追記:区間オーダーが発表されました!
まもなく、大学駅伝2019-2020シーズン到来ですね!
箱根駅伝2019優勝校の東海大学がエントリー発表しました。
前半戦シーズンは少し大人しめでしたが、ここにきて自慢のスピードランナーが勢ぞろい、厚い選手層で2年ぶり優勝の機運は高まってきています。
そんな東海大学の出雲駅伝2019の区間オーダー予想をしてみます。
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エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝2019前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られます。
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝、国:国体、IH:インターハイ
關 颯人④13分35秒81≪18:全2区4位、出4区4位、17:全4区6位、出6区1位、箱2区13位、16:出3区1位≫
鬼塚翔太④13分38秒58≪19:箱1区6位、18:全5区2位、箱3区3位、17:全1区9位、出4区1位、箱1区2位、16:全1区10位、出1区2位≫
阪口竜平④13分41秒09≪19:箱7区2位、箱2区7位、17:出1区1位≫2019日本選手権3障優勝
市村朋樹②13分55秒30
西川雄一朗④13分55秒51≪19:箱3区7位、18:全1区4位、出1区6位≫
塩澤稀夕③13分57秒03≪17:全2区5位≫
小松陽平④13分57秒46≪19:箱8区1位≫
郡司陽大④13分57秒89≪19:箱10区3位、18:全6区2位、出5区3位≫
本間敬大②13分58秒42
西田壮志③14分15秒28≪19:箱5区2位、18:全4区3位≫
エントリー漏れ:館澤亨次④・名取燎太③・飯澤千翔①
6人平均13分47秒22
10人平均13分53秒2
4年生スピード抜群の主力選手①
東海大と言えば、現4年生の世代の話題は尽きないですね。ここでは下級生の頃から駅伝で活躍している選手の紹介です。
鬼塚・關選手は、トラックでいい記録を出しながら、3大会前の3位躍進&2年前の出雲駅伝優勝に大きく貢献している選手です。スピードランナーですので、距離の短い出雲駅伝での活躍はひときわ光るものがあります。
両者とも当時の勢いとまではいかないまでも、日本インカレ5000mで入賞に迫る走りをしていて、ある一定のレベルは保っています。鬼塚選手はラストスパートが強い特徴もあります。うまく流れに乗れば他校に対して非常に強い選手です。
さらに3障での活躍している阪口選手も大学駅伝ではかなり強烈な印象がありますね。2大会前は大学駅伝デビュー戦1区区間賞で実質MVP。今年の箱根駅伝2019でも大きく初優勝に貢献しています。駅伝ではこの世代一番活躍していますかね。
なお、今回はここまで三大駅伝皆勤していた館澤主将が、夏から続いたコンディション不良のため、欠場を余儀なくされました。出雲駅伝では2区で毎年存在感を発揮していたので、寂しい思いもありますが、同世代の彼らが穴を埋めてくれるはずです。
4年生スピード抜群の主力選手②
こちらは上級生になってから駅伝で活躍してきたスピードランナーです。西川選手は、昨年の日本インカレ5千で入賞してから、一気に戦力に加わりましたね。
大学駅伝も昨年の出雲駅伝がデビューながら、いきなり1区を担当。以後全日本1区、箱根3区と前半の大事な区間を任され続けています。9月末記録会で5千13分55秒のベストをマーク。いい状態で出雲駅伝を迎えられそうです。
もう一人覚えておきたいのが、小松選手。箱根駅伝2019で8区区間記録を打ち立て、チームをトップに押し上げたMVP男です。春からしばらく調子を落としていましたが、夏前に5000m初めて13分台をマーク。日本インカレ5000mにも選ばれました。
今季はやや好不調の波がありますが、好調の波が来たときは手が付けられないです。どの駅伝でもジョーカー的存在になりそうです。
伸び盛りの新戦力
3年塩澤&2年市村選手がここにあたります。高校時代から活躍している塩澤選手ですが、大学に入ってからは怪我に泣かされ続けているのですよね。大学駅伝もまだ一昨年の全日本2区しか走っていません。それが今年になって、フォーム改造など努力が実を結び、継続して練習ができています。
全日本インカレでも、転倒がありながら入賞ラインを際どく争っていますし、調子はぐんとあがってきているようです。駅伝ファンみんな彼の復活を待ち望んでいたのでは?満を持して出雲駅伝デビュー戦を迎えます。
市村選手は、頭角を現したばかりですね。9月末の記録会、多くの主力選手が出場する中、出雲駅伝メンバーの中で最速のタイムとなる13分55秒30の自己ベストをマーク。これだけタイムを出したなら、起用される可能性も出てきそうだ。
