【総合結果】全日本大学駅伝2019/記録・速報まとめ~5強の争いどうなった!?

第51回全日本大学駅伝2019のレース模様、結果や振り返りを行います。

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全日本大学駅伝2019【レース模様】

1区速報

1㎞2分57秒も、3㎞9分07秒、5㎞15分20秒の超スローペースに。5㎞まで一団で進みます。

5.7㎞東洋・渡邊選手がペースアップ。東北福祉大と第一工大が遅れだす。

5~6㎞2分55秒とアップ。このペースに、関西学院大石井、京産大宮下選手と有力ランナーが遅れる波乱となります。7㎞までに環太平洋大も遅れます。

7㎞で今度は明大小袖選手が先頭に。日体池田選手ら他の有力スピードランナーも前に出てきます。

7.2㎞小袖選手がスパート!一時5mほど前に出ますが、東洋渡邉・東海小松選手らが追いついて逃がさない展開。城西荻久保、駒大大聖選手らもしっかり食らいつく。國學院島崎選手はやや遅れる。

8㎞過ぎて第一集団は9人ほど、そこから、城西荻久保選手が一気にスパート!一気に単独トップに立つ。2位争い駒大大聖東海小松、少しの差で4位集団順大らとなる。

1位荻久保選手が昨年の2区に引き続き区間賞、2位駒大8秒差、3位東海4位順大

さらに明大東洋青学日体で20秒差、中学のあと地方の新潟・立命館も。國學院はやや出遅れここからエースがスタート。24位のチームまで1分17秒、最下位福祉大も2分07秒と非常に僅差の勝負となりました。

1区終了時
5強のみ
駒大
東海+1秒
東洋+8秒
青学+10秒
國學+20秒

2区速報

トップは城西菊地選手がキープ。最初の1㎞で2位を14秒まで引き離しまいたが、3㎞で5秒まで縮まる。

2位争いは駒大小林東海西川順大橋本選手、5位集団東洋大澤明大國學青学立命館あたりとなっています。

4㎞過ぎ、城西に追いついた瞬間、順大橋本選手がスパートして単独トップに。2秒程リードを取る。2位は駒大東海、4位城西。10秒あまりで國學院浦野青学岸本明大手嶋選手、東洋大澤立命高畑選手がやや遅れてます。

7㎞城西大が後退、4位に国学浦野選手が青学岸本選手を引き連れるようにしてあがっていく。後ろ明大は7位に後退しています。8位争いは東国大早大皇學館大が、東洋立命館を捉えて浮上して生きています。

浦野選手はさらに東海西川選手を捉えます。これで9人抜きで3位浮上。その浦野選手を、なんと東国伊藤選手が捉え3位浮上、さらに駒大小林選手も捉え2位浮上、伊藤選手が爆走

なお、8.5㎞過ぎトップ順大橋本選手が、交代する白バイにつられ、コースアウトするアクシデントがありました。3秒差に東国駒大、4位集団城西國學青学東海、8位争い早大皇學館東洋立命館、11位明大へ。

残り1㎞東国伊藤選手が苦しい表情ながら、2位以下をじわじわ広げる。2位争いは駒大順大、4位國學青学、6位東海城西、8位早大9位立命10位東洋に。國學院はトップに立てないと苦しいがどうなるか。

1位東国大、2位駒大11秒、3位順大13秒、4位國學18秒、19位青学21秒、6位東海城西23秒、8位早大32秒、9位立命36秒、10位法大東洋38秒、12位皇學館47秒、13位拓大49秒、

14位明大1分25秒、15位中学1分30秒、OP日本1分40秒、16位帝京1分45秒、17位日体1分53秒、18位関学2分16秒

19位愛工大2分52秒、OP東海2分56秒、20位新潟3分10秒、21位第一3分41秒、22位IPU3分55秒、23位京産大札学4分04秒、25位福祉6分07秒

5強
駒大
國學+7秒
青学+10秒
東海+12秒
東洋+29秒

3区速報

東国芳賀選手がしっかり逃げる、単独2位に順大清水選手浮上、3位駒大神戸選手

東洋相澤選手は1㎞2分40秒で通過、すでに9位浮上、早大中谷選手が目の前へ。そして1.8㎞8位東洋相澤選手が浮上します。

2.5㎞3位争いに変化、城西菅原国学藤木選手が駒大神戸選手に追いつく。さらに後ろから東洋相澤選手が、青学神林駒大神戸選手を交わしていく本当に早い

4㎞過ぎ順大清水が東国芳賀選手を捉えトップに。3位は國學藤木駒大神戸、直後に東洋相澤、6位城西菅原選手、7位東海塩澤選手かなり後退し早大中谷選手が背後、かなり後ろに立命前川拓大赤崎選手ら

東洋相澤選手が止まらない。5㎞までに國學・東海を交わし、5.5㎞で東国芳賀選手を捉え2位に。相澤選手の5㎞通過は13分44秒と、区間記録を30秒以上超えるペースに。

6.4㎞ついに相澤選手が順大清水選手を捉えトップに!40秒のビハインドを中間点すぎに埋めていきました。

相澤選手がどんどん飛ばし、残り3㎞を通過。酒井監督から「休みな!」という激が飛びます。10㎞通過は27分40秒を切るあたりでとてつもないペース。遥か後ろに2位順大3位東国、4位東海城西、6位青学が見える。

 駒大は単独10位へ大きく後退。瀬古さんによると「1㎞地点で足をひねった」ということ。

 また2位順大に、3位東海城西が浮上、東国大は5位へ。6位青学に7位争い早大拓大立命?が迫ってきています。相澤選手は最後まで素晴らしい走り、ガッツポーズでトップ中継所に駆け込みます。

1位東洋、2位城西東海39秒、4位順大42秒、5位東国49秒
6位拓大1分05秒青学、8位早大1分11秒、//9位國學1分25秒
10位駒大1分44秒、11位立命1分58秒、12位法大2分04秒

13位帝京2分31秒、14位日体2分35秒、15位明大2分58秒
16位関西学院3分01秒、OP日本選抜3分05秒、17位中学3分22秒
18位皇學館3分35秒、19位愛工大5分56秒、OP東海選抜6分01秒

20位札学6分41秒、21位環太6分57秒、22位新潟7分07秒
23位京産7分19秒、24位第一8分、25位福祉10分以上(繰り上げ)

5強
1位東洋
3位東海+39秒
7位青学+1分07秒
9位國學+1分25秒
10位駒大+1分45秒

4区速報

2位争いは東海西田選手が抜け出す、3位城西松尾4位順大小畠が争っています。気持ち、先頭のとの差が詰まってきているように見えます。

4㎞過ぎ、5位争いは東国相沢に早大千明選手が追いつく、青学鈴木がその直後やや遅れ気味、7位拓大佐々木選手も後ろに見える展開。

2位東海西田選手は5㎞14分09秒と突っ込んでいます。先頭東洋今西選手は14分20秒。なので28秒差となっています。

6㎞通過
1位東洋、2位東海26秒、3位城西39秒、4位順大42秒
5位早大東国1分00秒、7位青学1分09秒、8位拓大1分12秒
9位國學1分29秒、10位駒大1分44秒、11位立命2分14秒、12位法大2分28秒

