11月暮れ、男子駅伝のエントリーが徐々に迫ってきていますね。

2021年11月28日(日)は、
第207回東海大学長距離競技会が行われます。

実業団・大学生・高校生、
多くのランナーが出場しています。

上位結果と
大学駅伝チーム別まとめを中心に記載します。

【追記】主催ながら、エントリーが少なった東海大の選手は、丹沢湖マラソン特設20㎞に出場していたようです。下部に結果を追記します。

ページコンテンツ

【結果】第207回東海大学長距離競技会

東海大学長距離競技会【公式サイト】

第207回東海大学長距離競技会【要項】

競技日程 エントリー

[結果速報(東海大長距離ブロックTwitter)]

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男子3000m5組

男子5000m16組

男子5000m17組

男子10000m4組

実業団・市民ランナーまとめ

日立物流
5000m
16組
越川賢太14分10秒85
17組
小松陽平13分57秒83
西嶋雄伸13分59秒56
永戸 聖14分05秒15
小町昌矢14分05秒90
畝 拓夢14分10秒05
川村悠登14分16秒32
市川孝徳14分23秒68

 日立物流もいい結果が出ていますね。東日本実業団駅伝では走っていない、小松・西嶋・永戸選手が上位で走ったのもポイント。ここから本戦への出場争いが激化しそうです。

八千代工業
5000m
15組
鈴木大海14分08秒95
岡野佑輝14分15秒23
17組
真船恭輔13分58秒89
太田黒卓14分08秒40

 残念ながら、来年3月末に休部が決まってしまった八千代工業。就活も兼ねての試合出場になっていきます。主力の真船選手が13分台で頑張っています。

その他
15組
坂東 剛14分08秒17 大阪ガス
16組
岩﨑祐也14分03秒95 大阪ガス
佐々木守14分07秒99 愛知製鋼
17組
桃澤大祐14分00秒66 サンベルクス
三野貴史14分06秒70 松戸市陸協

10000m
神野大地28分37秒17 セルソース
清水崚汰28分57秒52 上州アスリートクラブ
中村拳央29分20秒59 SUBARU
岡本拓也31分15秒35 TeamM×K

 大阪ガス・愛知製鋼もNY駅伝に出場できないチーム。主力の選手が14分一桁を出しています。

 1万mは市民ランナーの出走が多かった。セルソース神野選手1万mは28分30秒台で本当に安定していますね。またクラブに入った拓殖大卒の清水選手が28分台!大学時代は故障続きでしたが、一つ結果が出てよかったです!

高校生まとめ

3000m
川上翔太②8分21秒59 市立船橋

5000m
16組
久保田琉月②14分05秒71 大牟田
松下勇樹③14分08秒79 創成館高
黒田朝日③14分09秒08 玉野光南高
鎌田匠馬③14分13秒37 東海大山形
齋藤将也③14分14秒28 敦賀気比
17組
荒巻朋煕③13分57秒49 大牟田
塩出翔太③13分57秒96 世羅
鈴木健真③14分08秒38 一関学院
平島龍斗③14分16秒77 相洋高

 高校生も多いですね。今回は荒巻選手ら大牟田高校の選手が頑張りましたね。今回は、全国高校駅伝に出場できませんでしたが、主力が記録会で頑張っています。

大学駅伝チーム別まとめ

創価大学
5000m
12組
久光康太②14分41秒04
西森 燎①14分51秒85
村本 翔②14分58秒19
西森 遼①15分05秒29
14組
山下唯心②14分20秒29
森下 治②14分22秒53★
西村拓海④14分26秒04★
17組
中武泰希④14分00秒71★
横山魁哉③14分07秒50

 まず5000m。4年生が頑張って、中武選手が14分00秒とチーム2番手のビックパフォーマンス!西村選手も頑張りましたね。この時期5千mだと箱根選考ではないかもですが、大いに刺激を受けますね。

