてみたい。
前年の経験者が結構いますので、ある程度準拠する形。空いているところに新戦力を混ぜていくオーダー予想になりました。
1区浅井選手…前回出走者の平選手が10月の1万mで30分少し。少しずつ上げてきていますが、本調子まで間に合うのかどうか??なので、同じ記録会29分19秒の浅井選手の予想。昨年の同時期に28分45秒を出してレギュラーを掴みかけたのですが、故障などもあり足踏みしてました。上がりつつあるところ、1区で競い合えるのではと思います。
2区三浦選手…ここは鉄板かなと思っています。前回も、1区からの混戦の中、しっかり突っ込んで前を追って、最後の1㎞凄まじい切れ味のあるスパートで先頭に立ちました。それと同じ、いやそれ以上の走りができれば、一気に優勝への機運が高まってくるはず。
3区伊豫田選手…前回もエースが集う中区間5位の走りで、チームを上位の流れに乗せた伊豫田選手が、2年連続走ると予想します。もしかすると7区に温存するかなとも考えたのですが、流れを重視したら、関東IC1万m優勝のスピードを生かすならここかなと(7区に別の選手が出てきたのもあり)。他校のエースに競り勝てれば。
4区石井選手…出雲駅伝欠場で心配しましたが、直近自己ベストで復帰した石井選手を満を持して前回と同じ4区へ。実は前回は珍しく外してしまったのですが、今回こそ攻めの4区。持ち前の走力とロード力の高さを思えば、十分区間賞候補の一人になってくるはずです。
5区西澤選手…ここから後半区間に入っていきますね。気温も上がってくる時間帯です。まずは西澤選手に、流れを作り直して盛られればと思います。出雲は悔しい走りでしたが、直近1万m28分56秒なので、調子は悪くないです。今回こそ、力を出し切ることが出来れば。
6区海老澤選手…繋ぎ区間の6区に、楽しみな新戦力候補の2年海老澤選手と予想します。直近の1万m28分49秒の自己ベストだけでなく、関東ICハーフで14位と長距離ロードで一定の力があることも示しています。十分に、大学駅伝でやり合える実力はあると思います。
7区野村選手…さて、この区間が例年より強いと思います。長い距離で安定している選手を起用して凌いでいる…印象がありましたが、この区間に主力選手を残せる選手種層を築いていると思います。伊豫田選手…と思いましたが、出雲1区5位、その直後も28分台と復調してきた野村選手に託すのではと思います。優勝に向けての一手となるか。
8区四釜選手…おそらく鉄板だろう2年連続アンカー四釜選手。前回は終盤に3位に浮上する粘りで区間2位の好成績をあげました。春は足踏みでしたが、出雲6区直後の記録会で1万m28分45秒でチーム2位。勢いが戻ってきていると見ます。中盤以降の上り坂で、持ち味を発揮できれば、区間賞も狙っていけるはずです。
少し主力の入れ替えはあっても、基本的なオーダーは決まっているような気がしていますがどうでしょうかね。序盤を重視するという事で、1区三浦選手(今回の1区展開が読みにくい)2区野村3区伊豫田選手、7区に石井選手を残しておくのもありでしょうか。今年の順大は面白いです。
出雲駅伝はいいところにいましたが、もう一つ流れを掴み切れず5位。石井選手を故障で欠いたことや、強風の区間で攻めきれなかったところがありました。次の全日本大学駅伝は、前回優勝争いをするなど、イメージの良い駅伝になります。
まず切り札になるのは、世界レベルのスピードを誇る三浦選手に、駅伝力抜群の伊豫田選手の2選手。前回は2区3区でこの2人を並べて一気に上位の流れに乗ることに成功しました。
これにロードで力のある四釜・石井選手に、エース区間2区も走ったことのある野村選手が復調傾向。これは心強いですね。さらに海老澤選手らを中心に2年生に勢いのあるランナーが出てきています。
主力選手の人数が増えてきていますし、これまで手堅いランナーを起用していた7区も攻め区間にできるかも…?復活の総合優勝があるのか、目が離せないチームになってきています。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】