青学早大が良かった以外は、なんだか急転直下色々な事があったような…
とりあえず、簡単にですが、まとめます。
ページコンテンツ
1位青山学院大…一番力を発揮できる展開だった 喘息の秋山選手も合せてきた
2位早稲田大0:33…2区はやはり鬼門、後手に回るも精一杯喰らいついた
3位順天堂大2:24…ビッグサプライズ 4区の区間賞、5区の躍進は凄まじい
4位東洋大2:40…1区3区4区はさすが4年生3人 なんだかんだ箱根に合わせてきた
【優勝争い】普通にやれば青学、早大が捉えるチャンスはあるのか
混戦とはいえ、やっぱり青学と早大が総合優勝争いでは抜けていたでしょうか。青学は大学駅伝初出場の梶谷選手で1区を乗り切ると、2区一色選手不調も、3区秋山選手が見事なピーキングで再度トップを疾走しました。早大はやはり2区で遅れを取り、主導権を握れなかったでしょうか。安井選手の後半の走りで僅かに可能性が残った…というところ。
優勝争いからすると、青学有利なのは変わりはない。補欠に主力を温存しすぎているので、誰か2人くらい出てこない選手がいるかもしれません。それでも、たとえば6区小野田選手(無理でも村井選手)がいますので、ここで引き離し、後は1㎞3分ペースを刻み残り5㎞でペースアップという、トップの王道の走りができるはずです。また、下田選手に関しては原監督が「8区」と公言。強みを生かしてくるでしょう。
もし早大に万が一逆転優勝あるとすれば、田村・安藤選手が出られなかった場合か。それはさすがにハーフの距離に自信のある早大も踏ん張る区間が出てくるはずだ。少なくとも井戸・佐藤・藤原選手は長丁場に強い。太田選手もロードは強い、スピードある選手にかける作戦もあるだろう。あとは6区に58分台を出せる選手がでてくればちょっとは面白いが…。光延選手とか無理なのかな~
まあ、1位青学、2位早大 かなりの確率だろうかね。ただ、早大としては往路より復路の方が自信があるようなので、精一杯盛り上げてほしいところだ。
青学大V3&3冠王手 原監督はフライング勝利宣言
http://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/1760040.html
わずか33秒届かず…青学大に次ぐ往路2位
http://wasedasports.com/news/20170102_61749/
【上位争い】順大は東洋以下から逃げ切って、総合3位に入れるか
まさか順大が往路3位で終えるのはレース中盤でも予想できませんでした。1区やや遅れ、2区塩尻選手は途中で足のマメを潰して、ラスト伸び切りませんでしたし、3区のルーキーは失敗レース。ここで10位だったのですよね。ところがここから快進撃で、4区栃木選手が区間賞を獲得し流れに乗ると、5区に入った山田選手が鍛え上げられた脚で区間5位の快走!まさか東洋まで捉える走りになりました。また、東洋大も1区服部弾選手が区間賞の流れで4年生が踏ん張って、下馬評よりはやや上でレースを進めることができていました。
さて、2分半なので総合優勝争いもゼロではないでしょうか。順大の場合、”復路の順大”とも言われますし、全くノーマークだった75回大会でひっくり返したことがありますので…。まあ、さすがに苦しいかな。基本的に総合力は東洋大の方がやや上かな。特に東洋大は出足の6区はしっかり走れる選手を毎年用意しているので、ここで逆転して逃げるだろうか。
もっとも、順大も復路終盤は負けていない。9区1万28分台となった聞谷選手が入ってて、おそらく前回10区2位の作田選手も投入してくるだろう。7区8区も候補は複数おり、10人争いも結構激しい。なんだかまだやってくれそうな気がする。3位順大、4位東洋と予想してみよう。
5位駒大-2:09差…3区まではまずまずも、4区無念のエース…5区区間賞で必死の追い上げ
6位神大-1:44…2区でダントツ区間賞でトップに!その後は区間二桁2つで少しずつ後退
7位中学-1:35…1年生コンビ不発も、故障上がりの5区が区間3位の快走で浮上
8位上武-0:42…出足から何か違うと感じていたが、5区2位快走で初の往路一桁!
9位創価-0:30…1区遅れるも2区以降尻上がりで一時5位!5区は苦しいもこちらも初の往路一桁!
10位日大…1区エース無念の失速、2区微妙も、3区4区踏ん張り、5区で再浮上!
11位帝京+0:11…2区68分台など4区までは快進撃!ただ、5区で一騎貯金を使ってしまう…
12位法大+0:23…難しい1区2区を乗り切り、総合力の本領を発揮し4区で8位、シード争いに止まる
13位日体+0:34…1区2区で非常に怪しい雲行きになるが、よく僅差で持ってきたともいえる?
14位拓大+0:41…ものすごい順位の乱交下を繰り返すが最終的には何とか10位が見える位置へ
15位東海+1:49…1区好発進も…僕が総合3位に予想したから言う 箱根舐めてた
16位山学+2:01…オーダー変更から謎だなと思ったら…何があったんだ??
【シード争い①】サプライズ!上武・創価はシード校となれるのか!?
創価大はムイル・セルナルド選手がいるので、もしかするとと思っていましたが、それでも4区終了時点では想定以上でした。5区は予定の選手じゃなかったのでダウンは仕方ない。それでも一桁で終えられる貯金がありました。それを最後で一つ上回った上武大は本当にサプライズでした。1区坂本選手が粘って流れを作ると、4区で16位まで落ちるも前が見える状態で3年連続5区森田選手へ。その森田選手が区間2位の快走をみせ8人抜きの8位へ進出しました。
共に、6区の出足がどうなるかですね。創価大は1年生の選手ですし、上武大は鬼門の区間。くしくも後ろに2校6区が得意と思われるチームが控えていて…。いきなりはじけ飛ばされないようにできれば、創価大は9区10区強いですし、上武大は成長株の選手をまだ補欠に残しています。往路の調整を見ていると粘れるはずです。
【シード争い②】4区まで大活躍も…神大と帝京はいける!?
