箱根駅伝2021予選会のエントリーも発表され、

いよいよ駅伝モードになってきましたね!

当ブログでは、予選会が行われる17日(土)までに、

予選会に出場するチーム、1チームずつの大まかな展望と戦力分析を行っていきます。

今回はその④

昨年出場ができなかった中で、一気に返り咲くかもしれない可能性があるチーム5校を紹介します。

 

ページコンテンツ

第97回箱根駅伝2021予選会【展望&戦力分析④】早く返り咲くチームはあるか!?

戦力分析は、当ブログ独自のランキングを使って行います。

ランキング

JOKER(10点)~60分19秒(84回:1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(95回:1位、94回:1-2位、93回:なし)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(96回:1-2位、95回:2位、94回:3位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(95回:3-8位、94回:4-5位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)

上位10名得点:

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

約40秒ごとにくぎって、点数付けしていきます。タイムに関しては、気象条件にやや左右されますが、例年並みの気象条件として、選手を区切ります。

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[前回予選13位]上武大学

【過去3年間の成績】
96回予選13位11:00:16(ボーダーまで3分30秒差)
95回予選11位10:46:51⇒箱根本戦22位
94回予選9位10:09:42⇒箱根本戦20位

ランキング

S(7点)61分40秒~62分19秒(95回:3-8位、94回:4-5位)
岩崎大洋④29分09秒69≪19:予12位、箱8区22位、18:予83位≫

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
村上航太②28分38秒47≪19:予148位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
坂本貫登④29分17秒38≪19:予18位、箱7区21位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
西村 暉③29分25秒00≪19:予302位、18:予229位≫
吉田勇大③29分38秒85
小澤健太郎③29分39秒98
湯本 樹③29分40秒20

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
阿部爽真②29分46秒09
田波 修④29分50秒93
小川圭斗③29分54秒24
渡辺一輝③29分55秒41≪19:予222位≫
加藤ジョン③30分18秒55

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
青山 澪①29分53秒63

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
今泉裕哉②30分29秒39

上位10名得点:35点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 
 昨年、ついに連続出場が途切れてしまった上武大学。ずっと下位通過を続けていて、よく持ち堪えていたとも言えました。もう一度挑戦する今年、複数の柱が出てきて、新戦力も台頭、再出場に向けて盛り上がってきています。
 
 柱はまずは4年岩崎選手。昨年の予選会で個人12位と大健闘したのち、飛躍的に成長。ここ最近の上武大主力がが壁としていた1万m29分20秒を早々と切ると、丸亀ハーフで61分台の大記録!ホクレンでは5千m13分台をマーク。この調子なら、今年はさらに上位、上武大に大きな貯金をもたらしてくれそうな形だ。
 
 これに筆頭する可能性が出てきたのが2年村上選手。昨年も個人148位でまずまず走っていましたが、伸び盛りの2年は成長スピードも速い。秋になって1万m28分38秒と自己ベストを45秒以上更新する大幅ベスト。チーム内でも断トツトップのタイムだ。ロードでも岩崎選手らに食らいつければ一気に箱根再出場に近づく。
 
 また、直近の大会で29分半ば~後半を出した選手も複数人!一番実力があるのは4年坂本選手。昨年の予選で個人18位と貯金作った選手。一時状態が落ちていましたが、直近29分37秒で戻りつつあります。まずはしっかりと二けた順位、もしくはおそらくするだろう集団走をしっかり引っ張るか。
 
 その集団走も高いレベルでできそうな雰囲気。過去2年間予選会出走しながらも苦しんでいた西村選手が急成長の29分25秒!ここまで来たら過去とも吹っ切れるか。タイム的には3年小澤・湯本・小川選手、2年阿部選手あたりを引っ張れるか。
 
 またハーフの持ちタイム上では、3年渡辺選手が64分台、4年田波・3年加藤選手も65分少しで走破した経験もあります。彼らも中心になって上武大の総合タイムに貢献できそう。4年生の柱がいる今年は再出場チャンス。1年で返り咲く事はできるでしょうか。

