【結果2019】第46回全日本実業団ハーフ/第57回延岡西日本マラソン

2019年2月10日に

第46回全日本実業団ハーフマラソン
第57回延岡西日本マラソン

があります。

それぞれ実業団有力ランナーがここに合わせてきています。

その結果や駅伝ファンとしてのコメントを記載します。

ページコンテンツ

第46回全日本実業団ハーフマラソン大会について

JAAF大会情報

公式サイト

大会要項

コース図

招待選手エントリーリスト

一般選手エントリーリスト

山口県で行われ、維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)を発着点としています。

スタートは男子10時00分、女子はスタート10時05分です。

なお、TBS系列で14時00分~15時24分に録画中継があります。

【結果2019】第46回全日本実業団ハーフ

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レース展開

晴れ、2.4度、湿度91%、ほぼ無風と条件としては非常に走りやすいコンディションの中、スタート。

男子
トヨタ早川選手を中心に1㎞2分50秒と速めのペース。2㎞は5分48秒とややペースダウン。かなり横に広い展開に変わってきました。

5㎞14分46秒で通過。相変わらずの大集団でレースは展開されるが、少しずつ京セラ中村選手や武田薬品廣瀬選手らが少し引っ張る様子も見られる。

7㎞20分33秒でこの1㎞は2分50秒。少しペースがあがったが、9㎞26分27秒。上がったり下がったりを繰り返していて、まだかなりの人数が集団についている。

引っ張るのは京セラ鹿児島の中村選手。9㎞を過ぎて3mほど集団の前に出る形に。10㎞は29分25秒~26秒で通過。直後にマツダ延藤選手、中電工のクルガト選手が前に出てペースアップ。

11㎞過ぎにはクルガド選手が一人飛び出す展開。NY駅伝2区4位のスピードには誰も付けない。単独2位延藤選手、その後ろ3位集団の展開。

折り返しクルガド選手34分25秒、延藤選手34分39秒、3集団34分40秒、地元の中本健太郎選手34分55秒、MGCあるマツダ山本選手は35分20秒ほどで自分のペースで走っている印象だ。

延藤選手は吸収されて、2位集団に。トヨタ田中選手や早川選手あたりが集団を引っ張る展開に。10㎞から15㎞は14分20秒台、クイラ選手が引っ張る形で脱落者がだいぶ増えてきている模様。

15.8㎞京セラ鹿児島中村選手が再び集団を引っ張る。35歳の市民ランナーがレースを作る。クイラ・ムワカ選手に、早川選手ら2位グループは12人ほどの絞られる。

17㎞前後はトヨタの選手がかわるがわる引っ張る展開。田中選手や大石選手も引っ張る形。18㎞手前ではまた早川選手が前にでてくる。61分台の争いになりそう。

20㎞ムワカ・クイラ選手が引っ張り、トヨタの3名、更に3秒差で中村、NTT西の山本選手や黒崎播磨の細谷選手が懸命に食いつく状況。

トップクルガド選手は大きなストライドでゆったりしたフォームを維持して競技場へ。悠々トップでゴールイン。

2位争いは大きな動きがあり、バックストレートで大石選手がリード。ラストの直前にムワカ・クイラ選手が先頭に出て2位3位。2位クイラ選手が確保、ムワカ選手が最後にペースダウンし、大石選手がギリギリで抜き返し大石選手3位、ムワカ選手4位。

直後田中選手、早川選手が5位6位。最後の7位争いは山本・細谷・中村選手の順番になりました。

女子

女子1㎞3分15秒、5㎞16分30秒とハイペース。
この時点で5人集団に絞られたが、直後に林田選手遅れる、
10㎞33分00秒、荻原・森田・佐藤・矢野選手の4名、33秒差で林田選手

