第50回全日本大学駅伝2018【早稲田大&法政大&日本体育大】エントリー選手から戦力分析&展望&区間オーダー予想も!

参照サイト:http://daigaku-ekiden.com/index.html

引き続き、全日本大学駅伝の区間オーダー予想を行っていきます。

今回は出雲駅伝で下位に沈んでしまい、全日本で一気に浮上を狙う3チームを紹介!

早稲田大&法政大&日本体育大

早 稲 田 大 学

エントリーメンバー
選手名・学年・1万m持ちタイム≪過去の駅伝・箱根予選・今年のインカレの成績など≫

車田 颯④29分24秒15
清水歓太④29分24秒33≪18:出6区10位、箱9区1位、17:箱10区9位≫
小澤直人④29分34秒44≪18:出2区12位≫

太田智樹③28分56秒32≪18:箱2区6位、17:全1区3位、出1区7位、箱8区14位、16:全7区3位≫
新迫志希③29分07秒06≪18:出4区11位、17:全3区9位、出4区10位、16:全5区2位、出2区12位≫
遠藤宏夢③29分39秒27

宍倉健治②29分17秒12≪17:全5区20位≫
吉田 匠②29分58秒90≪17:全7区15位≫

中谷雄飛①29分07秒77≪18:出3区4位、都5区1位、17:高1区1位、国体5千2位、IH5千4位≫アジアジュニア代表など
千明龍之佑①29分10秒27≪18:都5区6位、17:高1区18位、国体5千8位、IH5千8位≫
半澤黎斗①29分25秒05≪18:出1区19位、都1区3位、17:高1区20位、国体5千6位、IH1500m1位≫アジアジュニア代表など
太田直希①29分26秒60≪18:出5区7位、都5区14位、17:高1区7位≫
山口賢助①30分12秒10

これまで以上に調整したはずの出雲駅伝はここ数年で最低の10位。一部主力選手の不調、抜擢した初出場選手の不振もあり、戦える位置への浮上が中々叶わなかった。

それでも記録会では好調。大物ルーキー中谷選手がさすがのベスト、そして出雲出場できなかった千明選手が絶好調!半澤・太田直選手も10000mの距離をしっかり走りました。指定校推薦の山口選手も頑張っていましたね。

2年生以上では宍倉選手がついに復活!前年シード落ちの一因となってしまったリベンジを狙います。吉田選手も少しずつ良くなっています。また4年生は車田選手がいよいよ大学駅伝デビューでしょうか。小澤・清水選手もアベレージ上がってきてまずまずです。

あと3年生の調子がどうでしょうか。エース太田選手はエントリーはされるものの試合には出ず、スピードある新迫選手も苦しんでますかね…。長い距離いける遠藤選手の方が出場の可能性あるでしょうか。新戦力をうまく活用しながら、今度こそ上位争いしていきたい。

区間オーダー予想
1区(9.5㎞)千明龍之佑①29分10秒27
2区(11.1㎞)中谷雄飛①29分07秒77
3区(11.9㎞)半澤黎斗①29分25秒05
4区(11.8㎞)太田直希①29分26秒60
5区(12.4㎞)宍倉健治②29分17秒12
6区(12.8㎞)車田 颯④29分24秒15
7区(17.6㎞)清水歓太④29分24秒33
8区(19.7㎞)遠藤宏夢③29分39秒27

随分学年が偏ったオーダー予想になりました。最初の4区間に1年生を固めています。序盤の4区間が12㎞未満となりましたので、こういう考えたかもありということで。1区は満を持して千明選手予想、出雲駅伝はまだ脚に不安があるということで回避となありましたが、ついに状態が上向きました。しっかりと食いついていきたい。

次の2区に中谷選手を投入。出雲駅伝一番の収穫でしたね。かなりの低い順位で襷をもらいながら8.5㎞を区間賞と7秒差のタイムで走破!やっぱりロード・駅伝でばっちり合わせます。ここで上位にどこまでいけるでしょうか。

3区4区も1年生。半澤選手をここに。高校駅伝に続き1区苦しかったので、単独走の区間に。持ち前のスピードを発揮したい。そして個人的に楽しみな4区太田直選手。出雲駅伝も粘りの走りを見せていました。アップダウンも強い方ではと思っています。

ここからは上級生の登場。5くは昨年も5区だった2年宍倉選手。昨年は故障から無理やり間に合わせて区間20位失速、今年は上り調子でリベンジになる。そして6区は、”ついに”車田選手デビューへ。やや距離が長いですが、平坦な6区。主要大会の強さもありますので、しっかり走れるはず。

終盤の区間が正直迷いました。太田智選手がもし走れるなら7区なんですが…。ただ、記録会では清水選手も連戦していたのに出なかったのですよね。そうなったら、8区と思っていた清水選手を前倒しで7区起用、ここで勝負8位との差を開けます。アンカーは関東ICハーフ出走している3年遠藤選手で。とにかくペースを刻めればと思ってます。

