2019年3月3日(日)
陸上ファンのみならず、一般の方々も要注目の東京マラソン2019が行われます!
レース展開の速報や、日本陸上界注目の大迫傑選手の成績やMGC出場権獲得者が出るかどうか、
駅伝・長距離ファンらしいコメントを掲載します。
ページコンテンツ
・【日テレ】7時30分~9時00分:衝撃のアノ人に会ってみた!東京マラソンスタート直前SP(大迫傑選手など!?)
・【日テレ】9時00分~11時50分:東京マラソン2019生中継
・【BS日テレ】18時30分~21時00分:東京マラソン2019ダイジェスト
・【CS日テレ+G】9時00分~16時30分:車いす国際レース&全員フィニッシュ生中継
・スタート:車いす9時05分、フルマラソン9時10分スタート
・コース:東京都庁⇒日本橋⇒浅草雷門⇒両国⇒銀座⇒日比谷⇒東京駅前・行幸通
・選手名/自己ベスト(※★はMGC出場権既獲得者)
男子
・大迫 傑★(Nike)/2:05:50
・木滑 良★(MHPS)/2:08:08
・中村匠吾★(富士通)/2:08:16
・佐藤悠基★(日清食品)/2:08:58
・福田 穣★(西鉄)/2:09:52
・大塚祥平★(九電工)/2:10:12
・神野大地(セルソース)/2:10:18
女子
・前田穂南★(天満屋)/2:23:48
・高島由香(資生堂)/2:26:13
・野上恵子(十八銀行)/2:26:33
・一山麻緒(ワコール)/初マラソン
他にも、一般・準エリートの部から新星が出てくるかもしれません!
男子
2時間4分台狙える2分55秒ペースに付くのは、大迫・佐藤・中村選手。既にMGC出場権を獲得している3名だ。下りもあり、1㎞2分48秒、5㎞も14分37秒とやや早いペースだ。
後ろの集団は神野選手らがついている。8㎞24分02秒で通過、ほぼ1㎞3分00秒だ。他、一色・下田・藤川選手ら青学OB,大塚・福田選手らMGC獲得者、定方選手など多くの選手の姿が見える。この集団も6分台が狙えるタイムだ。
先頭集団は10㎞29分09秒で通過。日本記録を大きく超えるペースでここまで進む。佐藤・大迫・中村選手はまだまだしっかりついている。第2集団は50秒遅れ、ここはペースを維持している感じだ。
15㎞通過は43分56秒、まだ2時間3分台のペース。中村・佐藤選手は中盤、大迫選手は集団最後尾で通過しています。ここで給水戸惑う選手が続出、かなり縦長になってしまう。
中村・大迫選手は何とかとったものの、佐藤選手が獲れず。佐藤選手の後輩の大迫選手が、給水を渡すシーンも。このあたり連係プレーで上位を狙っていく。
後ろの集団では、神野選手が苦しそうな表情でペースダウン。16㎞地点で脱落しそうになっている。
18㎞あたりで先頭集団のペースが上がる。2時間4分台持ちタイムのレゲセ選手や、連覇を狙うチュンバ選手が前、日本人3選手後ろとなりました。
そのまま20㎞58分45秒、中間点も通過。PM除いて8名でレースが進む。さらに、後ろの集団は1分20秒差で設楽選手が引っ張っている。神野選手も何とか自分のペースで走っている。
21.5㎞地点、大迫・中村選手が10mほど遅れる。食らいついていっているのは佐藤選手のみだが、その佐藤選手も差ができ始めた。ハイペースで進む集団がさらに速いペースで進む。
23㎞、佐藤選手は10m程の差、中村・大迫選手は50m近い差をつけられる。表情はそこまで3選手とも苦しそうには見えない、余力がどれだけ残っているか。
25㎞1:13:29で通過、20秒差で4位争い佐藤選手、46秒差の7位中村選手、53秒差の8位大迫選手となっています。
後ろの10位集団も絞られてきていて、鎧坂・堀尾・定方・藤川・高久・今井、やや遅れて設楽選手となっています。1分50秒前後の差となっています。
25㎞佐藤選手は順調に4位集団をキープ、まだ脚が動いている。大迫選手が苦しそうで顔が下にうつむきがち、ストライドが伸びなくなっていて、後ろの集団が見えてきている状態だ。
後ろの集団は堀尾・藤川・高久・定方選手、今井選手が遅れ気味、その集団にあっという間に大迫選手が飲み込まれていく。1㎞3分の集団にも全くつけなくなっています。