[前回予選15位]城西大学

【過去3年間の成績】
96回予選15位11:02:27(ボーダーまで5分41秒差)
95回箱根本戦20位
94回予選8位10:08:50⇒箱根本戦7位

ランキング

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
菅原伊織④28分31秒46≪20:箱3区11位相当、19:全3区2位、予84位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)
菊地駿弥④28分47秒75≪19:全2区12位、予31位、18:箱6区17位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
砂岡拓磨③29分06秒55

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
梶川由稀④29分15秒22
雲井崚太④29分24秒91≪19:予280位、箱7区22位≫
宮下璃久③29分33秒95
藤井正斗②29分36秒87
山中秀真①29分44秒74≪20:全4区11位、19:高3区16位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
野村颯斗①29分39秒37
山本唯翔①29分42秒85
山本 樹①29分54秒16≪20:全4区29位、19:高1区43位≫
堀越大地①29分54秒70

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
熊谷 奨②29分46秒20≪19:予337位≫
石松 明③30分27秒79

上位10名得点:34点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 城西大も1年での返り咲きを狙う大学の一つ、4年生3年生と中堅選手が一名ずつエントリーから漏れてしまったのが痛手ですが、エースと新戦力でカバーできるかどうか。

 4年生に主力がいるのはいいですね。昨年大きな飛躍をした菅原選手は、関東学生連合で3区を走るなどスピードランナー。今年ホクレンでも5千m13分台をマークするなど、健在だ。今回の平坦なコースは菅原選手向き、62分台は充分に狙えるはずだ。

 続くのが、ロードに強い菊地選手。前回の箱根予選でもチームのほとんどが崩れる中、個人31位と健闘していた選手。63分台は勿論、62分台も充分ターゲットにできる実力の持ち主だ。他の4年生は、一度は箱根駅伝を走っている雲井選手、昨年秋以降に大きく走力を伸ばしてきた梶川選手あたりか。彼らが下級生を引っ張れるかは大事になってきます。

 他実力者をあげると3年砂岡選手あたりか。これまで足踏みが続いていましたが、昨年末1万m29分06秒をマークし波に乗って来た。大学でのロードレース経験は少ないですが、どこまでいけるか。またハーフ64分25秒経験の宮下選手も調子を戻してこれれば面白い。

 さて、注目は5名エントリーされた1年生。高校時代に全国的な駅伝で健闘していた山中選手だけでなく、野村・山本唯・山本樹・堀越選手と次々と1万m29分台を達成。もしかすると5名とも出走する可能性もある。さすがに少し不安だが、勢いで駐屯地を走り切ってほしい。

 あとは、昨年夏前に1万m29分台で走り切っていた2年藤井選手の勢いが戻ると心強い。調子が上がってきている新戦力は多く、近年”意外性”というのは城西大が言われることも多い。ここのところ、予想を下回る成績が続いたが、そろそろ上回るかもしれません。

[前回予選16位]東京農業大学

【過去3年間の成績】
96回予選16位11:05:05(ボーダーまで8分19秒)
95回予選16位10:53:49(ボーダーまで7分22秒)
94回予選16位10:18:58(ボーダーまで8分24秒)

ランキング

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)
工藤 颯④28分50秒30≪19:予94位、18:予155位、17:予194位≫
山口 武④28分51秒49≪20:箱2区20位相当、19:予17位、18:予170位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
櫻井亮也④29分02秒77≪19:予68位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
高橋光晃①29分05秒28
平間大貴④29分26秒66≪19:予86位、18:予201位≫
並木寧音①29分59秒19

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
緒方俊亮③29分54秒68
北田大起②29分57秒95≪19:予296位≫
大塚稜介②31分28秒15≪19:予261位≫
高槻芳照①31分16秒13≪19:高校4区20位≫
長谷部慎①31分27秒29≪19:高校6区8位≫
田中莉生①5千14分25秒07

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
奥田祥弥①5千14分32秒36≪19:高校2区22位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
浅海祟志①5千14分53秒71

上位10名得点:31点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 この頁で唯一、長く出場が途切れているチームを入れています、出場できれば7年ぶりとなる東京農業大は、今年から一気にチャンスが広がってくるはずです。中々特徴的なエントリーで4年生と1年生が非常に多いです。

 4年生は元々中心になると言われていた中、昨年特に予選の成績が良かったメンバーがエントリー。昨年驚きの飛躍で、関東学生連合でエース区間2区を務めた山口選手の他、1万m28分50秒チームトップの工藤選手、29分02秒の櫻井選手、前回予選二けた順位でゴールの平間選手がエントリー。

