【箱根駅伝2022】1区を定点別に振り返る

そろそろ箱根駅伝2022の余韻が冷めつつありますかね。

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

まずは1区。
吉居選手の区間新記録で盛り上がりましたが…
それ以外の選手の動きももっと注目してみます。

当ブログで毎年行っている通り、

定点間ごとの分析をしていきます。

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【箱根駅伝2022】1区定点間分析~吉居選手以外の動きを見よ!

まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。

1区出走者と実績

駒大・唐澤拓海②28分02秒52≪21:出4区8位、関東IC2部1万3位5千3位≫
創価・葛西 潤③28分43秒40≪21:箱3区3位、20:箱6区16位≫
東洋・児玉悠輔③29分56秒20≪21:出1区7位、箱1区9位、20:全1区9位≫
青学・志貴勇斗②28分50秒54≪21:全1区4位≫
東海・市村朋樹④28分03秒37≪21:全3区14位、出1区10位、関東IC1部5千5位≫
早大・井川龍人③27分59秒74≪21:全2区2位、出2区6位、箱1区5位、20:箱3区14位≫
順大・平 駿介③28分48秒40≪21:全1区11位、出2区2位≫
帝京・小野隆一朗②28分50秒22≪21:全1区19位、出1区9位≫
國學・藤木宏太④28分10秒30≪21:全4区7位、出3区10位、関東IC2部1万5位、箱1区12位、20:箱1区2位、19:箱1区10位≫
東国・山谷昌也③28分11秒94≪21:全2区5位、出1区3位≫
明大・手嶋杏丞④28分13秒70≪21:全1区9位、箱予20位、関東IC2部1万7位、箱7区11位、20:箱3区7位≫
中大・吉居大和②28分03秒90≪21:全1区2位、箱予13位、箱3区15位、20:日本5千3位≫
日体・高津浩輝③28分55秒61
山学・木山達哉③28分43秒31≪21:箱予27位、全予3組6位、関東IC1部1万16位、箱7区19位≫
神大・巻田理空②28分52秒30≪21:箱予29位、全予4組21位、関東IC2部1万15位≫
法大・内田隼太③28分58秒65≪21:全1区5位、箱予60位、全予1組12位≫
中学・栗原啓吾④28分03秒39≪21:全2区11位、箱予8位、全予4組9位、20:予16位、箱1区5位、19:箱3区13位≫
駿河・清野太成③28分49秒66≪21:箱予54位、関東IC1部1500m8位、20:予93位≫
専大・木村暁仁②29分04秒21≪21:全予4組35位、20:予44位≫
国士・木榑杏祐④28分52秒76≪21:箱予41位、箱4区14位、20:予106位≫
連合日薬・中山雄太③28分07秒33≪21:箱予22位、日本IC1万m9位、関東IC2部1万18位≫

 メンバー集まりましたよね。12月頭に1万m28分03秒のベストを出した中大吉居選手が早くから1区宣言をしていました。これに対して、優勝候補駒大は28分02秒唐澤選手。東海市村、早大井川選手も実力者。

 1区で結果を残している東洋児玉・國學藤木・東国山谷選手、さらに法大内田選手と上位候補の選手はしっかり固めてきました。國學院大藤木選手は、4年連続1区当日変更でなりました。

 他にも、実力者明大手嶋、神大は予選チーム1番手巻田、中学大は予選で日本人トップの成績を獲得した栗原選手、学生連合は28分07秒注目の日薬大中山選手と実力者が勢ぞろいした。

 一部にはやや意外な選手起用もあった。優勝候補の青学大は、2年志貴選手。全日本1区ですが、主力とまでは言わなかった。順大は、三浦選手でなく平選手、日体大は予選未出走の高津選手、留学生起用を健闘していた初出場の駿河台大は、最終的日本人エースの清野選手となりました。

1区定点間分析①大手町START~蒲田

レース経過
スタート:駿河台大清野選手が先頭で大手町の角を曲がる
0.4㎞:ペースがガクンと落ちたところ、中大吉居・明大手嶋選手が引っ張る
1.0㎞:中大吉居選手を先頭に、2分50秒ペースで入る、早大井川・明大手嶋選手らがつく
3㎞:中大吉居選手が3㎞8分35秒で通過、早大井川・明大手嶋選手がつく
  最後尾に、中学大吉田選手 創価葛西選手が時折歩道側離れる

