新年度…ももうすぐ後半戦です。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を再開していきたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
全日本予選8位次点の大健闘!その直後の記録会でベスト続出!箱根駅伝初出場へ待ったなしか!?駿河台大学です。
※新入生の5000m上位5名ベスト順
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ついに箱根駅伝初出場への機運が高まってきていたと言って良さそう。2012年より、徳本監督が強化を続けていたものの、っと予選20位前後でした。それが一昨年12位ジャンプアップ!この時は酷暑で他大学が崩れた中でした。
昨年の予選会は15位。順位は落としましたが、10㎞付近まではボーダー付近に食らいつき、超高速化した中攻めていった結果でした。
そして今年は、2度目の出場となった全日本予選会で大健闘!各組安定した戦いを見せて、ボーダーあと一歩の次点となる8位(関東地区16番目)という結果でした。その直後の絆記録会5000mで自己ベスト続出…充分に初出場を狙うチャンスが整った駿河台大のメンバーを紹介します。
※ベスト記録は、2021年9月1日現在
ブヌカ ジェームス④27分45秒59≪20:予4位、19:予8位、18:予9位≫
今井隆生④29分26秒99≪20:予195位≫
阪本大貴④29分49秒22≪20:予251位、19:予88位、18:予258位≫
入江泰世④30分01秒48
田尻 健④30分21秒98≪20:予233位、19:予214位≫
生田目大輔④30分24秒46
佐々木匠太④30分28秒02
榊原嵩史④30分47秒41
倉野恭佑④31分12秒21
大砲ジェームス選手最終学年でビックチャンスが到来しているのですね…。毎年予選で好走しながらも、箱根駅伝で見られない留学生が最近増えてきていますが…、ジェームス選手はもしかするかもです。
そのジェームス選手は、関東IC1部で1万m28分13秒の3位、5千mは13分49秒の4位で、対抗得点9点獲得で一部残留に貢献。全日本予選は全体5位の28分11秒。ひとまず安定していますかね。箱根予選の成績も少しずつ上がっていますので、最終学年の伸びに期待です。
日本人は、もはやいつの間にか世代ナンバーワンとなってきた元体育教師の今井選手が一番注目ですね。全日本予選3組では他校の主力選手に最後まで食いつく走りで29分30秒の16位好走。直後の記録会で5千m14分11秒自己ベスト!粘りにスピードがついてきて予選の個人成績が楽しみになりつつあります。
そのほかでは、今年になって大復活した入江選手が注目ですね。元々世代上位の走力でしたが、試合に出れない時期も長かったです。全日本予選1組21位30分01秒のベスト!最初で最後の予選会に挑みます。
それから、長い距離で毎年安定している田尻選手も7月に5千m14分29秒ベストですね。底上げに貢献できるか。あとは生天目・佐々木選手、それと一度は予選二けた順位で走るまで走力を上げた阪本選手が復活できるか。選手層は、ボーダー争いのチームの中では薄いほうなので、カギになるでしょう。
町田康誠③28分58秒94≪21:箱9区12位相当、20:予59位、19:予80位≫
清野太成③28分59秒81≪20:予93位≫
小泉 謙③30分02秒14≪20:予137位≫
出仙龍之介③30分06秒88
松本圭悟③30分19秒15
永井竜二③30分29秒32≪20:予242位、19:予167位≫
古澤拓樹③30分41秒99
松岡龍生③30分53秒83
この世代の夏の成長は大事になります。早い段階でロードに適応した町田選手だけでなく、清野選手も台頭してきています。2人とも1度はトラック1万m28分台を経験しています。
町田選手は1年時から箱根予選二桁台の80位、2年目で59位まで浮上し、学生連合で箱根駅伝を経験。長丁場の9区でしっかり走り切っています。さらにもう一押しできるでしょうか。