 また、昨年選ばれている横山選手や、激坂王で走っている森下選手も自己ベストですね。山下選手はベストに近い成績、安定しています。

10000m
4組
濱野将基③28分37秒06★
桑田大輔②28分38秒46★
吉田 凌①28分41秒28★
緒方貴典③28分42秒44★
葛西 潤③28分43秒40★
新家裕太郎③28分45秒93★
山森龍暁②28分56秒78★
溝口泰良②29分12秒16★
石井大揮②29分15秒38★
小暮栄輝①29分16秒81★
上杉祥大②29分18秒60★
野田祟央①29分20秒59★
小野寺勇樹④29分27秒71
松田爽汰③29分32秒49★
吉田悠良②29分38秒68
本田晃士郎③29分40秒10
市原利希也③29分41秒87
有田伊歩希②29分50秒54★
安坂光瑠①30分25秒03

 ここにきて一気に記録ラッシュに沸いた創価大。山下りの濱野選手がビッグパフォーマンス!今回チームトップとなる28分37秒。そこから秒差で、出雲出走の2年桑田選手、1年生吉田選手、ロード型の緒方選手が続きました。

 さらに復帰間もない葛西選手が28分43秒と、約45秒ベストを更新する記録。さらに出雲2区出走の新家選手が28分45秒、今季の成長株の山森選手28分56秒、いきなり7名の選手が28分台をマークしたのはびっくり!虎視眈々…とは思っていましたが、このチーム力アップは!?

 その後も、このところ自己ベストを更新しつdけていた溝口選手ら2年生1年生若手がずらり。4年小野寺選手が自己ベストに近いタイムで復調してきているのですが、それもかすんでしまうほどに…。これはまた本戦を賑わすことになってくるか!?

東海大学
3000m
1位安倍優紀②8分15秒26
3位徳丸寛大①8分19秒17
池田一成④8分25秒69
飯澤千翔③8分47秒46
松崎健悟④8分52秒03

明治大学
5000m
14組
馬場勇一郎②14分31秒42

中央大学
3000m
金子魅玖斗②8分17秒91

 中距離の選手も何人か出場していますね。東海大は安倍選手や、1年生徳丸選手もこちら。そして池田・松崎選手4年生の姿もありました。明治・中大は中距離ランナーが長めの距離に調整しています。

神奈川大学
5000m
12組
淵田凌一④14分40秒28

 神大も4年生の選手が出場。自己ベストにもう少しでしたかね。

日本体育大学
10000m
3組
大畑怜士④28分49秒24
高津浩輝③28分55秒61★
九嶋大雅③28分56秒18★
佐藤慎巴④28分56秒92★
村越凌太③28分57秒75★
漆畑徳輝②28分59秒31★
分須尊紀①28分59秒82★
大森椋太②29分01秒32★
名村樹哉③29分08秒76
高濵大志②29分15秒43★
杉本訓也①29分17秒31
水金大亮②29分18秒40★
吉冨純也②29分18秒77★
盛本聖也③29分19秒78
田中槙梧②29分22秒49★
渡野幹大①29分25秒07★
北脇秀人③29分27秒92★
溝上賢伸①29分41秒16★
大内宏樹④29分41秒33
加藤広之④29分41秒61
嶋野太海コーチ29分41秒78
金城 岳③29分48秒88★
中田 仁④29分56秒16★
松永悠吾③30分00秒35
岡嶋 翼④30分04秒83
植松孝太①31分07秒20
西槇駿祐①31分28秒27
奥山恵親③DNF

 来週日体大記録会がある日体大が、東海大記録会に出場しています。調整の関係もあるでしょうし、来週の日体大記録会の出場者が物凄いことになっているのも関係あったり?

 それはともかくとして、相当記録会出していきましたね。大畑選手が復活し28分49秒。これに多くのランナーが続きましたね。11月2度目の28分台の高津選手は完全に新戦力、トラックのスピードがある九嶋・佐藤選手がしっかり28分56秒、若手漆畑・分須選手が28分59秒、ロードでやれる村越選手も28分57秒。以上7名が28分台。

 さらに全日本5区抜擢されていた大森選手が29分01秒、高濱・水金・吉冨選手も29分10秒台と奮闘!主力で連戦が続いている大内・名村・盛本選手もまずまずかな?