5㎞:中大吉居選手が5㎞14分07秒と区間記録に迫るペースで通過。
  2分50秒-2分55秒-2分50秒-2分48秒-2分42秒
  2番手早大井川、東洋児玉選手。ペースがさらに上がり縦長になる
5.5㎞:中大吉居選手が抜け出し始める 早大井川選手が付こうとするが付けない
6㎞:中大吉居選手が単独で抜け出す この1㎞2分45秒!
7㎞:1位吉居選手と2位集団の差が、15秒差に広がる この1㎞2分50秒
  第2集団は、創価大葛西・明大手嶋選手ら
  中学栗原選手だけ、苦しそうな表情で遅れてしまう

7.8㎞新八ツ山橋
1位中大、2位集団17秒差、20位中学34秒

9㎞:順大平・日体高津選手が遅れて、第2集団も縦長に
10㎞:中大吉居選手は10㎞27分58秒の区間新記録ペース!
 8-10㎞:2分48秒-2分42秒-2分47秒
  第2集団も28分29秒とまずまず。駿河清野選手が遅れ、単独17位
  18位順大平選手が15秒遅れ

12㎞:中大吉居選手は11-12km2分45秒-2分47秒
  第2集団も2分55秒前後のタイムはキープ。後ろ駿河清野選手が5秒差ほど

13.5km:最下位中学栗原選手は820m差、12-13km3分09秒8

14㎞:中大吉居39分05秒通過、初めてやや苦しそうな表情
  13-14km2分49秒-2分48秒
  第2集団は300m以上後方、国士木榑選手が引っ張る。最後方は東洋児玉選手
15㎞:中大吉居選手42分06秒で通過、第2集団43分20秒
  14:05-13:52-14:01

蒲田15.2㎞
区間記録:83回佐藤(東海)43分12秒
1位吉居(中大)42分34秒①
2位木榑(国士)43分52秒②1:18
2位手嶋(明治大)43分52秒②1:18
2位市村(東海)43分52秒②1:18
2位藤木(國學)43分52秒②1:18
2位井川(早大)43分52秒②1:18
2位葛西(創価)43分52秒②1:18
2位山谷(東国)43分52秒②1:18
2位志貴(青学)43分52秒②1:18
2位小野(帝京)43分52秒②1:18
2位木山(山学)43分52秒②1:18
2位唐澤(駒大)43分52秒②1:18
2位内田(法大)43分52秒②1:18
2位木村(専大)43分52秒②1:18
2位巻田(神大)43分52秒②1:18
2位児玉(東洋)43分52秒②1:18
2位中山(日薬)43分52秒②1:18
18位清野(駿河)44分14秒⑰1:40
19位平(順大)44分32秒⑱1:58
20位高津(日体)44分50秒⑲2:16
21位栗原(中学)45分36秒⑳3:02

5㎞14分07秒で遅かった中大吉居選手
 スタート直後はまずまずのペースも、30秒くらいしてスーッとペースが落ちていきました。これは、1㎞3分33秒かかった昨年に似た展開。実力者が集まり過ぎて、今回もペースが遅くなるか。

 そう思ったのは一瞬。中大吉居選手と明大手嶋選手が、これを嫌がり一気にペースアップ。1㎞2分50秒ですが、最初の300mは遅かったので結構なペースアップだった。

 その後、吉居選手が中心に引っ張り、3㎞8分35秒・5㎞14分07秒で通過。これでも早いのですが、遅いと感じたのか、5-6㎞を2分45秒にペースアップ!早大井川・東洋児玉選手が呼応しようとするが、付くことはできず。

 7㎞では吉居選手と第2集団との差は15秒差に。創価葛西・明大手嶋選手らが引っ張るがここはペースが違った。なお、このペースに付こうとしたランナーが全員脱落が早かったのは、偶然だったのかどうか??

 10㎞通過は、区間記録より早い27分58秒!吉居選手の自己ベストより早く、吉居選手も2度見しています。藤原監督も、ハイペースで振り切ってくれればでしたが、予想外の展開だったそうです。

 その後も、1㎞2分50秒を切っていくペースで推移し、15㎞42分06秒。15年ぶりの区間新記録&77回大会野村さん以来21年ぶり中央大1区区間賞が現実味を帯びてきた。なお、その時は中央大が往路優勝した年であった。

 後方集団も、引っ張る選手の入れ替わりあるも1㎞2分50秒少しはキープ10㎞28分29秒、15㎞43分20秒。この時点で1分18秒差、引っ張るのは国士大木榑選手、集団最後方には東洋児玉選手でした。集団の人数は15名でした。

中央学院大エース栗原選手が早くに失速
 ハイペースで何人かはついていけませんでした。ただ、一番最初に遅れだしたのが、中央学大栗原選手はびっくり。2大会前のハイペース時には区間5位好走。昨年の箱根予選は、チームのみならず日本人トップの力走で、チームを箱根復活に導いていた選手です。

