アンカーは主将・『サンキュー大作戦』完結へ/幻の区間賞を狙う男VS高校のタイム最下位の男
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定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
参考:83回松瀬(順大)17分27秒
1位安藤(青学)17分40秒①
17位小早川(東洋)18分16秒②7:06
11位清水(早大)18分06秒③7:53
2位作田(順大)17分53秒④9:26
16位中神(神大)18分12秒④9:26
4位村上(中学)17分58秒⑥11:53
9位東福(法大)18分01秒⑥11:53
11位堀合(駒大)18分06秒⑧12:09
5位林(東海)18分00秒⑨12:32
10位小野木(日体)18分03秒⑨12:32
19位加藤(帝京)18分33秒⑪13:50
15位彦坂(創価)18分10秒⑫16:11[12]16:11
13位山本(大東)18分07秒⑬17:55[12]16:11
18位赤崎(拓大)18分17秒⑭19:25[14]19:25
20位鈴木(國學)18分36秒⑰22:32[14]19:25
13位佐藤(上武)18分07秒⑮19:48[16]19:48
OP照井(学連)17分39秒(20)28:01[17]19:59
3位坂口(明大)17分55秒⑱23:41[18]20:15
5位熊代(山学)18分00秒⑯21:55[19]20:20
5位山崎(日大)18分00秒⑲24:56[19]20:20
5位渡部(国士)18分00秒⑳43:21[19]20:20
2年前初優勝のゴールテープを切ったのが安藤選手。その安藤選手が主将となって10区に帰ってきた。元々長い距離を淡々と走るのが得意ということなので10区のコースや気象条件からすると打ってつけだ。やはり一番早いタイムでラップを刻んでいく。
ところが実は一番早いのは連合照井選手で、繰り上げスタートの中から一人でポーンと抜け出した形になっている。幻の区間新記録を狙ってはいたそうで、この時点で安藤選手を1秒上回っている。それにつられてか、元々実力のある明大・坂口選手や、他山学・熊代、日大・山崎、国士・渡部選手らみんな早い入りになっている。このあたりも最後の区間で何とか一矢報いたいところだがどうだろう。
シード権争いに関しては、9位-11位争いに限ると、距離が近かった東海・林選手と日体・小野木選手が並走しており、ここまでは普通のタイムだ。追い上げたい帝京・加藤選手はこの6㎞弱で30秒差を広げられてしまった。何が何でも前半からいかなければならない状況でタイム差が開いてしまい、調子があまり上がっていないのではとこの時点で思われた。
参考:83回松瀬(順大)22分22秒(13.5㎞-6.0㎞?)
4位安藤(青学)23分06秒①
9位小早川(東洋)23分18秒②7:18
10位清水(早大)23分21秒③8:08
3位作田(順大)22分56秒④9:16
13位中神(神大)23分32秒⑤9:52
5位村上(中学)23分08秒⑥11:55
5位東福(法大)23分08秒⑥11:55
1位林(東海)22分54秒⑧12:20
1位小野木(日体)22分54秒⑧12:20
8位堀合(駒大)23分17秒⑧12:20
19位加藤(帝京)24分03秒⑪14:47
11位彦坂(創価)23分29秒⑫16:34
14位山本(大東)23分37秒⑬18:26[13]16:42
OP照井(学連)22分38秒(20)27:33[14]19:31
7位赤崎(拓大)23分12秒⑭19:31[14]19:31
11位佐藤(上武)23分29秒⑮20:11[16]20:11
20位鈴木(國學)24分08秒⑰23:34[17]20:27
15位熊代(山学)23分51秒⑯22:40[18]21:05
15位山崎(日大)23分51秒⑲25:41[18]21:05
15位渡部(国士)23分51秒⑳44:06[18]21:05