清野選手は、対照的にトラックのスピードがあるタイプの選手。その中で昨年の予選会93位と健闘しています。今年は、関東IC1部1500mの予選で3分48秒のベストを出すと、決勝でも8位に食い込み、見事に対抗得点を獲得しています。
そして他の選手も伸びてきています。今季の成長株として、全日本予選前に5千m14分17秒を出した出仙選手もいますね。3年生からは、この3名が全日本予選に出場しています。3名とも自己ベストからちょっとずつ離れた成績…箱根予選で持っている力を出し尽くしたい。
この世代は他にも伸びてきていて、前回の予選で137位と健闘している小泉選手は、7月絆記録会で5千m14分23秒ベストをマーク。2年連続予選に出場していて、中学時代に今井先生の生徒だったという永井選手も少しずつ上がってきていますかね。
また、1万mのベストは30分台後半ですが、松岡・古澤選手が、7月絆記録会で14分31秒・14分33秒とベストをマーク。走力はぐっと上がっているようです。好走が期待できる選手が何人もいて、楽しみになってきています。
新山舜心②29分34秒72≪20:予211位≫
長嶺龍之介②30分09秒32
金 悠斗②30分38秒03
田島龍聖②30分50秒64
植野泰生②31分36秒76
福田翔哉②5千m14分30秒59
田島龍聖②5千m14分32秒79
山内亮威②5千m14分34秒22
基本的に高校時代の有力選手はまだまだ入らないので、育成でじっくり伸ばしていくスタイルの駿河台大。2年生の選手層はまだそれほど厚くありません。
その中で、徳本監督の後輩にあたる新山選手が走力で引っ張っていますね。昨年の予選会はまだ200位オーバーでしたが、明らかに走力アップしています。
4月から日体大記録会で1万m29分34秒の自己ベストを出すと、全日本予選では2組に登場し11位30分11秒の健闘。夏の練習が充実していれば、一気に二けた順位もありえるかも…?下級生からの突き上げはいいチームの刺激になるはず。
他の2年生では、福田選手が1500mで3分51秒のタイムを出して、関東ICにも出場しています。また金選手がアベレージが少しずつ上がってきて、7月絆記録会で5千14分37秒ベストを出しています。この世代もこれからですね。
※5000mベストは、4月1日時点にしています。
スカウトに関しては、まだまだ強豪校に比べれば見劣りしてしまいますかね。上位5名の5000m平均は30位14分41秒ほどです。この世代はじっくり時間をかけて…と思ったのですが、
一人一気に主力になってきそうな選手が出てきていますね。持ちタイムトップだった池原選手が、とんとん拍子で自己ベストを更新!5千mベストは早くも14分14秒66でチーム4番手に浮上!
さらに全日本予選まで経験して、1組23位と他校の選手たちともしっかり渡り合っていました。これは予選会に向けて嬉しい誤算と言えますね。
他では、2番手のタイムを持っている賀来選手も、ベストとはいかずも7月絆記録会で14分45秒でまずまず走れています。他のメンバーも高校時代の実績関係なく食らいついていきたいところです。
留学生ジェームス選手が大エース以外は、地道に鍛えてきた選手が中心の駿河台大。基本的に上級生中心ですが、下級生もエース候補の選手が出てきていて、バランスのいいチームになっていると思います。
まずはジェームス選手に、監督と縁あって中途編入という形で箱根駅伝に挑む今井選手ら4年生がどこまで秋仕上げられるか。田尻・阪本・入江選手らも気になるところ。
3年生は中心になる世代、前回の予選二けた順位の町田・清野選手に、100位台の小泉選手、新戦力候補の出仙選手らそれぞれ走力アップが期待されています。
2年生以下はじっくり育成…と思いきや、2年生からは新山選手や、1年生は池原選手が急成長してきていて、一気に主力になっていきそうな勢いがあります。上級生中心の中の下級生の突き上げは、チームにとてもいい刺激になります。
駿河台大は、前回も前々回も4年生の選手が箱根予選でうまく力を発揮できず、ボーダーに届きませんでした。が、今年の全日本予選はむしろ健闘していました。箱根予選は、今年こそカッコよく決めたいですね。
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