お待たせしました。
コロナ禍で大変な中ですが、
ひとまず第97回箱根駅伝2021の16人エントリーが発表されました。
29日に暫定の区間エントリー発表までは同じですが、
今回は、体調管理も兼ねて、
当日6区間エントリー変更可能(片道4区間まで)のルール変更となっています。
予想する方としては本当にごちゃごちゃになりそうですが、
選手の安全優先ということでは何よりの変更ですね。
また大会自体も、選手の健康観察や当日の検温は勿論、
・無観客
・襷リレーの際の声掛け禁止
・スタート・フィニッシュ地点でのチーム同士の声かけ禁止
・円陣や胴上げは禁止
などのルールとなります。
いつもとかなり違う風景になってしまうのが寂しいですが、
(というか、屋外競技はほとんどゼロリスクだといい加減に…と思いますが、コロナウイルスが元気になる真冬での開催だとここまでやらないと批判も相当になるのかなぁ…)
ひとまず開催の方向にもっていった関東学生陸上競技連盟及び関係者に感謝して、第97回箱根駅伝2021を楽しんでいきたいです。
まずはエントリーされた20校+1チームの16人メンバー一覧と、持ちタイム平均、さらに簡単な戦力分析や状況などの簡単な解説コメントをしようと思います。
最新情報はこちら【「第97回箱根駅伝2021」一覧】より
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吉田圭太④28分27秒40
近藤幸太郎②28分35秒28
湯原慶吾③28分44秒99
中村唯翔②28分45秒92
岩見秀哉④28分49秒13
飯田貴之③28分49秒45
竹石尚人④28分50秒63
佐藤一世①28分54秒66
中倉啓敦②28分56秒13
髙橋勇輝③28分58秒28≪上位10名平均28分47秒1≫
松葉慶太④29分01秒07
神林勇太④29分01秒43
脇田幸太朗②29分03秒66
横田俊吾②29分03秒99
新号健志④29分04秒69
大澤佑介②29分07秒82
主なエントリー漏れ:岸本大紀②283233、宮坂大器②291082
豪華なメンバーですね。4年生主力の吉田・神林選手や勢いのある若手近藤・中村・佐藤選手、5年目となる竹石選手など様々なメンバーがいます。参考とはいえ記録面もハイレベル、上位10人が28分台というだけでなく、16人目が29分一桁というのも凄いですね。
前回ルーキーながらエース区間2区を走って好走している岸本選手が間に合わなかったのが残念ですが、連覇を狙えるメンバーは揃っています。
塩澤稀夕④28分08秒83
名取燎太④28分10秒51
西田壮志④28分37秒37
濱地進之介②28分51秒80
川上勇士②28分59秒60
本間敬大③29分16秒29
米田智哉④29分19秒07
中嶋貴哉③29分44秒33
竹村拓真②29分56秒03
佐藤俊輔②29分57秒17≪上位10名平均29分06秒10≫
田中康靖③30分14秒69
市村朋樹③13分48秒35
石原翔太郎①13分51秒03
長田駿佑③13分54秒35
佐伯陽生①13分55秒89
吉井来斗①14分15秒47
主なエントリー漏れ:神薗竜馬①284261、喜早駿介①285213、松崎咲人②292956
4年生トリオの塩澤・名取・西田選手がしっかりエントリー、さらに全日本駅伝で新戦力として台頭した長田・石原・佐伯選手らも名前を連ねました。
主力以外の持ちタイムが低いですが、11月以降は記録会に出ていないため。直前に28分台を出した選手が外れたということは、かなり自信を持ってエントリーした16名。覇権奪回あるか。
中西大翔②28分17秒84
藤木宏太③28分24秒79
河東寛大④28分26秒88
木付 琳③28分27秒59
島崎慎愛③28分46秒83
臼井健太④29分04秒20
石川航平③29分26秒82
藤村遼河④29分28秒02
中西唯翔②29分31秒19
木下 巧④29分33秒64≪上位10名平均:28分56秒7≫
徳備大輔④29分34秒30
田川良昌④29分36秒41
高嶌凌也④29分38秒94
伊地知賢造①29分38秒99
