出雲駅伝2018【東海大学】区間エントリー予想&展望~出雲連覇はなるのか!?關・館澤・鬼塚選手の調子は…

前回の出雲駅伝優勝している東海大も10人のエントリーメンバーが公開されましたね。

駅伝応援サイトもできているようで、東海大長距離ブロックを盛り上げています。

是非とも連覇!といきたいところですが、どうやら順調というわけではない模様。

その中でどうすれば勝率が上がっていくか、駅伝ファンの一人として思案してみました。

東 海 大 学

エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝、国:国体、IH:インターハイ

湊谷春紀④13分53秒48≪18:箱9区5位、17:全5区2位、16:出6区5位、箱1区16位、15:全3区3位、出2区5位≫…1年次から主力として期待されている選手。怪我があったが3年全日本から復活。主にハーフのレースに出場。長距離ロードの安定感が武器。

湯澤 舜④14分19秒32≪18:関東ICハーフ2位≫…駅伝出走はないものの長距離に非常に安定感がある。今年はICで大活躍!充実した夏を送り、満を持して長距離区間出走か。

關 颯人③13分35秒81≪17:全4区6位、出6区1位、箱2区13位、16:出3区1位≫…1年時に出雲で鮮烈デビュー!スピード抜群のランナーだがやや故障が多く、風に弱い印象も。今は故障が癒えて状態が上向いている

鬼塚翔太③13分38秒58≪18:箱3区3位、17:全1区9位、出4区1位、箱1区2位、16:全1区10位、出1区2位≫…高校時代スター軍団の東海大において5000m&10000mはトップレベル。駅伝では爆発的なラストスパートを見せる。今季はここまで精彩を欠いている。

館澤亨次③13分48秒89≪18:箱8区2位、17:全3区1位、出2区2位、箱5区13位、16:全3区1位、出2区2位≫1500m日本選手権優勝、アジア大会9位…1500mの日本人学生だけでなく日本全体トップレベルの選手!世界での経験も積んでいる。出雲は過去2度最短2区

中島怜利③13分53秒93≪18:箱6区2位、17:箱6区8位≫…箱根山下り担当だったが、平地でも主力の一角に成長した。今季は数多くのレースに出場し経験を積んでいる。

西川雄一朗③13分56秒01≪18:日本IC5千4位≫…大学で駅伝経験はないが、ICで2度入賞の意経験を持つ。秋に入り絶好調!いよいよ駅伝デビューか

高田凜太郎③13分57秒73≪16:全5区5位≫…1年時に駅伝出走ししっかり走っている。以降、記録会で上位の結果を残すも、もう少しのところ。そろそろ2度目もあるか

郡司陽大③13分57秒89…1年の箱根からエントリーに入り続けるも出走はまだない。今年の箱根は8区エントリーも当日交代に。ロードに強い印象。

須崎乃亥①14分23秒78≪18:日本IC3障4位≫…3障を中心に彗星のごとく現れた選手でぐんぐん伸びている。長距離ロードの適性はベールに包まれている

前回優勝校!しかも出走者全員が本年度も残っている今期は随一の優勝候補…と思いきや、今期は波に乗り切れていなかった。それは夏も続いてしまい、前回出走者の3人がエントリー漏れ。しかも前回爆発的な走りをした選手やいぶし銀役割の選手がいないのは正直痛手だろう。

そんな中、2年前鮮烈デビューを果たした關・館澤・鬼塚選手はエントリー。關選手は故障明け、館澤選手は1500mから急いで対応中、鬼塚選手は9月2レース欠場という状態ではあるが、連覇への可能性を追求できる。これに新戦力でスピードのある3年西川選手やロードで安定している湯澤選手が絶好調!新たなメンバーで勝負に出るか。

出雲駅伝区間エントリー予想
1区8.0㎞-2区5.8㎞-3区8.5㎞-4区6.2㎞-5区6.4㎞-6区10.2㎞ 赤区間が主要区間
西川雄一朗③-館澤亨次③-關 颯人③-鬼塚翔太③-中島怜利③-湯澤 舜④

とはいえ、だいぶ色々と悩みオーダー引っかきまわしました。出雲の勝ち方を知っているスピードランナーがそれぞれの事情で本調子とまではいかないから…。昨年も1500mから少しずつ距離を伸ばした館澤選手はできる限り最短区間の2区で固定したいのでここをまず決めました。2年連続、青学に追い上げを許していますが、今年はその選手はいない。区間賞と行きたい。

そして1区にエース關選手を持ってくるか、売り出し中の西川選手を持ってくるか非常に悩みました。關選手は風に影響を受けやすいということで、集団の1区が一番いいのかなぁとか。ただ、出雲に関しては過去2年は3区1位、6区1位。10㎞までのロードはそこまで考えなくてもいいかなと思い、2年前出走の3区へ。何が何でもこの区間で青学大の前へ、ですかね。

1区は西川選手。本人の故障もあったが、インカレ5000m2度入賞、ハーフ62分台の選手が3年生で初の大学駅伝になるのだから、本当に層が厚い。いきなり連覇を目指す駅伝のスターターですが、トラックでの勝負レースでの成功体験はある。しっかりと自分の走りをしてくれると思います。

さて、西川-館澤-關の3区間で絶対トップに立ったうえだ。4区に勝負をかけて2年連続鬼塚選手を投入。現在の状態が分からないので何とも言いようがないですが、走るとすればこの区間しかないのではないでしょうか?例年通りの追い風なら思い切って投入してみたい。

5区は調子の上がっている選手ですが、9月22日の記録会の結果からすると中島選手が入ってくるか。箱根の山下りから頭角を現したランナーだが、平地のトラック&ロードも非常に経験豊富。5000mも13分台に乗った今季、ついに平地の駅伝区間にも登場しそうだ。粘りの走りをしてほしい。

アンカーは、この選手しかいないのではと思う選手がいて、4年湯澤選手。2年生のころからハーフを中心に安定した成績を残していた。東海大の選手層の前にあと一歩メンバー入りが叶わなかったが、今年はインカレで表彰台に立つなど走力に磨きがかかった。夏の練習消化量チーム1という彼が、今年優勝のゴールテープを目指させるのに相応しいかなと。


どうでしょうね。鬼塚選手がいけない場合は、4区に中島選手をおいて、5区は高田選手ということになるでしょうかね。3区までに貯金を作ることがより重要になってきそうです。優勝を狙うにはぎりぎりの戦力かなぁと踏んでますが、スピードは大学ナンバーワンのはず、関東IC・日本ICに続き、3つ目の栄冠、意地でも取っていきたいところだ。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。