18位坂口(明大)23分56秒⑱24:31[18]21:05
この定点間の照井選手の走りが素晴らしいですね。この定点間の区間トップの選手とは16秒差、通算で区間トップの安藤選手のペースが落ち着いたため、29秒の差をつけて断トツのトップのタイムで通過している。見た目でも上武・佐藤選手や國學・鈴木選手をあっと言う間に交わしていき、食らいついた拓大・赤崎選手がこの定点間は早めのタイムとなっている。このままいけるのが俄然注目となってきた。
記録が付く中での区間トップは林選手と小野木選手の並走になっている。ここはさすが主将同士の競り合いだ。前悪いペースで走っているわけではない駒大・堀合選手が追いつかれこの時点で3人の並走になっている。駒大ファンとしてはややヒヤヒヤだったが、前の中学・村上、法大・東福選手もいいペースで刻んでいるのもあったようだ。11位帝京・加藤選手は険しい表情でペースをあげることはできず、この時点で2分27秒差となりほぼ万事休すといった形になった。
そのほか、上位の争いとしては、ややスローな入りとなった2位東洋・小早川選手に、3位早大・清水選手が11㎞過ぎに40秒差まで迫ったとアナウンスがあったがそのあたりからやや疲れが出てきたようで、再び差が広がり始めている。むしろ、後ろの5位でスタートした順大・作田選手が神大・中神選手を交わしていき4位浮上。区間上位をキープしており前を追いかけているようだ。
参考:83回松瀬(順大)9分18秒(16.6㎞-13.5㎞)
8位安藤(青学)9分52秒①
9位小早川(東洋)9分54秒②7:20
11位清水(早大)10分03秒③8:19
4位作田(順大)9分45秒④9:09
12位中神(神大)10分05秒⑤10:05
3位村上(中学)9分42秒⑥11:45
7位東福(法大)9分50秒⑦11:53
1位林(東海)9分37秒⑧12:05
1位小野木(日体)9分37秒⑧12:05
5位堀合(駒大)9分48秒⑩12:16
20位加藤(帝京)10分27秒⑪15:22
6位彦坂(創価)9分49秒⑫16:31
18位山本(大東)10分18秒⑬18:52[13]17:08
OP照井(学連)9分40秒(20)27:21[14]19:19
13位赤崎(拓大)10分06秒⑭19:45[15]19:45
10位佐藤(上武)9分57秒⑮20:16[16]20:16
19位鈴木(國學)10分23秒⑰24:05[17]20:58
14位坂口(明大)10分17秒⑱24:56[18]21:30
14位熊代(山学)10分17秒⑯23:05[18]21:30
14位山崎(日大)10分17秒⑲26:06[18]21:30
14位渡部(国士)10分17秒⑳44:31[18]21:30
この定点間は3㎞弱ですが、毎年八ツ山橋を境に大きくペース変動があるところだ。6位以下の争いでは大きな変動があったようで、まず村上選手が東福選手を突き放して単独6位へ浮上。全日本のアンカーで59分台を出せる選手なのでやはり力は上々だ。8位争いはこの間もトップの林・小野木が頑張っていて、堀合選手を突き放し始めている。
後ろの方では創価・彦坂選手が調子よく、一旦追いついてきた大東・山本選手を突き放した。創価大は本当に8区から踏ん張っている。復路追い上げてきた大東大はここはちょっと息切れとなってしまったか。その後ろにポジションをあげてきた照井が区間トップとなった林選手と38秒差に。ただ、さすがに定点間トップではなくなり、さらに中位の争いの激しさからすると、ここからは逃げ切れるかどうかとなってきそうだ。
参考:83回松瀬(順大)5分02秒(18.1㎞-16.6㎞)
12位安藤(青学)5分20秒①
6位小早川(東洋)5分18秒②7:18
14位清水(早大)5分23秒③8:22
2位作田(順大)5分10秒④8:59
16位中神(神大)5分27秒⑤10:12
3位村上(中学)5分12秒⑥11:37
1位小野木(日体)5分00秒⑦11:45