神大と帝京の大健闘に沸きましたね!神大は今季大きく伸びた2区鈴木健選手が爆発、67分17秒でダントツの区間賞でトップ。15年ぶりに神大がトップをひた走る場面を作りました!また帝京大は2区内田選手が流れを作ると3区初登場の濱川選手が区間5位の快走!4区で4位につけ、中野マジックが炸裂します。ただ、共に5区が振るわず。神大は13年ぶりの往路一桁ですが、シードラインには迫られます。帝京はまさかの大失速で一気に圏外に後退してしまいました。
神大は7区と10区に区間中位の経験者がいるのですよね。ここは区間一桁いけるか。6区8区9区がどれだけ踏ん張れるかでしょうか。ここまでは予選の成績が素直に出ている印象なので、ちょっと怖い所でしょうか。とりわけ走力の高い鈴木祐選手が走る6区は絶対に結果を出したいところだ。帝京大は宇佐美選手は残しているのはポイント。後は今年やや不調が続いていたり、1年生の選手が走ることになりそう。昨年のように粘り強く喰らいつけるかどうかが鍵だ。
【シード争い③】6区が強い中学・日体(と駒大)はやっぱりいける!?
ひとまず6区が楽しみなチームもいる。現6区区間記録保持者の秋山選手率いる日体大、昨年(1年)ながら区間3位樋口選手がいる中央学大。共にダークホースと言われていたが往路はやや苦戦。日体大はエース小松選手が遅れてしまう展開も3区吉田選手が冷静にペースアップ。何とかシード権が見える位置に浮上しました。中央学大は期待のルーキーコンビが不発でしたが、大崩れはせず踏ん張ると、故障明けで入った細谷選手が区間3位の好走でシード権内に押し上げました。
日体大は何だかまた秋山選手がごぼう抜きしてくれそうな感じですかね。おそらく57分台がターゲットでしょうが、達成できれば一気に6区終了地点で5位まで浮上してもおかしくありません。そのあとは選手層で上位いけるでしょう。中学大の樋口選手も同じことはいえます。むしろ一つ上のグループにいってもいいんですよね。故障者が全部は戻らないと思いますが、村上選手が満を持して登場するでしょうし、やっぱりこの2校はきそうですね。
なお、4区でエースが無念の失速があった駒大も5区でV字復活しました。6区が予定通り60分切りを達成できれば、そうそうシードラインは迫らないでしょう。7区以降は攻めるタイミングは少ないですが、まずはタイムを刻むことができればいけるかな?
【シード争い④】予選最下位から粘った日大、しぶとい法大と拓大は?
日大は序盤大誤算だったのですよね。石川選手がローペースの1区に対応できず出遅れ、2区終了時でやっと9位でした。しかし苦しいと思われた3区4区が13位にとどまると5区起用の川口選手が区間6位の好走で10位につけました。法大は2区足羽選手がうまくペースメイクするとその後も土井選手等区間10番前後で走り、シード権内へ。拓大はデレセ選手が10人抜いたと思ったら3区で13人抜かれ、宇田選手が7つアップで5区4つダウンと激しいアップダウンをしながら何とか戦った感じか。
日大は選手層は薄いのですが6区町井、9区山崎選手はやれる力あるんですよね、それとエース不発の時に限って全員駅伝ができるという謎の現象が起こる。なんだかやりそうな気も。法大は6区の1年生だけが不安ですが、城越・東福・細川選手と主力ランナーを残しています。平地に入ってからの反撃は強力そうです。拓大はもう何としてでも6区の逆噴射を防がないと。馬場選手が何とか61分台ででも走れれば、7区8区に力のある上級生を残しているので、そこで追いつき、9区に土師選手を投入し最後までもつれさせる。どこもしぶとく絡んできそうだぞ
【シード争い⑤】まさかのまさか…東海と山学の逆転シード権は?
優勝予想にも挙がっていた東海大と山学大が往路15位16位に…。東海大は鬼塚選手は頑張るも、2区關選手が壁に跳ね返されました。そこまではいいとして、3区から5区が全部空回りしてしまった印象。不安だったことが全部出てしまいました。山学大は…急造5区上田選手、12月中旬に故障をしたニャイロ選手はともかくとして、なんだかチームにアクシデントがあった感じで…。実績が少ない選手を主要区間に入れざるを得ない感じでした。
東海大はまだ希望はある。1日空いたので気持ちを切り替えて作戦を練れる。復路は上級生が中心になりますし、まだいけるはず。春日選手とかはかなり強力な駒なはず。あとは4年生がしっかり入れるかどうか。山学はどうなのだろう。元々往路で攻めるチームなだけに正直かなり不安だ。というか、だれが走れるのかということにもよる。佐藤選手が1日おいて回復できているのか、秦・河村選手は走れるのか。市谷選手3度目の正直なるかとか…。結構、いろいろな壁があるのかも。
【まとめ】
5位中学、6位日体、7位駒大、8位法大、9位東海、10位創価/11位神大、12位帝京、13位日大、14位上武
ひとまずこんな予想にしてみますか…。なんだか最後まで波乱になりそうな気がします。明日も注目ですね。
このほか、予選で抜群の選手層を見せた明大・大東大・國學院…意地を見せてほしい
なお、各監督のコメントがきてます!!
http://www.joqr.co.jp/henomichi16/2017/01/17.html