 なおエース藤本選手は、練習のペース層で10㎞28分11秒で走り切っているようです。日体大も仕上がってきていますね。

中央学院大学
5000m
11組
清水 猛①14分49秒78
12組
平野和弥①14分53秒43
13組
柴田大輝①14分38秒26
前川洋晴①14分39秒21
安藤武留①14分39秒97
14組
瀬沢瑛洋②14分19秒78★
西垣内和輝①14分30秒51★
久我駿太②14分31秒98★
中條昇太①14分40秒61
前新城羽信②14分42秒77
16組
蒲田陽生①14分11秒37★

 中央学院大は、1万mに大量にエントリーしていましたが、ほぼ欠場となりました。5千mに若手が出ていますね。1年生蒲田選手が14分11秒をマークしているのが、最高。2年瀬沢選手も14分10秒台マークです。

駿河台大学
5000m11組
福田翔哉②14分39秒31
黒田 光①14分46秒00★

10000m2組
長谷部巧人②30分25秒23★

 駿河台大は長谷川選手が30分25秒。ここにきて16人のメンバー候補が出てきましたね。

専修大学
10000m
3組
田島洸樹②29分28秒91★
千代島宗汰①29分57秒23
冨永裕憂③29分58秒26★
辻 優輝①30分18秒61★
山城弘弐②30分38秒48★
増田悠希③31分29秒44

 田島選手が秋になってから記録会でベスト複数回更新!29分28秒は一気にチーム2番手のタイムです。メンバー入りあり得るかどうか。1年千代島選手は連続で29分台でこれも収穫かな?

立教大学
5000m
16組
後藤謙晶①14分22秒30

 1年後藤選手が出場。ベストまではいかずも14分22秒は、だいぶ戻してきましたね。

亜細亜大学
5000m
12組
中原胡太郎①14分53秒48

10000m
2組
海田 悠③30分23秒21★
中西勝輝②30分24秒39★
人見淳生③31分20秒09★
山田蓮太②31分43秒59
永井康生②34分09秒37
DNF杉浦 樹②
3組
大森惇史①30分19秒60★
古川大翔③30分27秒56
森田大介①32分33秒87
4組
稲森優翔①29分23秒42★
吉岡祥希③30分39秒87

 最終組びっくり!1年生稲森選手が30秒以上ベストを更新する29分23秒!新チームだとトップレベルに!大森選手も30分19秒ですし、1年生が引っ張っていきます。

日本薬科大学
10000m
1組
西村幸樹①31分28秒91★
香西祐一朗①31分31秒76★
2組
福永一聖②30分14秒56★
谷口 蓮③30分50秒21
波多江陸人①31分15秒32
大塚弘翔②31分23秒93
矢板慈生①31分27秒32
榎本正樹①31分55秒78
設永凱暉②33分52秒84

 連続して1万m出場の日本薬科大。福永選手が30分14秒とベストを更新しています。

桜美林大学
5000m
8組
森岡佑成①14分53秒01★
宇佐美大①14分56秒71★
田部智暉①14分56秒97★
9組
池田 聖③14分47秒27★
11組
秀島大聖②14分57秒14
12組
稲葉勇介①14分28秒51★
13組
盛重完英③14分26秒59★
須田大志③14分32秒90
16組
内山祐希②14分14秒09★

10000m
4組
白川大地③29分10秒58★

 桜美林大も多く出場。5000mで自己ベストラッシュ!来年主力になるだろう内山選手が14分14秒ベスト、盛重・稲葉選手もまずまずのタイムかな?

 エースの白川選手は29分10秒ナイスパフォーマンス!29分台で安定していましたが、ここにきてベスト更新するなどアベレージが上がってきました。最終学年が楽しみ!

