【早稲田大学】第95回箱根駅伝2019/エントリー選手戦力分析&区間オーダー予想~主力が間に合った!?

第95回箱根駅伝2019の各大学のメンバー詳細と

戦力分析、区間オーダー予想を行っています。

伝統の”箱根力”今こそ発揮を!

早 稲 田 大 学

早稲田大学競争部:http://www.waseda-ac.org/
早稲田大学競走部(Twitter):https://twitter.com/waseda_kyoso
早稲田スポーツ新聞界(競走部):http://wasedasports.com/club/field/

ここ2回の箱根駅伝が総合3位、主力が卒業するも有力ルーキー大量加入していた名門・早稲田大が思わぬ苦しい駅伝シーズンを送っています。主力選手が複数人離脱した出雲駅伝は勝負できずに10位。

記録会でやや手応えを得て臨んだ全日本大学駅伝は、期待のルーキーが区間2位で走ったものの、他7区間は区間二けた。気が付けば関東最下位の15位に。

経験不足はあったとはいえ、大事な場面で後退していくところも目立ちました。この段階では箱根駅伝で上位で戦うのはかなり苦しいだろうと思われました。

エントリー選手紹介&独断戦力分析

7点:エース区間、山で貯金が望める選手 

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手

5点:エース区間で区間中位以上いける選手
太田智樹③28分56秒32≪18:箱2区6位、17:全1区3位、出1区7位、箱8区14位、16:全7区3位≫

4点:主要区間で区間上位でいける選手
永山博基④28分25秒85≪18:箱7区12位、17:全6区3位、出3区11位、箱2区10位、16:全4区1位、箱4区4位、15:全7区2位≫
清水歓太④29分24秒33≪18:全8区10位、出6区7位、箱9区1位、17:箱10区9位≫
中谷雄飛①29分07秒77≪18:全3区2位、出3区4位、都5区1位、17:高1区1位、国体5千2位、IH5千4位≫アジアジュニア代表など

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
千明龍之佑①29分10秒27≪18:全1区12位、都5区6位、17:高1区18位、国体5千8位、IH5千8位≫

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
小澤直人④29分34秒44≪18:全6区12位、出2区12位≫
真柄光佑③29分54秒25
渕田拓臣②31分51秒60≪18:箱6区11位≫

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
新迫志希③29分07秒06≪18:出4区11位、17:全3区9位、出4区10位、16:全5区2位、出2区12位≫
大木皓太③29分39秒90≪18:箱8区14位≫
伊澤優人③29分44秒03
宍倉健治②29分17秒12≪18:出2区13位、17:全5区20位≫
吉田 匠②29分58秒90≪17:全7区15位≫
太田直希①29分26秒60≪18:全4区10位、出5区7位、都5区14位、17:高1区7位≫

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
半澤黎斗①29分25秒05≪18:全5区14位、出1区19位、都1区3位、17:高1区20位、国体5千6位、IH1500m1位≫アジアジュニア代表など
向井悠介①29分32秒41≪18:全国5区30位、16:高1区14位≫

上位10人合計:28点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)

・ようやく”今期の顔”は揃った

12月10日に行われた監督トークバトルでは、相楽監督が「主力は間に合った」「目標は3位以内(優勝を視野に)」との発言。リップサービスも含んでいるとは思いますが、少なくとも永山・太田智の両柱が登場する可能性は高いとみていいでしょうか。

太田智選手は前年の駅伝シーズンで大活躍。箱根2区68分前半で流れを作っています。長いロードと競り合いに非常に強い選手で、序盤の主要区間で非常に力を発揮します。永山選手はチーム屈指のスピードランナー。主要区間で区間賞経験もあり、走れれば相当強力な駒となります。どこまで戻っているのでしょうか。

彼らがいない中で、駅伝で結果を残した選手は4年清水選手と1年生中谷・千明選手あたりでしょうか。清水選手は前回の箱根はびっくりの9区区間賞。今季はいずれもアンカー、下位でタスキをもらった中で力を出し切る走り、主将として懸命に引っ張っています。

ルーキーのうち、出雲・全日本飛び道具と化したのは1年中谷選手。自分でガンガン行けるスピードとアップダウンのあるロードの適性はとても魅力的です。最も、本人はトラック志向ということで、スピードを活かせる区間での登場でしょうか。全日本1区を前と僅差でまとめた千明選手は上り区間に意欲を見せていますね。

この他、ハーフの持ちタイムに関しては他有力校に負けていない。秋になって大きく成長した4年小澤選手、関東ICハーフで入賞した実績を持つ3年真柄選手、更に初エントリーとなる伊澤選手、3障だけでなく長い距離もいける2年吉田選手が63分台をマーク。