東海西田、早大千明選手が快調に飛ばす。あとはあまり差がついていない感じです。

青学鈴木選手は7位であえぐように走る。3秒差に迫られた拓大は何とか突き放しています。そして9㎞過ぎ6位東国相沢選手を何とか捉えそうなところに上がります。

その前、早大千明選手が、順大小畠選手を交わして4位に浮上。箱根予選敗退の城西大が3位、予選9位ギリギリ通過の早大が9位とサプライズとなっています。

10㎞を超えてもトップ今西選手は安定はした走り、東海西田選手は25秒差から変わらない形に。なお、後ろ國學中西選手が7位に浮上、青学鈴木選手が8位に後退します。

1位東洋、2位東海25秒、3位城西54秒、4位早大1分14秒
5位順大1分23秒、6位國學東国1分31秒、8位青学1分37秒//
9位拓大2分12秒、10位駒大2分33秒、11位立命2分52秒、12位法大3分00秒

13位帝京3分31秒、14位中学3分35秒、15位日体3分45秒
16位明大4分09秒、17位関学4分13秒、OP日本選抜4分49秒
18位皇學館5分53秒、19位愛工大7分58秒、OP東海選抜8分24秒

20位札学9分36秒、21位環太9分45秒、22位京都産業9分48秒、
(以降繰り上げ)23位第一10分10秒、24位新潟、25位福祉

この区間の後半から日差しが強くなってきます。

5区速報

 東洋西山選手1㎞2分48秒で通過、ここまでは万全。後ろ1.5㎞では國學青木東国真船選手が、順大藤曲選手を交わして5位に浮上。前を追っていきます。さらに4位早大太田選手もあっという間にとらえ、2.5㎞地点で青木・藤曲選手が4位にあがっていきます。

4位争い青木選手が8分20秒で3㎞通過。4㎞ほどで藤曲選手が集団を引っ張り出す。3位城西大里選手がかなり近づいてきています。

2位東海市村選手8分24秒で3㎞通過。前の東洋西山選手とはさほど差は変わってないか。

6㎞ほど、西山選手は日差しで表情がきつくなり汗をかきますが、ペースは落ちていない。5㎞14分10秒台。ただ、練習量が心配とのこと。

その心配は現実、一気に2位市村選手との差が詰まってきて、8.4㎞地点で3秒差に。気温も直射日光で21.4度まで上がる中、両者の調子の差が出始めています。

8.9㎞地点東海市村選手が追いつき前へ、ただ西山選手もここは意地で食らいつく。なお3位争いは城西大が後退、順大藤曲早大太田が3位争い、國學青木選手はここで後ろに下がり始める。

なお城西大はさらに後退、6位青学吉田7位東国真船選手が浮上、城西は8位に後退する。吉田選手は9㎞26分19秒。

トップ争いは9.5㎞で決着、市村選手が単独トップに。市村選手の調子がいい。3位争いは10.7㎞地点で順大藤曲選手が浮上、5秒差で國學青木早大太田選手が粘る。駒大大成選手はは拓大吉原選手を交わして9位浮上、8位城西はまだ見えてきません。

 12㎞手前、1位東海2位東洋との差は15秒へ、しっかりとした足取りで中継所に飛び込んでいきます。

1位東海、2位東洋19秒、3位順大22秒、4位國學29秒、5位早大40秒
6位東国青学59秒、8位城西1分40秒//9位駒大2分05秒10位拓大2分46秒
11位立命3分27秒、12位法大3分30秒帝京、14位中学3分42秒

15位日体4分30秒、16位明大4分44秒、OP日本選抜4分58秒
17位関学6分30秒、18位皇學7分37秒、

6区速報

1位東海郡司選手、目測東洋前田選手は詰めたか、順大西澤選手は同じくらい…第1移動車から7位までがしっかりとらえられる展開。青学中村選手の状態がよく、東国を交わして、早大國學院と5秒差に縮まってきています。

4㎞で青学中村選手が國學早大を捉えて4位へ浮上。3㎞8分25秒の通過で区間記録より速いペース。19秒前に順大西澤選手が健闘しています。

5㎞地点で1位東海、2位東洋が17秒、3位順大が29秒、4位青学大らは45秒ほどか。郡司選手が切り替えて、少しずつ後ろとの差を広げつつある。

7㎞手前、東洋前田選手が苦しい表情になり失速気味、順大西澤選手が順調で2位浮上。前田選手は西澤選手につけず、遅れてしまう。また駒大加藤選手が8位浮上、城西西嶋選手が9位へ落ちる。また、早大が青学国学につけず6位に後退しています。

9㎞を過ぎても東海郡司選手はトップを会長に走る。2位順大の後、3位青学國學が浮上!5位東洋が後退します。なお、9.6㎞で中村選手が単独3位、4位に國學中西選手となります。

11㎞2位順大の後ろ青学が見え始める。青学は7区にエースを置いていて、面白い展開になりそうだ。東洋は失速し、6位早大が11秒差に迫ってくる。駒大加藤は、城西を突き放し、前の東国まで30秒差まで詰めてきています。

1位東海、2位順大54秒、3位青学1分03秒、4位國學1分14秒
5位東洋1分27秒、6位早大1分37秒、7位東国2分21秒
8位駒大2分48秒//9位城西3分52秒、10位帝京4分32秒

11位中学4分41秒、12位拓大5分00秒、13位立命5分06秒
14位法大5分27秒、15位日体6分09秒、OP日本選抜6分25秒
16位明大6分32秒、17位関学8分12秒、18位皇學館11分48秒

19位愛工12分57秒、OP東海選抜、(以降繰り上げ)20位京産大

7区速報

0.8㎞、青学吉田選手が、順大澤藤選手を交わして、一気に2位浮上。あっという間に9秒差をひっくり返す走り。一人だけスピードが違う模様。4㎞ではまだ大きくつまらないものの、1分は確実に切っている形だ。

後ろ5位東洋定方選手が3㎞8分42秒、4位の國學茂原、3位順大澤藤選手もしっかり視界に捉えていて、順調に歩を進めています。そして4.9㎞、茂原選手の背後に定方選手が付く。

定方選手は5㎞14分36秒で通過。茂原選手は、定方選手を前を出そうとするも定方選手は応じない。5.2㎞でついに定方選手が前に。そのまま5.5㎞で澤藤選手を巻き込み、東洋順大國學の3校で3位争いに。

後ろ、駒大田澤選手が5㎞14分39秒のペース。5.5㎞で東国内山選手を捉えて、7位に浮上します。内山選手はこれに食らいつく

9㎞通過1位東海松尾選手の後ろ、青学吉田選手が30秒差まで詰まってきました。松尾選手の動きがやや硬くなってきた感じ。一気に詰まる可能性がある。

7区10㎞
1位東海、2位青学23秒、3位東洋1分03秒、4位國學1分32秒
5位早大1分37秒、6位順大1分51秒、7位駒大2分16秒
8位東国2分29秒

12㎞過ぎてついに1位と2位の差が50mほど。まだあと5㎞以上、どうやら交わされそう。後ろでは駒大田澤選手が順大を交わして6位浮上。早大も射程圏内に捉えています。

13㎞でその差は3秒。ただ、吉田選手にわき腹を抑えるシーンもあり、一筋縄ではいかないだろうか。それでも13.7㎞地点、吉田選手がついに追いつき前へ。松尾選手は懸命についていく。激しいトップ争いだ。

駒大田澤選手は順調、國學茂原選手を交わして一気に突き放して5位に浮上。前の4位早大とは7秒差。区間賞争いです。また8位争いにも変化、東国内山選手が順大澤藤選手を捉え7位に浮上。このあと8区が強いがどうなるか。

