2019年7月上旬は、日本の長距離界にとって大きな記録会、「ホクレンディスタンス」があります。
今年は例年4度ですが、今年は5度開催されます!
長距離ファンとしては、とっても嬉しいですね。
7月6日(土)は第1回千歳大会(場所:千歳市青葉陸上競技場)となります。
上位記録の結果や、大学駅伝を目指す大学生チームを中心にまとめます。
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ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019【千歳大会】スタートリスト
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019【千歳大会】タイムテーブル
【LIVE配信】7月6日(土)14時15分
動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF) 様
男子3000m障害
ジョナサン ディク8分27秒19 日立物流
男子3000m
ウィリー キプサレム8分00秒58 コモディイイダ
牟田祐樹8分00秒71 日立物流
ドミニク キプタム8分02秒52 JFEスチール
市川孝徳8分10秒53 日立物流
栁 利幸8分11秒69 日立物流
KINYANJUI Patrick8分14秒68 札幌山の手高
青木 優8分14秒79 カネボウ
神 直之8分21秒86 北星病院
葛西 潤①8分22秒75 創価大
WANGU Ibrahim8分26秒10 札幌山の手高
下館真樹8分29秒94 星槎道都大
上田結也④8分32秒93 創価大
桑山楓矢8分38秒55 皇學館大
キプサレム選手がかなりいいペースで走る中、最後まで食いついたのは、日立物流の牟田選手!8分00秒はそう簡単に出るタイムではありません。久々の”牟田祭り”でした。
日立物流は、今年もスピード強化の方針か、市川・栁選手もいいタイムでしたね。学生は創価大の葛西選手がまずまずの8分22秒、彼の成長曲線が楽しみです。
男子1500mB組
ミラー千本真章①3分52秒66 立教大
増井大介3分53秒90 立教大
米山健太3分54秒95 専修走好会
黒田遙登3分5秒35 札幌国際大
原田 響3分55秒37 札幌学院大
島崎敬太3分57秒26 青梅市陸協
金綱航平3分58秒11 北海道大
八重樫一也③3分58秒16 武蔵野学院大
井上陽介3分58秒24 オホーツクAC
北海道にゆかりのある選手が多く走る中、上位を取ったのは立教大の選手でしたね。ミラー千本選手、そして増井選手も、来年インカレで戦えるかもしれません。
1500mA
高橋佑輔3分44秒43 北海道
文元 慧3分46秒45 カネボウ
前田恋弥3分47秒04 カネボウ
千守倫央①3分50秒31 中央大
田中佑典3分58秒09 札幌学院大
安齋 宰4分04秒47 埼玉医科大AC
DNF村島 匠 福井県スポ協会
文武両道で話題になっている北海道大の髙橋選手が好記録となる3分44秒!これは日本インカレでも楽しみになってくる記録ではないでしょうか。1500mはますます盛り上がりを見せています。
男子5000mD組
嶋津雄大②14分03秒65★ 創価大
竹下 凱14分06秒74 SGHグループ
浦川大樹14分11秒68★ NTT西日本
黒河一輝14分12秒11★ コモディイイダ
渡邊悠真14分13秒09 トヨタ自動車九州
黒田雄紀14分15秒08 コモディイイダ
永井秀篤14分20秒23 DeNA
相葉直紀14分25秒02 中電工
菊地海斗④14分26秒05★ 流通経済大
石川佳樹③14分29秒57 拓殖大
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大内一輝③14分37秒44 日本体育大
大澤智樹③14分49秒04 創価大
鈴木翔也14分53秒07 皇學館大
馬場勇希14分54秒26★ 立教大
冨田真佑④14分56秒03 日本体育大
最初の組から大いに記録が伸びましたね。創価大2年の嶋津選手が20秒もの大幅ベスト!主力候補と言われていた選手ですが、ここでポーンと記録を短縮しました。夏前に自信になりますね。
他では竹下選手がだいうぶ調子を戻し、浦川・黒河選手ら若手も育っています。流経大菊地選手も自己ベストですね。
5000mC組
フィリップ ムルワ①13分53秒29★ 創価大
千葉直輝13分54秒47★ SGHグループ
近藤秀一13分57秒69 GMOアスリーツ
渡邉利典13分59秒82★ GMOアスリーツ
遠藤靖士14分00秒83★ クロスブレイス
下田裕太14分01秒10 GMOアスリーツ
物江雄利14分02秒20 カネボウ
上村和生14分02秒60 大塚製薬
濱口隆幸14分05秒82 九電工
高田直也14分08秒94 サンベルクス
木田貴大14分09秒87 コモディイイダ
斎藤翔太14分09秒93★ JFEスチール
郡司陽大④14分11秒76 東海大
大川一成14分12秒53★ プレス工業
志水佑守14分13秒22 トヨタ自動車九州
堤 悠生14分18秒85 JFEスチール
赤﨑 暁④14分19秒84 拓殖大
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斎藤俊輔②14分30秒21 立教大
廻谷 賢④14分32秒83 日本体育大
藤本珠輝①14分50秒86 日本体育大
谷野航平④14分51秒17 青山学院大
C組では、創価大の1年生ムルワ選手が好走。今の段階で13分53秒はまずまずだと思います。来年以降楽しみですね。
そのあとは実業団の選手が頑張って、千葉・渡邉選手が自己ベストで13分台。GMOに進んだ近藤選手もだいぶ調子が戻ってきたかな?クロスブレイスの遠藤選手が不気味に成長してきています。
日本人学生は少し離れましたが、東海郡司選手や拓大赤崎選手が少し戻してきましたかね。日体大は廻谷選手が懸命に上がろうとしているところ。青学大谷野選手は出雲アピールからするとちょっと痛いかなぁ?