殿地琢朗③29分43秒64
門田秀利④30分30秒17
主なエントリー漏れ:
中西・藤木選手の2大エースに、スピードがついてきた河東・木付・臼井・島崎選手に、ロードに強い殿地選手ら主力選手は順当にエントリー。他、レギュラー争い上では中西唯・門田選手といったところがやや意外なエントリーだったでしょうか。
全日本駅伝ではもう少しつながり切らなかったですが、強い選手は揃っています。主力がうまく流れを作れば十分上位争いができる存在です。
星 岳④28分20秒63
小野寺悠④28分30秒17
遠藤大地③28分34秒88
鳥飼悠生④28分51秒64
中村風馬③28分52秒37
橋本尚斗③28分52秒73
小野隆一朗①29分16秒36
増田 空④29分26秒46
細谷翔馬③29分42秒34
山根昴希④29分47秒67≪上位10名平均:28分50秒6≫
山田一輝②29分59秒24
寺嶌渓一③30分09秒59
森田瑛介③30分32秒59
新井大貴②30分35秒08
三原魁人③30分36秒40
北野開平②30分37秒84
主なエントリー漏れ:谷村龍生④293487
帝京大は今年往路で上位争いをしたメンバーがそのまま入りましたね。4年星・小野寺選手に、一番の成長株の鳥飼選手。遠藤選手が戻っていれば今年も非常に楽しみです。他にも最終学年で飛躍の増田選手に、ルーキー小野選手らが楽しみ。
選手層は比較的やや薄い印象があるのと、例年山が不安定な面がありますが、試合出場数はやや少なめ。今年も隠し玉がいて、強豪校崩しできるかもしれません。
イエゴン ビンセント②27分38秒48
丹所 健②28分39秒63
内田 光④29分02秒34
芳賀宏太郎③29分07秒82
宗像 聖②29分13秒94
加藤純平④29分15秒39
荒井雄哉④29分22秒94
善田修平②29分29秒85
佐伯 涼④29分29秒87
杉崎 翼④29分33秒45≪上位10名平均:29分05秒3≫
熊谷真澄④29分38秒27
三浦瞭太郎③29分38秒23
林 優策①29分57秒26
川畑昇大①29分58秒43
村松敬哲①5千14分01秒00
ルカ ムセンビ②28分20秒09
主なエントリー漏れ:山谷昌也②282936中島哲平④285136堀畑佳吾②293827
エントリー段階では首をひねってしまったのが東京国際大。ビンセント・ムセンビ選手両留学生と、日本人エース丹所選手はエントリーされましたが、全日本駅伝出走した2年生2名とキャプテンの選手が外れてしまいました。
主力になるだろう芳賀・内田・佐伯選手あたりは、まだ今季はいいレースがない中で本戦を迎えることになります。宗像選手ら楽しみな若手の台頭はありますが、シード権争い凌げるかどうかといったところです。
手嶋杏丞③28分17秒58
櫛田佳希②28分19秒77
児玉真輝①28分22秒27
小袖英人④28分29秒88
富田峻平②28分35秒41
鈴木聖人③28分36秒16
長倉奨美④28分36秒54
小澤大輝②28分38秒63
村上純大④28分40秒61
大保海士④28分40秒92≪上位10名平均:28分31秒7≫
漆畑瑠人②28分53秒09
樋口大介④28分53秒33
金橋佳佑③28分56秒70
丸山幸輝③28分58秒13
前田舜平④29分03秒35
加藤大誠②29分08秒05
主なエントリー漏れ:
もともと選手層が厚く、全日本駅伝以降”4強”と数えられている明治大。エントリー時点ではほぼ完ぺきなエントリーといってよいでしょう。28分台14名は凄い。手嶋・櫛田・小袖選手ら主力選手に、期待のルーキー児玉選手、そして怪我の回復途上とはいえ鈴木選手がひとまず間に合ってエントリー。
他にも主力と変わらない成績を持つ富田・長倉・小澤選手にロードに強い村上・大保・金橋選手ら10区間走れる選手で埋まります。あとは山下り前田選手に前回2区加藤選手の復調が間に合えば本格的に優勝を狙えます。
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中谷雄飛③27分54秒06
太田直希③27分55秒59
井川龍人②28分12秒13