先頭はは連覇を狙うチュンバ選手が遅れる。2時間4分を切るペースにさすがにつけなくなった。これでPMのぞいて2人に。レゲセ・カロキ選手となった。
佐藤選手は4位争いキープ、中村選手は後ろの集団に少しずつ迫られる状況。大迫選手は30㎞手前から歩き出し、そのまま棄権。波乱の展開となってしまった。
先頭はレゲエ選手がペースを上げ、カロキ選手を突き放そうとする。レゲエ選手は初マラソン2時間4分台の怪物。今回が3度目のマラソンだ。2時間3分台ペース。
佐藤選手はここまで日本新ペースを維持、ただピッチが落ちてきているそうでここからどこまで粘れるか。ツル・カリウキ選手と一緒に走っていく
後ろ、7位中村選手を、中大堀尾選手が捉え日本人2位に!直後に藤川・高久選手もついていき、集団が4人になる。
30㎞を過ぎてから佐藤選手のペースがガクッと落ちる。後ろの堀尾選手らの集団も見えるようになってきて、レースは混とんとしてきている。
トップのレゲエ選手は35㎞を1:42:57で通過、2位カロキ選手が19秒差、5位佐藤選手が2分58秒差、7位堀尾選手らが3分36秒差。佐藤~堀尾選手が38秒差となっていて、詰まっています。
35.8㎞の折り返しで3分23秒差、堀尾選手3分45秒差、藤川・高久が3分50秒差、今井選手が4分04秒差。また少し詰まってきた。
37㎞手前、ついに堀尾選手が佐藤選手を抜いて日本人トップ!数秒後ろに藤川選手、佐藤・高久・今井選手がその後ろとなった。日本人は学生がトップに立った!
39㎞、トップのレゲエ選手は2時間4分台ペースをキープ。5位堀尾選手は2時間8分台のペースで進む。6位藤川選手の後ろに今井選手が迫る。
39.4㎞今井選手が6位(日本人2位)に浮上、ベテランが意地を見せる。また、神野選手がここにきて日本人4番手まで浮上、ワイルドカードぎりぎりのペースをキープしている。
レゲエ選手は最後までフォームは崩れずそのまま2時間4分台断トツで優勝!2位カロキ選手、3位チュンバ選手、4位学生時最上位カリウキ選手が2時間9分台。
そして最後まで駆け抜けた中大堀尾選手が日本人トップでMGC監督!今井・藤川選手まで2時間11分以内の日本人3番手でMGC獲得。また神野選手もワイルドカードで獲得、続く高久・一色選手は惜しくも獲得ならなかった。
女子
10㎞は上位10人全員海外勢で33分04秒。超ハイペース。12秒差で123位前田・一山選手、14秒で高島、36秒清田、39秒吉田選手となっている。
16㎞で日本人先頭は一山選手。初マラソンの日本人最高よりも早いタイムで通過。しかも全体の2位まで浮上!21歳が臆せずついていっています。
20㎞66分02秒、7人が先頭集団、8位43秒差で一山選手、13位1分29秒差で前田選手となっています。
28㎞地点では先頭集団が6人に絞られる。一人挟んで8位一山選手がまだ41秒差、自分のペースで走り続けている状況だ。なお一山選手は2時間20分台ペースで続けている。
35㎞、40㎞地点で少しずつペースが落ちて、この5㎞18分20秒、2時間24分をギリギリ切れるかどうかのペースとなってきた。最後は苦しく、24分きりはならず、ただ初マラソン立派な記録であった。
男子
走る前から雨が降り続け、体温が奪われてしまう天候。予想以上に厳しいコンディションに走るペースを乱されてしまいましたね。
そんな中、優勝したエチオピアのケベレ選手は最後まで涼しそうな顔でした。なんでも初マラソン2時間4分台、今回が4度目のマラソンということでキャリアは少ないのですが、本当に強い。
予想以上のハイペースの中、30㎞でさらに仕掛けてぶっちぎりましたね。本当に強い選手は、このくらいの天候は関係なく、しっかり走り切りますね。
トップランナーのペースに挑戦した選手が失速し、大混戦となった日本人トップ争いはまさかの展開でした。
徐々に絞られていく第2集団で、30㎞付近から抜け出したのは、なんと大学生の中央大・堀尾選手。失速した選手も抜いていき、36㎞で日本人トップに!