さすがに偏りすぎでしょうかね?吉田選手あたりをどこかに入れれば、もっと違う配置ができるのかな?それでも最後の2区間はやや未知数でしょうか。ここ10年は最低でも7位以内には入っている早大。しっかりと箱根に向けて弾みをつける結果を残したい。

法 政 大 学

エントリーメンバー
選手名・学年・1万m持ちタイム≪過去の駅伝・箱根予選・今年のインカレの成績など≫

坂東悠汰④28分44秒87≪18:出1区15位、箱2区14位、17:全2区6位、出1区9位、箱1区9位、16:予23位、箱4区15位≫
土井大輔④29分06秒65≪18:出4区7位、箱1区19位、17:全1区16位、箱4区9位、16:予41位、箱8区18位、15:予123位≫
矢嶋謙悟④29分14秒03≪18:箱10区12位、17:出6区12位相当、16:予104位≫
大畑和真④29分32秒92≪18:出3区5位、箱8区8位≫
狩野琢己④29分35秒64
鈴木亮平④29分48秒84≪17:全8区15位≫

佐藤敏也③28分35秒98≪18:箱6区3位、17:全3区2位、箱6区3位≫
青木涼真③29分30秒64≪18:箱5区1位、17:全4区11位、出3区4位、箱8区9位≫
増田蒼馬③29分42秒88≪18:出6区15位≫
岡原仁志③29分47秒14≪18:出2区11位、箱7区11位、17:全7区12位≫
坪井 慧③29分48秒33≪18:出5区4位≫

鎌田航生①30分30秒84≪18:全国5区3位、17:高3区15位≫
守角 隼①30分53秒29

ここで紹介するチームで出雲から大きく順位をあげられる可能性が高いチームは法大ですね。出雲12位でしたが、主力の青木・佐藤選手が欠場し、1区のエース坂東選手が大きく出遅れた中、怒涛の追い上げで6区中盤で6位争いまで浮上しました。

エントリーは上級生中心になりましたね。次こそ持ち前のスピードを発揮したい坂東選手、そしてロードで力をつけてきた土井・大畑選手が頼もしく成長、矢嶋・鈴木・狩野選手も繋ぎ区間で面白い存在になってきています。

3年生は青木選手がいよいよエントリー。試合にも復帰していて出番となるだろう。佐藤選手も出雲に引き続きエントリーでそこまで悪い状態ではないかな?他、主力候補になった岡原選手、出雲でデビューとなった増田・坪井選手、次の試合が楽しみな選手たちだ。

あとは2年生はエントリーがなかったが、1年生が2人エントリー。4月から安定している守角選手と、高校時代に駅伝実績ある鎌田選手。出番はあるでしょうか?しっかりと状態を見極めながらシード権を獲得しに行きたい。

区間オーダー予想
1区(9.5㎞)岡原仁志③29分47秒14
2区(11.1㎞)坂東悠汰④28分44秒87
3区(11.9㎞)増田蒼馬③29分42秒88
4区(11.8㎞)青木涼真③29分30秒64
5区(12.4㎞)佐藤敏也③28分35秒98
6区(12.8㎞)鎌田航生①30分30秒84
7区(17.6㎞)大畑和真④29分32秒92
8区(19.7㎞)土井大輔④29分06秒65

まずは主力候補となっている岡原選手は、今回は1区なのかなぁと思っています。出雲は後ろの位置でうまくいきませんでしたが、5000mのスピードはついています。上位陣にどこまで食いつけるか。

そのうえで坂東選手。1区が読みにくいですが、全日本の2区はコース距離変わりますが昨年好走しています。しっかりと追い上げていきたい。3区は、出雲のリベンジをしてほしい増田選手。6区は格上の選手に比べ力負けしてしまいましたが、元来スピードがあるランナーです。しっかりと自分の走りができれば。

4区5区に復帰の3年生を起用します。青木選手を上りの多い4区へ。ここで一気に順位を上げにかかります。5区は比較的下り多い区間、佐藤選手のスピードでさらに流れを加速させていければと思います。

6区誰にしようか迷ったのですよね。出雲好走の坪井選手を勿論起用したいのですが、山下りも彼はある。大学駅伝の経験が浅い選手を走らせてもいいと思うのですよね。4年鈴木・狩野選手、しばらく大きなレースから遠ざかっている矢嶋選手、もしくは鎌田選手でもいいかもですね。調子の上がっている選手を起用したい。

7区8区は順番はどうあれ、大畑・土井選手とロード鬼の4年生でしょう。出雲駅伝3区で攻めのレースを展開した大畑選手を7区、その流れをうまく継続させた土井選手を8区。それまでに8位以内にしっかり入れていれば安定感がある2人です。