折り返して矢野選手がペースアップ。ずっと引っ張ってきた森田選手が付いていけなくなった。
15㎞49分35秒。萩原選手がずっと引っ張っている。矢野選手、佐藤選手が大健闘。
18㎞過ぎ、佐藤選手がスパート。2位矢野選手、3位萩原選手に。佐藤選手は5㎞スプリット16分30秒前後をキープ。

佐藤選手はラストスパートもしっかりかけて、69分半ばでゴール。矢野選手も70分切りを果たしました。3位萩原選手も70分前半でゴール。後ろは4位の大集団、林田・坪倉・森田選手らが上位ゴールしました。

上位結果

[男子総合結果]

男子
1位クルガト(中電工)61分06秒
2位クイラ(コニカミノルタ)61分32秒
3位大石港与(トヨタ自動車)61分33秒
4位ムワカ(愛三工業)61分33秒
5位田中秀幸(トヨタ自動車)61分33秒
6位早川 翼(トヨタ自動車)61分34秒
7位山本翔馬(NTT西日本)61分38秒
8位細谷恭平(黒崎播磨)61分38秒
9位中村高洋(京セラ鹿児島)61分39秒
10位照井明人(NDソフト)61分45秒

事前からトヨタがいいという話でしたが、その通りでしたね。早川選手はずっと引っ張って先頭争い。大石・田中選手も目立っていました。早川・大石選手はこの後MGC出場権獲得の勝負レースがありますが、是非勝ち取ってほしいですね。

その直後が面白い面子。実業団ルーキーのNTT西日本山本選手と黒崎播磨の細谷選手が続きました。確かに大学時代からロードの方がいい選手でしたが、いきなり61分台出すとは!?次のレース大事ですね。

さらに35歳中村選手が非常にレースの主導権を握る走り!フルタイム勤務の市民ランナー、都道府県対抗でも話題になりましたが、今回はさらに存在感を増しました!今年注目の存在になりそう!?

11位山口修平(旭化成)61分46秒
12位坂本大志(トヨタ自動車九州)61分54秒
13位鈴木大貴(YKK)62分14秒
14位大池達也(トヨタ紡織)62分16秒
15位田口雅也(Honda)62分16秒
16位延藤 潤(マツダ)62分17秒
17位古賀淳紫(安川電機)62分22秒
18位武田凛太郎(ヤクルト)62分25秒
19位鈴木洋平(愛三工業)62分31秒
20位山本憲二(マツダ)62分34秒 MGC獲得者

山口・坂本選手までが61分きり。Honda田口選手や、途中飛び出したマツダ延藤選手は62分10秒台。最近話題の安川電機の古賀選手もここに入りました。

また何人か出場していたMGC獲得者では、マツダ山本選手が一番上位に。後ろの集団にいたので、ある程度設定ペースでのレースだったようです。

21位高橋尚弥(安川電機)62分35秒
22位高本真樹(SUBARU)62分36秒
23位相葉直紀(中電工)62分37秒
24位住田優範(愛知製鋼)62分37秒
25位松村康平(MHPS)62分37秒
26位小島大明(中央発條)62分37秒
27位小松巧弥(NTT西日本)62分43秒
28位吉元真司(黒崎播磨)62分45秒
29位久我和弥(富士通)62分54秒
30位中本健太郎(安川電機)62分58秒 MGC獲得者

招待選手の高橋選手は21位。62分半ばだったらそこまで悪くなかったかな?また、マラソン話題のMHPSさきがけの存在だった松村選手が復帰レース。62分半ばはまだこれからいけそう。

それから、ベテラン中本選手は折り返し前まで先頭集団について、63分きり。1月に休養を挟んでのことなのでまずまずですかね?

31位石川裕之(愛三工業)63分10秒
32位稲毛悠太(プレス工業)63分13秒
33位竹ノ内佳樹(NTT西日本)63分13秒 MGC獲得者
34位原 法利(Honda)63分18秒
35位廣瀬 岳(武田薬品)63分18秒
36位池田宗司(ヤクルト)63分21秒
37位田口大貴(日立物流)63分24秒
38位有村優樹(旭化成)63分31秒
39位朝賀勇也(高田自衛隊)63分35秒
40位越智文弥(埼玉医科大AC)63分37秒

それから竹ノ内選手は故障からの復帰レース。1㎞3分ペースでは走り切りました。ここからMGCまでどう仕上げていきますかね?