宍倉健治④28分16秒95
山口賢助③28分20秒40
鈴木創士②28分40秒24
菖蒲敦司①28分58秒10
北村 光①29分00秒51
千明龍之佑③29分00秒57
室伏祐悟③29分04秒18≪上位10名平均:28分32秒2≫
半澤黎斗③29分04秒24
辻 文哉①29分08秒11
向井悠介③29分25秒34
小指卓也②29分42秒82
吉田 匠④29分58秒90
諸冨 湧①5千14分07秒20
主なエントリー漏れ:渕田拓臣④
主力選手が強い早大も強豪校を崩していける存在。日本選手権で27分台をマークした中谷・太田選手といった両3年生の存在に、急成長中の井川・宍倉選手、これにロード型の山口・鈴木選手もトラックの記録を短縮してきました。
他ではルーキーながら距離に対応できているという辻・諸冨選手や、吉田主将も虎視眈々と長い距離を準備中です。あとは日本選手権5000m出場の小指選手と、怪我で全日本駅伝を外れた千明選手が間に合えば、目標の3位以内のその先を目指せます。
田澤 廉②27分46秒09
白鳥哲汰①28分14秒86
青柿 響①28分20秒42
鈴木芽吹①28分23秒87
花尾恭輔①28分30秒48
伊東颯太④28分34秒91
山野 力②28分36秒18
加藤 淳④28分36秒59
小林 歩④28分38秒75
石川択慎③28分45秒94≪上位10名平均:28分26秒8≫
酒井亮太②28分53秒87
花崎悠紀③29分25秒48
神戸駿介④29分28秒02
円 健介②29分30秒30
唐澤拓海①29分36秒29
佃 康平③30分18秒54
主なエントリー漏れ:赤津勇進①283064、江口大雅④291051、小島海斗④293991
全日本大学駅伝優勝の駒大は1万m上位10名平均がトップの28分26秒8!やはり強いですね。27分台大エースの田澤選手に、ルーキー鈴木・花尾選手、4年生好調の加藤・小林・伊東選手、2年生成長中の山野・酒井選手らが引っ張ります。
残念ながら前回4区小島選手に、11月に1万m28分30秒を記録した赤津選手が外れてしまいましたが、神戸主将が間に合ったのが朗報。さらに直前にチーム2番3番の記録を出した白鳥・青柿選手らが不気味。やはり久々の優勝を狙える戦力を保持しています。
フィリップ ムルワ②27分50秒43
福田悠一④28分19秒26
原富慶季④28分49秒57
嶋津雄大③29分01秒84
吉田悠良①29分17秒48
山森龍暁①29分21秒12
小野寺勇樹③29分27秒14
葛西 潤②29分32秒68
石津佳晃④29分34秒46
濱野将基②29分39秒74≪上位10名平均:29分05秒3≫
横山魁哉②29分40秒65
永井大育③29分43秒94
森下 治①29分58秒98
鈴木渓太④29分59秒88
三上雄太③30分12秒58
緒方貴典②30分13秒87
主なエントリー漏れ:鈴木大海④291608、新家裕太郎②291522、桑田大輔①291648
2年連続シード権獲得を狙う創価大も4年生が強く集大成の年なのですよね。大エースムルワ選手に迫る勢いがある福田選手が2本柱。他ではロードに強い石津選手や、山下りに自信を持つ鈴木渓選手あたり。彼らがチームを引き上げます。
2年連続出走の鈴木大選手が外れたのは痛いですが、前回10区区間新ヒーロー嶋津選手や期待の成長株葛西・濱野選手、激坂王に輝いた三上選手ら新たな戦力も育ってきています。十分に前回の9位を上回る戦力となっています。
西山和弥④28分03秒94
宮下隼人③28分37秒36
吉川洋次④28分53秒51
野口英希④28分56秒48
清野太雅②29分03秒59
九嶋恵舜①29分05秒99
小田太賀④29分09秒53
前田義弘②29分14秒42
大澤 駿④29分16秒92
久保田悠月②29分19秒26≪上位10名平均:28分56秒6≫
佐藤真優①29分24秒06
村上太一①29分26秒32
腰塚遥人③29分44秒62
蝦夷森章太③29分46秒16
児玉悠輔②29分56秒20
松山和希①5千13分48秒80
主なエントリー漏れ:鈴木宗孝③291789、田中龍誠④292002、及川瑠音②293616