箱根駅伝3年連続華の2区出走して、5000m13分33秒のスピードランナーでしたが、長いロードもここまで強いとは!?大学の指導者が、世界陸上複数回経験している藤原正和監督というのも関係あるでしょうか?
最後も懸命に脚を動かし続けて、見事に日本人トップキープし、5位でゴール!比較的寒さには強い方みたいですが、本人もびっくりの快挙!学生初MGC獲得です。
なお、4月よりトヨタ自動車陸上部へ。トヨタはMGC獲得者本当に多くなりますね。NY駅伝とマラソンと、日本国内のレベルとはいえ両立しています。
そして、ついにというべきしょうかね。ベテランの域に入っている今井選手がMGC獲得しました。15年東京マラソンで2時間7分台をマーク、期待された世界陸上を病気で欠場して以降、マラソンではなかなか結果を出せずにいました。昨年は、半年間の休養期間も得ていたそうです。もう一度、英気を養って今回の挑戦でした。
28㎞あたりで先頭集団から離れ始めますが、「この天候の中、最後まで何が起こるか分からない」との気持ちで最後まで粘りとおして、2時間10分台ながら日本人2番手でMGC獲得!以前から、暑い方が強いと言われ続けているランナー。9月で覚醒なるでしょうか。
また、青学大旋風がようやくマラソン界にも吹き始めましたね。藤川・神野選手が獲得し、青学大3人に。藤川選手は2時間7分台も狙えるくらいの準備をしてきて今大会へ。終始日本人3番以内をキープし、危なげなく獲得。
神野選手は16㎞地点で遅れだしたときは、今回も…と思われましたが、今回5㎞ラップタイムは終始15分台をキープ。みんな身体が動かなくなった30㎞以降にぐんぐん順位を上げていき、一気に日本人4番手まで上昇。
タイムも2時間11分少しでまとめ、ワイルドカード出場権を確保。腹痛が出なかったこともい大きかったですかね。
これで一色選手も取れれば最高だったのでしょうが、最後ギリギリのところでもう脚が残っていない状態でした。今回も仕方なかった。ヤクルト高久選手も終盤までワイルドカードの圏内でしたが、残り5㎞で急失速し、届きませんでした。
そして、今回は果敢にトップ集団に食いついた日本人選手が3選手いました。佐藤・中村・大迫選手は、MGCを既に獲得しているという事もあり、今回はどこまでいけるか攻めのレースを展開しました。ただそれぞれ3選手苦難に見舞われました。
特に日本記録の更なる更新を期待されていた大迫選手が、久々に苦しいレースとなってしまいました。スタート時から身体が冷えていて、それでいて、設定よりも速いペースで進むPMについていかなければならない状況。ハーフ過ぎから急失速し、30㎞手前で途中棄権の判断をしました。
これは何も問題ないと思います。プロランナーであれば特にそうですが、予定していたレースから大きく外れたら、辞めて次のレースに備えるほうがいいです。また、MGC・東京五輪ともに夏に行われますから、寒くて身体が冷えて、というのは特に気にする事ではないですからね。
中村・佐藤選手は最後まで走り切りましたが、さすがに厳しかったですね。中村選手は30㎞過ぎ、30㎞まで4位争いをしていた佐藤選手も、36㎞以降力尽きてしまいました。2時間4分前半を狙うくらいのペースはちょっと早すぎたというところかな?
MGCは全く違うレースになる…と個人的には思っているので、ここからどういう身体の調整をしてくるか…勝負の半年です。
女子
女子は、MGC大会に指定されていないので、ワイルドカードの2時間24分以内で走り切る必要がありました。これに果敢に挑んでいったのが、初マラソンのワコール一山選手。
中盤まで、初マラソン日本女子最高となる2時間21分台を狙っていけるペースで走っていましたが、苦しい終盤で単独走になった影響もあり、残念ながら2時間24分33秒と、惜しくも切る事ができませんでした。それでも初マラソン見事なレースでした。
本人は4月海外マラソンで、2レース平均2時間28分のワイルドカードを狙うとのことだそうですね。身体の負担が少し心配ですが、陸上ファンとして、挑戦を見守りたいです。
あまり触れられていないところを、触れます。日本薬科大のカリウキ選手が2年連続で学生トップ!前回は2時間10分00秒と惜しくもサブテンにならなかったのですが、今回は2時間9分台!最後は苦しそうな走りでしたが、気象条件が厳しかった中で初のサブテンは自信になるのではないでしょうか?