それからNY駅伝ではまだ馴染みの少ないチームのエース選手たちもいますね。武田薬品の廣瀬選手、高田自衛隊朝賀選手、埼玉医科大ACの越智選手が63分半ばで頑張っています。

41位目良隼人(MHPS)63分38秒
42位田中瑞穂(マツダ)63分38秒
43位篠原義裕(西鉄)63分39秒
44位山田翔太(プレス工業)63分40秒
45位中村 涼(大阪ガス)63分41秒
46位近藤聖志(トヨタ自動車)63分42秒
47位周防俊也(マツダ)63分42秒
48位森 湧暉(八千代工業)63分43秒
49位佐々木寛文(プレス工業)63分49秒
50位岩﨑祐也(大阪ガス)63分50秒

51位熊谷 光(ラフィネ)63分51秒
52位西岡喬介(中電工)63分52秒
53位河村知樹(トヨタ紡織)63分58秒
54位福濱 駿(ホシザキ)63分59秒
以上、64分以内

54位までが64分以内、ひとまずここまで掲載します。新天地でプレス佐々木選手やトヨタ紡織河村選手が復調傾向でしょうか。ホシザキ福濱選手も結果を出しました。

女子

[女子総合結果]

1位佐藤早也伽(積水化学)69分27秒
2位矢野栞理(キャノンAC九州)69分53秒
3位萩原歩美(豊田自動織機)70分16秒

速いペースの中、見ごたえがありましたね。東洋大卒2年目の佐藤選手が自己ベストを大幅更新し69分台!力ある選手に食らいつき見事な優勝でした。

矢野選手も途中から引っ張っていい走りでしたし、前回のアジア大会で実績のある萩原選手も、久しぶりに元気な走りをみました。

4位林田みさき(豊田自動織機)71分15秒
5位坪倉琴美(ワコール)71分16秒
6位森田香織(パナソニック)71分18秒
7位和田優香里(積水化学)71分20秒
8位沼田未知(豊田自動織機)71分21秒
9位逸木和香菜(九電工)71分23秒
10位上杉真穂(スターツ)71分27秒
11位飯野摩耶(第一生命G)71分56秒
12位大蔵玲乃(ホクレン)71分58秒
13位西田美咲(エディオン)71分58秒
以上71分切りまで

実力者の林田・森田選手は今回はついてはいけなかったですかね。その中で4位集団で粘りました。坪倉・沼田選手もさすが上位まできましたね。

他では1500mのイメージのある飯野選手が良かったのかなと思います。

第57回延岡西日本マラソンについて

大会要項(コースもこちらの中に)

招待選手一覧

一般選手一覧

宮崎県で行われ、延岡市役所を発着点としています。

これからマラソンをステップアップしようとしているランナーが多く出場、毎年2時間12分台あたりが優勝タイムになります。

当日、12時5分スタートです。

BSフジで23時~24時30分に録画中継があります。

【結果2019】延岡西日本マラソン

ペースメーカー:本田 匠(旭化成)

大会結果[パソコン版携帯版 ]

レース展開

ペースメーカー本田選手が頑張りすぎて1㎞3分00秒ペースで引っ張り、かなり縦長の展開。5㎞15分16秒となって、ここにきてようやく落ち着いてくるが付く選手は少な目。

10㎞30分34秒、15㎞45分56秒(設定46分30秒)で通過し、PMを除いて11名の先頭集団に。20㎞までには富士通大森選手が遅れだして、10名の先頭集団に。

