第50回全日本大学駅伝関東地区予選2018の結果が出ましたね!
詳細結果とコメントをしていこうと思います!
第50回全日本大学駅伝関東地区予選2018詳細結果
詳細結果(http://www.kgrr.org/event/2018/kgrr/50zennichi/50zennichi_result.pdf)
ページコンテンツ
1位法政大学4:06:08.63
8人中7人が12位以内、4組佐藤青木が4位6位!3組坂東も意地組トップ!見事トップ通過!
過去最高の炎天下の過酷な条件の中、主要大会での安定感がずば抜けている法政大の良さが最大限に発揮されましたね。スピードのある坪井・増田選手が組4位5位と最高のスタートを切ると、2組岡原選手がうまくレースをし組3位、松澤選手も僅差で繋げます。
キーポイントになると思われた3組では事前の大会から不安定だった土井選手が失速しますが、坂東選手が得意のラストスパートを最大限生かせる展開に持っていき組トップ!大きな穴にはなりませんでした。
そして、最後の組が最も凄かった!佐藤選手が残り500mまで先頭集団に食らいつく走りで4位!青木選手も安定感抜群の走りで6位、一気に総合トップまで浮上しました。凄いのが2人とも山で光る選手なのですが、最終4組で活躍したこと。これはかなり凄いことですよ?全体的に、どんどんいいチームになっていきますね。三大駅伝で更に存在感が増しそうです。
2位國學院大學4:06:20.02
1組2組4組の6人が個人10位以内で3組も粘り!浦野・土方・臼井らの活躍で大学最高2位!
新しいエースの強さとこれまでの國學院の粘りが合わさりましたね!1組は、上位組でもと思われた臼井選手が個人2位の好発進!長谷選手も続くと、2組では小中・茂原選手が共にトップ10位入り!これからエースになるだろう臼井選手と、4年間力をつけた選手で3位の好発進。
3組ポイントは関東IC不振だった青木・江島選手が何とか中位で踏みとどまって、エースの最終組へ総合3位へ繋ぎます。最後は頼もしかったですね。浦野選手が終始上位につけ見事個人5位、土方選手も29分台で10位へ。見事に大学史上最長の4年連続出場、そして過去最高の順位での本戦へ乗り込みます。新しい國學院が秋に開花するでしょうか。
3位城西大学4:06:60.86
服部・鈴木選手らの活躍で3組までに圏内!4組荻久保・大石選手健闘で更に順位アップ!
エース落ち…ただ、そこから考えめぐらされた組オーダーがぴたりと的中しました。1組で服部選手が組3位、2組西嶋選手が組11位と上位を獲ります。そして相方の2年生がよくやりましたね。初の主要大会となった大里・野上選手が中位で踏ん張ります。
そして3組では4年間かけて力をつけた鈴木選手が爆発!暑さでスローとはいえ3組3位は価値があります。中島選手も中位で踏ん張り、エースを置かなかった4組に4位で繋ぎます。その4組がびっくり!大石選手が全日本予選強いのは分かっていましたが、荻久保選手とともに29分台!更に順位を上げて3位通過は本当に予想外の活躍でした。勢いづいた城西大も今までと違う歴史を築いていくのでしょうか??
4位明治大学4:07:14.01
2週連続レースの阿部が日本人トップ!各組片方一桁で主力不在を見事にカバー!