主力選手の状態次第では少し違うオーダーになる可能性がありますかね。それでも順位のわりに収穫が多かった出雲駅伝、順位を狙いに行って成功した時の順位が非常に楽しみになってくるチームです。

日 本 体 育 大 学

エントリーメンバー
選手名・学年・1万m持ちタイム≪過去の駅伝・箱根予選・今年のインカレの成績など≫

宮﨑勇将④29分11秒16≪18:出2区7位、16:全5区19位、出2区5位≫
室伏穂高④29分14秒84≪18:箱9区6位、17:箱9区14位、16:全6区11位、出4区7位、箱5区17位、15:全5区11位、予76位≫
林田元輝④29分26秒62≪18:出6区10位≫
山口晟弥④29分27秒77
志賀康太④29分28秒85
酒匂郁海④30分08秒75

山口和也③28分56秒05≪18:出3区11位、18:箱8区3位、17:出2区9位≫
中川翔太③28分59秒46≪18:箱10区3位、17:箱8区12位≫
廻谷 賢③29分23秒01≪18:出4区3位、箱6区15位≫
冨田真佑③29分44秒63
小松力歩③29分50秒91

池田耀平②29分13秒11≪18:出1区14位≫
岩室天輝②29分20秒58≪18:出5区5位≫

出雲駅伝は非常にはっきりしていました。繋ぎ区間の2区4区5区が成績良く、主要区間の1区3区6区で成績が落ちてしまい、最終的に総合9位となってしまいました。エース不在の総合力チームと言えるわけですが、そうなると全日本・箱根の方が楽しみになってきますが、これはいかに?

エントリーは上級生がぐっと増えてきましたね。4年生は駅伝経験豊富な室伏選手がついに復帰。入っているだけでも頼もしい。スピードある宮崎・酒匂選手に、長い距離でいい林田・山口選手、そしてここにきて急成長の志賀選手も注目の存在になってきました。

3年生も逞しくなってきましたね。出雲で主要区間経験した山口選手、平地の走力がついてきた廻谷選手、更に主力格の中川選手が戻ってきました。こう考えると本当に戦力アップですよね。

2年生が少数精鋭、出雲1区は失敗したものの絶好調の池田選手、更に初駅伝で好走した岩室選手は間違いなく今後主力になる選手だ。他にも全日本予選経験の冨田選手、3障の力がある小松選手ら13人選手は揃っています。じわりと浮上してきそうな気配があります。

区間オーダー予想
1区(9.5㎞)山口和也③28分56秒05
2区(11.1㎞)宮﨑勇将④29分11秒16
3区(11.9㎞)中川翔太③28分59秒46
4区(11.8㎞)池田耀平②29分13秒11
5区(12.4㎞)廻谷 賢③29分23秒01
6区(12.8㎞)岩室天輝②29分20秒58
7区(17.6㎞)林田元輝④29分26秒62
8区(19.7㎞)山口晟弥④29分27秒77

まず1区ですね。出雲より1区の重要性は下がったとはいえ、日体大1区乗り切れば総合力有るので面白いし、チーム内上位の選手起用してもいいだろう…とのことでエース級の山口選手。アップダウン多いですが、もともと3障をしていた脚力で乗り切ってほしいところ。

そして2区3区はスピードのある上級生の選手で他校に食いついていく。2年前から一回り成長した宮崎選手と、ついに復調した3年中川選手がどれだけやれるか。箱根往路のシュミレーションみたいになりますかね?

4区に、ここであえて池田選手。もっと早い段階、もしくは7区以降もあるかもしれないランナーなのですが、距離が短いながらもアップダウンを繰り返しながら上るここへ。黒姫駅伝1区で好走しましたが、ここ上り区間だったはず。この区間なら面白いかなと。

5区6区は出雲駅伝で好走した廻谷・岩室選手そのまま起用。出雲駅伝同様思いっきり走ってくれればいいですね。ここで4年志賀選手のデビューも考えたのですが、出雲好走の2人を外すわけにもいかないなと。このあたりでチームとしてぐっと浮上していくのが狙いとしてのオーダーです。

7区8区は手堅く4年生。7区は出雲駅伝でアンカーを経験した林田選手。前に追いつきかけたところ、少しずつ引き離され悔しい思いも経験。リベンジなるか。8区は冬シーズン、連続出場したハーフマラソンで複数回チームトップとなって日体大ファン驚かせた山口選手。どういうタイムになるか気になる選手です。

室伏選手はあえて起用予想していないのですよね。まだ絶好調ではないですし、駅伝経験豊富なので箱根一本に合わせてもらったらいいかなと思う選手。ならば、若手や駅伝経験が少ない選手で全日本は固めるのもありかなと。しっかりと箱根に向けて布石を打つ布陣にできればと思っています。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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