3位東福(法大)5分12秒⑦11:45
5位林(東海)5分18秒⑨12:03
11位堀合(駒大)5分19秒⑩12:15
20位加藤(帝京)5分32秒⑪15:34
6位彦坂(創価)5分18秒⑫16:29
19位山本(大東)5分31秒⑬19:03[13]17:19
OP照井(学連)5分16秒(20)27:17[14]19:15
15位赤崎(拓大)5分24秒⑭19:49[15]19:49
12位佐藤(上武)5分20秒⑮20:16[16]20:16
17位鈴木(國學)5分29秒⑰24:14[17]21:07
6位坂口(明大)5分18秒⑱24:54[18]21:28
6位山崎(日大)5分18秒⑲26:04[18]21:28
6位渡部(国士)5分18秒⑳44:29[18]21:28
17位熊代(山学)5分29秒⑯23:14[21]21:39
短い距離で秒差ですが、青学・安藤選手がここで12番だったのはちょっと意外。ある程度安全に走っていたのもあるのか、それともレース後に足を引きずっていたのも少し影響するのかちょっと気になったところだ。このあたりは序盤抑えた小早川選手が元気だった。なお、2位と3位の争いよりも3位と4位の争いが面白くなってきて、37秒差ということでいつの間にか詰まってきている。
なお、この定点間は小野木選手が断トツで早く、林選手を一気に突き放し、ハイペースを維持している東福選手を捉え、村上選手も視界に入ってきている。前回も経験して、持ちタイムもぐっと縮めた。調子自体は上がり切っていないということでしたが、さすがの走りだ。
他、この間は、一斉スタート組付近で動きがあり、坂口・山崎・渡部選手がまずまずのペース。ずっとタイムが伸びきらない國學・鈴木選手が視界に入ってきた。また、その集団をずっと引っ張ってきた山学・熊代選手が息切れしたか、見た目最下位ということになってしまった。
参考:83回松瀬(順大)6分17秒(20.1㎞-18.1㎞=2.0㎞)
6位安藤(青学)6分19秒①
8位小早川(東洋)6分21秒②7:20
9位清水(早大)6分22秒③8:25
3位作田(順大)6分15秒④8:55
17位中神(神大)6分31秒⑤10:24
5位村上(中学)6分18秒⑥11:36
1位小野木(日体)6分12秒⑦11:38
1位東福(法大)6分12秒⑧11:48
4位堀合(駒大)6分16秒⑨12:12
16位林(東海)6分31秒⑩12:15
18位加藤(帝京)6分36秒⑪15:51
7位彦坂(創価)6分20秒⑫16:30
18位山本(大東)6分36秒⑬19:20[13]17:36
OP照井(学連)6分22秒(20)27:20[14]19:18
10位赤崎(拓大)6分23秒⑭19:53[15]19:53
14位佐藤(上武)6分27秒⑮20:24[16]20:24
15位鈴木(國學)6分29秒⑰24:24[17]21:17
11位坂口(明大)6分24秒⑱24:59[18]21:33
11位山崎(日大)6分24秒⑲26:09[18]21:33
11位渡部(国士)6分24秒⑳44:34[18]21:33
20位熊代(山学)6分51秒⑯23:46[21]22:11
まず最初にこの定点間で、あわや人身事故が起きそうだった事を記載したい。馬場先門の数百メートル手前にある日比谷通りだ。ここは手動により選手の通過時に交通を遮断するのですが、神大の中神選手が通過する際、うまく情報が伝わらず、車が横断している最中に中神選手が入って行ってしまったのだ。慌てて警備員が止めに入るが、一台のワゴン車が制止を振り切り突入、中神選手の眼前に…。直前で中神選手が気づいて急ブレーキをかけたために事なきを得たが、本当にヒヤリとする場面だった。何とか二度と起こらないように対策をしてほしいところだ。
走りとしては、この定点間でも小野木選手がトップ。そしてもう一人、法大・東福選手もこの間はトップタイの走り。全日本予選あたりから顔を見始めた2年生だったが、ここまで長距離適正が高かったとは。4年ぶりのシード権まであともう少しだ。また、9位は駒大・堀合選手が再び浮上、林選手がやや苦しくなって引き離され始めている。