14.5㎞でトップに青学吉田選手が単独トップに浮上!残り3㎞でどこまで突き放せるか。東海松尾選手はどのくらいの差でとどめられるかが大事になります。

また14.6㎞で駒大田澤選手が、早大新迫選手を捉え4位に浮上。長距離区間でルーキーが闊歩する。新迫選手少しつくが、やや苦しそうな表情、15㎞で後退していきます。

 トップ争いは、3秒引き離してから、吉田選手が離しきれない形。ちょっとバテている形。松尾選手が苦しいですが動きが良くなっている形。そして16.4㎞松尾選手が再び追いつく。そして前へ。優勝争いが混とんとしてきます。

 後ろ、3位東洋定方選手が懸命に追い上げ、なんとトップ争いと30秒までやってきた!もう優勝争い全く分からなくなってきた。ラストの争い、スピードのある青学吉田選手が懸命のスパート!さすがにスピードは吉田選手だ。

1位青学4:15:26、2位東海2秒、3位東洋25秒、4位駒大1分31秒
5位早大1分47秒、6位東国2分54秒、7位國學3分03秒
8位順大3分47秒//9位帝京4分10秒、10位立命5分02秒

11位中学5分09秒、12位日体5分41秒、13位城西5分42秒
14位明大6分07秒、15位法大6分09秒、16位拓大7分05秒
OP日本選抜、17位関学、18位皇學館、(以降繰り上げ)札学10秒程

立命館大がシード権と1分強で襷リレーしています。また、地元國學院大が2年ぶりに襷を最後まで繋ぎました。

8区速報

 1位青学飯田、2位東海名取選手は3秒程の差。名取選手が追いつかない形。数秒差のままレースが続いていく。3㎞通過8分35秒程、後ろ東洋宮下選手はまずまずのペースだ。

 4㎞ついに名取選手が飯田選手の背中に、そして4.3㎞名取選手が前に出て首位交代。ぐっと身体が動いてきた形。4.5㎞で東海大が単独トップに!差を広げにかかります。

 その差はじわじわ広がっていき、6.8㎞で15秒程。名取選手は5㎞14分20秒、出雲に出ずにここに合わせてきたところ、自信があるでしょうか。7㎞20分13秒で快調なペースを維持しています。

 シード権争いは熾烈となっていて、8位順大鈴木選手に、帝京小森選手が追いついて、激しい争いとなっています。その前7位国学土方選手が20分20秒で7㎞通過。ただ、6位東国ムセンビ選手はかなり前、離れてしまった様だ。

 10㎞過ぎて、1位東海と2位青学との差が30秒へ。名取選手が素晴らしい走りで優勝へ向けて歩を進める。後ろ、東国ムセンビ選手の追い上げが凄くて、10㎞過ぎて、1分以上差があった早大吉田選手が眼前に迫ってます。

渡会橋11.6㎞
1位東海、2位青学46秒、3位東洋1分31秒、4位駒大2分03秒
5位東国2分43秒、6位早大2分52秒、7位國學3分17秒
8位帝京5分25秒//9位順大5分35秒、10位中学6分28秒

11位立命6分33秒、12位法大6分45秒、13位城西7分21秒
14位日体7分32秒、15位明大8分47秒、16位拓大日本選抜9分23秒

 帝京小森選手が、順大鈴木選手を突き放して、8位シード権内へ。法大青木選手が3つ順位を上げて猛追していますが届くかどうか。

 そう思ったら、14.6㎞順大鈴木選手が再び帝京小森選手に追いつく大健闘!シード権争いまだまだ分からない!

 東海名取選手は17㎞を通過、上りで下を向くなど苦しい表情を浮かべていますが、快調なペース。58分切りも視野に入る。後ろ5位東国ムセンビ選手が43分20秒で通過。前も見え始める状況です。

 その前は、駒大山下選手が3位に浮上、東洋宮下選手は4位に後退しています。

 トップ名取選手は最後まで堅実な走り、16年ぶり2度目の優勝なる!2位青学大、最後駒大が追い詰めるが何とか逃げ切る。4位は直前で東国大が東洋大を交わして、びっくりの初出場初シード権。

シード権争い、残り1㎞で帝京小森選手がスパート!数m順大を突き放していって…

1位東海大、2位青学大1分43秒、3位駒大1分49秒
4位東国大2分20秒、5位東洋大2分28秒、6位早大3分51秒
7位國學院4分20秒、8位帝京大6分22秒//9位順大6分30秒

10位中学大6分50秒、11位法政大6分58秒、12位立命大8分05秒
13位城西大8分13秒、14位日体大8分30秒、OP日本選抜9分39秒
15位明治大10分38秒、16位拓殖大10分50秒、17位関西学院

全日本大学駅伝2019【総合・詳細結果】

表彰台(1位~3位)

1位東海大学5:13:15

1区(9.5㎞)3位小松陽平④27分58秒[3]0:09
2区(11.1㎞)10位西川雄一朗④32分02秒[6]0:23
3区(11.9㎞)3位塩澤稀夕③33分57秒[3]0:39
4区(11.8㎞)1位西田壮志③33分54秒[2]0:26
5区(12.4㎞)7位市村朋樹②36分43秒[1]
6区(12.8㎞)1位郡司陽大④37分26秒[1]
7区(17.6㎞)8位松尾淳之介④53分29秒[2]0:02
8区(19.7㎞)2位名取燎太③57分46秒[1]

16年ぶり2回目の優勝!強すぎた初駅伝アンカー名取選手!

 黄金世代と呼ばれた選手のほとんどが出走できず、苦戦を予想されていましたが、自分はここだけ自信をもっていました。調子のいい選手がエントリーされたと思っていました。

 両角監督迷ったというスターター小松選手が3位好発進、流れで西川・塩澤選手が走り切ると、4区西田選手が成長をアピール。トップ東洋を追い上げる区間賞!

 流れが東海大に偏ると、5区市村選手が区間7位ながらトップ奪取。混戦模様を6区郡司選手が区間賞で突き放します!

 長丁場、松尾選手が途中から走りが固くなり青学大に追いつかれますが、アンカー起用の名取選手が両角宇監督の期待に応えます。

 最初3㎞は、2秒前の青学大に敢えて追いつかず追走すると、4㎞過ぎで一気に前へ。大学駅伝は初めてでしたが、佐久長聖高校のエースだった名取選手満を持して、でしたね。

 そのまま突き放すと、なんと日本人歴代上位にもなる57分台の快記録!16年ぶり2度目の優勝に花を添えました。黄金世代が抜けても、層が厚い、箱根駅伝2020連覇に向けて、視界が開けてきています。

2位青山学院大学5:14:49

1区(9.5㎞)7位湯原慶吾②28分07秒[7]0:18
2区(11.1㎞)5位岸本大紀①31分51秒[5]0:21
3区(11.9㎞)9位神林勇太③34分27秒[7]1:07
4区(11.8㎞)7位鈴木塁人④34分37秒[8]1:37
5区(12.4㎞)3位吉田祐也④36分32秒[7]1:00
6区(12.8㎞)2位中村友哉④37分29秒[3]1:03
7区(17.6㎞)2位吉田圭太③52分09秒[1]
8区(19.7㎞)7位飯田貴之②59分32秒[2]1:44

6区中村7区吉田連続間2位!意地を見せた前回王者

 出雲駅伝で終盤に優勝争いから脱落し5位。今年度は厳しい戦いかと思われましたが、終盤に一時トップに上がる見せ場を作りました。

 出入りの激しい序盤は苦しかったのですよね。2区岸本選手が他校のエース相手に頑張り総合5位、ただ3区神林選手が後退、4区鈴木選手も調子が戻っておらず、この時点で8位と苦しみます。