2年ぶり箱根路3位以内復帰を狙う東洋大。5区山登り区間記録保持者の宮下選手が走力アップし控える中、やはり4年生ら主力の上級生の調子が大きく左右されますかね。復調のきっかけは掴みつつある西山選手がどんな走りをするかは、かなり大きく東洋大の浮沈を左右するはずです。
若手はルーキー松山・佐藤選手に、成長中の前田・児玉・清野選手が控えます。4年生堅実の大澤選手、3年生腰塚選手も面白い存在。あとは全日本怪我欠場の蝦夷森・吉川選手が間に合うか…。未知数な面もありますが、上位争い不気味な存在なのは間違いないです。
清水颯大④28分39秒54
伊豫田達弥②28分39秒17
野村優作②28分43秒49
牧瀬圭斗③28分45秒10
鈴木尚輝③28分46秒79
小島優作③28分55秒42
原田宗広④28分56秒93
石井一希①28分58秒54
吉岡智輝③28分59秒08
人見隆之③29分06秒81≪上位10名平均:28分50秒3≫
西澤侑真②29分11秒29
近藤亮太③29分13秒93
津田将希③29分17秒32
真砂春希④29分27秒91
矢野直幹④29分36秒89
三浦龍司①5千13分51秒97
主なエントリー漏れ:野口雄大④285897、内田柾冶①302497
ここから予選通過校ですね。見事トップ通過を果たし、全日本でも8位シード権獲得の順天堂大。野口選手が外れたのが残念ですが、注目ルーキー三浦選手に、持ちタイムトップの清水選手にここにきてエース的存在となってきた野村・西澤選手ら2年生の選手がしっかりとエントリー。
他にも吉岡・近藤選手ら長い距離に強い選手に、成長株の牧瀬・鈴木選手ら、もう一人注目ルーキーの石井選手ら選手層が厚くなってきています。往路・山登りしっかりと繋いでいければ、シード権の復帰が見えてきます。
吉居大和①28分08秒61
千守倫央②28分15秒40
三浦拓朗③28分20秒13
森 凪也③28分22秒28
三須健乃介④28分36秒65
井上大輝③28分47秒62
助川拓海②28分49秒58
伊東大翔①28分59秒59
中澤雄大②29分00秒40
池田勘汰④29分06秒19≪上位10名平均:28分38秒5≫
園木大斗①29分06秒35
加井虎造④29分08秒09
川崎新太郎④29分08秒56
手島 駿③29分08秒91
畝 拓夢④29分18秒23
若林陽大②29分26秒74
主なエントリー漏れ:大森太楽④283566、矢野郁人④292616
久々のシード校復帰に手ごたえを感じているのは中央大でしょう。トラックの上位10名平均28分38秒は強豪校のチームと何ら変わりありません。注目ルーキーの吉居選手の底知れないポテンシャルにも勿論期待ですが、役者が揃っています。
3年生主力の森・三浦選手に、4年生往路経験者の三須・池田選手、前回山を担当している畝・若林選手も順調です。前回8区9区の選手が外れたのが残念ですが、成長株の手島・中澤選手やそのほか井上選手ら直前の記録を出した選手が穴を埋めてくるか。どこまで湧かせられるか楽しみです。
菊地駿弥④28分08秒25
砂岡拓磨③28分24秒48
菅原伊織④28分31秒46
梶川由稀④29分15秒22
宮下璃久③29分18秒46
雲井崚太④29分24秒91
貴田勇斗④29分34秒53
藤井正斗②29分36秒87
山中秀真①29分37秒07
野村颯斗①29分39秒37≪上位10名平均:29分09秒0≫
山本唯翔①29分42秒85
熊谷 奨②29分46秒20
新井颯人①29分49秒19
小島 拓②29分51秒75
山本 樹①29分54秒16
堀越大地①29分54秒70
主なエントリー漏れ:松尾鴻雅③291327、大里凌央④292867
驚きの3位通過となった城西大は、エースが強力ですね。強豪校のエースとも引けを取らない走りをするようになった菊地・砂岡選手に、スピード抜群の菅原選手ら3名が大きく抜けていますね。彼らでどこまで貯金を作れるか。
4番手からは一部中堅選手のエントリー漏れで差がありますが、梶川・宮下・雲井選手ら上級生の選手、山本唯・山中選手ら数多くエントリーされた1年生の底上げがどこまでできるか。シード権争い残るのに流れを繋いでいきたい。