区間賞争いはこの時点で小野木選手が浮上、区間2位の作田選手とは13秒差へ。また、照井選手もこのあたりにきてさすがに区間真ん中あたりのペースとなり始めて、幻の区間賞へ貯金は11秒となった。
参考:83回松瀬(順大)8分32秒
7位安藤(青学)9分24秒①
8位小早川(東洋)9分25秒②7:21
3位清水(早大)9分15秒③8:16
1位作田(順大)9分01秒④8:32
17位中神(神大)9分49秒⑤10:49
2位村上(中学)9分03秒⑥11:15
3位小野木(日体)9分15秒⑦11:29
9位東福(法大)9分32秒⑧11:46
3位堀合(駒大)9分15秒⑨12:03
19位林(東海)9分59秒⑩12:50
16位加藤(帝京)9分47秒⑪16:14
6位彦坂(創価)9分21秒⑫16:27
13位山本(大東)9分39秒⑬19:35[13]17:51
OP照井(学連)9分23秒(20)27:19[14]19:17
14位赤崎(拓大)9分43秒⑭20:12[15]20:12
11位佐藤(上武)9分35秒⑮20:35[16]20:35
11位鈴木(國學)9分35秒⑯24:35[17]21:28
9位坂口(明大)9分32秒⑱25:07[18]21:41
14位山崎(日大)9分43秒⑲26:28[19]21:52
18位渡部(国士)9分58秒⑳45:08[20]22:07
20位熊代(山学)10分45秒⑰25:07[21]23:32
200㎞超えの箱根駅伝がついに最終局面を迎えた。青学・安藤選手がしっかりとトップを守り、大手町のゴールテープを切った。史上初の3冠&3連覇の同時達成となり、本当に青山学院大は箱根駅伝史上に残る一時代を築きあげましたね。
原晋という男の起用、そして最初の数年間結果が伴わなかったところで契約を切らなかったこと、夫人の協力がありました。強化の最中にスカウトの工夫・練習の在り方など様々な創意工夫がなされました。その間、様々な人との出会いや助けがあったと思います。多くの人たちに感謝の気持ちを込めた『サンキュー大作戦』大成功となった。
2位には往路復路とも安定した戦いを見せた東洋大、アンカー小早川選手がフィニッシュ。さすがに箱根に合わせてくる力は健在でした。不安要素と言われた現3年生にも収穫があり、来季に向けても明るい材料が揃ってきた。3位はラストの切り替えで後ろの猛追を交わし、早大・清水選手がゴール。終盤で3位に落ちたのは勿体なかったですが、戦前の打倒青学の対抗馬ということでは最後まで抵抗したと思います。
調整不足という意見もありますが、青学も結構ギリギリの危ないところでしたし、全体的なチーム力が及ばなかったというところだと思います。久々にトップ3に入れたことが良かったのだと思います。
その直後にやってきのが順大・作田選手。ラスト3㎞の切り替えで一気に前を追い上げて、あともう少しでトップ3に入れる位置だった。自身も一気に巻き返して区間賞へ。作田選手はおそらく今回の箱根エントリー選手の中では高校の持ちタイムが最も遅かったランナー。これだけ結果を出したのは本当に驚異的なこと。順大の復活に花を添えた。
次、5位でゴールした神大も大躍進だ。実はメンバー的にはギリギリでアンカーの中神選手は故障を抱えたまま出走だったとか。その中でまとめきった。12年ぶりのシード権とは思えないくらい、しっかりとした継走だった。
6位から10位の争いはいつの間にか5位をかなり追い上げていた。26秒後にやってきたのは中学大の主将・村上選手。暑さに強く、トラックのスピードもある。先ほど背後に迫った日体大を突き放す形でゴール。こちらは見事チーム史上初の3年連続のシード権獲得となった。長い時間をかけて戦力を整えてきた。
7位日体大も結果的には順当だった。トラックの速さは身につけてきた、今後は個々の強さを求めていくことだったが、小野木主将の走りはチームの指針になるような気がする。