 山口・工藤・平間選手は複数回予選を経験していて、全員個人順位を確実にあげてきています。今年順調なら、さらに貯金が望めるか。過去一度の櫻井選手も成長が楽しみなところだ。

 さて、それから7名エントリーされた1年生の登場となってきます。昨年はチーム上位は良かったものの、中位下位の選手が大失速してしまっていますので、1年生の走りは非常に大事になってきます。

 一番の注目は、高橋選手。持ちタイム29分05秒ということだけでなく、東京国際大入学後すぐに退部退学、実業団コモディイイダに就職し、走力を高めた後、東京農業大に入学という異色のランナーだ。少しトラック型な印象ですが、夏ころは好調をキープ。その走りに注目だ。

 他では、高校時代に1万m29分59秒をマークしている並木選手。5千m14分20秒台の長谷部・高槻・田中選手あたりがどのくらい走れるか。また2年で同じく高校時代に5千m14分20秒台の大塚・北田選手もエントリー。昨年300位近かったその順位がどこまで引き上がるか。

 未知数な面も多いですが、小指現監督になってからスカウトなど再強化中。さらに計算できる4年生が4名いることを考えると、今年中の復帰は充分チャンスはあります。ここ3年予選16位が指定席になっていますが、一気にジャンプアップしていきたい。

[前回予選17位]山梨学院大学

【過去3年間の成績】
96回予選17位11:06:14(ボーダーまで9分28秒差)
95回予選10位10:46:27⇒箱根本戦21位
94回予選4位10:06:21⇒箱根本戦18位

ランキング

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
森山真伍④28分28秒30≪19:予212位、19:箱9区20位、18:予164位≫
ポール オニエゴ③28分30秒00

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
新本 駿①29分17秒59
遠藤悠紀④29分34秒31

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
松倉唯斗③29分10秒44
坪井海門③29分12秒02≪19:予181位≫
瀬戸祐希④29分17秒41
橘田大河②29分18秒22≪19:予236位≫
斎藤有栄④29分38秒27
篠原 楓②29分47秒47

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
大迫太雅④30分03秒56
日影優哉④30分43秒73≪19:予140位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
小野寺陣②30分05秒06
成毛志優③30分17秒56

上位10名得点:38点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 昭和62年の箱根駅伝で初出場した山梨学院大。平成の間に総合優勝を果たすなど彩ったが、前回令和最初の箱根駅伝で、連続出場が途切れてしまった。しかも全くボーダーに絡まない17位は非常にショックだったに違いない。

 今年はトラック5千1万で大幅自己ベスト者が続出して上昇ムード。エントリーでは2人いる留学生のいるうち持ちタイムが良い方、そして今年の箱根駅伝に関東学生連合出走したランナーが股関節の故障で外れてしまいましたが、出場の機運は整いつつあります。

 まず久々日本人エースが誕生していること。4年森山選手が昨年末ハーフ63分06秒をマークして以降急成長!7月の記録会で1万m28分26秒と大爆発!日本インカレでも戦って、いよいよ箱根予選へ臨戦態勢。ロードの主要大会の実績が少ないですが、万全なら62分台は充分マークできそうな様相だ。

 さらにエース候補として話題となっているのが1年生の新本選手。報徳学園高出身も持ちタイムは5千m14分30秒台と中堅の成績でした。それが入学直後から自己ベスト更新、秋には1万m29分17秒と伸ばしてきた。これがロードにも活きれば一気に箱根に近づく。

 他にはロードで手堅いランナーも多い。その中では4年遠藤選手がハーフ63分半ばがベスト。万全ならかせげる一人だ。面白いのが同じ4年日影選手。トラック1万mは30分後半で足踏みも、ロードは渋い走りをする選手。65分台は充分行ける選手。大迫選手も同じくらいのタイムがベスト、チームの底上げに貢献しそうだ。

 また伸び盛りの2年生もいますね。篠原選手は64分57秒がベストで、最近1万mも29分48秒とのばしてきました。昨年予選会に出走している橘田選手はなんと29分18秒!無名だった小野寺選手も一気に30分05秒、彼らの走りは非常に大事になってきそうだ。

