【組エントリー予想】全日本駅伝予選2018-帝京大&城西大-~上昇中の箱根シード校!~

第50回全日本大学駅伝関東予選2018の組エントリー予想を行っています。

続いて、箱根シード校に返り咲き、いまなお上り調子にある帝京大・城西大ととなります。

帝京大学
予選校の中では有数の高い総合力を誇っていますよね。昨年の全日本本戦では8位に入り過去最強クラスのチームになっていることを証明しましたが、そのほとんどが残っています。箱根が消化不良に終わったことも、今年が勝負の年になるのに拍車をかけています。

育成型と言われていますが、今年はバランスがいいですね。4年生は絶対的エースといえる畔上選手がいます。箱根2区を務め、関東ICハーフでも表彰台に挙がりました。更にユートリティープレイヤー横井選手も力強さを付けてきて表彰台続き、競り合いに強い竹下選手も健在で、やはり中心の学年だ。

勢いある選手が多いのは3年で、今季トラックで5千14分一けたのベスト、1万mも暑い中29分20秒切りして絶好調の島貫選手が最近は中心か。長い距離に強い平田・吉野選手も堅実に推移。最近ちょっと結果が出てませんがマラソン走れるほどスタミナがある岩佐選手があがってくれば盤石。

若い学年も選手が出てきていて、今季いよいよ主力に入りそうな勢いのある2年星・小野寺選手、更にルーキー遠藤選手までそこに割って入ってきそうな感じで各学年盛り上がりを見せています。本格的なチーム戦初戦となる全日本予選での戦いがとても楽しみになってくる。

組エントリー予想
4組:畔上和弥④28分41秒68、横井裕仁④29分09秒65
3組:星  岳②29分12秒09、島貫温太③29分14秒35
2組:竹下 凱④29分09秒66、遠藤大地①29分32秒11
1組:岩佐壱誠③29分11秒41、小野寺悠②29分24秒86

他、平田幸四郎③29分13秒11、吉野貴大③29分17秒30
田村岳士③29分42秒13、濱川 駿④29分47秒81、鳥飼悠生②30分11秒74

4組はもうこの2人でいいでしょう。エース畔上選手と関東ICハーフで食らいついた横井選手で大役務めるかなと。両者ろもロードの方が得意でしょうが、一定の安定感はありますので、畔上選手は上位、横井選手も中位の集団に絡んでいけるかなと思います。頼れる存在かと。

なので、その手前の3組をこれから主力になりうる選手を配置しました。星選手と島貫選手。星選手は昨年当時1年ながら3組で役目を果たしていてその成長ぶりが楽しみ。島貫選手は昨年2組で一けた順位の好走。ステップアップしてみてどうなるか見てみたいです。もし不安なら今年は状態がいい竹下選手をここに配してもいいかも。

その竹下選手は2組へ。集団走が得意な選手なのでここでトップに近い位置でいって流れを引き寄せたい。相方には、1年生の遠藤選手を抜擢。記録会も関東ICもしっかり戦っている印象です。結構楽しみにしているのでどこかで起用してほしい選手。

1組はどうしようか迷った岩佐選手。本来なら4組でもいいのですが、安全にここ。そしてもう一人の主力候補の小野寺選手を1組にして盤石の態勢に。中々贅沢かな?

変えとなると多いですね。堅実の平田・吉野選手、濱川選手も状態が上がれば面白い。鳥飼選手もある程度対応できるでしょう。中々の競争になると思います。全体的にはロードに力を入れているチームですが、かなり上位で通過してもおかしくない戦力です。

城西大学
昨年の全日本予選で最後の枠に滑り込みサプライズ通過、そこから一気にチームに勢いがつき箱根のシード権まで獲得した城西大。

その勢いは健在だ。チームで一番安定感のある4年金子選手が強さを増してきた。暑かった関東ICハーフで表彰台に立つなどタフな条件に強い。同学年の大石選手も堅実に積み上げてきていて面白い存在。

更に3年西嶋選手も関東IC5000mで入賞し、スピードに磨きがかかってきた。4年中島選手も得意のトラックで健在だ。この4人がまずチームの中心だ。

中堅層も着々と育ってきており、山登りで光った服部選手は平地でもまずまずのタイム、箱根出走以降もまずまずキープの荻久保・中原選手、更に4年になってついに戦力として加わってきそうな鈴木選手もポイント選手だろう。

基本的に育成で積み上げていくだけに上級生中心だが、若手も2年大里、野上、雲井選手が時折存在感を見せるようになってきている。今年も個性豊かなランナーの総合力で見せ場を作っていきそう。

組エントリー予想
4組:西嶋雄伸③28分44秒15、金子元気④29分10秒04
3組:中島公平④28分51秒95、大石 巧④29分11秒03
2組:服部潤哉④29分26秒39、鈴木勝彦④29分33秒29
1組:荻久保寛也③29分40秒27、大里凌央②30分05秒39

他、野上亮祐②29分46秒69、中原佑仁③29分47秒48、宮沢真太③29分52秒06、佐藤忠俊③29分59秒22、雲井崚太②30分08秒89

4組3組はスピード型・スタミナ型選手それぞれを配置してくるかなぁと思っています。スタミナ型は金子選手4組で、大石選手3組。金子選手は昨年も4組で戦い抜いて通過に繋げていますのでいけるかなと。大石選手も3組のスピードならつけるかと。

スピード型の方は、昨年は中島選手が4組、そして西嶋選手は昨年はエントリー漏れしていたのですよね。少し迷いましたが、やはり関東ICでより上位に来た西嶋選手4組でいいかなと。

中島選手は3組で流れを引き寄せる役割を担ってほしいです。2組1組は爆発力がある選手が少ないので基本ボーダーライン上と思われる。なので3組でぐっと通過ボーダーライン内で入っておきたいところ、ここは大事なポイントと考えます。

その2組1組は、まずは上級生で固めています。関東ICでトラックの主要大会の経験を積んだ服部選手、更に鈴木・荻久保選手あたりで固めました。最近の記録会で31分台出した中原選手だけは外して予想し、大里選手を入れてあります。

箱根シード獲得に貢献したランナーが多く残っていますし、各組しっかり戦える形は見えていますね。2年連続通過して、しっかり継続させていきたいところです。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。