主力はいないですが、バランスとは取れている印象があった明大。1組は実績ある4年生。角出選手が安定感を発揮し組7位、何とかエントリーの坂口選手は苦しみながらも大差なく繋ぐと2組が奮起します。佐々木選手が終盤まで先頭争いをし9位、村上選手も僅かな差で続き、2組終えて6位と圏内に付けます。
勢いはその後にも続き、3組では中盤で鈴木・小袖選手がペースを上げ積極的に攻めます。その後、最後まで続いたのは鈴木選手。初の1万mでしっかり仕事をしました。圧巻は最終組、日本選手権で走ったばかりの阿部選手が今度は日本人トップの2位!本当に大エースですね…!彼のロードが楽しみです。チームとしても競争がいい感じで激しくなってきたらと思います。
5位帝京大学4:07:23.33
1組飛び出し遠藤選手がそのまま組トップ!2組岩佐も組トップ…全体では5位に
序盤にから主力を投入できる層の厚さがあった帝京大は、序盤に圧倒しましたね。1組では売り出し中の新人、遠藤選手が終盤に飛び出し独走!駅伝ファンに強いインパクトを残しました。2組も不調だった岩佐選手がこの組ではさすがにトップ。小野寺選手もまずまずでしたね。
3組以降はあまり目立たなかったかなぁ。横井選手が上位に入りましたが、抜擢された吉野選手が30位と失速。ここが勿体なかったでしょうか。4組は何となく安全運転な感じがしました。強さの片りんは見せてはいるので、ロードシーズンが楽しみになりますね。
6位日本体育大学4:08:18.59
三大駅伝未経験の選手中心で3組トップの快進撃!2年ぶり通過を決める
日体大の快進撃は予想できなかったのではないでしょうか。最初の2組は三大駅伝経験者はゼロ。岩室選手が全日本予選を経験していたくらいでした。その岩室選手が組2位と快走を見せると、冨田・濵田・森田選手も前が見える位置に食い下がりました。
3組では唯一4年出場の宮崎選手が組7位、持ちタイム下位ながら3組に入った池田選手は非常に調子が良かった。3組10位の好走を見せ、暑さで多くが苦戦する中、なんと総合トップに躍り出ます!最後は山口・中川選手が他校のエース相手にやや力不足でしたが、ボーダーから逃げ切りました。昨年秋より見せていたチーム力、メンバーが大きく入れ替わっても受け継いでいました。
7位順天堂大学4:08:47.52
好走が片方のみで今年も塩尻選手に負担…ハラハラ4組も連続出場は死守!
やっぱり順大は全日本予選が苦手…かな?エースがいて総合力もありながら最後までハラハラな展開でした。1組2組は全体的には中位。1組吉岡選手が大健闘、2組野田選手はこの組ならしっかり上位でしたね。江口・金原選手も中位でまとめます。
そして3組以降は事前から良かった選手は走れ、不安があった選手は露呈に…。3組は秘密兵器の藤曲選手が8位、清水選手も何とかまとめますが、驚いたのは4組。塩尻選手が引っ張りますが、難波選手が早々遅れてしまい一時は個人最下位に…。塩尻選手は個人3位、難波選手何とか32分以内でまとめ、通過圏内に滑り込みました。続く、箱根予選しっかり戦っていきたいですね。
8位日本大学4:08:52.78
ワンブイだけじゃない!3組武田・松木、2組野田ら健闘…自力で全日本切符掴む!
いやぁ、オーダーと天候を考えるともしかすると…と思っていましたが、そのまさかを起こしましたね!約1年ぶりの主要大会となった加藤選手が中盤一時期飛び出し勝負!不発にはなりましたが、相方の阿部選手が何とか12位に入ります。
2組野田選手が個人7位と健闘すると2組終了時で11位へ。3組武田・松木選手がともに20位以内に入る力走で次点の9位に浮上します!そして4組エースワンブイ選手が強靭ぶりを発揮、ここでも個人トップは凄いですね。相方の北野選手も何とか走り切り見事ポジションアップ!インカレ枠と言う形で箱根駅伝出場を決めた日大、今度は実力で見せてくれましたね。大会と強化といい形で臨めると思います。
以上、通過校
3組4組主力が食らいつくも…2組までの不振が響き38秒届かず
暑ければチャンスが出てくるのではと思いましたが惜しかったですね。1組転倒した吉原選手は何とか中位に留まりますが、硴野選手が関東ICに続き苦しかったですね。大きく出遅れてしまいます。
2組以降は中井・赤崎・戸部選手が10位台、故障明けの石川選手も何とか踏みとどまりました。4組でもワークナー・馬場選手が諦めずに踏ん張りましたが、出場権には手が届かず。個人一桁と攻めるところが無かった面、38秒届かなかったですかね。秋に悔しさを爆発させてほしいですね。
序盤中位でまとめ、ボーダーつくも…3組で悪夢、連続出場途切れる
箱根予選巧者でもこういう自体は起こるのですね。1組三ッ星・2組谷川選手らが健闘するも大きく稼ぐことはできずに、2組終了時で10位。それでも経験豊富な3組とエースの4組で逆転可能と思われました。
ところが前回3組2位の新井選手が脱水とおもわれる症状で大きく失速、斎藤選手粘るもボーダーから離れてしまいます。4組川澄・奈良選手が追いすがるも大きく挽回とはならず、ここのところ続いていた全日本出場が途切れることに…箱根予選へ向けて巻き返しですね。
久保復活、宮地・出木場健闘で3組圏内の健闘も…エースの穴大きく
ニャイロ選手が両脚の痛みで欠く事態となった山学大ですが…最近の実績を見ると大健闘ではないでしょうか?各組片方の選手が大健闘、1組ハーフ実績のある宮地選手、2組は復活のエース久保選手、3組は関東IC10000mハーフ出場した出木場選手が、上位陣に交じって戦い抜き、なんと3組終了時で8位圏内に!