8位はこれはシード校の中では一番予想されていなかっただろう法政大が見事にゴール。4年前は往路の躍進から逃げ切った感じだったが、今年は1区からシード権争いをして見事勝ち切った形、東福選手の力強い走りから来年度も楽しみなチームになりそうな予感が漂っている。
9位と10位は優勝~3位争いとも目されていたチームとなった。駒大・堀合選手が何とか一桁順位を確保する9位、2区間ブレーキがあり、シード権争い上の勝負となったが、さすがに復路のメンバーも意地を見せた形だ。ゴール後の笑顔はなかったのがとても印象的、来季復活への道はあるのか。
対照的に安堵の笑顔を見せたのはまさかの往路15位から何とか追い上げた東海大。状態が上がり切っていなかったという林主将が最後はやや危ない感じのラップの落ち方となった。箱根の難しさを痛感する形となった。少し青学・原監督やマスコミの発言に躍らせれてしまったかもしれない。様々に考えられることはある、次回躍進といきたい。
最終的には差が開いたが、順位的に惜しいところに帝京大と創価大が11位と12位に入った。帝京大は非常に惜しいところ、無念のシード落ちとなった。ただ、個々を見ていると往路の躍進や下級生の収穫があり、上位進出の夢は次回へ続きそうだ。
創価大も力は出し尽くしたのではと思う。彦坂選手の後半粘りもあり、出場2回目で12位は最近の初出場校の中では最上位だ。これから定着していくか、次がまた勝負となりそうだ。続いて見た目13番の大東大が総合でも13位へ。予選トップ通過の片りんは一応見せられただろうか。厚い選手層を次こそ適材適所で配置していきたい。
そのあとだ。注目の照井選手が懸命に走ってやってきた。終盤はさすがに苦しくなったが、区間賞狙いに気持ちを切り替えて、最後まで粘り通して、区間賞の作田選手を2秒上回るタイムで走破。一躍時の人となった。連合チーム自体は、複数区間で失速してしまい勝負はできなかったが、上級生の活躍も複数あったのは良かったのかなと思う。
そのあとは、唯一の1年生アンカーでまとめる走りをした拓大・赤崎選手、常に区間中位を維持していた上武・佐藤選手が入った。拓大としては課題は克服したものの今回も惜しいところでシード権から離されてしまった。チーム力、あともう少しというところなのだろう。
上武大は往路一桁であったり、今回は区間最下位付近の数も少なかったり、調整面などでワンランクあげられたような気がします。 9年連続出場しながらシード権獲得できないのは記録物らしいが、いずれ狙えるようになりたい。
少し間があいて國學・鈴木選手が、後ろの集団から何とか逃げ切ってゴール。最後意地を見せたことにより、総合順位も16位にひきあがった。全日本出場もできたし、次回また一つ上のレベルにあがりたい。
そのあとは20㎞以降にばらけた3人明大・坂口、日大・山崎、国士・渡部選手が連続でやってきた。坂口選手は多血症と戦いながら今持てる力は出せたでしょうか。明大自体は故障者などの影響で適材適所組めず、浮上のきっかけは掴めなかった。来季しっかり巻き返しとしたい。
予選最下位通過の日大は最初の2区間が不発ながら6区まで踏ん張ったと言える。毎年課題となる選手層の厚さを少しでも埋めていきたいところだ。国士大は一旦予選15位に落ちたところから、全員で結束して箱根に戻れたというところ、戦う集団に1年かけてしていきたいところだ。
そして、誰が予想しただろう。出雲2位・全日本3位の山学大がその後方、アンカー・熊代選手が重い足取りでしんがりで戻ってきた。年末に入り、インフルエンザが蔓延したらしく、複数の主力選手が感染してしまった。何とか選んだ10人で精一杯の走りを貫いた結果だ。反省できるところは反省して、また這い上がっていく、来季はそういう展開していきたいところだ。
次年度は青学中心ではあるけれど、絶対的エースは卒業するのでもう少し接戦になるか、ここ最近とは違うチームが上位候補にあがっていきそうな、そんな気配がある。それぞれの戦いはもう始まっている。