 流れが変わったのは5区吉田祐選手。前年経験者が区間3位で走ると、6区中村選手が素晴らしい走り!出雲と見違える走りで、どんどん順位を上げていき、総合3位まで浮上。

 7区力が抜けていると思われたエース吉田圭選手が1分以上のトップとの差を懸命に追走。13㎞を過ぎてから追いつきます。ここからリードは取れずも総合トップに。優勝へ望みが繋がります。

 最終的に、優勝した東海大のアンカーが強すぎて優勝はかないませんでしたが、青学大の意地は充分見せたのではないでしょうか。一つ流れが来れば、青学大の箱根優勝もあり得ますね。

3位駒澤大学5:15:04

1区(9.5㎞)2位中村大聖④27分57秒[2]0:08
2区(11.1㎞)5位小林 歩③31分51秒[2]0:11
3区(11.9㎞)16位神戸駿介③35分15秒[10]1:45
4区(11.8㎞)10位伊東颯太③34分55秒[10]2:33
5区(12.4㎞)6位中村大成④36分41秒[9]2:05
6区(12.8㎞)4位加藤 淳③38分10秒[8]2:49
7区(17.6㎞)1位田澤 廉①52分09秒[4]1:31
8区(19.7㎞)3位山下一貴④58分06秒[3]1:49

優勝本命も序盤に落とし穴…1年田澤選手力走で表彰台

 出雲駅伝は最後に落とし穴がり優勝を逃したものの、高い総合力を誇り、瀬古さんも”優勝予想”にあげられた駒澤大。

 ただ今回は前半に落とし穴。1区大聖選手が好スタート、2区小林選手が好走を見せて総合2位で3区へ。ところが初駅伝神戸選手が序盤で足を捻った影響もあり大きく後退。大八木監督の「序盤に不安」がこんな形で的中するとは…

 それでも自信があっという5区から懸命に追い上げます。5区大成選手が区間6位、復帰となった6区加藤選手が何とかシード権内にあげます。

 さて、大八木監督期待のスーパールーキー田澤選手を長距離区間の7区へ投入。ここがターニングポイント、どんどん順位を上げていき、4人抜きで4位!なんと区間賞獲得しました。

 3年連続アンカー山下選手も懸命に頑張り、渡会橋以降で3位に浮上。最後は2位のチームを秒差まで追い上げました。大混戦の中、6区間は区間6位以内。やはり箱根駅伝でも優勝候補に挙がってくるはずのチームです。

シード権内(4位~8位)

4位東京国際大学5:15:35

1区(9.5㎞)14位山谷昌也①28分20秒[14]0:31
2区(11.1㎞)1位伊藤達彦④31分17秒[1]
3区(11.9㎞)11位芳賀宏太郎②34分30秒[5]0:49
4区(11.8㎞)9位相沢悠斗④34分51秒[7]1:33
5区(12.4㎞)4位真船恭輔④36分35秒[6]0:59
6区(12.8㎞)10位山瀬大成④38分48秒[7]2:21
7区(17.6㎞)12位内山涼太④54分00秒[6]2:54
8区(19.7㎞)1位ルカ ムセンビ①57分14秒[4]2:20

伊藤・ムセンビエース活躍!初出場で4位の快挙

 全日本予選・箱根予選ともにトップ通過!その箱根予選から中1週間でなければ、自信をもってシード権内に予想した人も多かったかな?

 結果的にはまずエースが想像以上でしたね。14位でもらった2区伊藤選手が中盤から集団を抜け出すと、一気にトップへ!区間記録も大幅に更新する走りで一躍有名になりました。

 また6位でタスキをもらったアンカームセンビ選手は、本人の宣言通り駅伝に強いところを見せましたね。57分14秒は歴代1年生留学生でもトップクラス。最終版で5強の一角東洋大を食って4位進出は見事でした。

 他のメンバーも主力の相沢・真船・山瀬選手が流れに乗ってさすがの走り。特に真船選手は他の選手に食いつきました。

 また箱根予選入れ替わったメンバーも、実力は他主力とまではいかずとも最低限粘りましたね。内山主将も長丁場7区で粘り切りました。これは、箱根駅伝も一気にシード権以内、山次第ではそれ以上もありそうです。

5位東洋大学5:15:40

1区(9.5㎞)6位渡邉奏太④28分05秒[6]0:16
2区(11.1㎞)12位大澤 駿③32分12秒[11]0:40
3区(11.9㎞)1位相澤 晃④33分01秒[1]
4区(11.8㎞)2位今西駿介④34分07秒[1]
5区(12.4㎞)11位西山和弥③37分28秒[2]0:19
6区(12.8㎞)9位前田義弘①38分35秒[5]1:28
7区(17.6㎞)2位定方 駿④52分24秒[3]0:25
8区(19.7㎞)8位宮下隼人②59分48秒[5]2:25

相澤区間新!等4年生の活躍も…ちぐはぐで5位
 過去優勝1度とあまり相性が良くない全日本大学駅伝、4年生の活躍で優勝争いはするも5位にとどまってしまいました。復活した渡邉選手が何とか1区を務め、2区大澤選手が他校のスピードエース選手にやや遅れを取るもこの時点でトップと40秒差。

 そして大エースの相澤選手が、物凄い走り。5㎞通過13分44秒、10㎞通過27分44秒(いずれも手元)の驚異的なペース。ついていける選手は誰もおらず、40秒をひっくり返すだけでなく、30秒の大幅な貯金を作ります。事前の予定通りだったらしく、本当にすさまじかった。4区今西選手も区間2位とまずまずの走りで、ここまでは東洋大ペースでした。

 ただ、流れは生かせませんでした。不調から繋ぎ区間に回った西山選手が、東海大に首位明け渡すと、ルーキーから初抜擢となった6区前田選手が中盤から苦しい走り。3つ順位を落とし、トップと1分28秒差の5位となってしまいました。

 それでも7区定方選手が、区間2位の会心の走り。出雲が大学駅伝デビューとはとても思えない走りで、大きくトップを追い上げ25秒差。優勝への望みを繋げました。ただ、アンカー宮下選手にはやや荷が重かったですかね。59分台でまとめるも、終盤に2つ順位を落とす苦い走り、最終的に5位になってしまいました。

 全日本に関しては4年生が本当に頼もしかったですね。相澤選手の強さは凄いし、定方選手がこんな頼もしいとは…!彼が万全なら箱根の優勝のチャンスは充分。西山選手あたり、調子が上がらない原因が分かればいいのですが…。あと2ヵ月、最低限10人以上きっちりそろえて箱根を迎えられれば面白い。

6位早稲田大学5:17:04

1区(9.5㎞)16位井川龍人①28分21秒[16]0:32
2区(11.1㎞)4位太田智樹④31分48秒[8]0:32
3区(11.9㎞)6位中谷雄飛②34分21秒[8]1:12
4区(11.8㎞)3位千明龍之佑②34分08秒[4]1:13
5区(12.4㎞)5位太田直希②36分36秒[5]0:40
6区(12.8㎞)6位鈴木創士①38分24秒[6]1:38
7区(17.6㎞)9位新迫志希④53分35秒[5]5:46
8区(19.7㎞)9位吉田 匠③59分51秒[6]3:49

箱根予選9位から大躍進!2区太田から安定した襷リレー
 伝統校は駅伝になるとやはり+αが出るのでしょうか。箱根予選の苦戦は何だったというくらいの安心して観れる駅伝でした。1区井川選手が予選の疲れもあってか、キレなく区間16位でしたが、最短区間。トップと32秒差で2区エース太田選手につなぎます。

 ここからでしたね。エース選手らしく、区間4位の好走でしっかり8人抜きを果たすと、怪我明けながら3区中谷選手が順位をキープ。そして4区千明選手が今回のチーム最高の区間3位!4人抜きで総合4位まで進出したの、早大としては大きなハイライトでした。このリレーが箱根でもしたいですね。

