出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。
箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。
逞しくなったロード力・選手層
駒 澤 大 学
TOP – 駒澤大学陸上競技部ホームページ(http://www.geocities.jp/komazawa_tandf/)
陸上競技部 – 駒大スポーツ|コマスポ(http://www.komaspo.com/i141)
ページコンテンツ
箱根予選
1位駒澤大学10:29:58
5位片西 景④61分50秒
11位伊勢翔吾④62分38秒
13位山下一貴③62分46秒
17位中村大聖③63分10秒
19位加藤 淳②63分12秒
21位伊東颯太②63分13秒
22位中村大成③63分15秒
23位下 史典④63分15秒
26位堀合大輔④63分17秒
29位神戸駿介②63分22秒
—————————–
33位白頭徹也④63分30秒
60位小原拓未②63分57秒
全日本大学駅伝
4位駒澤大学5:17:29
1区(9.5㎞)加藤 淳②8位27分40秒(7)0:12
2区(11.1㎞)片西 景④5位32分21秒(3)0:15
3区(11.9㎞)伊勢翔吾④9位35分05秒(4)1:11
4区(11.8㎞)中村大成③8位35分23秒(5)1:56
5区(12.4㎞)伊東颯太②5位36分54秒(4)2:25
6区(12.8㎞)中村大聖③4位38分04秒(4)2:47
7区(17.6㎞)堀合大輔④8位53分19秒(5)4:19
8区(19.7㎞)山下一貴③2位58分43秒(4)4:18
箱根予選では、チーム全体がハーフの鬼になっていましたね。61分台を記録した片西選手はやはり強かったのですが、そのほかのメンバーですよね。
伊勢・山下選手が62分台、そしてチーム4番手から10番手が63分10秒から63分22秒に雪崩込み、12番手まで64分以内を切りました。元々主力だった選手だけでなく、新戦力も1㎞3分ペースを切ってきました。終盤の上がりも凄かったです。ほんと、なんで箱根予選に出たの?というチームでした。
全日本はそんな中のレース。ほとんどの区間はその半分の距離で、うまく走れない選手もいましたが、多くは安定して走っていたように思います。加藤選手は1区うまく走り、初駅伝の中村大成、伊東選手らも踏ん張り、全員が区間一桁で走りました。
その中で際立ったのが、山下選手の成長。元々後半にあげていくようにという指示は受けていたそうですが、渡会橋以降は断トツトップのタイムで走り抜けての区間2位。今年はもし箱根2区を任されても、しっかりエースとして走っていけそうでした。
また、主力の学年構成が変わりつつあるのが注目です。徐々に箱根駅伝の順位が低下していく中、今年は4年生に主力の選手が多いと言われたのですよね。
その中で、今年度箱根駅伝で上位に行かなければ、そのあとが苦しいと言われていました。その中、学年を見ていると、山下選手以外にも、3年生は中村大聖・中村大成選手が出てきています。
そして2年生がいいですね。加藤選手が復活して一気に主力になっています。伊東・神戸選手が新戦力として浮上してきましたし、昨年駅伝を経験している小原選手も負けじとついています。
スカウト失敗と思われた1年生も石川・大西選手が頑張っていますね。メンバーに割って入るにはもう少しですが、確実に伸びています。今年は非常にいい流れになってきています。
いやー、難しいのではないでしょうか?選手の力が似ていることもありますし、ここ2年は箱根に関してはうまく流れが作なかったので、色々考えてしまうところもあるのかもです。
まず序盤どうするかですね。一番高位置に付けれそうな1区2区の配置は1区片西2区山下選手だと思います。競り合いで強い片西選手で、しっかりトップ付近、あわよくば”3強”の前に出て、今年大きく力を付けた山下選手で勝負するのがまず基本論なのかなぁ?
最も、10区間ある箱根、いきなり1番手2番手を起用していいのかというところ。スピードを持っている加藤選手がしっかり距離に対応したので、全日本に続き1区起用して、2区と4区に力のある選手の配置をしてもいいのかもしれません。
それから、山ですね。前回の箱根は5区から流れが悪くなりました。また6区はここ数年ずっと区間二けたが続いていて、ちょっと苦手となっている区間でです。
今のところ6区は2年前のリベンジを狙う物江選手が準備、5区もおそらく昨年走っている大坪選手が準備しているとは思いますが、どうでしょう。
箱根駅伝区間オーダー(例)
1区加藤 淳②
2区片西 景④
3区中村大聖③
4区伊勢翔吾④
5区山下一貴③
6区物江雄利④
7区伊東颯太②
8区神戸駿介②
9区堀合大輔④
10区下 史典④
現時点で目標は、例年通り『3位以内』ですが、つまりは今回全日本では引き離された3校の一角を崩すということになります。そうなると山はやはり制したいのですよね。
5区はどうしましょうか。選手層は厚くなっていますので、主力を置く手もありますね。全日本8区ラスト5㎞が凄く速かった山下選手も候補には上がるでしょう。ちなみに、OBの大塚選手が全日本8区結果残していたのも被ります。
他はどうでしょう。往路を狙うという中村大聖選手、伊勢選手も今度こそ往路でしょうか。繋ぎは伊東・神戸・中村大成・白頭・小原選手らで激戦ではないでしょうか。このあたりは選手層の厚さを感じます。
そして前回9区好走の堀合選手、そして下選手の子の4年生の調子がどうか。過去2年間3区を務めながらもう少しでした。高校時代の実績からすると苦しんだ方だと思いますが、最後まとめられればと思います。
黄金時代は”平成の常勝軍団”と言われていた駒澤大。平成ラストの箱根駅伝、藤色の襷が再び輝く瞬間は訪れるのでしょうか。