西方大珠③28分48秒28
川口 慧③28分48秒33
北﨑拓矢④28分57秒30
宇津野篤①29分00秒44
呑村大樹③29分02秒58
落合葵斗③29分04秒85
横澤清己③29分12秒95
小林政澄①29分17秒33
高橋銀河①29分21秒45
安田 響③29分23秒68≪上位10名平均:29分05秒7≫
井手孝一④29分25秒83
佐々木亮輔①29分28秒40
巻田理空①29分37秒83
鈴木玲央②29分45秒25
菊池夏規④29分49秒02
小林篤貴①29分50秒57
主なエントリー漏れ:小笠原峰士④285971、島崎昇汰②290115
毎年4年生が中心となる神奈川大はいつもと違う様相。3年生と1年生のエントリーが非常に多くなっています。3年生は前回箱根出走の西方・川口・安田選手に、新戦力の呑村・落合選手が絡んでいます。1年生は予選好走の宇津野・高橋・佐々木選手以外にも3名の選手がエントリー。楽しみなルーキーがいます。
4年生は頼りになる井手選手以外がどこまでまとめるか。予選出走の小笠原選手が外れ、代わりに北崎選手が間に合った模様。2年生はロードに強い鈴木選手のみ。いつもと違う編成が、良いきっかけになるか。
ライモイ ヴィンセント③27分39秒80
荻原陸斗③29分00秒79
三代和弥③29分18秒42
山本龍神①29分20秒49
清水拓斗③29分22秒79
木樽杏祐③29分28秒33
鈴木大介④29分33秒45
綱島辰弥②29分37秒71
中西真大①29分38秒07
杉本日向④29分38秒74≪上位10名平均:29分15秒8≫
長谷川潤③29分38秒77
島村広大③29分42秒83
清水悠雅②29分47秒24
加藤直人④29分47秒29
曽根雅文④29分53秒22
孝田拓海④29分59秒63
主なエントリー漏れ:福井大夢②294482、遠入 剛①302451
国士舘大は大エースのライモイ選手がまず注目。万全なら箱根2区でおそらく66分前半以内はターゲットにできるはず。この貯金が大きい。彼を活かす往路の人材難が懸念されてきましたが、ルーキー山本選手に、前回1区の荻原選手、3年生の清水・木樽・三代選手ら候補は出てきましたが、彼らがどこまで食い下がるか。
山は楽しみが多く、6区で貯金期待の曽根選手に、前回も希望していた2年清水が成長中。他にも綱島・長谷川選手ら波に乗れば走れそうな選手がいます。往路の位置次第では、久しぶりのシード校復帰も見えてきます。
池田耀平④27分58秒52
名村樹哉②28分46秒96
大内宏樹③28分48秒95
森下滉太④28分51秒26
嶋野太海④28分52秒96
大内一輝④28分57秒85
野上翔太④28分59秒43
亀田優太朗④29分01秒81
福住賢翔④29分01秒90
岩室天輝④29分15秒46≪上位10名平均:28分51秒5≫
村越凌太②29分24秒47
菅沼隆佑④29分31秒27
岡嶋 翼③29分33秒43
佐藤慎巴③29分35秒01
盛本聖也②29分54秒86
藤本珠輝②30分14秒18
主なエントリー漏れ:齋藤晃太③290788、太田哲朗④291612
日体大は、大エースがまずは注目なのですよね。池田選手が全日本駅伝でごぼう抜き、そして日本選手権で1万m27分台!駅伝は1区のイメージですが、満を持して2区で上位争いか。続くランナーとの差が課題でしたが、11月以降の記録会は須吾方。
前回出走者の野上・大内・嶋野選手に、新戦力候補の森下・大内選手が好記録で7名が28分台!続く岩室・福住・村越選手らも29分少しで続いていますし一気に戦力が厚く!これに前回山登りの藤本選手がどこに入るか。シード権復帰に向けて士気が高まっています。
森山真伍④28分28秒30
ポール オニエゴ③28分30秒00
遠藤悠紀④28分58秒01
松倉唯斗③29分10秒44
坪井海門③29分12秒02
瀬戸祐希④29分17秒41
新本 駿①29分17秒59
日影優哉④29分24秒24
伊東大輝②29分35秒93