 あとは5区太田選手が、昨年よりもしっかりと粘りの走りを披露、6区鈴木選手が中盤で後れを取りますが、区間6位で乗り切りました。全日本に合わせてきた新迫選手が、単独走も多かった場面で区間9位。予選から連続長距離となったアンカー吉田選手も59分台でまとめ、見事6位シード権獲得です。

 まあ、箱根予選は本当に油断だった…ということなのでしょうかね?太田選手が万全になるだけで、かなり違うのだなというも感じました。箱根予選・全日本ともに戦うというのはひとまず達成。本戦に向けてもう一度作り直せば、驚くほどの成果が出るはずです。

7位國學院大學5:17:34

1区(9.5㎞)12位島崎慎愛②28分17秒[12]0:28
2区(11.1㎞)2位浦野雄平④31分38秒[4]0:18
3区(11.9㎞)12位藤木宏太②34分38秒[9]1:25
4区(11.8㎞)4位中西大翔①34分14秒[6]1:32
5区(12.4㎞)1位青木祐人④36分06秒[4]0:29
6区(12.8㎞)5位中西唯翔①38分12秒[4]1:15
7区(17.6㎞)17位茂原大悟④55分15秒[7]3:03
8区(19.7㎞)5位土方英和④59分04秒[7]4:19

出雲覇者、失敗区間が出て総合7位へ…5区青木選手区間賞!
 出雲駅伝は完璧でしたが、全日本は全部うまくはいかなかったですかね。1区復帰レースとなった島崎選手が区間12位で何とか乗り切り、2区エース浦野選手へ。区間2位の走りで総合4位進出。ここから乗りたかったですが落とし穴。3区藤木選手がまさかの失速で、区間12位。総合9位に落としてしまいます。

 それでも繋ぎ区間が頑張り、4区6区の中西兄弟、そして5区青木選手が会心の走りで区間賞の活躍もう一度総合4位にまで巻き返してきます。中西大選手が追い上げる走り、中西唯選手に目途が立ったのも収穫です。

 あとは7区茂原選手次第だったのですが、区間17位と大きく失速。7区はスタミナ型のランナーには厳しい結果になる事が多い気がします。土方選手も腹痛などもあり、追い切れず順位をあげえることはできませんでした。

 それでも収穫もあり、反省もあり、箱根に向けて色々と考えさせられる面も國學院大としてはあったのではないでしょうか。当初から掲げる箱根駅伝2020での往路優勝と総合3位以内、達成できる戦力はあると思うので、あと2ヵ月準備しなおしたい。

8位帝京大学5:19:38

1区(9.5㎞)18位田村丈哉④28分23秒[18]0:34
2区(11.1㎞)17位平田幸四郎④32分59秒[16]1:45
3区(11.9㎞)9位小野寺悠③34分27秒[13]2:31
4区(11.8㎞)13位岩佐壱誠④35分08秒[13]3:32
5区(12.4㎞)8位橋本尚斗②37分09秒[13]3:32
6区(12.8㎞)8位中村風馬②38分27秒[10]4:33
7区(17.6㎞)6位星  岳③53分04秒[9]4:10
8区(19.7㎞)11位小森稜太④60分01秒[8]6:23

中盤から総合力チームの威力発揮、2年連続シード権確保へ
 序盤区間が鬼門なのは今までと変わらず。田村丈・平田選手、4年生が頑張るもこの時点で総合16位でした。それでも出雲区間賞の小野寺選手が、区間9位ながら、3人抜きで悪い流れを断ち切りました。

 4区復帰となった岩佐選手、5区初駅伝となった2年橋本選手が流れに乗って走ると、6区は出雲で失敗した中村選手が区間8位で、3人抜き総合10位へ。少しずつシード権内へ近づいていきます。

 そして7区復帰レースとなった星選手がナイスラン。区間6位の好走で、1分半近くあったシード権との差を僅か20秒少し、視界に入る範囲まで追い上げます。2年ぶりアンカーとなった小森選手が、順大との熾烈な争いを制し、見事2年連続シード権獲得しました。

 昨年1区2区を務めていた選手の穴は埋められなかったのですが、それでも追い上げてくるあたりは、以前の帝京大とは、違う姿だなと思います。中野監督は「もっと距離を踏ませないと…」と意味深な発言をされていましたが、箱根での仕上げに注目です。

出場枠(9位~18位)

9位順天堂大学5:19:46

1区(9.5㎞)4位野口雄大③27分59秒[4]0:10
2区(11.1㎞)5位橋本龍一④31分51秒[3]0:13
3区(11.9㎞)5位清水颯大③34分12秒[4]0:44
4区(11.8㎞)8位小畠隆太郎④34分47秒[5]1:24
5区(12.4㎞)2位藤曲寛人④36分07秒[3]0:22
6区(12.8㎞)3位西澤侑真①37分58秒[2]0:54
7区(17.6㎞)21位澤藤 響③56分19秒[8]3:46
8区(19.7㎞)13位鈴木雄人④60分33秒[9]6:31

橋本・清水選手トップ力走!見せ場作るも終盤力尽きる
 いやぁ、面白かったけど、勿体なかったなぁ…。3度目スターターとなった野口選手が、ついに持ち味を活かせいてトップと10秒差の区間4位。そして、トップに追い付いた橋本選手が一時単独トップを疾走!これは駅伝ファンびっくりしたのではないでしょうか?混戦の中、3区清水選手も単独トップに立つシーンがありました。

 4区4年生ながら初駅伝となった小畠選手が区間8位で踏ん張ると、あえてエース藤曲選手を5区に投入。区間賞と1秒差の区間2位でトップと22秒まで迫ります。6区ルーキー西澤選手も流れに乗り踏ん張って区間3位。この時点で総合2位に進出。戦前上位候補に名前が上がらなかった順大が見せ場を作ります。

 だが、ロング区間がブレーキになった。7区任された澤藤選手が、次々交わされて総合8位へ。まさかの区間21位だった。7区は一定のペースで刻む選手に相性が悪い気がする。8区鈴木選手が、シード権争い。一旦9位に落ちた後、もう一度追いつく見せ場を作りましたが、ラストで力尽きました。

 出雲前の5000m記録会、出雲後の10000m記録会でどちらもベストが続出していましたが、この夏の育成自体は成功していたのでしょうね。あとはもう2つのコマと適材適所の配置になるのでしょうか。駅伝シーズン前は厳しいとみられていた箱根駅伝での、シード権獲得が見えてきました。

10位中央学院大学5:20:06

1区(9.5㎞)9位城田 航④28分11秒[9]0:22
2区(11.1㎞)15位川村悠登④32分56秒[15]1:30
3区(11.9㎞)18位吉田光汰②35分32秒[17]3:21
4区(11.8㎞)5位髙橋翔也③34分22秒[14]3:36
5区(12.4㎞)9位藤井雄大④37分15秒[14]3:42
6区(12.8㎞)7位有馬圭哉④38分26秒[11]4:42
7区(17.6㎞)11位長山瑞季④53分54秒[11]5:09
8区(19.7㎞)6位石綿宏人③59分30秒[10]6:51

主力選手不振も…新戦力と復調組の活躍であと少し
 ここも勿体なかったなぁ。本当2区川村3区吉田選手がうまくいかなかっただけという形。1区初駅伝の城田選手がトップと22秒差で凌いで、4区に回ったエース髙橋選手が、区間5位で悪い流れを止めただけに。

