新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2022年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、箱根駅伝復活を目指す伝統校2校、筑波大学と慶應義塾大学です。
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現状、国立大で唯一箱根駅伝の出場を狙えるレベルにある筑波大学。昨年の箱根予選は、選手層の薄さに泣かされ13位だったものの、チーム上位勢は、箱根常連校に引けを取らない成績だった。
チームトップだった福谷選手は、関東学生連合にも選ばれて箱根山登りを経験。レベルが上がってきている箱根駅伝を戦いきった。
今年は、昨年走れなかった岩佐選手が復帰、上級生の選手層がぐっと増してきて再び勝負ができそうな年になってきました。筑波大の戦力を今一度振り返ってみます。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
岩佐一楽④28分41秒71/14分00秒09
≪22:関東IChalf、20:予57位、箱6区20位、19:予121位≫
福谷颯太④29分00秒66/14分03秒95
≪22:関東IC1万11位、箱根5区10位相、21:予16位、20:予168位≫
小林竜也④29分34秒05/13分54秒92
≪22:関東IC5千17位、21:予49位、19:予119位≫
五十嵐優汰④30分42秒55/14分26秒85≪20:予256位≫
松村匡悟④30分48秒66/14分39秒74
≪22:関東IC3障3位、21:予232位、日本IC3障3位≫
永山龍吉④31分09秒70/14分43秒22
村田修作④14分42秒01
坂見一将④14分46秒11
4年生が3強となっていますね。前回予選でチームトップの16位を獲得し、山登りでも区間中位相当で走っている福谷選手が一番実力がありますね。関東IC1万mも戦、ホクレンも安定しています。
これに、2年前の箱根予選で57位好走し、1万m28分40秒を出している岩佐選手が、ようやく復活してきました。関東ICハーフ出走後、ホクレンで14分一桁連続。調子が上がってきています。
さらにスピードのある小林選手や松村選手も健在、特に松村選手は3000m障害で3位と力をつけてきていると子を路見せてきています。箱根予選対策もしながらでしょう。今年は間違いなく戦力になるか。その他、7月になって5千mベストを更新した五十嵐選手など、うまく結託したいところです。
國井辰磨③29分40秒02/14分20秒40
≪22:関東IC1万、21:予182位≫
平山大雅③29分50秒24/13分59秒81
≪22:関東IC5千、21:予105位≫
皆川和範③29分57秒39/14分33秒76
≪21:予59位、20:予145位≫
長谷川嵩汰③30分23秒64/14分50秒35≪21:予371位≫
塚田萌成③30分36秒14/14分52秒92
金田遼祐③30分53秒91/14分46秒55
藤原潤乃佑③30分54秒80/14分25秒00≪21:予302位≫
富山翔太③31分05秒22/14分57秒50
長井流星③31分09秒07/14分46秒17≪21:予276位≫
大塚陸渡③14分23秒55
小林大晃③14分48秒65
この世代のちからが夏合宿で厚くなってくるかですね。トラックのタイムでいうと平山選手が強いですね。5千m13分台の持ちタイムを持ち、関東IC5千も決勝に進んでいます。箱根予選前回の105位からどこまであがっているか。
春の成長株でいうと國井選手になりますかね。関東IC1万m出場後好調です。直近で5千m14分20秒ベストを出して、波に乗っています。前回予選182位の経験もありますね。
あとがどこまであがってくるか。前回予選二けたの皆川選手、最近絶好調になってきた藤原選手ら上がってきていますね。そのほかにも予選経験者はいます。どこまで強くなるか、注目です。
吉田海渡②30分18秒39/14分19秒16
≪22:関東IC1500m6位≫
金子佑太朗②14分31秒46
長谷川健太②14分38秒34
2年生濱田これからですかね。吉田選手が持ち前のスピードを生かして、関東IC1500m1部で6位の好成績を収めています。記録も3分46秒69の好記録でした。その後6月に1万mを走って30分半ば。夏でどこまでスタミナがつくか。