5000mB組
キムタイ ウェズレイ13分37秒54★ 中国電力
佐藤敏也④ 13分38秒22★ 法政大
小松巧弥 13分44秒55★ NTT西日本
中西亮貴 13分49秒74★ トーエネック
ダン キプラガット13分50秒82★ JFEスチール
清水颯大③13分51秒15★ 順天堂大
矢野圭吾13分52秒60 カネボウ
島貫温太④13分53秒32★ 帝京大
梶谷瑠哉13分55秒87 SUBARU
松宮隆行13分55秒87 愛知製鋼 ※39歳!
山口和也④13分56秒67★ 日本体育大
松村陣之介13分56秒94 コモディイイダ
小松陽平④13分57秒46★ 東海大
中川翔太④13分57秒90★ 日本体育大
栃木 渡13分58秒54 日立物流
中国電力のウェズレイ選手やPMの桜美林大キサイサ選手らに引っ張られて自己ベストを出す選手が続出しました。
さて、最後までついていったのは学生の法政大佐藤選手!関東インカレで大活躍していましたが、好条件の記録会だと13分38秒まで出すところまで走力上がっていましたか!本人にもいい手応えになったはず。
またNTT西日本の小松選手やトーエネック中西選手は13分40秒台、自慢のスピードを見せました。さらに13分50秒台は学生が頑張り、順大清水選手が13分51秒、爆発力がつきつつありますね。
さらに帝京・島貫選手がついに13分台!トラックのスピードが高い選手でしたが、帝京大にも13分台が増えつつあります。日体大の4年生エース山口・中川選手も頑張って共に自己ベスト。4年生の足並みが揃っていて、いいチームになってます。
また、東海小松選手が13分台復活の自己ベスト。春になってから苦しんでいましたが、夏前にあがってきたのはいいこと。他、梶谷選手らの姿もありました。
そして、元5000m日本記録保持者で39歳になった松宮選手の13分55秒も見逃してはなりません。この年齢でまだこのスピードを保つことができるのが、凄いですね!この人なら、マスターズで物凄い記録を出しそうです。NY駅伝でもまだ見れるかも??
髙木登志夫13分58秒62 DeNA
池田耀平③13分58秒77 日本体育大
國行麗生14分00秒96 大塚製薬
林竜之介14分01秒61 SGHグループ
沖守 怜14分02秒48 サンベルクス
林 奎介14分02秒60 GMOアスリーツ
小山裕太14分02秒70 トーエネック
須崎大輝14分05秒00 トーエネック
西澤卓弥14分08秒09 トーエネック
石井秀昴14分08秒37 富士通
高田凜太郎④14分09秒58 東海大
吉田祐也④14分20秒30 青山学院大
中平大二朗14分22秒51 トヨタ自動車九州
改木悠真14分34秒23 トヨタ自動車九州
野田一喜14分35秒68 大塚製薬
DNFレダマ キサイサ 桜美林大
さて、日体大は3人も同じ組で13分台が出ていました。池田選手が13分58秒。実は惜しくも自己ベストには届かない数値なのですが、3人の柱が出てきたのが収穫。
あとは髙木・國行選手ら、自慢のスピードランナーが並ぶ中、東海高田選手の名前もありますね。1年の全日本走っていますが、4年生また選ばれることはあるでしょうか。
女子3000m
HELEN EKALALE8分48秒73 豊田自動織機
田中希実9分01秒54 豊田繊機TC
男子5000mA
ドミニク ランガット13分21秒06 コニカミノルタ
キメリ ベナード13分21秒48 富士通
ベナード コエチ13分21秒61 九電工
レダマ ウェズレイ13分23秒60 SUBARU
ベナード ヌイア13分37秒6 トヨタ紡織
延藤 潤13分38秒74★ マツダ
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森田歩希13分43秒10★ GMOアスリーツ
倉田翔平13分47秒89 GMOアスリーツ
秦 将吾13分48秒40 大塚製薬
鈴木勝彦13分49秒19 SGHグループ
石井優樹13分50秒44 関西学院大
小山直城13分50秒56 Honda
今井篤弥13分51秒58 トヨタ自動車九州
橋爪孝安13分54秒50 SGHグループ
岡本雄大13分57秒95 サンベルクス
カレミ ズク14分01秒42 トヨタ自動車九州
DNFイエゴ エバンス サンベルクス
最終組はやはり早いですね。多くの実業団の留学生選手が13分21秒付近でまとめてきました。現状、このペースについていける日本人選手はいませんでした。
一番だったのは、延藤選手で13分38秒の自己ベスト!マツダ勢いがあるチームですが、スピードある延藤選手がまずは引っ張ります。彼はハーフでも好調でしたね。
そのあとはGMOアスリーツの森田選手が大幅ベストとなる13分43秒!ロード・駅伝で強い選手ですが、非常に状態が上がってきてるなとおもいます。倉田選手もいい記録ですね。
学生では唯一挑戦の関西学院大石井選手が13分50秒、強いですね。最終組は全体的にタイムが伸びて、最下位の選手でさえ、14分01秒の好タイムでした。