平成国際大学
5000m
11組
岡崎竜也④14分44秒77★
畑山大知③14分47秒87
12組
佐藤 碧①14分50秒41
下山田陽登①14分58秒76★
星川優河③14分59秒90
15組
野口 颯③14分24秒99

 平成国際大も5千mに何人か出場。何人かの選手の自己ベストと、野口選手の14分24秒が収穫ですかね。

湘南工科大学
5000m
8組
熊澤諒哉②14分50秒76
松田朋樹①14分55秒37
11組
奥谷研祐③14分54秒42
12組
藤田康平④14分42秒86★

10000m
1組
鎌田虎太郎②30分37秒55★
青木 颯②31分25秒35★
椛澤勇樹②31分42秒33★

 湘南工科位台も少しずつ目立始めていますね。5千mも14分台が徐々にアベレージになってきたかな。1万mは鎌田選手が30分37秒ナイスパフォーマンスです。

関東その他
3000m
鬼頭壮平④8分33秒66 東京大

5000m
14組
奈良大寿②14分22秒88★ 上智大
15組
丸山翔太郎④14分50秒87 東京理科大

 上智大奈良選手が14分22秒はビッグパフォーマンス!大学記録あたりになってくるでしょうか。今後の結果も楽しみになってきます。

その他
5000m
11組
冨家慈就④14分39秒41★ 関西学院大
14組
河﨑憲祐②14分46秒79 名古屋大
15組
鈴木雄登③14分31秒11 中京大
深谷涼太③14分36秒36 愛知工業大
16組
横田佳介④14分10秒55 中京大
17組
重田直賢③14分51秒44 名古屋大

10000m
1組
小渕稜央②30分34秒89 岐阜大

 5千m11組に出場した関西学院大の冨家選手は、今期主将を務めていた選手。最後自己ベストでまとめましたね。

 他は東海地区からの参戦が今回多かったです。5千mは横田選手の14分10秒が一番いい記録です。また、あまり存じ上げなかったですが、岐阜大の小渕選手が組トップレベルの走りをして30分34秒を出していました。

第43回丹沢湖マラソン大会

丹沢湖マラソン【公式サイト】

特設20㎞

※runnet速報記録
市村朋樹④59分22秒
越 陽汰①59分50秒
阿部 歩④60分15秒
溝口 仁②61分06秒
水野龍志①61分20秒
梶谷優斗①61分52秒
本間敬大④61分53秒
入田優希②61分59秒
神薗竜馬②61分59秒
杉本将太③62分00秒
竹村拓真③62分00秒
長田駿佑④62分08秒
宇留田竜希③62分48秒
喜早駿介②62分49秒
佐伯陽生②65分03秒
佐藤俊輔③67分11秒
吉田 響①67分51秒
川上勇士③68分19秒
松尾昴来②68分17秒
川上勇士③68分19秒
松崎咲人③69分37秒
DNS石原翔太郎②など

 東海大が、丹沢湖マラソンの特設20㎞に大量出場していました。今期のエース格市村選手が59分20秒で調子を上げてきました。駅伝でうまくいっていなかったのですが、一つほっとする結果。やはり往路序盤かな?

 びっくりは、大学に入って2度目の試合の1年越選手が59分40秒と、いきなり㎞3分を切るペースで長距離ロードを走り抜けてきました。やっぱり、故障が治ったら強い!

 また3番手に入った阿部選手は、苦労人。高校時代5千m14分38秒も、経済的事情で進学をあきらめ、トヨタ自動車に入社。ですが、箱根の夢を諦められず、2年で退社。その後2年浪人して東海大に入った選手。ここで、長距離ロードで結果を出してきた、果たしてメンバー入りは…

 そのほか、溝口選手に水野・梶谷選手が61分台ですね。そのあとはペース走かな?欠場が続いた佐伯選手が走ったのはほっとするところです。東海大も着々と仕上げてきています。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。