PMがいなくなり、1㎞3分15秒前後のペースに。30㎞を過ぎたところ、過去2連覇の実績がある旭化成松尾選手が飛び出す。すぐに反応したのはトヨタ安井選手。まずは2人が行く。

少し離れてサンベルクス須河・小森コーポレーション郡司選手。須河選手が懸命に追いかけ、31.5㎞地点で追いつき、3人の争いに。郡司選手は10m前後の差をキープ。5位争いは日立物流栃木選手らだが少しずつ離れていく。

郡司選手が追いつき4人の争いに。郡司選手はそのまま前に出て引っ張っていく。ここからレースが動き出す。

34㎞を過ぎて安井選手が一気に離れていく。ピッチが落ちてしまった。35㎞を過ぎると松尾選手がきつくなる。表情がきつくなり、じわじわと離される。郡司・須河選手の2人が先頭に。

ただ、36㎞付近から松尾選手が5秒、安井選手は10秒程の差から広がらなくなり、まだ4位以内の選手まで優勝のチャンスがある状態が続く。

37㎞を過ぎてから松尾選手がペースダウン。37.9㎞で安井選手が3位に浮上。更にトップ争いにも動きがあり、38.0㎞で須河選手が勝負のスパート!郡司選手を突き放します。

マラソンベストは2時間24分台、今回が3回目の須河選手ですが、非常に力強い走りをキープ。1㎞3分一桁台をキープして、残り1㎞へ。ラストの上り坂でも腕をしっかり振る。

なお須河選手はオトバンクに所属する妹も出場、妹も優勝。兄妹で今大会を制することになる。兄貴、最後までしっかりした足取りで優勝。2時間11分45秒と好タイムでフィニッシュした。

2位には終盤粘った安井選手、実業団ルーキーで見事な走り。3位は郡司選手が入りました。なお、東海大優勝ゴールテープ切った郡司選手の兄貴です。4位は実力者の松尾選手が入りました。

上位結果

1位須河宏紀(サンベルクス)2:11:46
2位安井雄一(トヨタ自動車)2:12:39
3位郡司貴大(小森コーポレーション)2:12:55
4位松尾良一(旭化成)2:13:26
5位野田一貴(大塚製薬)2:14:31
6位柴田拓真(小森コーポレーション)2:15:21
7位栃木 渡(日立物流)2:15:25
8位松本伸之(愛三工業)2:17:22
9位有馬圭祐(九電工)2:18:17
10位五十嵐真悟(城西大クラブ)2:19:38
11位南雲翔太(SGHグループ)2:22:17

マラソン3回目のサンベルクス須河選手が非常にいいレースをしましたね。勝負所でしっかり仕掛けて脚が持ちました。13分程自己ベストを更新し、歴代4位の2時間11分台は非常に良かったです。

またトヨタの安井ルーキーも良かったですね。学生時代から2時間20分を切っていましたが、やはり適性はありそうですね。トヨタ自動車の強豪チームの中から頭角を現すことができています。

郡司選手も今回はいいレース。勝負どころが少し早かったですが、安定していました。松尾選手は力みも少しあったでしょうか。また来年優勝目指したいですね。

大学生抜粋

大東文化大学
12位奈須智晃④2:23:10
専修大学
14位塚原淳之③2:25:23
15位宮下晴貴③2:28:26
16位茅野雅博②2:29:05
17位南美空翔①2:29:06
18位岩間 暁①2:29:25
20位佐々木詩音①2:30:51
21位鹿島則宏②2:31:51
25位佐々木飛鳥①2:33:45

大東大の4年生奈須選手が出場していましたね。今年度の大東大主将として引っ張ってきていました。最後の箱根は出場できませんでしたが、マラソンで頑張りましたね。ハーフ67分台で通過してから粘ったと思います。

また、専修大の主力選手が練習の一環で出場しました。ハーフ1時間13分台で通過、塚原選手がずっといいペースをキープ。宮下選手も良かったですね。他下級生も結果を出しました。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。