木山達哉②29分37秒02≪上位10名平均:29分09秒0≫
渡辺晶紀③29分37秒85
篠原 楓②29分47秒47
島津裕太①29分47秒70
星野一平②29分48秒83
矢島洸一③29分58秒55
荒井祐人④30分00秒07
主なエントリー漏れ:ボニフェス ムルア②280810、橘田大河②291822、斎藤有栄④293827
2年ぶり復帰の山梨学院大!2大エースが、今年になて一気に力をつけた森山・オニエゴ選手。彼ら2人は強豪校ともそうは見劣りをしません。他がどれだけ続くか。全日本では4年瀬戸、3年坪井・松倉、1年新本選手らが経験を積みました。
一部有力選手がエントリーから外れましたが、長い距離に強い遠藤・日影選手に、ついに復帰してきた3年渡辺・矢島選手らが穴を埋めることができるか。スピードランナーが増えている中、どこまで戦えるでしょうか。
鎌田航生③28分33秒25
松本康汰②28分56秒35
河田太一平②29分06秒76
川上有生②29分06秒97
田辺佑典④29分21秒81
宗像直輝①29分32秒38
清家 陸③29分34秒09
奥山智広④29分39秒53
糟谷勇輝④29分48秒51
須藤拓海④29分49秒40≪上位10名平均:29分20秒9≫
久納 碧③29分53秒46
中園慎太郎②29分56秒96
中光 捷③30分38秒81
古海 航④30分40秒12
稲毛祟斗①30分56秒07
徳永裕樹②5千14分31秒80
主なエントリー漏れ:河野祥哉③294640、鈴木 快④294805、内田隼太②302391
箱根予選では高速化する中、後半型のシフトで最後に枠に入ってきた法政大・一部メンバーの入れ替わりがありましたが、予選より4年生が増えてきたのが朗報でしょうか。
大エースとなりつつある鎌田選手は1万m28分33秒まで走力アップ。これに清家選手も続きます。復調途上の2年河田選手で3本柱でしたが、松本・川上選手が育ってきましたかね。他ルーキー宗像選手に、田辺選手ら4年生の選手で層も予選よりは厚いか。高速化に食らいつければ、シード権の取り方は知っています。
ラジニ レメティキ②27分51秒91
吉原遼太郎④28分56秒37
合田 椋③28分58秒72
新井遼平③29分03秒90
吉村 陸②29分11秒64
石川佳樹④29分16秒75
佐藤広夢③29分18秒56
兒玉陸斗③29分23秒20
工藤 翼②29分23秒65
江口清洋②29分25秒97≪上位10名平均:29分05秒9≫
佐々木虎太郎②29分27秒97
青柳拓郎④29分30秒88
関根大地②29分47秒27
竹蓋草太③29分47秒57
山崎晃志郎③29分50秒61
桐山 剛③30分03秒15
主なエントリー漏れ:清水崚汰④294401、高橋達彦③295022
記録会では苦戦もあった拓殖大ですが、メンバーはいいのですよね。大エースレメティキ選手は、今年の箱根2区区間賞候補。まずは稼ぎにいきます。これに年々強くなってきた4年吉原選手、新戦力候補となっている合田・新井・佐藤・桐山選手ら3年生が楽しみですね。
主力ながらもがいている前回山登りの石川選手に、竹蓋・兒玉・佐々木選手が勢いを取り戻すことができれば、予選9位通過ながら、一気にシード権が見えてきます。
辻 海里④29分22秒39
服部友太③29分38秒68
水谷勇登①29分38秒83
金久保遥③29分39秒68
茅野雅博④29分40秒14
高瀬 桂②29分45秒82
国増治貴②29分45秒96
成島航己②29分50秒25
南美空翔③29分52秒16
吉岡拓哉②29分53秒92≪上位10名平均:29分42秒7≫
佐々木詩音③29分59秒37
粟江倫太郎①30分00秒35
大石 亮④30分10秒20
南 里樹②30分38秒55
野下稜平①30分39秒89
木村暁仁①5千14分11秒96
主なエントリー漏れ:横山佑羽③29分41秒04、森島嘉大④30分55秒29
最後の枠は、7年ぶり専修大が勝ち取りましたね。ルーキーながらエースの木村選手と、成長株の2年高瀬選手は関東インカレに出場しそれぞれ存在感を発揮。4年生主将の茅野選手やロード安定している南選手が主力です。