しかも彼もまた25㎞付近まで先頭集団についていき、かなりのハイペースだった中です。日本の4年間で強くなった彼の今後の行方がまた気になります。
堀尾選手がMGC獲得、そして日本人3番手争いが相当混とん。東海尾湯澤、帝京畔上選手ら関東の有力学生選手や、マラソン経験豊富な広島経済大大下選手らが争っていたのですが、なんと30㎞以降一気に捲った選手がいました。
名古屋大の國司選手が30㎞で60番台だった順位を一気に上げて2時間15分台の19位躍進!といっても5㎞16分程のイーブンペースをずっと保っていた中だったのですが、最後まで見事な走りでした。
それから、駒大・堀合選手が終始安定したペースで走り切り2時間18分ジャスト。経験豊富な大下選手もさすが。これ立命館大の辻村・森選手も見事なレースでしたね。
その後ろに湯澤・畔上・青学山田選手ら。ただ、彼らは第2集団に途中まで食いついた中での結果、今後実業団に進んでから、課題に取り組んでもらえればいいですね。
・名前(所属)/MGC出場権獲得マラソン名と年
男子
・村澤明伸(日清食品)/北海道マラソン2017
・大迫 傑(Nike)/福岡国際マラソン2017
・上門大祐(大塚製薬)/福岡国際マラソン2017
・竹ノ内佳樹(NTT西日本)/福岡国際マラソン2017
・川内優輝(埼玉県庁)/福岡国際マラソン2017・防府読売マラソン2017
・園田 隼(黒崎播磨)/別府大分毎日マラソン2018
・設楽悠太(Honda)/東京マラソン2018
・井上大仁(MHPS)/東京マラソン2018
・木滑 良(MHPS)/東京マラソン2018
・宮脇千博(トヨタ自動車)/東京マラソン2018
・山本憲二(マツダ)/東京マラソン2018
・佐藤悠基(日清食品)/東京マラソン2018
・中村匠吾(富士通)/びわ湖毎日マラソン2018
・岡本直己(中国電力)/北海道マラソン2018
・谷川智浩(コニカミノルタ)/北海道マラソン2018
・大塚祥平(九電工)/北海道マラソン2018
・中本健太郎(安川電機)/北海道マラソン2018
・藤本 拓(トヨタ自動車)/シカゴマラソン2018
・服部勇馬(トヨタ自動車)/福岡国際マラソン2018
・山岸宏貴(GMOアスリーツ)/福岡国際マラソン2018
・福田 穣(西鉄)/福岡国際マラソン2018
・二岡康平(中電工)/別府大分毎日マラソン2019
・橋本 峻(GMOアスリーツ)/別府大分毎日マラソン2019
・岩田勇治(MHPS)/別府大分毎日マラソン2019
・堀尾謙介(中央大)/東京マラソン2019 NEW
・今井正人(トヨタ自動車九州)/東京マラソン2019 NEW
・藤川拓也(中国電力)/東京マラソン2019 NEW
・神野大地(セルソース)/東京マラソン2018、東京マラソン2019 NEW
女子
・前田穂南(天満屋)/北海道マラソン2017
・松田瑞生(ダイハツ)/大阪国際女子マラソン2018
・安藤友香(スズキ浜松AC)/大坂国際女子マラソン2018
・関根花観(日本郵政G)/名古屋ウィメンズマラソン2018
・岩出玲亜(アンダーアーマー)/名古屋ウィメンズマラソン2018
・野上恵子(十八銀行)/名古屋ウィメンズマラソン2018
・鈴木亜由子(日本郵政G)/北海道マラソン2018
・小原 怜(天満屋)/名古屋ウィメンズマラソン2018・ベルリンマラソン2018
・中野円花(ノーリツ)/大阪国際女子マラソン2019