4組エースの永戸選手が上位争いを最後まで行い29分40秒の健闘!あとは相方…だったのですが、中距離出身で10000m2回目の清水選手に4組は荷が重すぎました…。まだエースの穴を埋めるには総合力が足りなかったということでしょう。箱根予選でしっかり上位で通過してほしいです。
藤江・住吉選手健闘、ギトンガ選手の成長あるも…2番手のタイムが響く
序盤が厳しかったですね。1組藤江選手が組6位の健闘があったものの、2組終了時で16位へ。藤江選手以外が32分オーバーは痛かったですね。ハーフ健闘の鼡田選手も失速してしまったのは予想外でした。
そういう状況でもしっかり走るエース選手はさすがですね。3組住吉選手は終始先頭争いをして2位、高田選手も悪くないと思います。そしてギトンガ選手が成長しましたね。しっかりと上位集団に食いつき組7位、総合12位まで追い上げました。箱根予選3年連続通過へ向けて加速したいですね。
2組まで30位台連発…3組米満・鈴木で追撃態勢となるも、差は大きく
暑いとチャンスが増えると思いましたが、今回は総合力が足らなかったでしょうか。序盤の1組2組で最高が石津選手の29位、序盤はまだ大きく差が付かないと言われますが全員が中位にいけなければ苦しいですね…。
そんな中3組の2人、米満・鈴木選手が頑張って、9位と11位。トップが30分40秒ということを考えると、かなり食らいついたと思います。ムイル選手は2年前のこともあるのでひとまずまとめる走り?作田選手が失敗したのが無念です。箱根予選突破はきわどいので、もう一度締めなおしていきたい。
主力投入の2組でボーダーに迫るも…上位組で引き離される
まだ出場のない東国大。やはり万全なオーダーを組めなかったところで厳しかったですね。1組河野選手が粘ると、2組投入となった伊藤・真船選手がさすがに10位台とまとめ、ここで次点の9位に付けます。
ただ、そこから厳しかった。3組は主要大会の経験の薄い佐藤・内田選手でしたが30位以内に入れず、4組相沢・佐伯選手も彼らなりにまとめましたが、ボーダーに迫ることはできませんでした。怪我人が減れば、箱根初の連続通過があるはずです。
鈴木・加藤選手健闘で箱根出場校と闘う!小山一強から脱却へ
ここ数年よりは上昇気配はあったのではないでしょうか?4組小山選手はさすが他校のエースに対抗しましたが、他の組でもいいところがありました。今年になってハーフでの健闘が目立つ鈴木選手が1組16位、2組は金子選手と回復間もない西野選手が並んでゴール。3組加藤選手も奮闘したのではないでしょうか。
農大は今回は万全なオーダーを組めませんでした。他校のミスもありましたが、一応関東地区21番目となる順位でゴールしたことは、箱根予選へ向けて希望になりそう!夏が勝負です。
爆発なくも、相馬・川瀬選手ら30位以内6名で昨年より2つ総合アップ
昨年より強化が進んでいるところは見せられたのではないでしょうか。30位台後半は2選手だけ、後の選手は20位台にまとめあげたことで総合16位、前回より2つ順位をアップさせました。
相馬選手が関東ICより戦えたことは勿論、4年間積み上げた川瀬・村上選手、金丸・西選手が少しずつ復調していることも良かったです。院生が抜けますが、関東ICどん底だったチーム状況から這い上がる最中。いい状態で箱根予選を迎えたいです。
佐々木選手が4組健闘!他、松下選手ら20位台3つ、他校と闘う面も
昨年非常に厳しい結果でしたが、今年は良かったのではないでしょうか。主力投入の2組太田黒・橋立選手が失敗したのが勿体なかったですが、昨年経験している松下・岡山選手が着実な成長を見せて20位台と奮起。