スピードランナー3年新迫選手もついにハーフに対応しつつあり、全日本2区宍倉選手は伸び盛り、上尾ではやや失敗したものの太田直・半澤選手も期待のルーキーだ。また特殊区間準備の大木・渕田選手もひとまずエントリー。春の時点で、”今期戦う顔”と思われた選手はひとまず揃いました。

最終!区間エントリー予想

1区永山博基④
2区太田智樹③
3区中谷雄飛①
4区清水歓太④
5区大木皓太③

6区渕田拓臣②
7区小澤直人④
8区千明龍之佑①
9区伊澤優人③
10区真柄光佑③

・エース太田智・永山選手は9割ほどを想定して
ただ、オーダーを語る上で、どうしても分からないのが、太田智・永山選手の状態。太田智選手は秋口に怪我、永山選手に至っては4か月間の離脱があったとのことですが…。試合に一切出場せずに、地道に夏合宿に取り組めなかったことを少しずつ行っていたのだと思います。

ひとまず上記は9割ほど戻っているとしてオーダーを組みます。7~8割ほどの場合は下の方に簡単にまとめました。

1区永山選手…本来は高いスピード持久力を誇るランナーですね。2年時の全日本4区の大快走が記憶にありますが、実はその時の本人の希望は1区。3年時の全日本・箱根ももう少し状態が良ければ1区だったらしい。ある程度目途が立っているならここで起用もありです。

2区太田智選手…9割まで戻っているのであれば、2年連続の華の2区でいいと思います。ワンランク上の選手との接戦で覚醒する選手。激しい順位変動の中、自分に合ったペースを選ぶことができれば…。

夏に離脱した選手で1区2区はややギャンブルですが、単独でもしっかり走れる千明・清水選手を1区2区に極力置きたくないから、というのも理由です。たとえ順位が下位でも前が見えていれば、巻き返すチャンスはあります。

3区中谷選手…まず一つ流れを掴みたい区間になりますね。出雲・全日本で希望の光となった中谷選手。トラック志向ということで、歴代のトラック志向の佐久長聖OB選手が1年時にとんでもない快走したことのある3区が一番適任でしょうか。ひとまず63分台いければ、流れは持ってこれるはず。

4区清水選手…前回9区区間賞の主将をここに持ってきます。ギリギリまで希望の千明選手と迷いましたが、箱根で1年生が続くのはあまり良くないということ、今年の山は基本耐える区間だろうということで、しっかり流れを持ってこれる選手にしました。ここでひとまず上位戦線に入りたい。

5区大木選手…さて、卒業生の大きな穴となる区間です。千明・吉田選手らの名前が一時上がりましたが、これまでの早大は緊急時以外は、5区6区選手は上尾ハーフ走りません。そんなわけで、1年時から登りのリザーブとして控えていた大木選手がじっくり準備しているのかな?大きく崩れなければ、ひとまずいいでしょうか。

6区渕田選手…しっかり中堅選手となった小澤選手と迷ったのですが、エントリー直前の記録会で、前回6区の渕田選手が自己ベスト。スピード面はひとまず戻っていますね。ラスト3㎞のスタミナに不安は残りますが、まずは前回の60分29秒が目安となるでしょうか。

7区小澤選手…そして4年生の小澤選手に流れを作り直す役割を託したいです。前哨戦は悪い流れの中、区間二けたとなりました。3度目の大学駅伝で、しっかり結果を残したいですね。若干下っているのもプラスに働けば。

8区千明選手…ここにもう一人のルーキーを置きます。上尾ハーフでしっかり距離対応し、登りの多い4区5区を希望していますね。ならば、この区間は強力な攻め区間にできる可能性があります。繋ぎ区間と言われますが…中谷選手の裏区間でもあります。

9区伊澤選手…ここまでにシード権内に入りたいです。残り2区間はスタミナ型の選手で堅実に走らせたい。復路主要区間には、走れば大学駅伝初出走の3年伊澤選手に。年間通じて記録会には出場していて、怪我の離脱の多かった早大の中で、練習を積めた選手と思います。しっかり自分の力を出してくれれば。

10区真柄選手…9区候補でしたが、一時故障離脱もあったということで、アップダウンが少なめの10区で。とはいえ、プレッシャーが一番かかる区間ですが。それでも関東ICハーフ入賞の大舞台の実績がありますし、暑さは強いはずです。粘り強く走れば区間上位はいけると思います。


これなら駒は揃いますし、攻めることができる区間もだいぶ増えるはずですがどうでしょうか?ちなみに永山・太田選手8割の場合は、1区太田智2区清水4区千明7区永山8区吉田9区小澤選手と考えます。

不安はありますが、ただ12年連続シード権獲得&11年連続5位以内の早大の箱根力は侮れません。危ないと言われた84回・90回・94回大会はむしろ前評判を大いに覆して、箱根ファンを沸かせています。厳しい状況でも優勝もしくは3位以内を目指し続ける早大に、今年も力強さは宿るのでしょうか。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。