 その後、2年連続5区を任された藤井選手が区間9位と踏ん張ると、6区ついに調子が上がってきた有馬選手が区間7位で3人抜き11位進出。7区長山選手が何とか区間11位で凌ぐと、8区石綿選手が素晴らしい走り。最後までシード権を諦めない走りで、懸命に追い上げました。

 視界に入るところで逃したのは悔しいところですが、ナイスラン。法大のエース選手に抜かせなかったのもポイントです。力はあるはずですし、新戦力が活躍するところ選手層はやはり厚い。主力選手の状態が整えれば、箱根駅伝6年連続のシード権獲得も見えてくるはずです。

11位法政大学5:20:14

1区(9.5㎞)13位久納 碧②28分18秒[13]0:29
2区(11.1㎞)8位鎌田航生②31分57秒[10]0:38
3区(11.9㎞)15位増田蒼馬④35分08秒[12]2:05
4区(11.8㎞)12位田辺佑典③35分02秒[12]3:00
5区(12.4㎞)12位清家 陸②37分40秒[12]3:31
6区(12.8㎞)16位岡原仁志④39分22秒[14]5:27
7区(17.6㎞)13位河田太一平①54分09秒[15]6:09
8区(19.7㎞)4位青木涼真④58分38秒[11]6:59

青木・鎌田選手で大きく追い上げるも…課題多く
 うーむ、あまり収穫はなかったのかなぁ。2区鎌田選手が、昨年と同区間でいい走りを見せて、箱根に期待が持てる事。アンカー任された青木選手が、シード権と2分差から、物凄い追い上げを見せて、58分38秒の好タイムの力走を見せてさすがと思った以外は厳しかったかなぁ。

 4年生3区増田選手が2区からの流れを引き継げなかったことや、岡原選手が実質間に合っていなかったこと。7区ルーキー河田選手は、さすがにまだ厳しかったこと、等々課題がありました。

 さすがに佐藤・坪井選手が復調しないことには、簡単には戦えないなという事が分かりました。この2人がどういう状態なのかが気になりますが…。エース区間で戦える選手はいますので、しっかり立て直して、箱根駅伝に臨みたい。

12位立命館大学5:21:21

1区(9.5㎞)11位岡田浩平③28分15秒[11]0:26
2区(11.1㎞)9位高畑祐樹④31分58秒[9]0:36
3区(11.9㎞)13位前川紘導③35分04秒[11]1:59
4区(11.8㎞)11位山田真生①35分01秒[11]2:53
5区(12.4㎞)13位高畑凌太②37分43秒[11]3:27
6区(12.8㎞)12位中井拓実④39分06秒[13]5:07
7区(17.6㎞)7位吉岡遼人③53分22秒[10]5:02
8区(19.7㎞)15位今井崇人④60分52秒[12]8:06

高畑・吉岡選手らで10位争い、久々打倒関東なる!
 よく戦い抜きました。流れに乗りたい1区2区で岡田・高畑選手が好走。特に高畑選手が区間9位の力走は大きかったですね。

3区以降も区間11位~区間13位。乱戦の中で非常に安定した走り。出雲より+メンバーだった5区6区も粘りました。

 7区吉岡選手が区間7位で総合10位、シード権まで1分強となったのがハイライト。望みを託しますが今井選手は渡会橋付近で力尽きた形になりました。

それでも総合12位は立派な成績です。強い4年生が複数抜けますが、また来年も期待ですね。

13位城西大学5:21:29

1区(9.5㎞)1位荻久保寛也④27分49秒[1]
2区(11.1㎞)12位菊地駿弥③32分12秒[7]0:24
3区(11.9㎞)2位菅原伊織③33分56秒[2]0:39
4区(11.8㎞)5位松尾鴻雅②34分22秒[3]0:54
5区(12.4㎞)17位大里凌央③37分56秒[8]1:41
6区(12.8㎞)17位西嶋雄伸④39分35秒[9]3:50
7区(17.6㎞)18位田部雄作③55分19秒[13]5:42
8区(19.7㎞)12位宮沢真太④60分20秒[13]8:14

荻久保選手区間賞!4区まで上位集団に残り見せ場作った
 箱根予選で大惨敗、これが最後の大学駅伝となった城西大。力のある選手を序盤から起用する形でしたが、見せ場は作りました。1区荻久保選手が区間賞獲得!このメンツならやはり強かった。

 2区菅原選手はスピードを活かして、最後に2位浮上。4区松尾選手も成長を告げる区間5位でしたね。

 その後は厳しいレースとなり、7区まで13位後退。それでも、アンカーで最初で最後の大学駅伝となった4年宮沢選手が60分20秒と力を出し切って、混戦の中13位キープ。気持ちを切り替えるのに、いいレースになったと思います。

14位日本体育大学5:21:46

1区(9.5㎞)8位池田耀平③28分09秒[8]0:20
2区(11.1㎞)18位松尾拓実③33分21秒[17]1:53
3区(11.9㎞)7位中川翔太④34分23秒[14]2:35
4区(11.8㎞)15位加藤広之②35分17秒[15]3:45
5区(12.4㎞)16位野上翔太③37分53秒[15]4:29
6区(12.8㎞)12位大内宏樹②39分06秒[15]6:09
7区(17.6㎞)4位山口和也④52分59秒[12]5:41
8区(19.7㎞)14位太田哲朗③60分38秒[14]8:31

主力選手中心に随所で活躍、山口選手が区間4位
 箱根予選から、大きくメンバーを入れ替えて臨んだ日体大。厳しい区間もありましたが、主力選手はさすがの走りでしたね。4連続1区の池田選手が区間8位と好走、3区中川選手も区間7位としっかりスピードのあるところを見せました。

 6区を終えて15位と苦戦は免れませんでしたが、それでも7区山口選手が区間4位の力走。3人抜きで、成長ししているところを見せてくれました。アンカーの太田選手も箱根予選からの連戦で60分台は見事です。また、もう一度メンバーを入れ替えて、箱根でどうなるか注目です。

15位明治大学5:23:51

1区(9.5㎞)5位小袖英人③28分04秒[5]0:15
2区(11.1㎞)16位手嶋杏丞②32分58秒[14]1:25
3区(11.9㎞)16位河村一輝④35分15秒[15]2:59
4区(11.8㎞)15位前田舜平③35分17秒[16]4:09
5区(12.4㎞)13位村上純大③37分43秒[16]4:43
6区(12.8㎞)15位富田峻平①39分15秒[14]5:27
7区(17.6㎞)5位鈴木聖人②53分02秒[14]6:07
8区(19.7㎞)20位三輪軌道④62分17秒[15]10:36

小袖・鈴木選手が意地を見せるも…駅伝の流れできず
 箱根予選2位の勢いは残念ながら生かせなかったですかね。1区体調が心配だった小袖選手が区間5位好発進しましたが、2区新エース手嶋選手は残念ながら、中盤以降失速。連戦はちょっときつかった。その後は流れもあり区間15位前後が続きました。

 それでも7区鈴木選手が頑張り区間5位。前が見える位置に追い上げたのはいいですね。アンカーに合わせた4年三輪選手で一つ意地をと思いましたが…、最後は何とか完走する状態で区間20位。どうしてしまいましたか…。

 とにかく力のある4年生が復帰しないと、駅伝の流れができないなと感じます。まあ、箱根予選で出し切ってしまった選手も多かったのでしょうが…、今回エントリー外れた4年生と力を合わせれば、シード権取れるチームに一気に変わるはずです。

