続きです。
エントリー選手1万上位8人平均が13位から16位のチームです。
昨年はほとんど誰も通過予想に入れていませんでしたが、まさかの9年ぶりの通過。全日本も狙っていく方針に切り替わって2年目となります。
ざっと見た感じ各組に主力選手を入れてしっかりボーダーライン上につけることを意識したオーダー編成に見えます。4組は個人競技としても楽しみな選手で、年々安定感を増してきているデレセ選手と1万28分台を出した西選手。デレセ選手は昨年のこの大会が飛躍のきっかけの大会で今年も面白そう、西選手は関東ICで入賞こそできませんでしたが積極的な走りで調子は悪くはないと思う。あとは、昨年の秋の状態からはだいぶ上がってきた馬場選手が3組、長い距離をしっかり刻め、関東ICハーフ9位の戸部選手が2組。彼らはしっかり前の方で勝負する力があります。
気になるのが、関東ICがあまりよくなかった選手。赤崎選手はハーフでやや失敗、スピードのイメージが少ないが3組で力を出せるかどうか。土師選手は5千で15分オーバー。1組なら何とか耐えられるかどうか?このあたりは1年生ながら1万無難に走っている清水選手と交代もあるかどうか?経験の薄い中井・鈴見選手あたりにプレッシャーがかからないようにしたい。
基本的には気象条件は気温が高くなると思われるので、粘りの拓大向きのレースとなると思います。今年も充分に突破する可能性はありそうです。
昨年は3組終了時で通過圏内に付け、他大の関係者や駅伝ファンを驚かせた創価大。今年もじっくりと戦力を整えて虎視眈々と狙ってきている雰囲気がある。
最も、ちょっとびっくりした組があるのは事実。1組は松本・梅木選手といった1年生で固めてきました。松本選手は5千のタイムが良いものの、大学に入ってからはまだあまり名前は聞いていなかった。梅木選手は大学に入って自己ベストを連続更新し関東IC5千出場した選手…やれそうな気がしないでもないが、昨年経験している作田選手や持ちタイムがいい玉利選手との交代もあるか?慎重に判断出したいところ。また3組は関東ICハーフを棄権していた蟹澤・米満選手がエントリー。ひとまず無事なのはホッとするところですが、スピード面はどうでしょうか。特に米満選手は長いロードが得意なイメージなので3組でやれるかどうか。30分少しでまとめきれれば最終組に繋げていける感じでしょうかね。
偶数組は私的にはちょっと楽しみ。2組の三澤・上田選手は、創価大が誇る長距離ロードで抜群の走りを見せるランナーです。トラックですが、2組あたりはロード型でも比較的好走が見られやすい組で、どのあたりにつけられるかは気になるところ。そしてなんといっても最終組に控えるムイル選手は強力です!おそらく他の留学生と頂上決戦をする力があるはずです。リベンジ、というか成長を見せる場になりそう。大山選手がちょっと状態気になりますが、関東ICで大崩れしておらず、何とか29分後半以内ではこれそうな感じがします。やはり創価大も通過圏内につけてくるでしょうか。
昨年度の大学シーズンから今までとは一つ上のレベルで戦い続けている創価大が、安定して他校と絡む力を身に付けたかどうか。今回の全日本予選は真価を問われることになりそうです。
昨年は戦力的にまだ厳しい…と言われながらミラクルの逆転出場を果たしましたね。今年も粘り強い戦いをしてくるかもしれません。
今回の戦い方としては、1組と2組に主力が入っているので、序盤で出場圏内に付けることが大事になってきそうです。1組には八巻選手が入っています。持ちタイムもいいですし、関東IC1万でも29分台では走っており、1組の中では結構強い気がします。最近調子を上げてきた守屋選手としっかり走りたい。2組戸澤選手は長い距離のイメージですが5千も安定して14分10秒台を出すスピードがありますし、一桁順位候補。1500mが得意で調子をあげてきた高田選手もローペースなら中位以上進出チャンスだろう。やはり最初の2組は比較的チャンスが高いと思います。
ポイントとなるのは主力の組に入った選手たちでしょうか。3組は何とか耐えられるか。どちらかというと長い距離の方が得意な藤江選手と、3障で本来は絶好調だった多喜端選手。共に1万のイメージは少し低い彼らが20位付近でこらえられるか。4組はどうなるか読みづらい。エースだけど関東ICを見る限り勢いはちょっと止まっているように見える住吉選手と、期待されつつここまでは目立った戦績が少ないギトンガ選手、どちらも未知数です。彼らが昨年のような走りとなれば、出場圏内に潜り込むこともありそうでしょうか。
現状としてはもう少し、という印象は否めませんが、持ちタイムは大きく劣るわけではありません。しっかりと食らいつければ昨年のような展開も待っていそうです。
うーん、自分としては一番読みづらい大学ですね。チーム全体の勢いとしては苦しいものがあるのですが、なんといってもエントリー選手中最強ランナーがおり、起点として昨年は上位通過しています。
1組と2組は怪我から復調途中の加藤選手と、とにかく春に1万をしっかり走り切ったランナーを揃えた感じですかね。2組加藤選手はとにかくレース復帰できたのが良かった。直前の記録会5千14分30秒台なのでギリギリのペースですが、2組一桁順位を狙えるところまでいける可能性があります。ここは稼ぎたい。相方は宮崎選手他補欠の金子選手らを含めて慎重に人選したい。ここは稼げる可能性があります。1組は武田・阿部選手の春先からそつなく走っているルーキーが入りました。ルーキー同士は正直不安なのですが、30位を大きく超えないように粘ることがポイントでしょう。
さて、大エースにどう繋げるか。大エースは勿論ワンブイ選手で関東IC2年連続2冠は記憶に新しいところ。やはり彼が中心のレースとなるでしょう。さて、他に入った4年生3人がどのくらいで来れるかどうか。ワンブイ選手の相方の岡野選手はトラックは比較的安定しており、何とか30分少しでまとめられるか。通過に大きく左右しそうなのが3組高野・川口選手。関東ICでは共に厳しい結果。ただ、記録会では良くなってきているので、何とか気負わずにいければと思います。
どうでしょう。ポイントゲッターとなる選手はいますので、順位として30位よりも後ろ、もしくは20位から20秒以上にならないように各選手が踏みとどまれれば出場が見えてきそうです