シカゴマラソン2018【大迫傑選手結果、日本新記録!】/大迫半端ないって!

今年のシカゴマラソン2018は注目が集まっていましたね。

モハメド・ファラー、ゲーレン・ラップ選手ら世界の選手

日本の選手も
大迫 傑、藤本 拓、鈴木洋平、木滑 良、川内優輝選手といった豪華なメンバーが揃っていた今年のシカゴマラソン

特に大迫 傑選手が練習の出来から、日本記録更新が期待されていましたが、やってくれました!

シカゴマラソン結果

1位モハメド・ファラー(英国)2:05:12
2位GEREMEW(エチオピア)2:05:24
3位大迫 傑(オレゴンP)2:05:50
(☆★日本・アジア新記録★☆)

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8位藤本 拓(トヨタ自動車)2:07:57
鈴木洋平(愛三工業)2:12:18
川内優輝(埼玉県庁)2:16:26
木滑 良(MHPS)DNF

1位ファラー選手はトラックでオリンピック&世界選手権で金メダル多数の選手!

この選手はずっとトラックで世界トップだったランナーなんですよね。オリンピック2012年、2016年、世界選手権2011年・2013年・2015年・2017年と5000mと10000mに出場し、金メダル10個、銀メダル2個というすさまじい成績を残している選手なんですよね。

昨年トラックを卒業し、マラソンに専念すると話していましたが、今年は35歳。どうなのかなと思っていましたが、やっぱり対応力凄いですね!最後はエチオピアの選手と一騎打ちになったのですが、40㎞を切ってからトラック差ながらの切り替えで突き放しましたね!マラソンでも見事な活躍です!

大迫傑選手、日本新記録21秒更新!

まずは画像とラップタイムを見てみてください!

ペースメーカーがついていたのですが、5㎞ごとの上げ下げが激しい。つまりあまり機能していなかったのですよね…。記録を狙うためにエネルギーを使いたくない中、あまりいい展開ではなかったのです。

そんな中、ハーフは63分04秒で通過、単純に倍に計算すれば2時間6分08秒。2時間6分11秒の日本記録をギリギリ更新できるペースだったのですが、20㎞-25㎞が15分28秒と極端に落ちます

苦しいかなぁと思いましたが…そこから先頭集団のペースが一気に上がります!そいて大迫選手もしっかり対応して見せて、なんと25-35㎞28分58秒!こんなペースで走れる日本人選手は初めて!

35㎞を過ぎてからは少し先頭からは後退し、両脇腹を抑えて4位に後退しますが、残り1マイルから巻き返して3位浮上!そして日本記録達成ですから…これ本当に速さだけでなく強さも身についています

インタビュー
(3位入賞、日本史上、最も早いランナーになりました)
非常に嬉しいです。2月の設楽選手、昨年のラップ選手の走りが、すごくモチベーションになっていて、今回発揮することができました。

(日本人で初めて2時間5分台のランナーに)
気象条件も結構過酷で、出るかどうかわからなったですが、最後の1マイルでいけるぞとなって、頑張れたので結構よかったと思います。

(レース展開、前半、PMがいたあたりは)
なるべく落ち着いて。最初の給水取り損ねたのですが、落ち着いて走れました。前半ペースが遅かったのですが、後半ネガティブスプリットで走ることができました

(35㎞から5人になってから)
あのあたり、きつくなりはじめてきていたので、「あと1マイル、あと1マイル」と少しずつ距離を伸ばしていった感じになりました

(日本記録を意識したのはいつ?)
最後の1マイルで、ペース通りいければいけると思ったのですが、風がすごく強くて、頑張らなきゃと危機感を持って走っていました

(生放送です。日本の皆様へ)
まだまだトップを取れなかったのでまだまだなのですが、日本人でもしっかりと最後まで優勝争いできる位事を証明できたので、これからも期待してもらえたらなと思います。

前半ペースが上げ下げがあった中、ネガティブスプリト(後半の方が早いこと)で日本記録達成は凄いですよね!

おめでとうございます!

藤本 拓選手も2時間7分台!

テレビではあまり映っていませんでしたが、藤本拓選手もすごかったのですよね。30㎞付近まで先頭集団につくも、そこから遅れますが、ペースを保っていましたね。2時間7分57秒は見事な記録です。

7年前、国士館大学時代は5000mで関東ICを制し、大迫選手を破るくらいスピードはあるのですが、長い距離は苦手…と当時話していたくらいのスピード型。それが、ここまで走れるようになるのですからすごいですね。

そして、藤本選手の努力も勿論ですが、日本もスピードランナーがマラソン走れるようになるトレーニングメニューが開発されているのかもしれません。

歴代記録ですが、20550大迫選手、20611設楽選手、20657井上選手、20757藤本選手がこの1年で作られた記録です。

日本男子マラソンは、明るいニュースが続いています!今後も楽しみですね!

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。