16位拓殖大学5:24:06

1区(9.5㎞)21位竹蓋草太②28分40秒[19]0:51
2区(11.1㎞)3位ラジニ レメティキ①31分46秒[13]0:49
3区(11.9㎞)3位赤﨑 暁④33分57秒[6]1:05
4区(11.8㎞)14位佐々木虎太郎①35分13秒[9]2:11
5区(12.4㎞)15位吉原遼太郎③37分44秒[10]2:46
6区(12.8㎞)18位高橋達彦②39分40秒[12]5:00
7区(17.6㎞)19位清水崚汰③55分32秒[16]7:05
8区(19.7㎞)17位中井槙吾④61分34秒[16]10:51

レメティキ・赤崎選手の2大エース以外、厳しく
 レメティキ・赤崎選手の2大エースはさすがでしたね。レメティキ選手は21番目でタスキを受けっているので8人抜き、赤崎選手も7人抜き、一気に6位にまで進出します。この2人はやはり凄まじいですね。

 ただ、それ以外は力不足でしたかね。新戦力候補の竹蓋・佐々木・髙橋選手も、復帰の吉原・清水選手とも苦しく。区間15位以下も多くなってしまいました。長距離ロードになると、また変わると思いますが、関東地区最下位は悔しい。箱根に向けて何とか強化を図りたいところです。

17位関西学院大学5:29:51

1区(9.5㎞)17位石井優樹④28分23秒[17]0:34
2区(11.1㎞)19位沖見史哉③33分30秒[18]2:16
3区(11.9㎞)8位上田颯汰①34分26秒[16]3:01
4区(11.8㎞)17位川島貴哉④35分19秒[17]4:13
5区(12.4㎞)21位藪野正大③39分26秒[17]6:30
6区(12.8㎞)14位川田 信③39分08秒[17]8:12
7区(17.6㎞)22位志摩銀河③56分39秒[17]11:24
8区(19.7㎞)23位藤井大輔④63分00秒[17]16:36

ルーキー上田選手が区間8位!6区までの貯金で17位
 しっかりと出場枠までいきましたね。1区石井選手が悪いなりにまとめると、3区ルーキー上田選手が区間8位躍進!関東地区はエース選手を起用しているところもあったので、これは価値があると思います。

 また6区起用となった川田選手の区間14位も聞きましたね。長距離区間は区間20番台となりましたが、序盤の貯金でうまく戦い抜きました。

18位京都産業大学5:33:18

1区(9.5㎞)24位宮下朝光④29分04秒[22]1:15
2区(11.1㎞)25位北澤涼雅②34分37秒[23]4:04
3区(11.9㎞)24位松原渓士朗②36分56秒[23]7:19
4区(11.8㎞)23位市川佳孝③36分37秒[22]9:49
5区(12.4㎞)19位稲垣雄二③38分38秒[20]11:18
6区(12.8㎞)24位船阪圭市③41分52秒[20]15:44
7区(17.6㎞)15位泉 海地②54分41秒[20]16:58
8区(19.7㎞)16位黒川大輔④60分53秒[18]20:03

長距離区間に走れる選手を置くオーダー大的中!
 主力選手が走れず、エース宮下選手も1区24位と苦しかったのですよね。序盤4区間など5区間が区間23位~25位だったのによく出場枠確保したなぁと…。

 5区稲垣選手が総合20位に浮上して流れを変えると、7区泉選手が区間15位、8区黒川選手が60分台の好走。3分以上あった出場枠大逆転で18位へ。このあたりは伝統校の巧さなのかもしれません。

それ以下(19位~25位、OP)

19位皇學館大學5:33:24

1区(9.5㎞)15位上村直也③28分20秒[15]0:31
2区(11.1㎞)11位川瀬翔矢③32分04秒[12]0:47
3区(11.9㎞)20位山下慧士④36分29秒[18]3:35
4区(11.8㎞)21位鈴木翔也②36分25秒[18]5:53
5区(12.4㎞)20位市川駿希②38分53秒[18]7:37
6区(12.8㎞)22位平山寛人③41分37秒[18]11:48
7区(17.6㎞)16位平野恵大④55分03秒[18]13:24
8区(19.7㎞)26位金谷智顕④64分33秒[19]20:09

 悔しいね。あと1枚足りなかった。1区上村選手が区間15位好発進。2区スピード区間で川瀬選手が区間11位の好走を見せます。3区から6区は区間20位~22位あたりでまとめあげ、7区に、2年連続アンカーだった平野選手を配置。区間16位で走り、2年ぶりに一本で襷を繋ぎましたが…。

 アンカー4年生初出場の金谷選手が力不足だったかなぁ…。一部主力選手が使えなかったのが最後になって響いてしまいました。出雲に続いて、出場枠悔しい次点…バネにしたいですね。

20位札幌学院大学5:35:08

1区(9.5㎞)23位宇野 翔③28分55秒[21]1:06
2区(11.1㎞)26位岩本元汰③34分46秒[24]4:04
3区(11.9㎞)19位佐々木祐介④36分18秒[20]6:41
4区(11.8㎞)25位幸谷玲弥②37分02秒[20]9:36
5区(12.4㎞)24位田中佑典③41分07秒[21]13:34
6区(12.8㎞)20位松坂栄輝③40分14秒[21]16:22
7区(17.6㎞)9位ローレンス グレ②53分35秒[19]16:30
8区(19.7㎞)24位野村隼斗③63分11秒[20]21:53

 札幌学院大もうまく戦いましたが、出場枠あと僅か。3区佐々木選手の4人抜きの好走もあり、総合20位前後で戦っていました。7区にグレ選手を投入しましたが、区間9位はやや不発でしたかね。アンカー野村選手も追いましたが、あと2分弱でした。

 ただ、ほとんどのメンバーは来年も残りますので、来年楽しみなチームです。

21位愛知工業大学5:35:34

1区(9.5㎞)22位小林宏輔③28分42秒[20]0:53
2区(11.1㎞)20位植松達也④33分47秒[19]2:52
3区(11.9㎞)22位児玉勘太④36分45秒[19]5:56
4区(11.8㎞)19位服部大暉③36分09秒[19]7:58
5区(12.4㎞)22位鈴木高虎③39分34秒[19]10:23
6区(12.8㎞)19位三浦真和①40分00秒[19]12:57
7区(17.6㎞)24位大野誠士④57分46秒[21]17:16
8区(19.7㎞)22位中村正明③62分51秒[21]22:19

 1区小林選手が、出雲よりは良いスタート。植松・服部・三浦選手ら区間20位以内の区間も出て、18位目標の皇学館大を追いかけます。ただ、勝負の7区8区が区間20番台で伸び切らず、出場枠確保とはいきませんでした。来年は1枠、予選で1位になるしかありません。

22位環太平洋大学5:40:32

1区(9.5㎞)25位実近力丸③29分04秒[23]1:15
2区(11.1㎞)23位土倉稜貴②34分28秒[22]3:55
3区(11.9㎞)21位小山太一②36分43秒[21]6:57
4区(11.8㎞)24位平岡 錬④36分56秒[21]9:46
5区(12.4㎞)25位千原康大④41分23秒[23]14:00
6区(12.8㎞)23位梅田大輝④41分43秒[23]18:17
7区(17.6㎞)25位熊井 康①58分05秒[22]22:55
8区(19.7㎞)19位土居森諒④62分10秒[22]27:17

 初出場の環太平洋大。3区小山選手の区間21位の力走もあり、4区終了地点で9分46秒差で繰り上げ回避。これはよくやったと思います。さすがに6区で繰り上げになりましたが、アンカー土居森選手が区間19位の好走。総合22位でゴールに飛び込みました。施設もいいので、これからのチームですね。