 3㎞の手前からは、ずっと集団の最後方にいて、気になっていましたが、吉居選手が抜け出した6㎞付近で、まさかの後退。超ハイペースでチームのエース起用あたりと思われましたが、内蔵疲労で身体が動かなかったそう。

 12-13㎞間が3分09秒のペース、鎌田の地点で3分02秒差、ブービーとも46秒差がつく。いつも以上に肩が揺れるフォームで苦しい走りが続いていました。

エースを2区以降とした順大・日体大も苦戦に
 続いてつけなくなった選手がいたのが、9㎞付近。順大平選手と、日体高津選手が相次いで遅れていきました。ここは、主力選手を2区以降にしたチームなのですよね。

 順大平選手は、全日本1区ですが区間二けた。箱根の1区は早くから三浦選手と公言も、他の選手の状態や三浦選手が一番強度の強い練習ができていたということで、2区三浦選手。

 他の2区出走の可能性があった選手は5区と9区。他の主力選手も3区4区連続出場が決まっていたので、全日本に引き続き平選手でした。とはいえ、この時点では、表彰台争いなどは苦しくなる…と思われました。

 日体大は当日変更で入った高津選手はちょっと驚きでした。箱根予選未出走も、その後の記録会で5千m13分台1万m28分台を出して、16人メンバーに入ってきた選手。その後も調子よく思い切って1区抜擢も、我慢の展開に。

 蒲田で、トップ中大とは2分前後、第2集団からは、平選手が40秒・高津選手が56秒差となっていました。

駿河台大清野選手、高速レースで10㎞まで集団に。
 4番目に遅れだしたのは、初出場駿河台大清野選手。徳本監督はギリギリまでブヌカ選手と悩んだそうですが、ブヌカ選手の調子が上がらなかったこと、清野選手に1区の意欲が強かったことで起用を決めたそう。

 スタートでは、大手町の最初の曲がり角を先頭で曲がる強心臓ぶり。監督の指示はあったものの、格上相手にしっかりやり遂げるところは凄いですね。

 10㎞通過28分29秒はさすがに早く、このあたりで後退。しばらく数秒差で踏みとどまっていましたが、蒲田では28秒差。少しずつ空いていました。

1区定点間分析②:蒲田~鶴見中継所

レース展開
16.3㎞:連合日薬中山選手が仕掛ける。東海市村・駒大唐澤選手がすぐに反応
16.6㎞:縦長になり、16位国士木榑、さらに14位創価葛西・早大井川選手が遅れる
17.0㎞:中大吉居選手47分48秒、第2集団東海市村選手が引っ張り縦長、崩れていく
   
17.6㎞:12位神大巻田、13位東洋児玉選手も第2集団から遅れる
17.8㎞:六郷橋の上りで東海市村選手が仕掛ける
   駒大唐澤・青学志貴選手がすぐ反応、専大木村選手もついてくる
   逆に、10位山学木山・明大手嶋選手が遅れる 法大内田選手遅れ加減
18.0㎞:駒大・東海・青学・専大・國學院が固まり、
    日薬中山・帝京小野選手が何とかつく、8位東国山谷・法大内田選手後退
18.2㎞:青学・志貴選手が引っ張る。駒大唐澤選手がすぐ反応
    日薬中山・帝京小野選手もギリギリ
18.8㎞:第2集団は青学志貴選手が引っ張り、
    駒大唐澤選手がつく東海国学院専大も続く
   10位以降は、山学、明大・神大・東洋、国士・創価、早大となっている

19.0㎞:中大吉居選手15-19km2分53秒-2分54秒-2分58秒-2分53秒
    53分41秒通過 30秒区間記録上回る
19.4㎞:駒大・青学東海國學専大、連合中山・帝京小野選手は後退している

19.9km:中大吉居選手が、両手で腰を押さえる
20.3km:残り1㎞57分36秒ほどで通過。
中大藤原監督「区間記録より30秒早い、もうちょっといける、まだ絞れていない」
順大長門監督「もうちょっと行こう、意地を見せよう 少しでも前との差を詰めよう」

鶴見中継所直前映像①20.9㎞【Youtubeピアニスト たっくやまだ / TAK-YAMADA 様】
②駒大44秒差 もう出てる
③専大東海47秒⑤青学國學48秒(7)連合1分00秒
⑦帝京1分10秒⑧東国1分11秒⑨法大1分15秒⑩神大1分25秒
⑪東洋1分27秒⑫国士1分28秒⑬明大山学1分29秒⑮早大創価1分42秒

