新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2022年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
エース石原選手復活!逆襲へのカウントダウンが始まった東海大学です
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昨年度の大学駅伝は、久々に苦難を味わいました。出雲駅伝は、中盤で遅れてしまい9位、全日本大学駅伝はシード権争いにも加わることができず、予選に回ることに。箱根駅伝は、2区以降で遅れた中、5区山登りで復活!シード権内でレースを進めるも、10区終盤に落とし穴、次点でシード権を逃してしまいました。
第95回箱根駅伝優勝校が、第98回箱根駅伝でシード権落ちしてしまいます。黄金世代が抜けたのは確かですが、それでも東海大は、高校時代の有力選手が比較的多いチーム。現在の大学駅伝の厳しさを味わうことになりました。
とはいえ、選手層は大学駅伝界屈指の東海大、すぐに巻き返せる戦力があります。全日本予選は、何人かの主力がいない中での戦いになりましたが、序盤で貯金を作る、見事なレースで通過。そして、夏前に、エースが復活!士気が高まった状態で夏を迎えています。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
松崎咲人④28分39秒46/14分11秒48
≪22:関東IC1万m16位、箱2区17位、21:全2区7位、20:箱7区3位≫
宇留田竜希④28分47秒57/14分09秒00≪22:関東IChalf≫
金澤有真④28分48秒76/14分16秒49
佐藤俊輔④28分54秒18/13分55秒28
竹村拓真④28分54秒56/13分54秒35
≪22:全予4組29位、関東IChalf4位、箱9区8位、21:全8区14位、箱10区8位≫
川上勇士④28分59秒60/14分01秒68
≪22:箱6区6位、21:全4区5位、箱6区5位≫
杉本将太④29分16秒89/14分04秒77
≪22:全予1組12位、関東IC3障9位、21:関東IC1部3障6位≫
飯澤千翔④29分47秒94/1500m3分38秒55
≪22:日本選手権1500m1位、関東IC1500m1位≫
國分駿一④29分49秒02/14分14秒98
まずは1500mの飯澤選手を話題にするべきでしょう。駅伝と言うことでも、春先の男女混合駅伝を走っています。今年度になってさらに凄みが増しました。5月頭に3分38秒55の大幅ベストを出すと、関東IC1部、さらに日本選手権も勢いそのままに優勝!今年の1500mの代表格にまで、走力を伸ばしています。日本ICやその後の活躍が楽しみです。
駅伝と言うことでは、箱根2区を走った松崎選手や9区を走っている竹村選手が中心です。特に竹村選手が活躍していて、関東ICハーフで見事4位入賞、全日本予選最終組でもまとめています。総合力が高くなっていますよね。
それから、関東ICで3000m障害で2年連続決勝に進んでいる杉本選手も存在感を増してきましたね。全日本予選では1組に起用され、スタートダッシュを支えました。秋のロードシーズンでの出番も一歩近づいてきたかも…?
その他、レギュラー候補は何人もいるんですよね。1万m28分台を出している金澤・佐藤選手も、長い距離対応しつつあります。主将の宇留田選手は焼津ハーフの好走から、関東ICハーフ出走繋げています。あとは山下りの川上選手がどうなるか…。箱根予選、そしてその先必ず必要になる選手が何人もいるでしょう。
石原翔太郎③28分05秒91/13分29秒21≪21:箱3区1位、20:全4区1位≫
松尾昴来③28分21秒80/13分57秒91≪22:関東IC1万m≫
溝口 仁③28分24秒48/13分41秒33
≪22:関東IC5千m、21:出2区8位、日本1500m7位≫
神薗竜馬③28分42秒61/14分01秒45
≪22:全予3組9位、箱3区15位、21:全5区6位、出5区5位≫
喜早駿介③28分52秒13/13分53秒42
≪22:全予2組16位、関東IC1万m19位、21:全1区16位≫
入田優希③29分02秒30/14分04秒17
≪22:全予3組18位、関東IC1万m9位、箱8区9位、21:全6区9位≫
木原大地③29分38秒26
吉井来斗③29分44秒14/14分14秒61
折口雄紀③29分46秒07/14分14秒07
永洞和希③29分55秒32/14分14秒61
佐伯陽生③5千m13分55秒89≪21:箱4区19位、20:全1区7位≫
石原選手が戻ってきました!1年時の箱根駅伝3区区間賞、2年時の春に5千m13分30秒を出して、関東ICでもさも当然のように留学生の間に割って入っていた姿はとても印象深かった選手。その後、股関節の故障から2年時の秋シーズンは棒に振ることになりました。
今年の5月の記録会でようやく復帰、全日本予選は間に合わないこともなかったですが、敢えて飛ばして、ホクレンに調整。13分29秒と元々非常にレベルの高かった自己ベストを1秒上回るタイムで走破!スタミナ面は、まだこれからということですが、夏合宿前にスピードを上げることができて良かった!秋以降、さらにパワーアップしたエースの姿が見れそう!
