参照サイト:http://daigaku-ekiden.com/index.html
エントリーが少しずつ判明していっています。
第50回全日本大学駅伝2018の区間エントリー予想をしていっています。
今回は、出雲駅伝の優勝校!
青 山 学 院 大 学
エントリーメンバー
選手名・学年・1万m持ちタイム≪過去の駅伝・箱根予選・今年のインカレの成績など≫
梶谷瑠哉④28分43秒76≪18:箱4区9位、17:全3区4位、出1区8位、箱1区4位≫
森田歩希④28分44秒62≪18:出3区2位、箱2区1位、17:全4区3位、箱4区2位、16:全6区1位≫
橋詰太慧④28分56秒06≪18:出1区1位、17:出6区6位≫
小野田勇次④28分57秒30≪18:箱6区1位、17:全7区3位、出4区2位、箱6区2位、16:全5区1位、箱6区2位≫
林 奎介④29分05秒97≪18:箱7区1位≫
橋間貴弥④29分08秒85≪18:箱10区2位≫
鈴木塁人③28分31秒66≪18:出2区1位、箱1区5位、17:全8区4位、16:出1区5位≫
吉田祐也③29分17秒48≪18:日本IC1万m3位≫
竹石尚人③29分22秒79≪18:出6区2位、箱5区5位、17:全6区4位≫
吉田圭太②29分25秒80≪18:出4区1位、日本IC5千m3位≫
岩見秀哉②29分27秒78
神林勇太②13分58秒70※≪17:出5区3位≫
湯原慶吾①14分00秒71※≪18:都1区5位、17:IH5千16位、千五9位≫
出雲駅伝では鮮やかな完全優勝でしたね。1区から主導権を握ると、序盤に主力選手を注ぎ込んだ作戦が見事に的中、短い区間には1500m~5000mのトラックが得意なスピードランナーを配置して流れをキープ。アンカーは一時数秒差に迫られますが、終盤を考えてのこと。最終的に一度も首位を譲ることなく完全優勝を果たしています。2度目の3冠に向け最難関と言われていた出雲駅伝を制しました。
続く全日本大学駅伝は、ますますメンバーが充実しているように見えますよね。出雲優勝のメンバーは5人がエントリー。3本柱と言われ1区2区3区を担当した4年橋詰・3年鈴木・4年森田選手。総合力の高い鈴木・森田選手、更に橋詰選手が駅伝2度目で1区区間賞と結果を残したのが実は一番の収穫かな。今回も彼らは主導権を握る役割だろう。
さらに出雲駅伝プロジェクトから4区出走した2年吉田圭選手、1年湯原選手がそのままエントリー。吉田圭選手は4区区間賞で大学駅伝デビューを果たすと、湯原選手は5000mのタイムを数か月単位で確実に縮めている成長株です。また下級生から2年神林選手がついに勢いづいてきて、先日の記録会では歓喜の5千13分台、満を持して出走メンバーに入ってきそうだ。
そして、出雲駅伝でエントリー漏れして、一部の駅伝ファンが騒いでいた4年林・小野田選手も入ってきましたね。呼称のうわさもありましたが、結局記録会で自己ベストから数秒遅れるだけの走りを見せてほぼ万全なのをアピール。いつでも臨戦態勢だ。林選手は間違いなく長距離区間、小野田選手は箱根6区があるのでわかりませんが、おそらくどこでも準備できるかなと思われる。
また、原監督から山の神言われている竹石選手も平地ロードの安定感はお墨付き、今回も出番はあるだろうか。他にも長い距離マイペースの走りを貫ける4年橋間選手、まだ大学入ってからは大きな実績がない2年岩見選手もどうか。2冠目を取りに行く万全のオーダーを考えてみたい。
区間オーダー予想
1区(9.5㎞)梶谷瑠哉④28分43秒76
2区(11.1㎞)橋詰太慧④28分56秒06
3区(11.9㎞)鈴木塁人③28分31秒66
4区(11.8㎞)吉田圭太②29分25秒80
5区(12.4㎞)神林勇太②※13分58秒70
6区(12.8㎞)吉田祐也③29分17秒48
7区(17.6㎞)森田歩希④28分44秒62
8区(19.7㎞)林 奎介④29分05秒97
1区と4区以外は結構すぐに固まりました。1区は出雲に引き続き橋詰選手でもいいのですが、一度流れの中でしっかり前を追っていく駅伝を経験させたいなぁと思ったので、2区にしてあります。
空いた1区どうしようかなと思ったのですが、無難なのは4年梶谷選手でしょうか。スピードランナーで1区経験2度あります。昨年の出雲で失敗がありますが、今回の全日本前の記録会はそれよりも状態はずっと良さそう。個人的には箱根も1区走ってほしいと思っているので、もう一度起用してほしい。
2区橋詰選手で流れを作り、3区鈴木選手で更に加速させるのは出雲駅伝と一緒。全日本大学駅伝では距離が長くなるので主導権を握る事ができれば一気に他校を突き放せるでしょうか。箱根に向けて仕上げていくので、距離が長くなって更に彼らのスピード持久力が光るはずです。
そして自分の中でもっとも固まらなかった4区…無難なのは竹石・小野田選手なのですが、彼らはそれぞれ箱根の山の神候補の選手、もし他に調子が上がっている選手がいれば温存したいところ。そして勢いある下級生で吉田圭・湯原選手でかなり迷った上、日本ICで5000m出走している吉田圭選手と予想しています。距離が倍になりますが、この距離はしっかりと走り切りたいところだ。
ここから後半区間、ここに5000m13分台を出し、自信を取り戻してきた神林選手に思い切り走ってもらいましょう。13ヵ月越しのリベンジを全日本大学駅伝で!というか、ここでまた攻めれそうな選手をおける青山学院大は本当に選手層厚い。むしろここで優勝決定付けたいくらいだ。
続く6区にはこれまた満を持して大学駅伝デビューとなる吉田祐選手。昨年から長距離ロードに強いと言われながらもあともう少しで駅伝デビューを逃していた選手。今年9月日本IC10000m3位は、まず距離が近い全日本大学駅伝で生かされるはず。
7区8区はとどめのエース級、もし万が一劣勢になっていても希望が持てる選手を残しています。7区には箱根エース区間2区区間賞の森田選手、出雲ではその色眼鏡のプレッシャーの中、しっかり区間2位と持ち前の安定感を発揮しました。長くなり、彼の走りがより活きるでしょう。
アンカーは長い距離では無類の強さを発揮する林選手。箱根7区区間新の大学駅伝デビューは鮮烈、その後の熊日30㎞ロードでの優勝は記憶に新しいところ。一時故障するもトラックで5000mのベストを出して、総合力もアップ。しっかりと長丁場の8区を走り抜けられるはずだ。
この他では、1年湯原選手のデビューさせるかどうか迷ったのですよね。もしデビューさせるなら思い切って1区でしょうかね。今回は最短区間になりましたので、日本IC1500mからの移行としてちょうどいいのかなぁと。あと都道府県対抗駅伝1区5位の実績もありますからね。その場合は4区に梶谷選手ということでしょうか。
何事もなければ、2冠は手に入る範疇なのかなと思っています。勿論、そのプレッシャーの中の戦いです。また、実は優勝回数からすると、全日本大学駅伝は青山学院大が一番苦手な大会でもあります(優勝は一度だけ、その一度もかなり辛勝)。思っている以上に、チームとしては大変だと思いますが、そこを乗り越える事ができるか、注目ですね。