鶴見中継所直前映像②21.2㎞【Youtube不動-Akira様】
1位と2位40秒差、15位早大16位創価

鶴見中継所21.3km-蒲田15.2㎞=6.1km
区間記録:83回佐藤(東海)17分54秒<61分06秒>

9位吉居(中大)18分06秒<1>60分40秒①
1位唐澤(駒大)17分27秒<2>61分19秒②0:39
2位市村(東海)17分32秒<3>61分24秒③0:44
2位木村(専大)17分32秒<4>61分24秒④0:44
4位志貴(青学)17分33秒<5>61分25秒⑤0:45
5位藤木(國學)17分34秒<6>61分26秒⑥0:46
6位中山(日薬)17分49秒op61分41秒(7)1:01
7位山谷(東国)17分57秒<7>61分49秒⑦1:09
8位小野(帝京)17分59秒<8>61分51秒⑧1:11
9位内田(法大)18分06秒<9>61分58秒⑨1:18
11位木榑(国士)18分11秒<10>62分03秒⑩1:23
11位巻田(神大)18分11秒<11>62分03秒⑪1:23
13位児玉(東洋)18分15秒<12>62分07秒⑫1:27
14位手嶋(明大)18分21秒<13>62分13秒⑬1:33
15位木山(山学)18分22秒<14>62分14秒⑭1:34
16位葛西(創価)18分29秒<15>62分21秒⑮1:41
17位井川(早大)18分31秒<16>62分23秒⑯1:43
18位清野(駿河)19分06秒<17>63分20秒⑰2:40
21位平(順大)19分20秒<18>63分52秒⑱3:12
19位高津(日体)19分08秒<19>63分58秒⑲3:18
20位栗原(中学)19分11秒<20>64分47秒⑳4:07

中大吉居選手、60分40秒で従来の記録を26秒更新!
 蒲田の地点で38秒ほど区間記録から上回っていた中大吉居選手。とはいえ、さすがに苦しかったか、1㎞2分55秒前後のラップに。下を見る回数や苦しそうにする表情が増えましたかね。20㎞では両手を腰に当てるしぐさもありました。

 タイムとしては、19㎞は53分41秒、残り1㎞は57分36秒あたりで通過しています。最終的に60分40秒のタイムなので、最後の1㎞は3分オーバーしたしたかな。それでも、”空前絶後”と言われた61分06秒の区間記録を26秒更新!15年前の記録でした。ついに歴史が動きましたね。

強烈スパート!駒大唐澤選手2位、主導権握った東海市村選手3位!
 さて、2位集団の動きもしっかり追っていきます。レース展開ももう一度振り返り

15㎞:国士木榑選手引っ張る
16.3㎞:日薬中山選手仕掛け、東海市村駒大唐澤選手がすぐ反応
17.0㎞:東海市村選手仕掛け、かなり縦長に
17.8㎞:六郷橋上りで東海市村選手仕掛ける
18.0㎞:駒大唐澤選手が先導
18.2㎞:青学志貴選手仕掛け、駒大唐澤選手がすぐ反応
18.8㎞:六郷橋下り、青学志貴選手が主導権
19.4㎞:駒大唐澤選手が引っ張り、青学東海國學専大の集団
21㎞?:単独2位駒大唐澤選手が浮上。

 かなりハイペースだった中、六郷橋の手前から仕掛けが始まっていたのですよね。日薬大中山選手が仕掛ける展開。六郷橋の手前からは東海市村選手が主導権を握り、手前と上りの部分で連続してスパート。

 六郷橋や下りからは、駒大唐澤選手や青学志貴選手の2強争い。それまでは目立った動きは少なく、六郷橋から勝負としっかり脚を残していたような形ですね。蒲田通過の時も、比較的後方にいました。

 最後は、テレビに映っていませんでしたが、唐澤選手が強烈なスパートをかけたようで、後方を5秒突き放して区間2位で中継。トップの差も蒲田1分18秒から39秒差まで詰めました。個人タイムも61分19秒!元の区間記録から13秒遅れのハイレベルなタイムでした。2位集団もそれほど牽制していなかったのですね。

 3位にも、かなり集団で主導権を握っていた東海市村選手。0~1秒差で、専修大木村選手、青学志貴選手、國學院大藤木選手と雪崩れ込みました。ここまでが最後まで上位集団に付いた選手ですね。

