もう今週の日曜日ですね。なるべくコメントする機会もして頂ければと思いますので、金曜日を目標に全20チームの戦力分析が出来ればと思います。
箱根駅伝、そして関東インカレと多くの駅伝ファンの予想を上回る成績を収めている法政大は注目度が日に日に上がってきていますね。
まずは4組~2組には関東インカレで活躍したり、粘りの走りを見せた選手がしっかりとエントリーしていますね。法政大内だけの存在ではなくなった坂東選手はやはり最終組アドバンテージになる存在で、個人としての争いも楽しみになる選手です。相方の佐藤選手は持ちタイムは34番目ですが、ブレイクしてから条件のいい大会で走る機会が少ないだけでもっと力はあります。実際関東ICではほぼ自己ベストに近いタイムで走破してみせました。また、3組には3障優勝の青木選手がエントリー。実は昨年も3組出走していて、その時が実質初1万ながら大崩れはしていない。ある程度ではくるはず。2組の福田選手は関東IC5千の粘走、そしてハーフも63分少しのタイムがあるので今の1万の自己ベストはあてにならなさそう。このあたり、しっかりと上位~上中位では走りそうな雰囲気です。
気になるとは持ちタイムはいいが事前にちょっと不安がある選手たちか。主要大会の出走が少ない鹿島・狩野選手は多少不安はありますが、層が厚くなってきた法大で選ばれていますしある程度はくると思います。他の主力選手たちが鍵ですかね。土井選手は関東ICはそれほどよくなかったですし、補欠エントリーの細川・磯田選手は春先絶不調で出遅れていたそうです。彼らの復調具合はチーム成績を左右しそうです。
全体的にはいい流れで来ているように見えますので、久々の三大駅伝フル出場のチャンスを逃さず、掴んでいきたいところでしょう!
東国大は、箱根初出場から一気に常連校になしあがるかと思いきや、ちょっと足踏みが続いている状態ですかね。今回もタイムはボーダー付近ですが、不安定だったりちょっと主力が抜けてしまったのが多いのかなという印象です。
そんな中、最終組を任されたのは関東IC5千で復調傾向であることを示したモグス選手と1万本番で自己ベストを出した鈴木博選手。上向き傾向にある選手を置くことはできましたかね。ここまででボーダー付近に付けることができるなら、勝負できる選手たちだと思います!そこに繋げられるかどうかでしょうか。3組には勝負をかけて今期1万28分台を出した伊藤選手と、1年生ながら1万の経験はある程度豊富な佐伯選手です。伊藤選手は関東ICにはうまく合わせられなかった感じですが今回は果たして?佐伯選手も関東IC30分半ばですがそこまで悪い印象はないですかね。そして関東ICよりも予選の3組であれば序盤のハイペースは避けられると思いますので、うまくまとめられる可能性は高まりそうです。
2組1組は伸び盛りの選手と4年生ですかね。やや波がありますが、ベストは少しずつ更新してきている佐藤・河野選手がうまく調子を合わせてこられるかどうか。あとは、下級生の頃に伸びてきましたが、ちょっと足踏みが続いている4年生荒井・上村選手。特に荒井選手は一時期スピードはチームトップクラスとなった選手ですので、飛躍のきっかけのレースになればと思うのですが…。補欠の2年生鈴木正・相沢選手あたりと調子を見ながら慎重に判断されるのでしょう。
チーム全体的には長い距離に対して不安定な面があるのが課題ですので、箱根予選の半分の距離の1万はしっかり戦える態勢に整えたいところです。
ここ2年は持ちタイムはいいものの、予選では不安定なレースとなってしまい、本戦出場権を逃していた城西大です。今年もその面は否めませんが、それでも面白いエントリーはできたように思います。
4組は、2年連続関東IC5千入賞を果たしている中島選手が満を持してエントリー。1万でも充分に活躍できる素質はあるはず。3年生になって伸びが見られるかどうか。金子選手はロード型ですが、それでも関東ICハーフ入賞は力がついてきている証拠。33位よりはある程度上回る順位で勝負できるでしょう。また、3組エントリーされた西嶋選手はここ半年の一番持ちタイムが上がった選手。いよいよ、主要大会で実績を残せるかもしれないというところに来ている選手です。
あとはこの選手がうまくいけば…とカギになる選手ですかね。2組峐下選手も着実に実力をつけている選手で結構楽しみ、それからルーキー梶川選手と関東IC1500m出走ながら1万でも29分40秒出した荻久保選手も起用してほしいなと思う選手です。主力選手ですがあとは昨年秋以降伸び悩んでいる菅選手などの上級生ですかね。山本・大石選手も力はあるはずですが現状ちょっと分からない感じか。彼らが粘走することができればボーダーラインと充分に勝負できるようになっていくかなと思います。
おそらく、元々は厳しいと言われていたはずです。ただ、確実に伸びてきている選手も出始めてきている城西大はダークホースになる可能性はあるでしょう。
持ちタイム的には毎年そんなに高くないのですが、毎年予選本番で自己ベストを出す活躍を選手が見せて危なげなく通過している帝京大…そして今年も上位候補にあがってきています。
基本的にはどこを見ても穴はないんですよね。前回4組で大活躍をした竹下選手の調子が中々上がらず1組になりますが、それでも最低限まとめるレースが続いている中でした。チームとしての余裕とも捉えられなくはないですかね?競り合いにも強いので大丈夫…だと思います。今回4組に入った選手は、関東IC1万で入賞争いに顔を出していた佐藤選手とハーフで安定した走りを見せた畔上選手。それまでにボーダーラインにつけていればしっかり戦える選手たちです。
それに繋ぐ選手たちですが基本的には選手層が厚くトップ付近で戦ってもおかしくない選手たちがエントリーしているんですよね。先の竹下選手以外にも有力選手がずらり。1組には伸び盛りの田村岳選手、2組には勢いのあるルーキー小野寺選手や箱根の好走の記憶が新しく、最近復調してきた濱川選手。順調なら安定して10位前後に付けられる選手たちです。気になったのが3組。勢いはありますが1年生星選手がいきなり3組抜擢!?さらにロード型のイメージの田中選手もエントリー…。最も、補欠にこれまた楽しみな存在になりつつある岩佐・島貫選手がエントリーしており、彼らの出番もあるかもしれません。この2人も3組までなら楽しみな存在の選手たちです。
新チームになった段階で、帝京大は飛躍候補と言われ続けていました。毎年しっかり通過している全日本予選、例年以上に総合力が高い所を見せたいところですね。