全体的にもこの世代が中心ですね。大きな大会で結果を残し続けている神薗・入田選手は、駅伝でも主要区間候補です。全日本予選3組でまとめていて、しっかり役割を果たしています。
これにスピード抜群の溝口選手に、素質は非常に高い喜早・佐伯選手、1万mの持ちタイムは非常に高い松尾選手とタレント揃いなんですよね。このあたり、もう少し持ってる力を発揮して切れていないですが、彼らが覚醒してくると強い東海大が戻ってきます。
梶谷優斗②28分27秒77/13分45秒56≪22:全予4組7位≫
越 陽汰②28分48秒72/13分53秒77≪22:全予2組20位、箱7区3位≫
吉田 響②28分59秒50/14分03秒44≪22:全予1組1位、箱5区2位≫
水野龍志②29分02秒44/14分12秒33≪21:出4区10位≫
徳丸寛大②29分24秒02/13分46秒58≪22:関東IC5千m≫
五十嵐喬信②29分29秒44/14分00秒03
この世代が楽しみですね。今年の箱根駅伝では、当時ルーキーながらいきなり活躍!山登り秘密兵器だった吉田選手のゴボウ抜きは痺れましたね!全日本予選では、気温が高い1組で中盤から独走し28分台!トラックの持ちタイム以上の強さを感じます。秋は、箱根予選&箱根本戦山登りでの活躍を誓っていますが、叶ったなら、チームとして躍動しているはず。
さらに、全日本予選主役となったのは梶谷選手。全日本最終組に登場し、日本人トップ争いをしていました!確かに昨年末1万m28分27秒出していましたが、箱根本戦や関東ICなどはメンバーから外れていました。それがここまでの走りをするのですから、この夏覚醒するかもしれません。
あとは、素質の高さを箱根7区で魅せていた越選手、昨年の出雲駅伝に出場し、7月に1万m29分02秒の自己ベストを出していた水野選手など、今後期待できそうな選手はやはり多いですね。
※持ちタイムは4月1日時点
スカウトは東海大が一番だったのではないでしょうか。5000m上位5名平均は13分59秒で全大学でトップ!留学生を獲得したチームも多かったですから、やはり人気が本当に高いチームです。
記録上、トップは上田西高から花岡選手。5千m13分48秒の高校トップクラスの実力者!IHや都道府県対抗駅伝はコロナ禍で涙をのんだので、主要大会への想いは人一倍強いでしょう。春は試合中々出れなかったみたいなので、秋に期待ですね。
大学に入ってからだと、1500mで抜群の切れ味がある兵頭選手や、関東IC出場していた鈴木選手が目立っていましたかね。ロホマン選手も1万m29分台出しています。
他にも伊賀白鳳ルートから松本選手、倉敷高校から山田・中井選手、高校駅伝1区10番台の湯野川・竹村選手、5000m上位の本村・林田選手ら実力者が勢ぞろいしていあmす。ここまでは上級生が強いですが、夏を超えて一気に上がってくる選手も出てくるはずです。
エースを上げよといわれるとやはり石原選手になってくるのですよね。長期離脱から復帰したばかりですが、それでも5千m13分29秒の底力、期待せざるを得ません。スタミナ面はまだ全然とのことですが、夏合宿を経ての変化が楽しみにになるくらいです。
選手層は非常に厚い方なので、底上げは進んでいます。2年生が非常に楽しみで、全日本予選では吉田・梶谷選手が非常に高パフォーマンス。特に吉田選手のロード力は折り紙付きなので、箱根予選から楽しみ。
他にも、4年では竹村選手が非常に安定していますし、3年は神薗・入田選手が力がありますね。他にも、前半戦は好不調ありましたが、松崎・喜早・越選手ら素質の高いランナーは揃っています。勿論、高いレベルのスカウトができた1年生も早くから期待です。
戦力は予選校の中でもやはりトップクラス。東海大の逆襲がすでに始まっています。
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