 青学志貴選手以外、秋順調じゃなかったのが面白い。駒大唐澤選手は期待が高かったですが。出雲4区7位、全日本は欠場しています。専大木村選手は箱根予選欠場。國學院大藤木選手は、故障明けで前哨戦は好調ではなかったです。それぞれ、うまく合わせましたよね。

粘った!7位東国山谷選手と10位国士木榑選手の浮上
 後方の動きも調べると面白いんですよね。画面で確認できた範囲です。

遅れた選手やその動き
16.5㎞:国士木榑選手後退、単独16位
16.6㎞:創価葛西・早大井川選手後退、14位争い
17.6㎞:映像で12位神大巻田、13位東洋児玉選手確認
17.8㎞:10位山学木山・明大手嶋選手後退
18.0㎞:8位東国山谷・法大内田選手が後退
18.2㎞:日薬中山・7位帝京小野選手後退加減
18.8㎞:10位争いの映像
  10位山学明大、12位神大東洋、14位国士、15位創価16位早大

 上位争いの次、6位争いで粘ったのは東国山谷選手ですね。六郷橋以降は、7位争い日薬中山選手と帝京小野選手、8位争い東国山谷・法大内田選手でした。ですが、中継点では日薬中山選手に続き、7位に入っていました。2区3区にエースが控えていましたが、うまくいきましたね。8位帝京小野選手も前評判以上、9位法大内田選手も2年までの怪我を払しょくしています。

 びっくりは10位に入ってきた国士木榑選手。16㎞過ぎの仕掛けで、一番最初に遅れだして単独16位。六郷橋下りの映像で、創価葛西・早大井川選手を交わして単独14位だったのですが、

 中継所では前の4選手をゴボウ抜きして、単独10位。1区を研究していたということですが、うまく2区エース選手へお膳立てしていました。11位神大巻田・12位東洋児玉選手も一つずつ順位をあげていますかね。

 逆に六郷橋以降順位を落としたのは、明大手嶋・山学木山選手。2人とも六郷橋下りで10位争いだったのですが、13位と14位での中継。抜かれた選手にも10秒近く差をつけられていて、ラストは苦しい走りになっていたようです。

 15位創価葛西選手は故障明け、16位早大井川選手は、実は直前まで調子が上がらなかったそうです。その中で、中大吉居選手に食らいつこうとしましたが、その後の仕掛けは対応が難しかったそうですね。だいたい2位から16位は約1分04秒でした。

一番苦しかった選手は…
 
蒲田定点手前で離れていた選手は、やはり苦しくなり、16位早大井川選手よりも30秒以上離されています。頑張ったのは駿河台大清野選手。全体でも63分20秒まとめています。最初の襷リレー17位は上々でしょう。なお、来年は1区で勝負することを視野に練習を開始しているそうですが、果たして??

 一番苦しかったのは、18位順大平選手。前方、駿河清野選手からは14秒離れ32秒差に。後方日体高津選手からは、12秒詰まり6秒差になっていました。スタートは、順大結構苦しかったのですよね。

 なお、平・高津選手が63分50秒台でまとめていた中で、トップと3分10秒台の差。苦しんだ中学大栗原選手が、64分47秒でまとめていた中で、トップと4分07秒。区間記録の先頭の凄さが分かります。

1区まとめ

・駿河台大清野選手が、最初の角を先頭
・スローなりかけたところ、中大吉居選手がハイペースに
・5㎞14分07秒から、10㎞27分58秒超ハイペース独走へ
・前人未到の60分台で、15年ぶり区間新記録
・2位集団牽制せず、2位駒大唐澤選手らも好記録!
・国士木榑選手が、六郷橋前16位から10位へ浮上!
・2位から16位は1分少しでまだ混戦
・総合位の2位の順大1区、18位争いだった

 初出場駿河台大清野選手が先頭でカーブ、一瞬スローになりかけたところ、遅いペースを嫌った中大吉居選手がペースアップ。5㎞14分07秒を、感覚的に遅いとみるやさらにペースアップ。区間記録を大きく超えるペースで独走態勢に持ち込みました。

 最終的に60分40秒と、東海佐藤選手が保持していた61分06秒の区間記録を、26秒も更新!凄まじいパフォーマンスでした。これに2位集団も牽制せず、駒大唐澤選手が61分19秒で区間2位!区間16位の選手がこれより1分04秒遅れるにとどまり、本当にレベルの高い1区だったと思います。

 10㎞までに4選手遅れていましたが、その中に箱根駅伝総合2位とわいた順天堂大が含まれていたのもまだ驚きの事実。この時点でトップと3分オーバー。順大の推移も2区以降しっかりチェックしていきます。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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