一部復路で力になりそうだった選手のエントリー漏れがありましたが、水谷選手が急成長、予選走っていなかった辻・服部選手、さらに大石選手が間に合ったのが朗報。戦力は厳しいと言われますが、懸命の力走を期待。
村上航太②28分38秒47・上武大学
小島慎也②28分42秒41・中央学院大学
中山凛斗①28分50秒52・立教大学
小坂友我③28分55秒36・日本大学
河村 悠③28分56秒56・亜細亜大学
町田康誠②28分58秒94・駿河台大学
前山晃太郎④29分02秒62・桜美林大学
難波 天④29分10秒41・麗澤大学
大川歩希②29分15秒36・東京経済大学
松川雅虎②29分19秒69・芝浦工業大学≪上位10名平均28分59秒0≫
厚浦大地③29分21秒09・関東学院大
杉浦 慧③29分22秒26・慶應義塾大学
高槻芳照①29分53秒70・東京農業大学
梶山拓郎④29分44秒47・流通経済大学
菊地駿介①30分05秒73・大東文化大学
新田 楓②30分20秒29・育英大学
すでに発表されていますが、持ちタイムが大きく伸びている選手がいますね。立教大中山・亜大河村・駿河台大町田選手が新たな28分台ランナーになり、持ちタイム平均28分台!連合もスピード化。麗澤難波選手は5000mで13分40秒台ですね。
なお、持ちタイムツートップの上武村上・中学小島選手など試合に出場していない選手もいて、メンバー選考はギリギリまで今回も考えるのかもしれません。いずれまた予想してみます。
1位駒大28分26秒8
2位明大28分31秒7
3位早大28分32秒2
4位中大28分38秒5
5位青学28分47秒1
6位順大28分50秒3
7位帝京28分50秒6
8位日体28分51秒5
9位東洋28分56秒6
10位國學28分56秒7
OP連合28分59秒0
11位東国29分05秒3
12位創価29分05秒3
13位神大29分05秒7
14位拓大29分05秒9
15位東海29分06秒1
16位城西29分09秒0
17位山学29分09秒0
18位国士29分15秒8
19位法大29分20秒9
20位専大29分42秒7
試合に出れば記録ラッシュが止まらない。3強とうたわれる青学大・駒大・東海大では駒大がトップの28分26秒と過去最速の数値、さらにダークホースといわれる明治大・早大と協力ルーキーようする中大が28分30秒台。
細かい数値は試合に出る出ないのチームの差がかなりありますので参考ですが、シード校になるには1万m28分台の平均走力は必須となってきているようです。条件が良ければ今年はさらに高速化してくるかもしれません。
青学大・駒大・東海大で3強といわれていたのが、全日本駅伝で明治大を加えて4強、記録会の状況を見て早大や東洋大を加えて6強と評するメディアもありましたが、それだけ力が拮抗してきています。青学大原監督も10区までもつれる可能性があると指摘しています。
それでも中心はやはり連覇を狙う青山学院大となってきています。往路・山・復路とまんべんなく主力選手を配置できるのは青山学院大となってくるのではと思っています。なんだかんだ注目か。これに大エース以外にも育ってきた駒澤大、4年生柱が強い東海大。総合力はおそらくトップの明治大、スピードランナーが不気味な早稲田大がやはり中心でしょうか。個人的には5強としています。
これに主力の復帰があれば東洋大、今年も長い距離でしぶとそうな帝京大、予選ツートップの順天堂大・中央大。全日本駅伝で最後までシード権を争った國學院大…!?なんとこれでシードの10枠が埋まってしまいました。
他ではエースが強いということでは、シード校では創価大・東国大、予選通過校では、城西大・国士舘大・。日体大・山梨学大・拓殖大がいます。構成が読みにくい、神奈川大・法政大・専修大に、忘れてはならない関東学生連合…あ、全チーム出てしまいましたね!
箱根ファンですから全チーム注目していきたいと思います。これから29日区間エントリー発表までのしばらく、1校1校詳細な戦力分析と最終区間オーダー予想をしていきたいと思います。
それではしばらくお付き合いください。