更に隠れ好調と思っていた佐々木選手が、やはり4組で22位と他校の主力の中で戦い抜きました。まだ本調子ではない選手や今回出場できなかった中堅選手も多いです。箱根予選11年連続突破に向け、まだまだもがけるはずです。
39位以下3つの不振も…米井・上土井ら主力頑張りで久々の最下位回避
予想外に悪かった選手が複数いたのが気になりますが、昨年よりはずっと善戦する場面が多かったですね。序盤は厳しく、1組古川選手、2組竹井選手は健闘も相方が大幅に失速、最下位でした。
それでも3組上土井選手が中位でまとめると、今年安定感がある米井選手が今回も4組20位とまとめきりました。これで4年連続の最下位は回避しました。結果が出る場面は増えているので継続させていってほしいです。
1組佐藤・南が僅かに健闘、2組以降は34位~39位に沈み最下位に…
きつかったですね。1組佐藤・南選手が30位前後で食い下がったのですが…。その佐藤選手がチーム内1番、南選手が3番目となってしまったところに苦戦が見て取れます。
主力となってほしい小林・川平選手は関東ICに続き、今回も粘ることはできず。そしてエース長谷川選手までもが終盤に大きく失速する悔しい走りとなってしまいました。箱根予選へ向け、何とか活路を見出したい。
1組でまさか…復活ならず、2組大森3組加井・池田の健闘が収穫
一番悔しい結果となったのは中大でしょうね。1組安永選手が終盤まで2位争いを引っ張る積極的な走りで牽引していたのですが…春から好調だった関口主将にまさか、残り450m脱水症状による痙攣で途中棄権。起きてほしくなかった自体が起きてしまいました。
目標を見失った中、2組起用された大森選手がやはり好調だった、3組起用された2年加井・池田選手が最後まで中位で戦い抜いたことが収穫でしょう。他に故障者などもいた中、確実に昨年よりチーム力がついていることは証明して見せました。
前主将・舟津選手から厳しい言葉がありましたが、ただこういうミスはすぐに修正できるものですし、悔しさを活力にすることはできます。2年前、同じような条件の中で棄権となったチームは箱根予選・本戦で結果を出しています。中大は、中大なりにできることやり、秋に結果を出してくれることを期待します。
実際の成績(予想順位)
1位法大(5位)
2位國學(3位)
3位城西(13位)
4位明大(4位◎)
5位帝京(1位)
6位日体(8位)
7位順大(7位◎)
8位日大(11位)
——————–
9位拓大(6位)
10位大東(2位)
11位山学(16位)
12位国士(9位)
13位創価(10位)
14位東国(14位◎)
15位農大(17位)
16位筑波(15位)
17位上武(19位)
18位亜大(18位)
19位専大(20位)
中大(12位)
通過校6/8 的中4/20
暑いといつも以上に外れるのですが、いつもくらいの的中率にもってこれたのはほっとしてますかねぇ~。
主力抜け暑いから危ない言われていた明大、それとやっぱりギリギリと言われていた順大を当てれたのは良かったです。あとは安定感と言う面で法大と帝京を逆、國學院を2位にしていれば自分としては言うことなかったです。
通過校は、日体大を入れていたのは自分としてはよっしゃというところ。あとは悔しいかなぁ。日大を最後の最後まで迷って圏外にしたこと、城西は当たるか外れるかどちからと思い結局外してしまった(それでも3位は予想できなかったか)。
逆に拓大は迷って入れてしまいました。大東大はいつも予想斜め上いくので、予想より高くしたら…難しいですね。また懲りずにチャレンジです。