 ポイントとなるのは、松倉・瀬戸・坪田・齋藤選手らスピードランナーたち。山学大にしては非常に多くなってきている。齋藤選手が64分19秒のベストはありますが、あとはまだ未知数面も多い。

 中距離から転向の瀬戸選手、昨年は181位と力になれなかった坪田選手対応できているかどうかで、かなり順位が左右されるはずだ。立川駐屯地はスピードランナーにはやりやすい印象ですが、粘ることができるか。

 あと敢えてラストに紹介するオニエゴ選手。入学時はチーム内でも目立たなかった程、走力的には他の大学にいる大エース的な留学生に劣っていました。それが1万m28分30秒まで伸ばしてきました。同チーム内の留学生が欠場で巡ってきたチャンス。入学時の周囲の評価を見返す走りができれば…!

 山学大としては久々に上昇機運なのは確か、しっかり走り切り2年ぶり通過圏内にチームを浮上させたい。

[前回予選18位]大東文化大学

【過去3年間の成績】
96回予選18位11:06:22(ボーダーまで9分36秒)
95回予選7位10:42:16⇒箱根本戦18位
94回予選2位10:05:46⇒箱根本戦16位

ランキング

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)
片根洋平③28分49秒33≪19:予97位、箱8区20位≫
倉田 蓮②29分13秒24≪19:予130位≫
三ツ星翔④29分13秒95≪19:予82位、箱7区8位、18:箱10区19位、17:予130位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
井田 春②29分15秒51≪19:予282位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
大野陽人②29分19秒67
蟹江翔太②29分21秒17≪19:予199位≫
久保田徹①29分38秒19
菊地駿介①30分05秒73≪19:高校4区4位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
金田龍心②29分55秒59≪19:予263位≫
寺田健太郎④30分12秒01

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
谷口辰煕②30分15秒82
稻留涼斗④30分26秒42≪19:予259位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
藤崎将匡③30分33秒34
北川慎一郎③30分44秒99

上位10名得点:35点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 年々予選通過順位が下がり、昨年久々に予選落ちした大東文化大。ただ、当時の4年生の不調もあったとはいえ、全くボーダーに届かない18位はちょっと驚きでした。10人通過速報でも、待てども大東大のランナーが来ないという…。この成績不振もあり、10年以上率いてきた監督が退任し、コーチだった馬場氏が監督へ昇格。今回の予選はその初陣になります、

 昨年は、多くのルーキーが出走し、2年になりちょうど伸びてきている最中です。ここまで一番実績が高いのは倉田選手。前回の予選130位は同学年チーム内トップ、その後1万mのタイムも29分13秒にまで短縮。順調ならかなりの飛躍が見込まれる。

 それ以外は横一線の印象ですが、直近の記録会なら金田選手が29分台自己ベスト。同組で
29分前半の自己ベストの井田・大野選手が30分少しでまとめていてここから上がってきそうな気配でした。あとは前回200位以内に入っている蟹江選手が状態が上がってくると心強くなります。

 またルーキーも楽しみな選手がいて、直近の大会1万m29分38秒を出した久保田選手、同30分05秒の菊地選手は高校駅伝で主要区間の4区で区間4位の事績がある選手。彼らが長距離に対応できていればぐっと選手層が厚くなってきます。

 彼らをまとめたい上級生がちょっと頭数が少なくなっているのが気がかりかなぁ…。前回の箱根駅伝で関東学生連合で出走していた選手が不調で外れてしまったのが痛手。ロードでいぶし銀の走りをするランナーだったが…。

 その中で楽しみなのが3年片根選手。昨年末1万m28分49秒をマーク、直近でもチームトップだった。またいぶし銀と言えば、4年生三ツ星選手が29分13秒とベスト更新したばかり。最終学年は主力としてチームを引っ張る存在だ。

 そのほかはやや選手層が薄いのは否めないが、一人雑草魂の4年寺田選手がどこまでいけるか。4年生になって正式部員となった彼の最初で最後の挑戦は果たして叶うのか…。下級生中心で選手層はやや不透明なのはありますが、最近は成長スピードが速い選手は本当に早くなっています。大東大のV字回復はあるのか注目したい。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。