あとは、ここまでは大きく目立った選手はいないですかね。昨年の激坂王でまずまず走った長谷川選手あたりですかね。育成でまずは誰が出てくるか。
5000mの持ちタイムなどでいうと、国立大の筑波としてかなり良かった方かなと思います。佐久長聖高校で14分16秒を記録した木村選手に、
14分30秒台を記録している大津・堀口選手が入部しています。堀口選手は関東IC1500mにも出場していますね。受験から、体力を戻してきている最中、どこまで対応できるでしょうか。
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全体的には選手層は薄いですので、やはり育成でじっくりですね。4年生岩佐・福谷・小林選手がしっかりとちょきんをつくり、あとは國井・平山選手ら3年生がどこまで仕上がってくるか。でしょうか。
前年度は大きく盛り上がりました。1期生が4年生になり、初めて大勝負できる年。全日本予選に久々に出場、箱根予選も思い切り突っ込んで19位の結果でした。
1期生が抜けて、選手層の薄さは懸念されますが、各学年強い選手はいますので、継続して狙っていける態勢です。もう一度振り返ってみます。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
森田剛史④29分22秒07/14分12秒52
≪22:関東5千m、21:予184位、20:予176位、19:予353位≫
前原裕磨④29分48秒02/14分16秒38
≪21:予185位、20:予154位、19:予294位≫
貝川裕亮④29分54秒99/14分34秒03
≪21:予172位、20:予226位、19:予290位≫
櫛野公資④30分55秒15/14分53秒66
朝倉万響④31分01秒48/15分00秒40
河野慶太④32分13秒13/14分57秒88
大澤太我④14分53秒60
4年生は柱が3人いるのですよね。トラックのスピードがある森田選手が中心。関東IC5千mに今年出場しています。これに長距離になると光ってくる前原・貝川選手がいます。3選手とも、前回の箱根予選は200位以内には入っています。最後の夏にどこまで伸ばしてくるかですね。
黒澤瑛紀③29分44秒24/14分17秒31
≪22:関東IC3障、21:予401位≫
大木啓矢③30分45秒81/14分55秒62
3年生は非常に層が薄いのですが、黒澤選手が3000m障害で関東ICに出場しています。また大木選手が1万m31分切りしています。まずは箱根予選メンバー入ってくるかどうか。
田島公太郎②29分36秒86/14分19秒13
≪22:関東IChalf18位、箱根7区21位相、21:予47位≫
木村有希②29分39秒36/14分12秒32
≪22:関東IC1万m18位、21:予135位≫
安倍立矩②29分47秒05/14分07秒91
≪22:関東IC1500m5千m、21:予344位≫
鳥塚健太②30分47秒64/14分26秒59
尼子夏年②31分14秒46/14分56秒02
松尾史弥②31分34秒87/
田口翔太②31分38秒95/
橘谷祐音②14分53秒09
この世代は昨年話題になりましたね。この世代が早くも台頭して、慶大の箱根予選通過の可能性が見えてきていました。田島選手が、前回予選47位と早くも長距離ロードに対応し、箱根の舞台を踏みました。今年、4月1万m29分36秒の自己ベスト後、関東IChalfも2年連続10位台と安定しています。秋になって主力になるのでしょう。
そして木村・安部選手を入れて3本柱となっています。木村選手も関東IC1万m本番で自己ベスト29分39秒、安部選手は1500mと5千m2種目で戦っています。着々と力をつけているのではないでしょうか。他、鳥塚選手などが上がってくると大きな戦力アップになります。
慶大も基本的には受験ということになります。その中から、高校駅伝を走っている東選手がきてくれましたね。あとは進学校から14分台を持っている小倉・安田選手、あとは系列高校から何名か選手がきていますね。また、入学してから鈴木選手が14分台にベストを更新しています。
選手層は、どうしても薄いので、各学年主力がまずはしっかり走れるかどうかでしょうか。4年森田・貝川・前原選手に、2年田島・木村・安部選手あたりが目途が立っている選手。どこまで底上げしてくるか、注目したいです。
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