23位新潟大学5:41:01

1区(9.5㎞)10位森 悠人③28分13秒[10]0:24
2区(11.1㎞)24位岩渕 健⑤34分34秒[20]3:10
3区(11.9㎞)25位野崎元貴③37分38秒[22]7:07
4区(11.8㎞)26位南雲 光③38分12秒[24]11:12
5区(12.4㎞)26位横山昇太郎①41分26秒[24]15:29
6区(12.8㎞)26位松野 匠④42分55秒[24]20:58
7区(17.6㎞)20位鈴木駿太郎②56分00秒[23]23:31
8区(19.7㎞)18位鈴木基史(M1)62分03秒[23]27:46

 エース森選手を1区に持ってきた新潟大。森選手は区間10位と関東地区に割って入っていき、これはナイスラン。その後は区間26位が続き、ちょっと苦しかったですかね。それでも7区8区に入ったW鈴木選手が区間20位と18位。総合23位と頑張りました。

24位第一工業大学5:43:13

1区(9.5㎞)26位白ヶ澤優樹②29分07秒[24]2:07
2区(11.1㎞)22位川原林廉④34分11秒[21]3:41
3区(11.9㎞)26位前原 匠①38分04秒[24]8:04
4区(11.8㎞)20位アニーダ サレー①36分12秒[23]10:09
5区(12.4㎞)23位久留須保壱③40分48秒[22]13:48
6区(12.8㎞)25位新井凌太③41分53秒[22]18:15
7区(17.6㎞)26位小山侑紀②58分43秒[24]23:31
8区(19.7㎞)25汚奥西瑞希④64分15秒[24]29:58

 出雲通りブービーでしたね。4区新留学生サレー選手が繰り上げに遭う憂き目。それでも5区で総合22位に浮上しましたが、終盤で順位を落としました。今年はエース区間を戦える選手がいなかったですかね。

25位東北福祉大学6:04:48

1区(9.5㎞)27位畠山駿斗②29分56秒[25]2:07
2区(11.1㎞)27位三條拓士③35分48秒[25]6:07
3区(11.9㎞)27位古山慧斗②38分54秒[25]11:20
4区(11.8㎞)27位中村 舜①40分36秒[25]17:49
5区(12.4㎞)27位遠藤佑弥③44分17秒[25]24:57
6区(12.8㎞)27位渡邊泰幸①45分04秒[25]32:35
7区(17.6㎞)27位石田 響③63分56秒[25]43:04
8区(19.7㎞)27位松田健汰④66分17秒[25]51:33

 部員12名で7年ぶりの全日本出場枠を勝ち取った東北福祉大ですが、全て区間最下位と苦難を味わいました。主力角の畠山・松田選手は、区間26位との差を僅かにとどめました。来年、また戻ってリベンジしてほしいですね。

日本学連選抜15位相当5:22:54

1区(9.5㎞)19位長谷川柊④専修大28分25秒(19)0:36
2区(11.1㎞)14位吉里 駿③駿河台大32分52秒(16)1:40
3区(11.9㎞)14位大坂祐輝③大阪体育大35分06秒(17)3:05
4区(11.8㎞)18位富田遼太郎③大阪経済大35分51秒(18)4:49
5区(12.4㎞)10位冨田直樹④龍谷大37分18秒(17)4:58
6区(12.8㎞)11位松浦崇之④東北大38分53秒(16)6:25
7区(17.6㎞)14位古川大晃(M1)九州大54分29秒(17)7:27
8区(19.7㎞)10位川田裕也④東京農業大60分00秒(15)9:39

最強布陣、区間10位2つで15位相当
 関東地区3人、関西地区3人、さらに1万m29分台を持っている東北大松浦、九州大古川選手を加えた布陣。序盤、専大長谷川選手らは箱根予選の疲れもあったか波に乗れませんでした。

 それでも5区龍谷大の富田選手が区間10位、東北大松浦選手が区間11位で追い上げていくと、アンカー農大川田選手が、箱根予選からの連戦ながら頑張り60分ジャストで区間10位。見事関東地区2チームに競り勝ちました。

東海学連選抜21位相当5:35:26

1区(9.5㎞)20位横田佳介②中京大28分37秒(19)0:48
2区(11.1㎞)21位森川陽之②名古屋大33分56秒(20)2:52
3区(11.9㎞)23位勝田哲史③名古屋大36分46秒(20)6:01
4区(11.8㎞)22位戸村 将④中京大36分31秒(20)8:25
5区(12.4㎞)18位近藤啓太(S2)鈴鹿高専37分56秒(19)9:46
6区(12.8㎞)21位田村 陸②中京大41分07秒(20)13:27
7区(17.6㎞)23位石川陽一③愛知大57分33秒(22)17:33
8区(19.7㎞)21位國司寛人(D2)名古屋大62分26秒(21)22:11

 こちらも堅実に襷リレーをしていますね。ほとんどの区間で区間20位から23位の間で、大きな失速なく襷リレー。第6区中継所まで一本でタスキをつなぎました。

 その中で、鈴鹿高専の近藤選手が区間18位大健闘!高専の選手の活躍は昨年もありました。こういうところで陸上を続けている選手も今後注目ですね。

区間賞

1区荻久保寛也④27分49秒 城西大
2区伊藤達彦④31分17秒 東京国際大
3区相澤 晃④33分01秒 東洋大
4区西田壮志③33分54秒 東海大
5区青木祐人④36分06秒 國學院大
6区郡司陽大④37分26秒 東海大
7区田澤 廉①52分09秒 駒澤大
8区ルカ ムセンビ①57分14秒 東京国際大

全日本大学駅伝2019まとめ

ミスなく主導権を握った東海大が勝った!

混戦の中ではミスがないところが勝つと言われていました。最有力と言われた駒大は3区のブレーキに泣きました。出雲優勝の國學院は3区と7区の2区間がブレーキ、東洋大は5区で流れを失いました。

 2位に入った青学大は大きなミスはありませんでしたが、主導権を握る場面を作ることはできませんでした。東海大は、6区で一気に主導権を奪うと、8区でさらに秘密兵器が爆発し、試合を持っていきました。

 東海大は多くの主力選手が故障欠場しましたが、調子のよい選手をピックアップし、流れを持っていきました。これを箱根駅伝でもうまくやれば、連覇が見えてきます。

東国大・早大・順大…大混戦の上位争い

 もともと5強と言われていた上に、さらに6区が始まった時点で7校ものチームが第一中継車から写るという凄い事態になったのは、この3校ですね。

 東国大はもともと言われていましたが、それでも箱根予選直後。まずはシード権と思われましたが、2区~3区で単独トップに立つ場面もあり、東洋大を下しての総合4位はインパクトとても高いのではないでしょうか。

 早大は箱根予選9位で下馬評が下がった中。4区から常に5位付近にいて5強の中に割って入り続け、ラストも出雲駅伝で優勝した國學院大から逃げ切りました。

 順大はまさか2区3区でトップに立つ場面を作るとは…。その後も主力選手を投入し続け、6区終了時で2位に立っていました。ここで使い切ったのもあり、最後は9位まで下降しましたが、盛り上げたチームです。

 今回はこの3校でしたが、こうなると箱根駅伝でも予想外のチームが上位に来る可能性がありますね。早大が良いなら、同じく予選最下位通過だった中央大がくるかもですし、他予選上位通過でエースがいるチームはやりやすいかもです。

 勿論下馬評が高かった帝京大や中央学大らも、箱根でさらに仕上げてくるかもしれません。”戦国駅伝”や”群雄割拠”とはよく言われていましたが、本当の意味で箱根駅伝2020はそうなってくるかもしれません。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。