なお、前半戦1500mで長距離ファンを沸かせた1年飯澤選手は、1500m日本記録挑戦に専念する模様。これもまた非常に楽しみで注目です。
ロードで味が出てくる選手
距離が短い出雲駅伝でも、最長区間は10㎞を超えています。アンカー候補として3年西田&4年郡司&2年本間選手あたりでしょうか。第一候補はやはり西田選手でしょうか。今年の箱根駅伝で山登り5区で活躍していましたが、先日の日本インカレは10000mで8位入賞。スピード駅伝でも十分通用しそうな成績を残しました。まず候補になってくるはずです。
次に郡司選手あたり。昨年の出雲駅伝で大学駅伝デビューを飾ると、三大駅伝全て後半区間で安定した成績を残します。箱根駅伝ではアンカーで優勝のゴールテープを切りましたね。ロードでぐっと存在感を増してくる彼も候補。あとは2年本間選手も高校時代駅伝で活躍していましたね。彼ら10人の中から、6人が出走します。
主が思う、東海大学の出雲駅伝2019の区間エントリーです。
主要区間をうまく戦いつつ、繋ぎ区間にスピードランナーを配置して、一気に抜け出すのがいい作戦かなと思います。
主が推す理由
1区塩澤選手…走れば久々の大学駅伝ですが、高校時代から駅伝で活躍している塩澤選手なら1区でいいと思っています。基本的には単独走よりも競り合いの方が強さを発揮しますし、ラストスパート争いとなれば、1500mでも相当上位を獲れるスピードがあります。
いきなり主要区間となりますが、全日本インカレ1万mで激しい流れも至近で経験しているのも大きいです。まずはしっかり上位争いできてくれれば。
2区阪口選手…さて、駅伝で大活躍している阪口選手をこの区間で起用予想します。最短区間ですが、序盤の混戦の中、流れを掴むために非常に重要な区間でもあります。エース級の阪口選手で一気に流れを掴みにかかるのはどうでしょうか。1区上位なら十分ここでトップを狙う事ができるはずです。
この区間結構アップダウンもありますし、3障の脚力のある阪口選手向きかなと。トップを取れればスピードランナーが並ぶ東海大一気に有利になります。
3区西川選手…主要区間となる3区。スピードランナーで好調の選手をしっかり起用していきたい。4年の西川選手が状態がいいので、最初の3区間のどこかでは起用があるのではないかと思います。
昨年1区はあともう少しというところでしたが、駅伝の経験値もついた今年はもっといい走りができるはず。混戦になってもラストスパートはかなりキレる選手、しっかりとトップ争いにもってこれれば。
4区關選手…少し手薄になるだろう区間で畳み込みたい。2大会前の優勝時は、この区間で抜け出したのですよね。スピードランナーで次に調子のいい選手ということで、關選手を予想します。出走すればこの区間2年連続、怪我とかも多いですが出雲駅伝での4年連続出走もかかりそうです。天性のスピードがありますから、9月からもう少し状態があがれば、相当強力になるはずです。
5区市村選手…実績からすると鬼塚選手あたりになってくるのですが…ぐっと伸びてきた若手を使わないわけにもいかないと思っています。東海大は過去2年、5区に直前で記録を出した選手を、大学駅伝デビューさせています(三上・郡司)。例年の流れなら、大抜擢もあるかもしれません。高校時代からも夕食でしたし、選ばれれば走れるはずです。
6区西田選手…アンカーは、距離も長くアップダウンもあり、風も周る中々難しい区間です。ハーフマラソンになるとチームトップレベルとなる西田選手を起用するのがいいと思います。スピード持久力もぐっと増してきましたし、10㎞区間でもかなりやれるはず。ある程度リードを取れれば、充分順位を保てると思います。
他のバリエーションを考えるとどうでしょう。館澤選手の穴埋めとなる2区は、阪口選手以外にも、塩澤・西川・關・鬼塚選手と、状態によって色んな選手が考えられますね。
阪口選手の状態あがっていれば、1区や3区の主要区間でもいけますから、そうなると色々と区間オーダーが変わってくるかなと思います。
・特に序盤は阪口選手らでトップへ、4区5区で一気に抜け出す
・アンカーは西田選手か、流れで逃げ切りは十分可能
今の東海大の最大の利点は、駅伝経験豊富なスピードランナーを繋ぎ区間で起用できることかなと思います。誰がエースとかというのは、今のところははっきりと言えないので、1区と3区は至近の大会で結果を残している選手になると予想します。
そして繋ぎの2区4区5区で優勝へ一気に貯金を作りに行くことになるのではないでしょうか。最後、6区はロード型で一番状態がいい選手で逃げ切りを図る…一番いい青写真でしょう。
選手層は豊富です。出雲駅伝を優勝することが出来れば、3冠に向け、一気に指揮が上がってくるはずです。